県民の声

受付日2017/11/13
受付番号294229
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  秋田新幹線について、秋田駅から盛岡駅まで在来線を走行していますが、東北新幹線のように高架化、複線化して、秋田県と岩手駅の県境の間にもう一本トンネルを掘り、県境の間での新幹線のスピードをアップし、スピードを落とさないでください。
 角館駅と協和駅間に直接新幹線が通行できるようにして、大曲駅でバックする今の仕組みをやめてください。
 秋田駅から盛岡駅までノンストップの新幹線のダイヤをつくり、その代わり、大曲駅から盛岡駅の田沢湖線の在来線と秋田駅と大曲駅の間の奥羽本線の在来線を第三セクターにして、ミニ新幹線でなく本当の新幹線にしてください。
 また、秋田自動車道も協和から角館を経て東北自動車道につなげ、盛岡へ行く物流の高速化、観光を整備してください。

県からの回答

処理区分その他
本文  秋田新幹線は、平成9年3月の開業以降、本県と首都圏、仙台市等を結ぶ大動脈として重要な役割を果たしてきました。
 平成26年3月には、新型車両E6系こまちの導入により高速化が図られ、開業時に比べ、秋田・東京間の所要時間は最速タイプで12分の短縮が図られています。
 ご指摘のとおり、秋田・盛岡間においては、最高速度が130キロメートルに制限されているほか、カーブの多い線形、行き違い設備の不十分さなどから、フル規格新幹線に比べて運行速度が遅くなり、所要時間が長くなっています。
 しかしながら、秋田新幹線の抜本的な高速化を図る上で不可欠な線形改良や高架・複線化などの整備には、多額の経費が必要であり、在来線区間の鉄道整備に対する国の財政的な支援制度がない中においては、実現のハードルがかなり高いものと考えております。
 このため、秋田・東京間、秋田・仙台間等の時間短縮の実現に向けて、まずは国や運行主体であるJR東日本に対し、国家的プロジェクトとしての整備の必要性を粘り強く要望していくほか、将来的には、全国新幹線整備法で基本計画が決定している奥羽新幹線の整備の枠組みの中で高速化を図るなど、様々な可能性を探り、その実現を目指していきたいと考えております。
 次に、盛岡方面への道路アクセスについてです。
 協和・盛岡間は、国の直轄管理区間で、地域高規格道路「盛岡秋田道路」に指定され、整備が計画されております。
 このうち「角館バイパス」6.1kmは平成25年に供用されておりますので、引き続き未整備区間の整備について、国に対し要望してまいります。

事項名:交通ネットワーク