県民の声

受付日2018/10/9
受付番号304031
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  秋田県の禁煙推進及び受動喫煙防止の取組に注目しています。
 県庁の敷地内禁煙は大変に素晴しく、職員や来庁者の受動喫煙の防止に寄与するものと思います。喫煙者からは「我慢すると逆にストレス」との声が新聞報道で紹介されていましたが、たばこを吸いにくい環境が整備されれば、ニコチンへの依存も弱まり、離脱症状による不快感・イライラといったストレスは解消されるものと期待します。
 平成30年6月議会で佐竹知事が掲げられた「秋田から喫煙者をなくす」という目標に感銘を受けました。もし、これが実現できれば、秋田では受動喫煙もなくなります。本当にそうなれば移住したいと思っています。私はたばの煙で具合が悪くなるからです。
 しかし、議会には知事の意気込みがあまり響いていないように見受けられました。敷地内禁煙の撤回を求めた議員は、50年間毎日2箱吸っていると話していましたが、これはブリンクマン指数が2,000にも達します。がんに罹患する可能性が非常に高くなるのですが、そのような危機感が本人からも議場からも全く感じられません。禁煙についてもおよそ他人事のように受け流し、残念に感じました。喫煙がもたらす健康リスクについて、県民を代表する県議会議員の皆がまず理解を深める必要があるように思いました。
 秋田から喫煙者をなくすためには、喫煙者の禁煙を支援し、若者の喫煙開始を予防することはもちろんのこと、たばこ耕作者や販売業者の転作・転業にも支援する必要があると思います。秋田県の目指す「健康寿命日本一」にふさわしい、健康増進に繋がる作物や商品への変更が望ましいのではないかと思います。県が主導されてはいかがでしょうか。
 秋田県が一丸となって健康への取組を推進されることに期待しています。

県からの回答

処理区分実施中
本文  本県では、人口減少問題を克服するため、県民が生きがいを持って安心して暮らせる健康長寿社会の実現に向け、生活習慣病を予防し健康寿命日本一を目指す県民運動を展開しています。
 この活動の一環として、県が率先して平成30年10月から県庁舎の敷地内全面禁煙を実施し、来庁者や職員の受動喫煙防止対策及び職員の喫煙率低減対策に取り組んでいます。
 また、県民の喫煙率低減対策として、街頭キャンペーンやフォーラムを開催し、たばこの害について普及啓発しているほか、たばこをやめたい方を対象に「禁煙講座」を実施しています。
 さらに、がんに関する正しい知識を若い世代に身につけてもらうことなどを目的に、中学・高校生を対象とした「がん教育」の実施や、大学生を対象とした喫煙防止の啓発などを実施するなど、たばこによる健康被害が生じない環境づくりに努めています。
 なお、たばこの耕作・販売業への支援につきましては、これまで培った技術を活かせる品目への転換を提案したり、業種を転換する際に必要となる技術や機械・設備等の導入に対し支援することとしています。
 今後も、県民運動の基本計画である「健康秋田いきいきアクションプラン」に掲げる「受動喫煙ゼロ
 そして禁煙」の実現を目指してまいります。

事項名:健康づくりの推進