県民の声
濃厚接触者の移送問題について

回答日:

担当部局:健康福祉部

県民の声

受付日2021/9/27
受付番号269
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  ○○市内で透析診療所を営んでおるものです。この度、当院の患者様(週3回の外来維持透析)のご家族が新型コロナウイルスに感染され入院されました。保健所から患者様ご本人も濃厚接触者と認定され、PCR検査を受けました。結果は陰性であり、当院での外来維持透析を継続するという方針となりました。
 ご本人は糖尿病に加えて網膜症を合併されているため視力障害があり、透析後は特に疲弊が強く、当院が負担してタクシー送迎を行っておりました。しかし、委託しているタクシー会社から濃厚接触者である旨を伝えたところ、配車を断られてしまいました。
 ご本人が他のタクシー会社に掛け合いましたが、送迎をしてくれる会社は見つかりませんでした。当院のスタッフが保健所に再度相談して、やむなくバスを利用して来院することになりました。できる限りの対応をするようにご本人にお伝えしました。
 当日は何とか来院され、透析治療を行うことができました。保健所と再度協議をした結果、帰宅時は保健所による送迎で帰宅されました。翌日、保健所による透析治療のための送迎は適応外であり、入院のできる透析施設を当方で探すように依頼がありました。
 新型コロナウイルス感染症と診断されていない患者さんで、低酸素血症をきたさず呼吸不全を合併していない症例に入院の適応はないと考え、お断りしました。保健所で入院施設に打診をして了解が得られるなら、診療情報提供書を作成して、転院の手はずを整える旨をお話ししました。現在はここで止まっておる状況です。明日の送迎は保健所がしてくれることになっておりますが、来週以降に関してはまだ白紙のようです。
 本来は、感染者及びに濃厚接触者の検査施設や医療機関への送迎は保健所の管轄になると考えておりますが、首都圏などでは立ちいかなくなり破綻しておる状況だと聞いております。○○○○が新型コロナ軽症者移送専用車(飛沫循環抑制車両)で軽症患者の移送を行っているという記事もあります。今後、秋田でも保健所による送迎は限界を迎え、さらなる感染拡大を引き起こしてしまう可能性が高いと考えます。本当の収束に至るには数年を要するのではないかと危惧しております。
 また、委託タクシー会社と面談した際に、会社側には車両を改造するだけの財務的余力はない旨を聞いております。秋田県内の各拠点に1社のタクシー会社を認定していただき、県の予算で車両改造費を捻出いただけないでしょうか。保健所の職員からタクシー乗務員に感染管理に関する指導をしてもらい、地域ごとの移送業務を分担してもらうことにより、当事者の方々の負担が軽減できるのではと考えます。
 「withコロナ」などと謳う書籍も多くあると思いますが、十分な対策はできていないのが現状だと思います。最下層の医療機関からの要望をご検討いただければと存じます。(直近の課題は保健所と再度協議しながら解決していきます。長期的な展望をお願いします。)

県からの回答

処理区分調査・検討中
本文  本県では、9月下旬に、約2か月ぶりに新型コロナウイルス感染症の新規感染者がゼロになるなど、感染者は減少傾向にあるほか、病床使用率も大きく改善しており、感染状況は落ち着きを見せております。
 これも○○様をはじめとする医療従事者の方々のご尽力と、感染拡大防止に向けた県民の皆様のご協力のおかげであり、改めて感謝を申し上げます。
 このたびのお手紙は、透析治療を受けられている方が、濃厚接触者と認定されたことで、通院時に利用されていたタクシーの配車を断られたことから、今後、同様のことが起こるのではないかと心配され、お送りいただいたものとお察しいたします。
 現在、タクシー会社には、県が所有する軽症者専用の移送車両により、宿泊療養施設入所者の移送をお願いしており、多大なご協力をいただいるところでありますが、タクシー車両を移送車両として活用することについては、車両の改造を伴うほか乗務員の感染防止対策などタクシー会社の協力が不可欠であり、クリアすべき課題があることから、現時点で改造等への支援は実施していないところであります。
 しかしながら、7月以降の感染拡大を踏まえ、多方面で民間事業者の力を活用し、感染防止対策を講じていくことが重要であるとの思いを一層強くしたところであり、ご提案をいただいた支援を含め、民間事業者との連携や支援を通じた感染防止対策を拡充すべく、鋭意検討を重ねているところであります。
 基本的な感染対策の徹底やワクチン接種などにより、感染状況は落ち着いているとはいえ、今後も気を緩めることはできないものと考えており、県としましては、感染の再拡大も想定しながら、病床や宿泊療養施設の確保をはじめ効果的な医療提供体制を構築するなど、引き続き感染症対策に万全を期してまいりますので、こうした取組へのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
 ○○様におかれましては、今後とも医師としての知見に基づく感染症対策へのご提案をはじめ県政についてお気づきの点ががございましたら、ご意見等をお寄せください。

事項名:医療提供体制の充実強化