県民の声

受付日2021/12/13
受付番号376
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  私は数十年間、田沢湖スキー場のシーズン券を購入し、スキーを趣味としております。近年は田沢湖スキー場の営業は雪があるのに3月で営業を打ち切りしております。補助金を交付する立場の秋田県としてはどのようにお考えでしょうか。特に知事本人の考えはいかがでしょうか。
 また、モーグルの聖地としてムーブメントを起こしかけている最中に黒森山の営業は、平日に限っては午前で終わってしまうのも、残念でなりません。安比高原スキー場や夏油高原スキー場はゴールデンウィークまで営業をする努力しており、いっそ民間事業者が経営してくれた方がよっぽどいいと思います。子供たちもモーグルスキーを練習中ですが、岩手県の環境をうらやましく感じています。
 知事は、モーグルの聖地にするため、夏場の練習環境について、何か施設やアクティビティー的なものを作るお考えはないでしょうか。にぎわい交流館、文化施設のような箱ものばかりではなく、一般の方が楽しむことができるスポーツ施設があれば(ウォータージャンプ、トランポリン施設等)賑わい創出にもつながると思います。
 今の環境では、一流のアスリートの輩出も非常に厳しいと感じます。批判的なことを書いてしまいましたが、秋田県を愛しているが故、ぜひこの意見が知事に直接伝わることを願います。

県からの回答

処理区分調査・検討中
本文  田沢湖スキー場は、田沢湖高原リフト株式会社を指定管理者として指定し、同社が収受する利用料金のみで維持管理経費を賄う、完全利用料金制により運営を行なっております。
 ここ2シーズンのスキー場の営業は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響等もあり、3月末で終了しておりますが、それ以前は4月上旬まで営業を行なっており、今シーズンの営業につきましては、指定管理者が利用者の状況やゲレンデの積雪状況などを総合的に勘案しながら判断していくこととしております。
 また、黒森山コースのリフト運行につきましては、他のコースに比べ利用者が極めて少ないことから、経営上の判断により平日は午前中のみの運行としております。モーグルの練習用としては、かもしかコースなどにコブを整備しておりますが、引き続き利用者の声を聞きながら、より良いコース整備に努めるよう指導してまいります。
 なお、夏場におけるモーグルの練習環境の充実につきましては、競技力強化に向けた課題の一つと認識しておりますが、スポーツ施設の整備は、限られた財源の中で、既存施設の計画的な維持・修繕による長寿命化を優先している状況にあることから、御意見をいただいたウォータージャンプやトランポリン施設等につきましては、競技の普及状況や他のスポーツ施設の整備状況等を踏まえ、必要に応じて、県スキー連盟が加盟している県スポーツ協会等の関係団体との協議を行った上で、今後検討していく必要があると考えております。
 県といたしましては、県内のスキー場利用者の拡大を図るため、今シーズン新たに「秋田県プレミアムスキーチケット」を発行したほか、田沢湖スキー場の魅力アップに向けては、施設の改修はもとより、バックカントリーツアーやスノーパークの整備によるスノーアクティビティコンテンツの充実を図ることとしており、引き続き、冬季誘客の促進に力を注いでまいりますので、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。

事項名:観光振興