県民の声

受付日2018/3/5
受付番号294342
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  平ら昌五輪フィギュアスケート女子金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手が秋田犬を所望していることについて、佐竹敬久知事が犬の贈呈に前向きな姿勢でいらっしゃることが報道されました。
 佐竹知事と秋田犬といえば、ロシアのプーチン大統領に対し、東日本大震災後の支援に対する日本・東北地方からのお礼として、秋田犬「ゆめ」(雌)を贈呈し、返礼としてシベリア猫「ミール」(雄)を贈られたことは記憶に新しいことです。
 動物好きで知られるプーチン大統領に対し、秋田犬をプレゼントするという佐竹県知事の大胆でユニークなアイディアは、日本とロシア、双方の国民がお互いの国に対する親近感が増し、友好を深めることにつながっています。これは、大変素晴らしいリーダーシップであり、秋田県民の一人として有難く、また、誇りに感じていることです。
 また、プーチン大統領やロシアの人々が日本に好印象を抱いてくれたことは、二カ国の間で北方領土問題など様々な課題がある中で、解決に向けた明るいイメージ戦略へとつながるものと思われます。「秋田犬」と「シベリア猫」という、柔らかで微笑ましい動物同士の交換が、驚くほどの効果を上げていることに、佐竹知事の先見の明、アイディアの素晴らしさが光ります。このたびのザギトワ選手への秋田犬贈呈の意向も、秋田県民のひとりとして大歓迎いたします。
 秋田犬の故郷である大館市も、ぬいぐるみを贈ったり、秋田犬の贈呈について検討しているそうですが、ここで、提案があります。ザギトワ選手に対して直接、県や市から秋田犬をプレゼントするのではなく、ロシア大使館、プーチン大統領を介して、秋田犬ファンであるザギトワ選手に差し上げることにしたらいかがでしょうか。ザギトワ選手は、帰国後、プーチン大統領に面会し、活躍の報告と謝辞を述べています。
 プーチン大統領と個人的な親交と交流のある佐竹知事が、大統領を通して今回も友好と親善のために可愛らしい秋田犬の子犬を贈ることで、プーチン大統領の顔を立てることにもなりますし、日本と秋田県はロシアとの交流の上で大きなアドバンテージを得ることにもなります。
 ロシアからみて「日本の友好的な窓口、親しみのある県といえば秋田県」、そういった好印象をもってもらえる、願ってもないチャンスです。
 どうか、ザギトワ選手への秋田犬の贈呈を、直接お渡しするのではなく、動物好きのご友人でもあるプーチン大統領を通してザギトワ選手にお渡ししてもらうよう、ご検討いただけないでしょうか。

県からの回答

処理区分実施予定
本文  秋田犬は、飼主に対する忠実さや愛らしさから、国内はもとより、海外でも高い知名度を誇っており、本県では昨年度から本格的に秋田犬を活用した観光キャンペーンを展開しております。
 その結果、県内の観光地を旅する秋田犬をテーマとしたポスターが、首都圏のテレビ番組で取り上げられるなど、県としても、大いに手応えを感じております。
 こうした中、平昌オリンピックのフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手が秋田犬の飼育を希望している旨の報道がなされたことは、秋田犬の魅力のみならず、秋田犬発祥の地としての本県の国際的な知名度を飛躍的に高めるものであり、大いに喜ばしく、先日、ザギトワ選手に対する私のメッセージを添え、秋田犬グッズをお贈りしたところであります。
 秋田犬の贈呈については、現在、公益社団法人秋田犬保存会において検討が進められているところであり、県としましても、実現に向けて後押ししてまいりたいと考えております。

事項名:観光振興