焼却灰処理施設の立入調査結果等について（第３７報）
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県は、平成２６年１２月１９日に首都圏等のごみ焼却施設から排出された焼却灰の受入れを行っている小坂町のグリーンフィル小坂(株)において、放射能の状況を監視するため、立入調査を実施しましたので、その結果について、次のとおりお知らせします。
１ 敷地境界の空間放射線量
敷地境界における空間放射線量の測定結果は以下のとおりであり、これまで実施した測定結果（別添資料参照）と同レベルで、秋田県における地上高さ１ｍにおける空間放射線量の範囲（０.０３～０.０９マイクロシーベルト／時）と同等となっている。
| グリーンフィル小坂 （測定箇所：４定点） |
|
|---|---|
| 測定日 | |
| 平成２６年１２月１９日 | ０．０３ |
２ 放流水の放射性物質濃度
放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが１．４ベクレル／リットル検出された。この数値は、これまで実施した測定結果（０．８７～４.９ベクレル／リットル）と同レベルとなっている。
なお、公共水域中の放射性物質の濃度基準※であるセシウム１３４で６０ベクレル／リットル、セシウム１３７で９０ベクレル／リットルに比べて大幅に低い数値となっている。
| グリーンフィル小坂 | ||
|---|---|---|
| 採取日 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム |
| 平成２６年１２月１９日 | 不検出 | １．４ |
※ 平成二十三年三月三十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法施行規則
３ 排水汚泥の放射性物質濃度
放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが１９ベクレル／キログラム検出された。この数値は、これまで実施した測定結果（８.２～２９ベクレル／キログラム）と同レベルとなっている。
| グリーンフィル小坂 | ||
|---|---|---|
| 採取日 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム |
| 平成２６年１２月１９日 | 不検出 | １９ |
４ 地下水の放射性物質濃度
放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
| グリーンフィル小坂 | ||
|---|---|---|
| 採取日 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム |
| 平成２６年１２月１９日 | 不検出 | 不検出 |
５ 河川水
グリーンフィル小坂の放流地点の下流にある小坂川の山崎橋で採取した河川水について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
| 小坂川（山崎橋） | ||
|---|---|---|
| 採取日 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム |
| 平成２６年１２月１９日 | 不検出 | 不検出 |
参考事項
処理業者によるモニタリング結果は、以下のウェブサイトを参照してください。
DOWAエコシステム