県民の声

受付日 2014/1/31
受付番号 254291
広聴形態 知事への手紙
提案区分 提言・要望
本文  園芸メガ団地等農業に関して興味、関心、提案があります。
 秋田県が野菜に関して力を入れるということは、農業改革であると思います。
 今までの秋田県の農業は稲作主体であるため、戸別保障制度の見直しによる、農業の衰退は無きにしも非ず。だと思います。なので、メガ団地構想は素晴らしいものであると思います。
 そこで提案が一つあります。生産した野菜に高付加価値をつける。そのために、県の定める農法といいますか、例えば、減農薬、秋田県産、食味、品質など基準値をクリアした作物には、秋田県認定シールを添付するなどしたらいかがでしょうか?
 そうすることにより、生産者も力を入れるだろうし、力を入れた作物であるからこそ投げ売りのような低価格での販売にもならない、など、メリットが出てくることと思います。
 ただ、デメリットも出てくると思います。例として、基準値のものを作れない農家さんは厳しいものとなると思います。
 そのためには、ある程度のマニュアル化、クラウド化、情報交換等の意思疎通のようなことが必要になってくるともいます。

県からの回答

処理区分 その他
本文  「園芸メガ団地構想」は、野菜や花き等の園芸作物の生産・販売を飛躍的に拡大することで、本県農業の長年の課題である米依存からの脱却を加速させ、農業の構造改革を図りたいとの思いから打ち出したものであります。
 また、こうした取組が広がるためには、農家の所得向上につながることが何よりも重要でありますので、ご提案の高付加価値化に向けた取組は、私も積極的に進めるべきと考えております。
 このため、「園芸メガ団地」においては、従来の市場一辺倒の出荷ではなく、近年需要が伸びている加工業務向けの契約栽培に取り組み、消費者や実需者が求める食味や品質等に応じた生産を進めるほか、花きについては産地から花束パックで出荷するなど、付加価値の向上にも取り組むこととしております。
 ご提案の減農薬栽培など安全・安心の視点からの高付加価値化について、県では、農薬の使用回数や化学肥料の使用量を慣行栽培より50%以上減らした農産物を認証する「秋田県特別栽培農産物認証制度」を設けており、野菜では295名が認証を受け、差別化販売に取り組んでおります。
 こうしたことを踏まえ、「園芸メガ団地」においては、流通加工業者との結びつきを強めながら具体のニーズにしっかりと対応できるよう、減農薬栽培の導入についても、栽培技術や労働力確保などの課題解決を図りながら積極的に取り組み、付加価値の高い生産・販売モデルに育てていきたいと思います。

事項名:農業振興