[県民の声] 秋田市に仮称「秋田の音楽館」の新設について
回答日:
担当部局:観光文化スポーツ部
県民の声
受付日 | 2018/3/1 |
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受付番号 | 294341 |
広聴形態 | 知事への手紙 |
提案区分 | 提言・要望 |
本文 | 北秋田市にある「浜辺の歌音楽館」を秋田市にもつくることはできないでしょうか? 東海林太郎さんと一緒に「秋田の音楽館」でも良いと思います。 というのは、浜辺の歌のファンは全国にたくさんいて、作曲者が秋田の人間であることも知らない人もたくさんいます。 温泉やお酒は、日本中どこにでもあるーとはソウル便で頻繁に日本と韓国を往復していた韓国旅行会社の女性社長さんが話していました。彼女は秋田オリジナルのものをもっとアピールしてほしいとも。私は当時韓国人観光客の入国案内の仕事をしていたので、韓国人の率直な意見を聞くことは県で一番多かったかもしれません。 国同士の摩擦はどこにでもありますが、音楽や芸術には国境はありません。 反日国であっても親日国であっても、「浜辺の歌」は人の心に染みわたる名曲です。もっともっと世界中に知られても良いものだと思います。 秋田で生まれ育ち、一度都会生活を体験して秋田に戻ってきた人、都会で生まれ育ち秋田に縁があってきた人たちの意見を生かしていくことも大事なのではないかと思っています。 |
県からの回答
処理区分 | その他 |
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本文 | 成田為三氏の代表曲「浜辺の歌」は、半世紀以上もの時を超えて、今なお新鮮に感じられ、心に染みわたる名曲と思っております。平成18年には、文化庁の「親子で歌い継ごう日本の歌百選」に選ばれるなど、全国で多くの皆様に愛されております。 県内からは、音楽の分野において、作曲家の成田為三氏をはじめ、国民的歌手の東海林太郎氏、作曲家の小松耕輔氏など多くの偉大な先人が輩出されており、その偉業を後世に伝えるとともに、秋田ならではの文化資源として観光振興に活用していくことは、交流人口の拡大に向けて大切な視点であると思っております。 県では、ロングラン公演されたミュージカル「東海林太郎伝説」の実行委員会に参画したほか、ありがとう県民会館事業では、関係者のご協力のもと、成田為三氏や、県出身の作曲家橋本祥路氏に関連するイベントも順次開催しており、秋田の音楽文化を県内外にアピールしているところであります。 また、御提案のありました「秋田の音楽館」の整備につきましては、本県の音楽文化を多くの皆様に知っていただく有効な方策の一つでありますので、例えば、県と秋田市が新たに整備する県・市連携文化施設が完成した際に、定期的に成田為三氏など本県音楽関係者の業績を紹介するコーナーを設けることや、関連したコンサート等を併催することも考えられると思っております。 本県には、こうした音楽の分野をはじめ伝統芸能や舞踊など、長い年月をかけて育み築き上げてきた多彩な文化が息づいております。 県としましては、今後、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、併催される文化プログラムを中心に、音楽や伝統芸能など、秋田ならではの芸術文化を国内外に発信するとともに、県内での鑑賞や体験を通じた観光誘客につなげてまいります。 |
事項名:文化振興