令和8年4月1日知事記者会見
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●知事発表
(1)ツキノワグマによる被害防止対策について
(2)「あきた総文2026」の開催について
●幹事社質問
(1)知事の目線から見えてきた県の課題について
●その他質問
(1)新スタジアム整備について
(幹事社)
幹事社の毎日新聞です。よろしくお願いいたします。
知事から発表事項があるということで、よろしくお願いいたします。
(知 事)
私からは2点ございます。
まず1点目は、ツキノワグマの被害防止対策についてです。
県民の皆様にお願いでございます。春を迎えまして山菜採りシーズンが本格的に始まります。冬眠明けのクマも活動を始めました。全県的に目撃情報も増えてきておりますので、春はですね、やっぱり山野での活動によって、その山の中、もしくはその周辺での被害が大変増えてますので、ぜひ行きつけの場所であっても、道路のすぐ脇であってもですね、ご留意をして、基本的な対策を徹底していただきたいと思います。
まず次の3点でございます。
1つ目は、音や声で人の存在をアピールすることです。これはもう基本中の基本でございます。クマよけ鈴、爆竹、クラクション、ラジオ、人の声といったもので存在を知らせるということをしっかりとやっていただきたい。それから、遭難防止のためにも複数人での行動、さらには「クマダス」で行く前に出没情報や目撃情報をしっかり確認をしていただければと思います。
2つ目は、クマに出会った場合の状況ですが、落ち着いて避難又は後ずさりをするということで、クマからの攻撃を防ぐためにも、立ち木など、いろんなものを間に挟むということにも注意をしてください。
3つ目は、万が一もうクマに襲われそうになった時、スプレーをお持ちの場合は躊躇なくスプレーを使用するということ、そうした対抗手段を持ってなければ安全な姿勢、顔を伏せて後頭部、頭や首を守る姿勢を取って、致命傷や重傷化を防ぐということをぜひ徹底していただきたいと思います。
野外のごみを残さずにきちんと持ち帰ること、人の食べ物を覚えたクマは積極的に人を襲う恐れがございます。ごみをあさっているクマを見た、クマに持ち物を奪われてしまったなどのことがあれば、必ず通報するようにお願いをします。
県内では過去に積極的に人を攻撃するクマがいる地域については、入山禁止措置を取っております。春先、4月半ば頃に発表の予定ですが、今のところ予定ではこうした八幡平地区、玉川にかけて、又は十和田高原地区といったところを予定しております。こうした場所にはくれぐれも立ち入らないようにしてください。
クマによる人身被害を防ぐために、今申し上げました基本的な対策を徹底するよう強くお願いをいたします。
クマに関しては以上です。
(幹事社)
では先ほどの知事の発表に関して質問はいかがでしょうか。
(記 者)
ちょっとそのクマの関係で、青森県ですとか岩手県の方だとツキノワグマ出没注意報というのを、今後この春から出してるような状況ですが、秋田県としては、こういったその、出没注意報出される予定ですとか、その検討状況みたいなものありましたら伺ってよろしいでしょうか。
(知 事)
部局から回答します。
(自然保護課)
自然保護課です。
注意報の発令についてはまだ予定しておりません。出没状況を見ながら、この推移を見て、必要に応じて出していきたいと思っております。
(記 者)
その何か検討状況とか基本出たら、何かその警報を出すっていう感じのイメージなんでしょうか。
(自然保護課)
推移は見ながらということで考えております。
(知 事)
明確な基準はないということですかね。
(自然保護課)
あります。
(知 事)
ある。
(自然保護課)
過去の出没状況等に鑑みて、平均より増えてるとかというようであれば出没の注意情報を出すという形で考えております。
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
ほかに何か質問ございませんでしょうか。
(記 者)
ここ数年のクマの出没状況ですと、周期性があるというか、そのブナの実の凶作・豊作とも関連していて、出没が多かった年の次の年がまた少なくなって、その後また多くなってというような周期、一定の周期性が見られるわけですけども、とはいえ出ないわけでもないなと思っていて、もしかしたら去年いっぱい出たから今年は大丈夫なんじゃないかななんて油断してる人も、いるのかなと思いますが、そのあたり知事としての見解や注意喚起のメッセージ等があればお願いします。
(知 事)
おっしゃるとおりだと思います。豊凶の周期が短くなってきて、ほぼ1年置きになっているように見受けられております。ただ、ブナの実等の豊凶は主に秋または晩夏にかけて影響が及ぶもので、春に山の中の餌の有無というものにはあんまり関わってこないことですので、春の出没状況は、さほど私はブナの豊凶によって変わるものじゃないのかなというふうに思っております。油断をされないように、まず注意喚起ということは不断にやっていきたいと思っておりますし、まあ春夏秋冬の季節によってやっぱりクマの生態、行動等、被害の対応というものは明らかに変わってるんですね。春はやはり比較的山に餌がある時期であります。新芽、山菜、たけのこといったものがありますので、わざわざそこを採りに入る人の被害が多いんですよね、例年。ですから、山菜採りの時、または山を中心に入る時は注意してくださいという注意喚起にしているということです。
(記 者)
ありがとうございます。
(幹事社)
では、2つ目の発表事項をよろしくお願いします。
(知 事)
2つ目は「あきた総文2026」についてであります。
第50回全国高等学校総合文化祭「あきた総文2026」の開催についてお知らせいたします。
今年の7月26日から8月の1日の7日間にわたって、文化部の甲子園と言われる「あきた総文2026」が本県で開催されます。開会行事として総合開会式をあきた芸術劇場「ミルハス」で、パレードを秋田市の広小路で行います。その他、大会期間中には全22部門の各部門大会を県内8市を会場に順次開催をいたします。7月26日のパレード当日は、広小路のパレードコース及び周辺道路で通行規制が予定されておりますので、開催が近づいてきましたら改めて詳しくお知らせいたします。
大会の開催に当たり協賛の申込みを7月末日まで受け付けしております。集まってきておりますが、まだまだ目標までは足りないという状況であります。県内企業・団体の皆さんを中心に、誠に恐縮ではございますが、大会の趣旨にご賛同いただいた上でご協力をお願いしたいと思います。
なお、協賛の申込みについては公式ウェブサイトをご参照ください。
この大会の開催に向けて、県民の皆様と共に機運を高めて、「あきた総文2026」の成功へとつなげてまいりたいと思います。
私からは以上です。
(幹事社)
ありがとうございます。これに関する質問いかがでしょうか。いいですか。
そうしましたら幹事社質問に移らさせていただきます。
1つありまして、この4月で知事は就任から1年となりますが、この1年で知事の目線から見えてきました県の課題について、どのようにお感じかお聞かせください。
(知 事)
県全体ということですね、県庁だけではなく。
(幹事社)
はい。
(知 事)
知事に就任して、やはり政策・施策の実行側になって、その目線でということだと思うんですが、やはり改めて人手の不足、それからマインドについては非常にハードルを感じるなというのが実感ですかね。人口減少、人手不足というのは解決すべき課題であると同時に、そのために様々な施策・事業を行うに当たっての支障となっているといいますか、やりたいことはたくさんあるんですけども、予算もつけるんだけども、それを実行する、まあ防災の工事であったり、クマ対策であったり、様々な、移住促進なんかもそうなんですけれども、やはりもっとマンパワーというそのリソースがあればなと思うことが非常に多いということです。
もう1つのマインドっていうのは、やはりこれはまさにこれからみんなで変えていきたいなと、盛り上げていきたいなと思ってるんですが、やはりその新たな挑戦であったりとか、チャレンジに必ずその裏の側面ってあるんですよね。何かやるとなるとネガティブな面というのは出てくるので、そこにどうしてもフォーカスをしてしまったり、そっちの方が盛り上がってしまったりというような、今までずっと人口も減って、経済もうまくいなかったという長年続いた、そのどうせ無理だろうと、うまくいくわけないというマインドは、やはり知事に就任して様々な挑戦をしようとしていても、まだまだ立ちはだかっている部分があるなという印象です。
(幹事社)
では、これに関して各社さん質問いかがでしょうか。
(記 者)
ご就任から1年を傍らで拝見する中で、再生可能エネルギーでありますとか、あるいはスタートアップの支援であるとか、子どものウェルビーイングといった様々な分野で取材をするに当たり、知事は県政の中でですね、これまでまかれていた種が芽を出してくるというところに水をやり、雨風から守るということにですね大変細心の注意を払って動かれていたような印象を勝手ながら抱いております。これから2年目ということで、その種ということについて、その鈴木知事がご自身で今まいている、これからまく種とはどのようなものがあるかということについて、イメージがあればぜひお聞かせください。
(知 事)
ありがとうございます。これまで今おっしゃっていただいたですね、スタートアップ、再生可能エネルギー、または子どものウェルビーイング、これはちょっと新しい基軸だったかなと思いますが、それに加えて言うのであれば、今メインに据えております人口減少対策、特に人口社会減対策については、昨年1か年を通じて様々な種をまき、肥料をまきやってきたものであります。それがこの春から早速芽吹いてもらってですね、花や実をたくさん、この1年かけて咲かしたりしていきたいなというふうに思ってます。
それと、やはり観光ですね。昨年度は大きく振り返ると、就任1年目で既存事業の手直しというところが私の限界ではありましたけれども、クマとか大雪とか大雨とかですね、やはり外部要因もあってのことだとは思いますが、そう目覚ましい成果を得られなかったというふうに私は感じております。これを本格的に新年度からの、私が一から始めた観光振興、まあプロモーションであり、体制整備といったものがここからしっかりとした成果を出していくという分野だというふうに思っています。
(記 者)
ありがとうございました。
(幹事社)
ほかにこの件に関する質問いかがでしょうか。
(記 者)
先ほどの質問の人口減少対策につきまして、花を咲かせたいとおっしゃっていた、この今年の目標の咲かせたい人口減少対策に対する花というのは、どのようなものをイメージされているのでしょうか。
(知 事)
最終的に収れんすべきなのは、まず人口社会減ですね。これは4年後の1,990人以下というのに対するステップとして今年の目標を定めております。増えてしまってからの、3,000人程度の時に私の中で定めた2,000人切りという目標が1年たって3,400人に増えてしまったところからの逆境からのスタートになりますが、初年度はまず何とか3,000人切るところまで持っていきたいなという、これは総合計画にも明確な数値目標として掲げてますが、まずそこに収れんしていくためにですね、移住目標であったり、県内就職率であったり、または新規就農者、Aターンの部分であったり、いろんな区分目標というか中間的な指標を定めております。各部局でそれぞれ1つずつ達成をして、最終的に今年度の人口社会減3,090人というものを目標に掲げています。
(記 者)
ありがとうございます。
(記 者)
同じく、間もなく就任1年ということでお伺いします。就任時の所信表明で、満足できない数値結果に甘んじる県庁内の組織文化があるというふうにおっしゃってましたが、鈴木知事はこの1年、成果にこだわって県政運営をしてきたと思います。知事から見て、県庁内の意識っていうのはどのように変化したかお伺いできますでしょうか。
(知 事)
まずはですね、従来の仕事の仕方を疑う職員が増えたなというふうに感じてます。確実にそこは変化しているなと。今までずっとこれでやってきたけども、正直うまくいってるわけじゃないよねというものについて、違うやり方あるんじゃないかという目線を持つ職員は確実に増えているなという気がしますね。デジタルトランスフォーメーション、グーグル・ワークスペースの活用についても、目覚ましくこの1年で増えたというか、まあレベルが上がりましたし、本当に1年前に比べると、特に事務的な仕事の仕方についてはかなり変わったなと。それも1つの契機だと思うんですよね。よくあんな仕事にあんな時間使ってたもんだなっていう体験が増えてきているので、やはり変えていこうよという推進力というのはすごく増えました。その根底には、やはり私が部長や課長級といつも議論してる中で、果たしてそれで成果出ますかと、本当に届きますかとか、本当にこれ使ってもらえますかっていう素朴な疑問とか視点っていうものは、皆さん一人一人持つようになってきてるのかなというふうに思います。
(記 者)
ありがとうございます。
(幹事社)
ほかはいかがでしょうか。
(記 者)
私も社会減の目標の部分でお伺いしたいんですけれども、この1年は新しい総合計画の1年目ということで、まあ3,090人という目標をまず達成して、で、行く行くは1,990人というふうな目標に向かっていくということで定められていると。これはもう達成すべき、達成しなければならない目標として定められていると思うんですけれども、かなり意欲的で野心的な目標だとはお見受けしますが、成果を重視する知事としては、やはり達成できるという何かしらの根拠、判断があって目標に掲げたということだと思うので、ちょっと今さらの質問になってしまうかもしれませんが、その1,990人という社会減の人数までを減らせるという目標を達成できる知事の考える根拠というものを具体的に教えていただければと思います。
(知 事)
これは頑張れば何とか達成できる目標であり、同時に、これぐらいはやらないと秋田県の人口減少は本当に歯止めがかからないという両面からの数値ですね。ですので、根拠とよく問われますけれども、その科学的なこれこれこうすれば何人減って、これでこうなりますというのは当然できません。やはり、やらないといけない目標という側面は非常に強いと思います。ただ、決して無理なものではないというレベル設定にしたものであって、そこがひとつ2,000というところの境界線があって、それを切るぐらいまで頑張りましょうという思考過程の中で出てきたものですから、むしろこれは、やれることを積み重ねていってこれができるという算定よりは、やはりこれぐらいやらないと何ともならないというところから、それをやるために逆算をして今考えている移住促進をはじめとする社会減対策を考えていると。まあそういう段取りで考えたものです。
(記 者)
分かりました。続けて、2年目の今回の人事異動の中で、マーケティング戦略室が課に格上げになったということで、マーケティングっていうのは知事の肝いりの政策だと思うので、この知事就任2年目の今年、マーケティング戦略課に期待すること、成し遂げてほしいことを教えていただければと思います。
(知 事)
初めに、肝いりの政策とおっしゃいましたけども、マーケティング自体は政策ではないと私は思ってますね。各政策・施策の精度を高めるための手法・ツールだと思っていますので、まあそれを課に格上げをしたということは、まずスモールスタートで、昨年、室としてスタートしたんですが、やはり7か月、8か月やってみて、この機能は重要であると、しかも効果も出るなという思いに至ったものですから課に格上げをしたということです。
これから求めるのは、何といってもマーケティングによる精度向上によって各部局の、移住にせよ、観光にせよ、農林にせよ、各部局の目標を達成するということです。これが、本を正せばマーケティング戦略課の成果でありますし、様々な部局についてもそうしたマインドを少しずつ持ってもらうと。つまり、例えば福祉にしても、福祉政策というのは必ず誰かしら守らないといけないと、助けないといけないターゲットがあるわけですから、そこのターゲットをしっかり目で確認して、その人のためにどのようにして役立つか、何を届けるかという目線をもっと強く持ってもらうといった、じわじわっとほかの部局にも広がっていくというところまで2年目は期待をしたいなと思っています。
(幹事社)
ほかはいかがでしょうか。
(記 者)
観光面のお話で、今までのところはまだ数字としては成功とは言えないというお話もありましたけれども、実際にマーケティングなどの手法も取り入れて、どういった数値を重視しながら、観光のPRの部分を新年度さらに進めていきたいかということと、観光を盛り上げるためにはそのイメージの部分のブラッシュアップというのも必要だとは思うんですが、今回新しいロゴなども変わっていきますが、どういう秋田を知ってもらって、その観光客を呼び込んでいきたいかというところを教えてください。
(知 事)
まず徹底的にプロモーションのレベルを上げていこうと思っています。アドバイザーの皆さんとお話しててもですね、秋田県の観光コンテンツのすばらしさというのは疑いもないことなんですが、いかにもウェブ空間、ネットの空間に秋田の情報がなさすぎると。ここがそもそも始まってないよというご指摘をいただいております。そこにしっかりと質の高い、物量ともに大変大きな秋田の情報というのをどんどん上げていく。まず知ってもらう、気づいてもらうというところを始めたいと思ってます。
それと併せて、今、最新のですね、もう本当にOTAだとかAIだとか言われますけども、予約の仕方とか見つけ方、検索の仕方ももう日進月歩なんですよね。そこの最新の状況にきちっと秋田のプロモーションを合わせていかないといけないんですよ。そこで、予約のしやすさ、情報を勝手に取って勝手に来てくれるお客さんをどうやって増やすかというところは、もうプロフェッショナルのノウハウでやっていかないといけませんので、その外向きの部分の機能についてはマーケティングアドバイザーや戦略課の力を借りながら、力を入れていきたいと。
それと併せて、来た後の受け入れ態勢ですよね。県内の観光関連の事業者さんのレベルもやはり上げていかないといけないというところについても、支援事業を今設けておりますし、やっぱり来てよかったなと思ってもらう、観光消費単価も上げるということ。もう全面でブラッシュアップをしていこうというところです。
もう1つ、季節性。ずっと長年の課題であった繁閑差の大きさというものはですね、やはり夏祭りや桜のシーズンではない時期、いわゆる5月、6月、7月前半ぐらいまでのグリーンシーズンとかですね、紅葉とはちょっと違う秋口だったり、冬場といったところ、そこにはそこでやっぱりターゲットはいるので、そうしたところのこの谷を上げていくということについても、これもアドバイザーの意見を取り入れながらですね、そういう誘導するような出し方というものをこれから進めていくところです。
(記 者)
どうしても青森、岩手に流れてしまって秋田で泊まることがない、宿泊が少ないという部分、これはやはり知事から見てどのあたり、その予約がリーチできないのか、情報にリーチできない部分なのか、それともハード的な部分なのか、どういうふうにお考えですか。
(知 事)
ダブルであると思います。そもそもここに行こう、行きたいって思わされてないということと、二次アクセスの課題というものは大きいんだろうなと思います。インバウンドだけではなく、日本人の観光客の方も、東北といえば秋田だけで3日過ごしてという人はほとんどいませんので、周遊をする中にしっかり秋田には行かないといけないという理由を作らないといけないですし、そこまでの移動というのもやはりある程度の利便性というものは必要だと思いますから、そういうお客さんの目線に立った、行政としてやれることと民間で勝負してもらわないといけないところもちろんあるんですけども、JRさんだったり、航空会社さんとの連携もさらに今強化しているところでありますので、まだまだ伸ばしていけると私は思っています。
(記 者)
ありがとうございます。
(幹事社)
あと1、2社、よろしいでしょうか。いかがですか。
(記 者)
先ほどの幹事社さんの質問の中で、県の課題として人手不足とかマインドというふうに挙げられていましたけれども、社会減を減らしていくといった人口減少自体、全体の流れというのはなかなか止めるの難しいかなと思うんですが、その人手不足にどのようにして向き合っていくかというところのお考えをお願いします。
(知 事)
総合計画も見ていただければ分かるとおり、この人口減少をV字回復させようという目標はもう既に掲げられる状況ではないと見ています。もうひたすらゼロに向かっていくものを、どこかで減速をさせて底打ちさせるというところが私の目指すところですし、秋田県は当面それが限界であろうというふうに思っていますから、そのためのまずは人口社会減対策として、流出の速度を緩めていくということと、若い頃出ていったけれども、さらに若いうちにまた子育て世代として戻ってきてくれるというこの人の流れというものをもう一度回復させることによって、これは直接的に労働世代ですから、現役世代の人口を回復基調に持っていきたいということ。それから、多様な人材が活躍できるようにしていきたいということです。これは国の制度とも関わってきますけども、もともと労働力率というのは低くないんです、秋田県は。ただ、女性であり、または高齢の方がさらに活躍できるように、労働力としてしっかりと機能し、所得も増やしていけるというふうに頑張っていきたいですし、また、近年、事業者さんは外国人材の活用ということも努力をされております。その支援を求める声も私どもに届いておりますから、それについても後押しをしていきたいと思っています。
(記 者)
建設工事であったり、クマ対策であったりというところも具体的に職種を挙げられていましたけど、そこの確保できるかどうかという危機感というのは、今現状ではどういうふうにお考えでしょうか。
(知 事)
まあ今時点で「できます」とはもちろん断言できませんけども、その建設技術者、技能者には、そういうターゲット向けのやはり就業支援というものをしていきますし、またクマについてもかなり特殊な世界ですからね、これはハンターさんのみならず、行政の職員、国も今度倍増させるというような、3倍か、という目標も掲げてますし、今までないほどの国の手厚い支援というのが出てくると思いますから、決してその若者が忌避するような仕事でもなく、関心の持ってもらいやすい仕事だとは思いますので、それは県としてしっかり努力をしていくしかないのかなと思ってます。
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
それでは、最後の質問にしたいと思いますが、はい。
(記 者)
スタジアム整備についてちょっと聞かせてください。新たなスタジアム整備について、2031年着工が現時点の目標とはなっているんですが、今年度、スタジアムをどこまで進めて、県として進めたいか、あるいはどこまで進めなければいけないと思っているか、現時点で何かあれば教えてください。
(知 事)
その期限自体がJリーグとの会話の中で、対話の中で出てきてるものですし、春先、昨年のですね、沼谷市長がリーグに行かれて、そこでそのスケジュールの遅れは生じないというようなことも明言をされている話なので、それのためには今年度中ですか、今年度中に何かしら設計など着手が必要であろうということのように聞いております。私が決してそのJリーグに行ったこともないですし、お話したわけではないんですけども、そのようですので、そこはやはり守ってあげないとライセンスに影響するのかなというふうに感じております。そのためにですね、再三、その県も市も非常に限界があるから民間の資金をしっかりと集めなければならないし、その一定のめどがつかないと着手するのは、まあこれ公設である以上、非常に難しいだろうという、この認識は市も県も共通しております。ただ、こうやって今主体がですね、あっちだこっちだというふうになってる状況では、クラブに民間資金を集めろといってもですね非常に難しいんじゃないかなと私は思っていますので、なるべくこの主体の議論というのはですね、早めにしっかりとした方向性を確立してあげて、民間資金を集めるということに協力的にしてあげたいなというふうに思っています。
現時点では、その市側はもう市単独では絶対やらないと。共有じゃなきゃやらないというお話。私どもは、まあ国の交付金考えると市の方がいいんじゃないかなとは言ってきましたが、もちろん共有も視野に入れてますよということで協議を持ちかけてはいますが、その状況でもちょっと市は協議しないよということでありますので、そこまでおっしゃるのであれば、まあ市の考えをベースに協議してもいいですよというふうには申し上げたいなと思ってます。
(記 者)
ありがとうございます。
最後に1点だけ関連で。民間資金の話が少し出ましたけども、民間からの募金がこう少しずつ集まっている状況ではあるんですけども、今のペースだと数十億という規模を集めるのはなかなか相当時間かかるかと思うんですが、その場合、行政の負担割合を増やす可能性については今のところどうでしょうか。
(知 事)
今ですね募金を始めておりますけども、やはり他県の事例を見ても、そういう個人の寄附に当たる募金ベースではそこまでのボリュームにはなかなかならないだろうと。やはりメインは企業からの支援、県内外の企業からの支援だというふうに私は推測しておりますので、今着手し、遅々としたように見えるんでしょうけども、それからこう延長して何十年もかかるでしょうっていうことではないのかなというふうに思っています。
ご質問のその公的な負担を増やしていくということについては、これは恐らく市も「うん」と言わないだろうと思いますし、県もなおさらですね、財政状況、これはですね規模は大きいですけども、秋田市よりもはるかに様々な財政力指数だったりとか、よくないんですよね。で、25市町村あって、どこに災害が起きても私たちはしっかりと支援しなければならないという立場ですから、一定のラインを超えてどんどんどんどん集まらない分は県で負担するから任してくださいというようなことは言うつもりもございませんし、言えないです。
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
よろしいですか、はい、じゃあお願いします。
(記 者)
すいません、スタジアムの先ほどの回答の中で出た言葉の確認になってしまうんですが、今後市の考えをベースに協議してもいいですよというふうにおっしゃいましたけれども、これはつまり、まあ県として方針案、示した方針案がありますが、あの中身を県も市も共有、あるいは主体とする形で見直しますということを先ほど、その方向性を表明したということでよろしかったでしょうか。
(知 事)
私は常日頃、前からですね、単独の方が望ましいんじゃないですかと、国の交付金考えるとですね、と言ってきましたが、共有も視野に入れて協議はしますよというふうに申し上げてきました。で、それでは協議できないという市のお考えですから、まあ市の考えをベースにして話してもいいですよということです。
(記 者)
方針案を見直すか、見直さないかというと、そこはまだ。
(知 事)
市の考えをベースに協議してもいいですよということです。
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
では、ありがとうございました。また1年間、新年度よろしくお願いします。
(知 事)
もう1人ですね。
(幹事社)
あ、もう1人。
(記 者)
スタジアムの関係で、すいません、追加で関連なんですけど、市の方針案に見直すっていうか、そっちでもいいですよっていうような今の発言。
(知 事)
ベースでね。
(記 者)
市の共有する案ですよね。
(知 事)
はい。
(記 者)
それをベースに議論してもいいっていうようなこと今おっしゃったと思うんですけど、それは何かいつの協議でそれを市に伝えるとか、具体的にそういう方向で、じゃあもう市と話を進める方針として県はやっていくっていうような形でいいんでしょうか。
(知 事)
議会答弁でも申し上げたとおり、こっちが音頭を取ることではないというふうに思っていますので、まあチーム、クラブからですね、県はこう言っている状況で協議しませんかという呼びかけがなされるんじゃないかと思っています。
(幹事社)
ではよろしいでしょうか。ありがとうございました。
では1年間、新年度よろしくお願いします。
(知 事)
はい、こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました。