県民の声

受付日2021/3/22
受付番号657
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  私は他府県より秋田県へ移住して参った者です。冬の気候は厳しいですが、それを補って余りあるほどの住みやすさが秋田にはございます。何か所かの自治体に居住していた経験から、障害者等に対する施策に手薄な部分を感じる事がございます。
 代表的な部分では母子・父子家庭等医療費の助成が弱く感じます。他自治体においては父母のいない児童母子家庭の母及び児童、父子家庭の父及び児童、父が重度障害者世帯の母及び児童、母が重度障害者世帯の父及び児童(両親が重度障害の場合を含む)に対して助成している結果、人口が増加した自治体もございました。予算等の制約があると思いますが、ご検討頂ければ幸いに存じます。

県からの回答

処理区分実施中
本文  全国数ある地域の中から、本県に移住されたことを大変うれしく思っており、自然豊かな美郷町を拠点に、今後更なるご活躍を期待いたしております。
 さて、このたびお寄せいただいたご意見についてお答えします。
 県では、障害のある人もない人も地域で安心して暮らしながら、生きがいを持って生活できる「共生社会」の実現に向けて、障害福祉サービスの充実などの各種施策を推進しているところであります。
 また、経済的な負担等を抱えるひとり親家庭の自立と生活の安定を図るため、子育て・生活支援策の充実を図るなど、総合的かつきめ細かな支援を行っております。
 こうした取組の中で、子育て世帯や障害をお持ちの方等の医療費負担の軽減を図るため、各市町村が実施している福祉医療制度に対し、県もその経費の2分の1を補助しているところであります。
 母子・父子家庭等ひとり親家庭の医療費については、所得制限はあるものの、18歳までの子供については、自己負担が生じないことにしているほか、重度心身障害(児)者等の医療費についても、同制度により、自己負担が生じないよう支援を行っているところであります。
 当該制度は、財源が限られている中にあっても安定的に継続していく必要があることなどから、支援の対象者や規模等について、制度の実施主体である各市町村との十分な検討・協議を行った上で、現在の枠組みが構築されているところであり、今後も市町村と協働し、支援に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

事項名:医療提供体制の充実強化