あなたの愛犬やご近所の犬は、適正に飼養されていますか?

  • 愛犬の係留(つなぎ方)が悪かったために咬傷事故につながることがあります。愛犬が、公道に容易に飛び出したり、簡単に逃げだしてしまうようでは適正な係留とはいえません。また、自宅の敷地内でも、訪問者や通行人に迷惑がかからない範囲にしっかりと係留しましょう。
  • 愛犬を玄関先につなぐ場合は、綱の長さに注意し、訪問者に飛びつかないようにしましょう。また、「犬の苦手な人」もいるので、来訪者がある場合は室内飼いの愛犬を玄関に出さないようにしましょう。
  • 飼育場所は常に清潔に保ちましょう。糞尿・脱毛等の汚れや悪臭は犬にとってもストレスとなり、病気や迷惑な無駄吠えの原因になります。もちろん、散歩の際に糞を持ち帰るのも飼い主の責任で行いましょう。
  • 愛犬の健康のためにも毎日散歩をさせましょう。運動不足から欲求不満となり、迷惑行為につながるおそれがあります。また、引き綱を放しての散歩も、犬が嫌いな人にとっては脅威となります。決して放し飼いをしないようお願いします。
  • 愛犬のしつけをこころがけましょう。しつけられた愛犬は、人に咬みつかないばかりではなく、人間社会で快適に暮らせるようになるのです。各地で開催されている「しつけ方教室」などが飼い方の参考となります。

犬に咬みつかれないために

 犬が人を咬む事故の多くは、飼い主の管理不足に起因した場合がほとんどです。 しかし、犬の習性を知り、行動心理を理解して接することにより事故を未然に防げる場合もあります。犬の習性と対処法を紹介します。

  1. 犬には、自分の縄張り(テリトリー)がある 
    • 飼い主の敷地内(テリトリー)に入る人を警戒し攻撃することがあります。
    • 訪問先で犬に出会ったら、まず犬に声をかけ、犬が攻撃的な場合は、飼い主が出てく るまで待つのがよいでしょう。
    • 犬がつながれている場合でも、綱の長さを確認し、飛びつかれないように注意しましょう。
  2. 犬は警戒心が強い
    • 飼い主に従順な犬でも、他の人や動物に対しては攻撃的になることがあります。
    • 見慣れぬ格好(ほおかむり等)で近づくと警戒して攻撃的になることがあります。
    • 犬好きの子供が、知らない犬に急に手を出し犬を驚かせてしまうことがあります。
    • 犬の上から手を出すのではなく、同じ目線で接すると警戒心が和らぎます。
    • 子犬のいる母犬には、むやみに近づかないようにしましょう。
  3. 犬は逃げるものを追いかける  
    • 犬の近くを走ると、逃げるものは弱い獲物と思い、追いかけることがあります。
    • 知らない犬に出会ったら、逃げたり走ったりせずに刺激しないよう静かに通り過ぎましょう。

 犬についての困りごと・ご相談は、環境指導課 環境・食品衛生班まで

  • 電話 0186-52-3953