●知事発表
(1)ふるさと納税の返礼品の提供の開始について
(2)第51回(令和7年度)秋田県芸術選奨受賞者の決定について
(3)年末年始の感染対策と救急医療を守る適正受診のお願いについて
 
●幹事社質問
(1)今年一年を振り返って(今年のトピック3題について)
 
●その他質問
(1)ツキノワグマによる被害防止対策について
(2)米政策について
(3)再生可能エネルギーについて
(4)お米券等について
(5)ふるさと納税に関する目標額について
(6)新スタジアム整備関係について
(7)県政運営に関する自己採点について
(8)第6次秋田県男女共同参画推進計画(素案)について
(9)来年の県政運営等について

 


(幹事社)
 幹事社の読売新聞です。
 まず、知事から発表事項が3点あるとのことで、よろしくお願いします。
 
(知 事)
 私の方から3点発表いたします。
 まずは、県のふるさと納税の新たな返礼品について発表です。
 県産品の魅力を全国に発信し、県全体の活性化を推進するために、今月15日から返礼品付きの県のふるさと納税を開始いたしました。
 返礼品目として、県が開発したブランド米の「サキホコレ」、そして県内全域で生産されている「秋田牛」のほか、秋田ノーザンハピネッツの観戦チケットや選手とのシュート対決、サイン入りユニフォーム、各種検診メニューやトラベルクーポンを取り扱っております。
 返礼品の受け取りは、寄附者本人以外も選択できますので、県外在住の方から本県在住の親御さんに検診のチケットであるとか、また、本県在住のお孫さんにハピネッツの観戦チケットをお送りするというようなケースも想定しております。
 県歳入の確保はもとより、秋田が誇る食の逸品などをPRするとともに、スポーツや観光を通じて「秋田ファン」を増やすことによって、県経済の活性化にもつながるものと期待しております。
 県民の皆様におかれましては、他県にお住まいのご友人やご親戚の方々にも広くお声掛けいただけますと幸いです。
 なお、いただいたご寄附は、秋田の未来を担う様々な事業に大切に活用させていただきます。ふるさとへの愛を込めたご寄附を心よりお待ちしております。
 次に、第51回令和7年度秋田県芸術選奨受賞者の決定についてでございます。
 今年度の芸術選奨の受賞者が決定しましたのでお知らせいたします。
 去る11月28日に開催された芸術選奨選考委員会の選考結果に基づき、1名の方に芸術選奨を、また、2団体の方にふるさと文化賞を贈り、表彰することといたします。
 芸術選奨は、活発な創作活動により優秀な作品を発表したことや全国的なコンクールなどで優秀な成績を収めたことなどにより、本県の文化芸術の振興に大きく寄与した方々を表彰するもので、昭和50年に創設されまして今回で51回目となります。
 また、ふるさと文化賞は、個性的で特色ある活動や文化芸術の普及、発展への貢献などにより、本県の文化芸術の振興に大きな成果を上げている方々を表彰するものであります。平成14年に創設され、今年度で24回目となります。
 今年度は、絵画、オーケストラ、和太鼓の各分野において優れた活動により大きな成果を上げた皆様が受賞されております。
 この度の受賞を期に、今後益々のご活躍を期待しております。
 表彰式は2月4日の水曜日、県正庁で行います。詳しくは文化振興課にお問い合わせください。
 3点目です。
 年末年始の感染症対策と救急医療を守る適正受診のお願いでございます。
 今後、年末年始にはインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の感染拡大、そして長期休暇に伴う医療機関の混雑が予測されます。昨年末も救急病院等に患者が集中し、医療が逼迫したと報告されております。
 秋田県のインフルエンザの感染状況ですが、12月14日までの1週間では1医療機関当たりの患者数が13.28人と県全体で警報レベルが続いております。新型コロナウイルスは1医療機関当たりの患者数が1.56人となっております。秋田県の患者数は、昨年同時期より少なくなっておりますが、医療機関や高齢者施設における集団発生報告が多くなっております。
 重症者の命を守るためにも、以下のことを3点、県民の皆様にお願いいたします。
 まず1点目は、基本的な感染対策の徹底であります。一人一人が換気、手洗い、場面に応じたマスクの着用など、対策を徹底していただいて、社会全体で重症化しやすい高齢者の皆様などへの感染を防ぐようにお願いいたします。
 次に、軽症の方は自宅療養へのご協力をお願いします。緊急性の高い方へ速やかに医療が提供できるよう、症状が比較的軽く、また、重症化リスクが低い方については、何とかご自宅での療養にご協力をお願いします。
 そして3点目は、相談窓口の活用であります。急な体調不良でお困りの場合は、まず子どもさんは秋田県こども救急電話相談室「#8000」、それから、緊急性を判断できる消防庁の救急相談アプリ「Q助」を活用するなど、適正受診に係る対応をお願いいたします。
 私からは以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 今の発表事項について質問のある方はいらっしゃいますか。
 ないようですので、幹事社質問に移らせていただきます。
 今年1年を振り返って、知事の考える今年のトピックを3つ挙げていただけますでしょうか。
 
(知 事)
 1年を振り返って、3つ、本当はたくさんあるんですけども、挙げるとすれば、もちろんまず1つ目は、「クマの被害」です。2つ目、「米価の高騰」、そして3つ目は、「4年連続となった大雨災害」です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 では、1つ目のクマから選んだ背景などをお聞かせください。
 
(知 事)
 これはもう県民の皆様も同じお気持ちだと思いますが、かつてないような出没の仕方をして、66人もの方が人身被害を負ってしまったという被害の大きさ、また、出てくる場所の意外さといいますか、街の真ん中まで出てきてしまうという、かつてない異常な状況が生まれたということです。それとともに、全国的にも一番被害の大きかった県ということで、秋田県が非常に今、悪い意味で注目をされてしまったと。私の知事就任以降、これから移住促進であったり、観光振興といったことに取り組んでいく矢先に、かなりマイナスを受けてしまったなという思いでありますので、これを何とか県民の皆様と力を合わせながら来年度、再来年度と、しっかりと元の状態に、クマとのすみ分けというものをしっかりとできるように頑張っていきたいという思いでございます。
 
(幹事社)
 じゃあ続いて、「米価の高騰」についてお願いします。
 
(知 事)
 「米価の高騰」は、昨年から少し兆候はありましたが、かなり今回大幅な高騰と、そしてその背景にある米、実は不足というものが明るみになったということで、長年、米価の下落というものが我々米どころの悩みではあったんですけれども、遂にその米の生産現場の大切さといいますか、そちらに目を世間が向けてくれた年だったなというふうに思います。これは消費者にとっては大変なことである一方で、生産者にとっては、今年に限ってはかなり非常に売上げが上がったということになりますので、これを一つのチャンスとして、秋田県が国の米どころとして、これからもしっかりと役割を果たしていけるような、そういう節目となる1年になったのではないかなと思います。
 
(幹事社)
 最後に、「4年連続の大雨」についてお願いします。
 
(知 事)
 残念ながら、今年もまた8月、9月と大雨災害、また、大きな被害が発生してしまいました。現地を見ましたけれども、本当に度重なる、何度も被害を受けてしまっている場所、またはかつてないような被害が生じてしまった場所、県民の皆様の生活とか農業をはじめとする産業に多大な影響を与えてしまいました。何分、気候変動の影響、気象が色々ともう激しくなっているという状況で、国と県、また、市町村、力を合わせながらハード・ソフト両面で、このような被害が発生することのないように、または速やかに元通りの生活に戻れるように頑張らないといけないなというのを改めて、就任1年目にして痛感をした出来事でありました。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 今の知事のお話に関連して質問のある方、いらっしゃいますでしょうか。
 ないようですので、最後に幹事社からもう1問だけ質問させてもらいます。
 昨日、秋田市の卸売市場の倉庫にクマが入り込んで、現在も居座っています。改めて知事から県民に対して、クマに対する注意の呼び掛けをお願いします。
 
(知 事)
 冬期に入りました。で、ほとんどの個体は冬眠に入っているものと思われます。目撃件数は大幅に減っております。しかし、今回みたいな例外的な個体というものは、いるんだろうと思いますし、それは例年のことでもございます。
 冬場の注意点としては、寒いとか雪が降るから冬眠をしてくれるのではなく、食べ物が無くなったからクマは冬眠するんだという生態について、是非ご理解をいただきたいと思います。つまりは、外に食べ物がもう無いという状況を私たちがつくり出すことが大事です。外に放置をしている生ごみだったり、農作物の残りものであったり、クマにとって魅力的なものを、皆さんと力を合わせて、徹底的に無くしていくことが大事です。是非ご協力をお願いしたいということと、あと今回、まさに倉庫にこもってしまいました。今もまだこもっているようですが、この小屋だとか倉庫といった、普段人がいない所で冬を越してしまう個体もいるという話ですので、是非気をつけていただきたいと思います。不意に開けて、いたら大変なんですけれども、そうした可能性もあるということですね。扉を開けっぱなしにしないだとか、またはその中に米糠だとか、米だとか、そうした食べ物になるものを放置しない。これは非常に難しいことではあるんですけども、それを求めてクマは出てきてしまいますし、冬眠もしません。是非、皆様からのご協力とご注意をお願いしたいと思います。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 幹事社の質問、以上になります。
 質問のある方の挙手をお願いします。
 
(記 者)
 お疲れさまでした。
 冒頭、米、米価に関する言及があったかと思います。県内の生産現場、国の農政の在り方に非常に翻弄された1年でもあったかなというふうに思います。政権そのものが変わったということで、大臣の交代もありましたけども、そのあたり、国の農政の変化というものが秋田県内の生産現場にどの程度影響を及ぼしたというふうにお考えか、知事のご所見をお願いします。
 
(知 事)
 農林水産大臣の変更というものが、微妙な時期にありました。10月という。その間に大きな石破政権、小泉農水大臣の中で発せられたメッセージなり政策なりで大きく何か転換をしたという農家は、さほど多くないんじゃないかなと思います。この10月、新政権発足からの今の鈴木農水大臣の方針というのは、従来からそう大きく変わるものではないというふうに私は認識していますので、そこまで秋田の生産現場が翻弄されたということではないのかなというふうに私は認識しています。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 あと、ちょっと話題が変わりますけれども、クマに関しては、知事も非常にテレビ出演ですとか会見とか、いろんな場で非常に露出が増えた1年だったのかなというふうに思いますけれども、ご自身のその出方とかも含めて、何かこう変化を感じる部分があったかとか、自分が出たことによって何かこういう効果はあったんじゃないかとか、そういう振り返りみたいなところをお願いします。
 
(知 事)
 そうですね、まあ自身の露出というか、確かに普通は出ないようなところに今回は、クマが一番大変だった地域の知事としてお招きをいただきましたが、行った理由は、何よりも秋田はこういう状況なんだと。往々にしてその東北の方で起きていることというのが全国の方にとっては自分事に捉えられないことが多いものですから、それを生で、生でというか、多くの方に映像をもってお伝えできるというのは、すごく大きな意義があると、そういう思いで行きましたので、その目的はある程度達することができたのかなと、国の動きなどを見てもですね。
 ただ、一方で、やはりネガティブな宣伝にもなってしまったというふうに感じています。というのも、ニュースで連日被害が発生と、ワイドショーでも非常にセンセーショナルに衝撃的な動画が連日のように報じられることによって、観光で秋田に行くという人がそれで増えるかと言われれば、減ることはあると思いますけども。また、移住にとってもかなりのマイナスだと思っています。そのイメージは何とかして払拭していかなければならないなというふうに感じています。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 昨日なんですが、国の政策で、経済産業省の方から原発・再生可能エネルギー(脱炭素電源)を100%導入する事業者に対して支援ということで、脱炭素エネルギーへの移行推進という方針が打ち出されました。そういう意味では、再生可能エネルギーの先頭を走っている秋田県でもありますので、こちらについて知事の受け止めを一言いただけますでしょうか。
 
(知 事)
 大変本県にとっては大きなチャンスだなと受け止めております。何といっても大規模な国家プロジェクトが洋上風力発電として今進みますけれども、大きな課題としては、地元がいかにメリットをそこから得られるのかということだと思うんですね。そんなときに新設の再生可能エネルギー電源のそばに立地する産業について、大きな支援を国がするということは、本県の再エネを契機とした企業誘致にとって、かなりの追い風になると思っておりますので、このチャンスをしっかりと生かしながら、やはり洋上風力発電、地元秋田にとっては大変良かったと、大きな魅力というかメリットになったというふうになるように頑張りたいなと改めて感じました。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(記 者)
 先ほどトピックの中で「米価の高騰」というところも挙げられてましたけど、その関係で、その高騰、米価に限らず物価高騰対策の一環として、国の方でいわゆるおこめ券の配布というのを対策の一つ、自治体に推奨メニューとして入れてましたけれども、実際にやられるのは市町村ですけれども、知事がこの物価高騰対策としての対策をどう見られたかというところと、あと、それに限らず、その対策メニューとして国の政策をどのように見られたかというところ、知事の受け止めをお願いします。
 
(記 者)
 まずおこめ券ですけども、県内市町村で配布するというところは今のところ聞いておりません。
 で、これに対しての賛否が非常に議論されているのですが、私からすると、あれはメニューの一つなので、いろんなクーポン券なども含めて、商品券とかも含めたメニューの中の一つがおこめ券ということで、別に使いたければ使えばいいし、使いたくなければ使わなければいいんじゃないかなというふうに思います。地域の実情に応じてそれは、この中でどれかに使いなさいよということだと思いますので、秋田県はもちろん米どころですから、いろんなルートで知り合いから買ったりとかもらったりとかという県民も相当多いですから、うちらは使いませんけれども、それが正しかったとか間違ってたとか、そんなのは地域によって違うんじゃないかなと、ただ私は思っています。
 また、その他のメニューに関しても、やはり都道府県や市町村によって全然状況が違いますから、いろんなメニューをそこで準備してもらって、私どもはなるべく幅広くということでプレミアム商品券という選択をしたまででありまして、これでいけと、これだけしか駄目だということではないので、私どもとしては有り難かったかなと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 すいません、ふるさと納税にまた戻るんですけど、寄附額の目標設定、今回の議会でもお話されていらっしゃって、来年度1億円で、11年度までには行財政運営方針の素案で8億円という目標も据えていると。これ8億円というと結構な額で、東北でも今、宮城県とかそれぐらいの額で、目標としてはなかなか大きい額なのかなという印象を受けていて、で、知事も常々目標設定については、少し頑張ればクリアできるようなところに目標を置くっていうことが肝要だという話を常々お話されていらっしゃったというところもあって、そこにたどり着くまでの算段というか、意気込みみたいなことがあればお聞きしたいなと思うんですけれども。
 
(知 事)
 まず8億円ですけど、今現在、そのマイナスが8億円なので、それをしっかり取り返していきたいということですが、ふるさと納税に関しては、本県は、いろんな強みがあると認識しています。市町村それぞれが努力をされてますけれども、それを邪魔しないようにしながらだとしても、県としては決して高過ぎる目標ではないというふうに思っています。今年度のランキングでいったら、本当にトップテンに入るぐらいのものですけど、恐らく各県もまた努力をするでしょうし、その年に8億だと言っても、そんなに上位じゃないんじゃないかなというふうにも思っておりますので、今ほんとに目の前が1億円の目標というのは、結構これは堅実に刻んだ目標だと思っています。実際にクマ対策、返戻品無しのふるさと納税も非常に好調でありますし、いろんな意味でも注目を今浴びておりますので、様々なチャンスを生かして、必ず目標達成できるものと私は思っています。
 
(記 者)
 スタジアムに関してなんですが、先日の議会後の記者会見で、知事の方から事務レベルでの会議が年内にあるという発言がありましたけれども、その後の状況をお伺いしてもよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 基本のとおりですが、明日、事務レベルでの市・県・ブラウブリッツの三者、まずは最初の協議、協議までいくのかな、その情報共有、そこから始まるものだと思っています。
 
(記 者)
 その中では、どういったことが話し合われるとか、そういったことは決まっていますか。
 
(知 事)
 今のところ私が聞いてるのは、まずは市の方で、調査も市で行いましたし、市議会でも非常に活発な議論がありましたので、こちらへの現状報告というふうに聞いております。それがスタートとなり、県やブラウブリッツが、多分そこで話し合うというよりは、情報共有とか認識の統一みたいなものをした上で、年明けになるでしょうけども、私たちトップ同士の協議につながっていく地ならしみたいなものだと思います。
 
(記 者)
 このまま事務方同士で終わるということはなく、トップ同士で年明けにもやるという。
 
(知 事)
 事務方で収まるような状況じゃないと思うんですけどね、はい。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 知事、就任されて1年は経ってないと思うんですけれども、2025年というところで、ご自身の県政運営を100点満点で採点するとしたら何点ぐらいかということと、その理由を教えていただけますでしょうか。
 
(知 事)
 客観採点と自己採点とあると思うんですけど、やっぱり政治に求められるのは結果だと常々思っていますので、そういう意味では、いろんなトラブルもあり、決して高い点数をつけられるものではなかったと思います。クマの被害についても、県民の皆さんに大変なご不安を、実際に被害も起きてしまいましたので、そう高い点ではないと思いますが、1年目でこれだけいろんな問題が発生して、8か月ですけれども、自分なりには相当頑張ったなと思っています。何点と言えば、また何か怒られるんで言わないですけど。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 最初に確認なんですが、冒頭、幹事社からの質問で3題挙げていただきましたが、これは知事の挙げた順番というのは、印象に残った順番ということになるんですか。
 
(知 事)
 そうですね、大きかったということと、どれだけ多くの人に関係したかっていう観点で選びました。
 
(記 者)
 その順番で挙げていただいたということですか。
 
(知 事)
 はい。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 それと、話題がガラッと変わって恐縮なんですけれども、12月県議会にも素案が示されました男女共同参画推進計画(第6次秋田県男女共同参画推進計画(素案))の方でちょっとお聞きさせてください。
 様々な数値目標というものが挙げられているわけなんですけれども、その中で、国でも民間の事業所の管理職の割合を30%に引き上げる目標なんかを掲げてますけれども、その中で秋田県職員の管理職の女性の占める指標を、今の15.3%から25.0%に上げるという目標を示しています。で、これ、一方で民間の方を見ますと、23.1%から28.0%に引き上げると。民間の方が高い状態になっております。旗振り役となることが期待される県行政の方がちょっと低い数字になっているわけなんですけども、これについてはどういうふうにお考えですか。
 
(知 事)
 現在値が大分違うので、上げ幅でいったら県の方が大きく上げるという目標であります。あんまりその、この僅か数年でそれを追い越してっていう目標は、なかなか掲げられないなと。それこそさっきおっしゃられた、頑張れば何とか達成できる目標というところを私どもとして客観的に指定したところです。
 
(記 者)
 一方で、おっしゃる理由はよくわかったんですけれども、頑張らないとやっぱり目標というのは達成されないものでもあると思うんですが、例えば外部から女性の幹部の方を招くだとか、手法は色々あると思うんですけれども、その3割、3割ないし、この県として高めていく意欲っていうのが、この民間よりも低いのはどうかというご指摘もあるかと思うんですけど、それについてはいかがですか。
 
(知 事)
 まあほぼ倍増ですからね、県の目標としては。そこはちょっと、私がバトンタッチしてもらった時点のスタートがちょっと厳しい状況だったということでご理解いただきたいと思います。
 
(記 者)
 わかりました。
 それともう一つ別の観点からですけども、総括審査の中で、男女の賃金格差について、現状について分析などを盛り込んだらどうかとか、生活指標を盛り込んだらどうかというご指摘もあったと思います。答弁では色々検討しますという部長の答弁であったと思うんですけども、知事のお考えというのはいかがでしょうか。
 
(知 事)
 何事においても精度を高めるというのが大事だと思います。ざっくり女性の賃金、男女の賃金格差といっても理由が、同じ事業所内での出世の違いなのか、または男性と女性の正規、非正規の割合なのかとか、また、業種が男女比でやっぱり違う部分があったりだとか、それぞれごとにやっぱり要因というものがあると思いますので、そこはしっかりと掴んだ上で、ざっくり男女の賃金格差ではなく、個々の問題、課題に切り分けていくことはできると思いますので、そういうところをしっかりやっていきたいという趣旨の部長答弁だったと思います。
 
(記 者)
 盛り込むかどうかは、検討ということですか。
 
(知 事)
 そうですね、はい。あくまで計画ですので、あれは。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございました。
 
(記 者)
 3つの中でクマと大雨という2つ、自然に関わることだと思うんですけれども、今年1年というのは秋田県民が自然にどう関わっていくべきかという課題をもらった1年だったなと思われていますでしょうか。
 
(知 事)
 はい、全くそのとおりだと思います。色んな意味で、自然と人との関係というものを考え直さないといけない時期なのかなということが、ほんとにその2つだけに限らず、農業もまさにそうだと思うのですけれども、水産業にしてもそうですし、色んなことが当り前じゃなくなってきていますので、非常に県政のかじ取りという意味でも難易度が高くなっているなというふうには感じます。
 
(記 者)
 その上で、準備していかなければいけない心構えといいますか、その部分、2026年はどうもっていきたいなと、県政の上で考えていますか。
 
(知 事)
 ものすごく幅広に言いますと、やはり県民の皆さんとの一体感だったり、情報共有ということかなと思います。色んなところで、私たちが持ってる情報だけでは、なかなか県民挙げての対応というのはできないのですけれども、クマ問題を筆頭に、皆さんで色んなことを知っていただいて、学んでいただいて、行政、民間、また、一般県民お一人お一人の皆さんで、何とか秋田を良くしていこうというふうな県民運動を進めていきたいと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 そのほか、質問のある方いらっしゃいますか。
 ないようですので、はい、ありがとうございました。
 
(知 事)
 ありがとうございました。

 

 

 
(幹事社)
幹事社の読売です。まず知事から発言があるとのことですので、よろしくお願いします。
 
(知 事)
最初にパリオリンピック、志田(千陽)選手、銅メダル、大変おめでとうございました。志田選手の銅メダル、本県にとって12年前の2012ロンドンのバレーボール、江畑(幸子)さん以来の快挙であります。まさに本県の代表する選手でありますので、心からお祝いを申し上げたいと存じます。
また、北都銀行のナガマツペア(永原和可那選手・松本麻佑選手)、残念ながら決勝リーグには(進出)できませんけれども、まずは大変に健闘したということを讃えたいと思います。
いずれこの後も本県選手の、出身選手の活躍の場がありますので、大いに頑張ってほしいなと思います。
今日、大分暑くなりましたんで、熱中症の関係で少し県民の皆さんにお願いがございます。
大変気温が高くて、34度、5度という、場所によっては相当上がってます。また、この後しばらく高温が続きますんで、まずは熱中症に気をつけていただきたい。こまめに水分の補給、またエアコンの利用も適正な温度に設定しながら活用していただきたい。特に高齢者の方、あるいは子どもさんについて、自分で症状が分かりませんので、十分に周囲からお声をかけて、こういう方々をしっかり守っていただきたいと思います。
また災害の関係、ボランティア、非常に暑い中で大変ですんで、十分熱中症に気をつけながら、ボランティア活動をお願いしたいと思います。
いずれ環境省から暑さ指数とか熱中症警戒アラートが出ますんで、そういうものをチェックしながら、熱中症の予防をお願いしたいと思います。
また最後に、省エネエアコンの導入助成、第2弾のあきた省エネ購入応援キャンペーンを実施しておりますが、まだ残りがありますんで、エアコンを購入する際にはご活用いただきたいと思います。
以上であります。
 
(幹事社)
では、今の知事の発言に対し、質疑のある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
もし分かればですけど、熱中症に関して、県内、増えてきてるとは思うんですけれども。県内でどれぐらい、今年に入ってから熱中症で搬送されてるといったまとめ等はあるんでしょうか。
 
(知 事)
今のところ4月29日から7月28日までの間の統計があります。これが197人。特に7月15日から21日、この1週間は大分多いです。いずれ最近多くなっておりますんで、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
 
(幹事社)
ほかにいらっしゃいますか。
いらっしゃらないようなので、幹事社から1問代表質問させていただきます。
先月下旬の大雨についてです。明日、知事も内閣府などを訪れて要望要請活動を行うということですが、まずは被害の所感と考えている支援策、あと要望の内容などについて、知事のお考えをお聞かせください。
 
(知 事)
今回、大分広範囲にわたってますんで、農業の関係、あるいは農地や農業用の施設、また道路の損壊、あるいは河川。特に河川、今回子吉川系統の直轄部分、あそこもいきましたんで。雄物川が大分(整備が)進んでまして、米代川も大分進んでますが、今回、子吉川のほう、今まで手をかけてますが、直轄河川が損壊するということは相当影響があります。特に雄物川流域、あの治水、ダムもできますけども、まだしばらく先ですんで、ぜひ、これも抜本的な改修、直轄で、この部分、特にお願いしたいと思います。
また農水の関係。大分、激甚災害でもカバーできないところがありますんで、そういう点において、国のほうでもなるべく農水省の様々な支援をお願いしたいと。
で、そこの隙間の部分はこれから9月まで県で補正を組みますんで、まず県の部分は昨年の例もありますんで、まずはそういう農業の支援、営農継続、これを中心に考えていきたいと思います。
また、まだ行方不明の方がいらっしゃいますんで、なるべく早く見つかるように願ってます。
いずれ明日、内閣府の防災関係、財務省、総務省、国交省、農水省、ここを回ります。で、急遽決まったもんですから、今、要望の内容を細かくやってます。いずれ激甚災害の場合、これからうちのほうで被害の内容を精査して、これをまとめて各省庁に上げて、これが基になります。まずは、総理から「検討するように」というお言葉がありましたんで、何とか激甚災害に。これになりますと、災害復旧、大分補助率が上がります。県の財政負担が減りますんで、その分、県で隙間のところをやれますんで、そういうことで明日、朝から行ってきます。
で、ついでにちょっと、私、ここに入ってくるとき、非常に苦しくて。あの、3日ぐらい前から大分腰の辺りが痛いっていうことで、2日前にシャワーを浴びたときに見たら、大分赤い斑点があったんです。で、昨日痛いもんだから、ネットで調べましたら帯状疱疹、これのようです。で、昨日救急外来、休みなので行きました。で、今日朝、午前中に精密検査をしたところ帯状疱疹ということで、大変痛いです。ただ、明日の国への要望、これは何としてもやる必要がありますんで、先生にお願いして、明日の夜までは何とか持つように鎮痛剤をやって、頑張って行ってきます。あの、ひどい状況です。
で、問題、1週間ぐらいは、なるべく静かにしてるようにっていうことで、まずは今週、副知事に代行できる業務は副知事にやってもらいます。ただ、重要な業務、まだ熱はないですから、動けますんで、痛みを我慢しますので、これは出ますけども、多くの業務を、まず今週1週間は副知事に代行をお願いしたいと思ってます。
 
(幹事社)
今の知事の発言について、質疑ある方、代表質問に関連しての質疑ある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
すいません、お体、ご体調心配なところ申し訳ありません。その1週間っていうのは、大体、今日から1週間っていうふうなイメージでいらっしゃいますか。
 
(知 事)
まあ今週いっぱいぐらい。
 
(記 者)
今週いっぱいぐらい。
 
(知 事)
大体、発症が3日か4日前です。だから10日ぐらいで、大体良くなると。大体10日ぐらいがめどで、治療、回復のめどということで。それがちょうど3日ぐらい前ですから、大体今週末ぐらいまで。
 
(記 者)
病気の知識がなくて恐縮なんですけれども、1週間静養すれば、症状はやわらぐっていうふうな病気なんでしょうか。
 
(知 事)
はい。大分、今、多いんですよ。若い方もなるというんです。県の職員も結構かかってるんです。で、特に高齢なれば疲れが出れば出るっていうことで。ただ熱がありませんので、食欲のほうはバンバンあります。これが一番なもんですから、まず鎮痛剤等、強い薬、お願いしましたんで、まず今のところ。ただ歩くと痛いんですよ。
 
(記 者)
改めて確認なんですけど、明日、政府のほうに要望行かれて、それ以降は、静養されて、来週の月曜日ぐらいから復帰予定だと。
 
(知 事)
単に黙って座ってやる用はできますけども、歩くのが大変痛いもんですから。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますか。
 
(記 者)
体調悪いところ大変申し訳ございません。ちょっと大雨に関連して激甚災害に関してなんですけれども、スケジュールとしては、県のほうで被害を調べてから申請するっていうこと、申請というか国のほうに伝えることになると思うんですけれども、県内スケジュールとしては大体どれぐらいになりそうかという見通し等ありますでしょうか。
 
(総合防災課)
総合防災課です。現在、まだ国のほうともしっかりまだ協議もまだできていないような状況ですので、これからというような話になるかと思うので、まずは最初に知事のほうから内閣府、国のほうに1回行っていただいて、それからスケジュールが決まってくるものかなというふうに認識しております。
 
(記 者)
ありがとうございます。
あと、大雨の県の支援に関してなんですけども、大体予算規模等どれぐらいを想定されてるんでしょうか。
 
(知 事)
まだ全体が明確に分かってませんので、これからこのお盆中に査定と積算をやります。あと、9月補正というと、今月末ぐらいまでには大体固まるかなという。で、大分相手もお盆休みに入りますんで、まずは今回大分田んぼ、去年と違って、あそこの川が急流なもんですから、相当土砂が田んぼに入ってます。この分、昨年は山際のところだけで、あとは田んぼの水が引けると普通ですが、今回全面的に、薄くですが全部入ったところがありますんで、相当田んぼ、来年の耕作に間に合うかどうか。そうしますと、来年できませんので、相当、農家の方が困りますんで、そこらを辺どうするか。思った以上に田んぼの中、砂利が入ってます。これが一番です。あと、林道、山、あれはまだ全容を完全に分かってませんので、相当奥まで、特に鳥海山系、急峻ですんで、奥に入るのが非常にまだ危険なんです。早急に今やってますが、なかなかそう簡単に山の中はできませんので。
 
(幹事社)
関連質問はございますでしょうか。
では、その他の項目で質問がある方いらっしゃればお願いします。
 
(記 者)
また大雨に関する質問で恐縮です。明日の国の要望、改めて激甚災害の指定を強く求めていくというふうなお気持ちでしょうか。いかがでしょうか。
 
(知 事)
内閣府、これは激甚災害(関係等の要望)。あと各省庁、激甚とまた異なるメニューがあります。総務省、特交の配分を多くお願いするとか、また例えば子吉川の流域治水、あれは激甚とか何とかでなくて、それをどう判断するかは国交省だと思うんです。だから激甚は激甚ですが、そのほかのパターンがいっぱいありますんで、そういう個別ごとに各省庁で、激甚と関係あるなしにかかわらずできるものはありますんで、これもお願いします。
 
(記 者)
知事、今、河川の具体的なお名前でいうと子吉川っていう名前、何回も出てきてるかなと思うんですけれども、知事の認識としてやっぱり子吉川、もちろん広範に被害が及んでるというのは重々承知なんですけれども。
 
(知 事)
直轄部分、あそこが損壊してます。雄物川、29年の雨で相当抜本的に改修してます。米代川、あれも相当やってます。子吉川もやってますが、まだそういう状態であれば、もう少し強固にやる必要がありますんで、そこら辺をどうするか。直轄の場合、相当簡単でないんですよ。
 
(記 者)
やはり直轄河川に損害があったっていうのは、やっぱり今回の記録的な大雨で一つ象徴的な大きな被害だと。
 
(知 事)
ええ。ダムが完成すれば相当違いますがね。
 
(記 者)
あと、すいません。その国の支援が下りるまでの間は9月補正で、支援の費用も出すというところなんですけど、9月補正は農地とか田んぼとか、そっちの農業部分の支援っていうのを手厚くやるというふうなお気持ちでしょうか。
 
(知 事)
県管理河川、今、応急でやってますんで、これをどうするか。応急でやってもこれをどういうふうに改修、まだこの後、災害査定で現状復旧か、またプラスアルファするかで、相当国との調整が必要ですんで、これがそう簡単にいかないですね。
 
(記 者)
あと、すいません、もう一つだけ。農業、今年育たかなかったら来年以降の豊作にちょっと影響が出るっていうようなお話もあったかと思うんですけども。その来年以降に影響ができるだけ及ばないようにするためには、どういった施策が求められているか。
 
(知 事)
田んぼが全面的に埋まってますと、相当時間がかかるし、今年もあの稲が取れませんし、来年までっていうと、まだ冬もあります。ここら辺が非常に難しいんです。だから相当、どうするか。で、砂利がありますと全部取って、また土を入れ替えるという。これが今、建設業、昨年の災害で手が回らないんです。そういう点もありますんで、なかなか悩ましいですね。
 
(記 者)
我々が取材する中で、その農業の用水路も土砂で埋まってという話も伺うんですけど、そこに対する対応というのはどのようにお考えですか。
 
(知 事)
早急にできるものは今やってますんで、まず今年、可能なものは何とか急いでやってます。ただ問題は、抜本的にやる必要のあるところはどうするかです。
 
(記 者)
抜本的にやる必要があるところっていうのは、今後、時間はかかるかもしれないけど、慎重に考えていかれると。
 
(知 事)
単にそこだけやっても上流のほうに手がつかないと、また同じなんですね。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
今、円高が進んでますが、県内のインバウンドなどにいろいろ影響が出るか、出てましたら教えていただきたいのと、あと株価の下落も影響などいかがかなと思いましてお願いします。
 
(知 事)
インバウンドは台湾が中心ですんで、そう今のところ影響はございません。ただ、この後、欧米のほうがどうなるか。ただ今のところ、私どもに来るところは、すぐには円高の状況が影響するとは思ってませんが、これから十分これを注視するという、そういうことは必要かと思います。
あと株価のほうは、企業のほうで株、大企業の関係で、これを相当持って決算するところは、大分決算が悪くなりますが、まずそこら辺、うちのほうは大企業の本社は余りありません。株価のほうは、大企業がそう多くないもんですから、そんなに影響するのかな。ただ、全国的に影響がありますと、交付税とか様々な税に影響しますんで、そっちのほうが全国的、オールジャパン、この影響がどう受けるか、これが一番です。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
去年の大雨では、秋田市の中心市街地が被害に遭ったということで、9月補正では中小企業に対する支援策なども盛り込まれていました。先ほどお話にあったように、今回は田んぼですとか農地の被害が多いということで、去年の9月補正とは県の支援策も性質が変わってくるでしょうか。
 
(知 事)
事業者、商工業者、商工業、若干(被害を)受けてますが、まずそう多くないと。ただ、去年は中心市街地、ほとんど商工業ですんで、そこのウエイトは大分違うかなと。
 
(記 者)
そうすれば今年の9月補正では、農家の営農支援が大きな柱になりそうでしょうか。
 
(知 事)
と、あとは県の管理(県管理河川等)の、ここが中心です。
 
(記 者)
予算の規模感としてはどうでしょうか。
 
(知 事)
まだ全然、これからです。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
話題変わって、ふるさと納税について伺います。先日総務省から発表された情報によると、寄附総額が全国では1兆円を超えていて、秋田県でも最高額を記録しています。一方で都市部のほうでは税収の流出が止まっていないといった課題もある中で、現在の制度に対する見直し案というのも検討されるところですけども、知事は現在のこのふるさと納税の制度について、この在り方、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
 
(知 事)
これの趣旨は十分に理解します。で、こういうものはあってもいいと思う。ただ問題、今完全に返礼品の競争。で、あれが大分地元の地場産業にプラスの影響がありますが、あれが行き過ぎますと。本当はそういうもの、いいものがあるところ、ないところ、これ全部というのは無理なんですよ。多分、全体、あの実入りは半分ぐらい、あとは業者に行く。これがどうか。だから若干、本来の最初の趣旨と大分様相が変わってますんで、これをどうするか。あとは都市と地方、相当対立、分断。東京都なんか、今回小池さんも相当ぶつぶつ言ってます。そこら辺、大都市は相当影響を受けてますんで、そういう分断が余りあると何か変なもんですから、もう少し、何というか、競う合うというよりも、何か別の手法も検討する必要があるかなという、そんな感じもします。
 
(記 者)
ちょっと行ったり来たりで申し訳ない。また雨の話で申し訳ないんですけど、農水関係のところで、先ほど最初に知事も隙間になる部分みたいなお話があって、激甚になったらほかのところに費用を充てられて、そこの隙間のところにも県として十分対応できるっていうことかと思うんですが、県として今回の被害を見ている限り、知事として独自で対応する必要性があるところとってどういうふうにお考えなんでしょう。
 
(知 事)
田んぼの砂利、あれは国の制度で一定額。この一定の下、国が対象となりませんので、そこを対象にしてますんで、そこら辺のものがいっぱいあります。
 
(農地整備課)
補足させていただきます。農地整備課でございます。
知事申し上げましたとおり、国庫補助災害の対象になるのは40万円以上。それ以下について、県単小災害という制度もありますので、こういったところをしっかり活用していきたいというふうに考えています。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(記 者)
すいません、質問なんですけども、冒頭でも発言ありましたが、オリンピックの志田選手について、県民栄誉賞の授与とか、そういった考えはございますでしょうか。
 
(知 事)
この後、あの基準がどうなるか。当然基準がありますんで、これをどうなるか。これを見なきゃ、今、はっきり言えないかなと思う。ただ、すごいですよ。私が決めるもんでなくて、基準がありますんで、これに合うかどうかです。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(広報広聴課)
広報広聴課です。
補足しますけど、これまでオリンピックでメダル獲った方、県民栄誉賞を受賞しておりますので、そういった過去の事例も参考にしながら、最終的に知事のほうと相談しながら決めていきたいと思っております。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
ないようですので、会見を終わります。

 

このページに関するお問い合わせ

総務部 広報広聴課
TEL:018-860-1076
FAX:018-860-1072
E-mail:joukai@pref.akita.lg.jp