県民の声

受付日2019/5/27
受付番号314010
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  羽越本線に関し、次の事項をJR東日本へ要望してほしいと思います。確実に利用促進や利便性の向上が期待できます。
 〔特急列車関係〕
 「特急いなほ」を青森駅まで延伸する。本数も1往復から2往復程度に増発する。
 〔高速化工事を全線で行う。〕
 以前実施された山形県による「県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会」の意識調査によれば、羽越本線の利用客の6割超が「公費負担をしてでも高速化が必要」と明らかにされており、庄内地方では鉄道の重要度が高く考えられていることが示されています。
 〔普通列車〕
 新発田駅や村上駅、酒田駅、秋田駅などで分断している普通列車を全て同一ホームで接続できるようにする。改善策として縦列停車や駅の改良工事が挙げられます。
 〔Suica〕
 全駅に導入する。停車本数が少ない駅や区間では、列車内で精算できる車載型IC改札機の搭載が挙げられます。低コストで導入がしやすいメリットがあります。実例として、JR西日本の境線や和歌山線で導入、または導入が予定されています。

県からの回答

処理区分実施中
本文  羽越本線は、本県と山形県や新潟県の日本海沿岸都市を結ぶ路線として、観光利用や沿線住民の利便性確保など重要な役割を担っていますが、青森県等の東北の他の地域や北陸・関西方面を直接結ぶ列車がないこと、強風や大雨などに伴う運休や遅延の発生が多いことなどの課題もあります。
 このため、県では、沿線自治体と連携してJR東日本や国に対し、安定輸送の確保と複線化・高速化など鉄道の機能向上や交通系ICカードの導入による利便性の向上に向けた要望活動を行うとともに、JR東日本秋田支社に対し、運行ダイヤや施設・サービス等に関する改善要望を行っています。
 こうした要望活動の効果もあり、平成30年年4月には、特急いなほと上越新幹線の新潟駅での同一ホーム乗り換えが実現しておりますが、鉄道利用者数の減少傾向などを背景に、羽越本線の複線化・高速化や交通系ICカードの導入地域拡大等の取組については、具体化されていません。
 県としては、人やモノの交流を支える交通ネットワークの充実に向け、引き続き粘り強く要望活動を展開してまいりますので、御提案についても、お客様からの御意見として、ダイヤ改善要望等の際にJR東日本へお伝えさせていただきます。

事項名:交通ネットワーク