県民の声

受付日2017/4/19
受付番号294010
広聴形態知事への手紙
提案区分無し
本文  県内に無農薬(天然農薬ならOK)の田んぼの特区を作り、農業をやりたいが田んぼがない若者を県内外から募って定住してもらうのはいかがでしょうか。
 今のお米は十分おいしいですが、さらに付加価値を高めるには環境と健康に配慮したお米作りではないでしょうか。知人からちらっと聞いたところによると、石川県では今、無農薬米作り(県が後押ししているらしいです)が広まりつつあるそうです。ただの米作りではなく、そのような農業を目指したいという志を持った若者は全国にいますし、何週間か前の新聞で、農林水産省が農業をやりたいが農家ではない若者を住めるようにして農業をさせ(法人化して)、6次産業や生産した農産物を使ったレストランまで発展させる試験都市を全国の数カ所で始めようとしている記事を読みました。
 秋田県内は選ばれていませんでしたが。秋田は”秋の田”です。無農薬でおいしければ日本一になれそうですが。若者も呼べそうですが。

県からの回答

処理区分実施中
本文  農業の担い手不足や高齢化に歯止めがかからない中で、本県農業を将来にわたって維持・発展させていくため、県では、新規就農者の確保・育成を最重要課題と位置づけ、就農前の実践研修や就農時に必要な農業機械等の導入支援、就農後の技術・経営両面からのフォローアップなど、対象者毎にきめ細かなサポートを実施しているところであります。
 特に、県外から移住し、新たに農業に参入される方は、農地の確保や農機具等の整備、技術習得など、様々な課題やリスクを抱えてのスタートとなりますので、農業法人等で栽培技術を学ぶ研修や、農地の出し手と受け手を結ぶ農地バンクを通じた農地の斡旋、機械・施設の無償貸与など、手厚い支援を行っており、昨年度は3名の若者が県外から移住就農されております。
 ご提案の無農薬栽培については、付加価値を高めた農業のモデルになるものと考えており、県内では、無農薬栽培を含む有機農業が大潟村を中心に約800ヘクタールで取り組まれておりますが、誰もが容易にできる栽培技術が確立されていないことや、除草等のコスト高、周りのほ場への病害虫の影響などにより、取組面積は伸び悩んでいるのが現状であります。
 このため、県外から移住し、初めて農業に携わる方にとってはリスクの高い取組であり、栽培技術を習得するまでに一定の年月を要することから、まずは通常の栽培方法で基礎的な技術を身につけた上で、実際に取り組んでいる農家や、県の普及指導員の指導を受けながら、少しずつ取組面積を増やしていくことが望ましいと考えております。
 県としては、こうした取組や支援を通じて、一人でも多くの若者が農業に魅力を感じ、本県に移住定住できるよう努力してまいります。

事項名:農業振興