県民の声

受付日2021/6/14
受付番号111
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  秋田・能代港洋上風力発電事業の基礎杭打設工事を一旦中止してください。
 令和3年5月能代港での基礎杭打設工事を施工して6基の基礎杭を設置しましたが、能代市民から苦情や意見が市役所へありました。
 6月からは、秋田港でも基礎杭打設工事が始まりました。午後からの打設予定は午後の7時までにずれ、10時近くまでで中断。翌朝7時より再開し9時過ぎ終了しました。いくら協定事項が「午後10時から午前6時までだけは工事をしない」となっていたとしても市民生活を脅かすような打設工事音を夜分や早朝に出すことは住民無視・軽視と考えます。
 知事が、当該事業の環境アセス準備書に対する意見書を提出しておりますが、今回の事案は、意見書の中の「周辺住民の苦情等が発生した場合」に該当するものと思われますので、一旦工事を中止して原因と解決策が決まり公表するまで再開させないように要請してください。
 このまま今回の事案を未解決のまま工事を続けることは、住民の「安心・安全・平穏」な生活環境を脅かすこととなり、これから始まる秋田県沖の促進区域における洋上風力発電事業計画へも影響があると思います。
 住民との合意形成を満たさない事業は民主主義にも反します。

県からの回答

処理区分実施中
本文  能代港と秋田港で洋上風力発電所の基礎杭打設工事が行われた際に、地域住民から能代市や秋田市等に騒音に関する問合せや苦情があったことを、県でも把握したところであります。
 このため、事業者へ工事中の騒音の状況について照会し、事業者が実施した騒音測定の結果が、環境影響評価の予測・評価の際に設定した基準の範囲内であることを確認しております。
 また、平成30年8月経済産業大臣に提出した両港の洋上風力発電所に係る環境影響評価準備書への県からの意見に対し、事業者は、環境影響評価書において「周辺住民から苦情等が発生した場合は、実行可能な環境保全措置を検討し実施いたします。」との見解を述べています。
 事業者からは、このたびの地域住民からの問合せや苦情を踏まえ、地域にきめ細かな周知を行うとともに、打設時間には最大限配慮し、工事を実施していく旨の説明を受けておりますので、県としましても、事業者の今後の対応状況を注視してまいります。

事項名:新エネルギー・環境・リサイクル