図:文部科学大臣表彰1 図:文部科学大臣表彰2 図:文部科学大臣表彰3 図:文部科学大臣表彰4

 平成26年12月24日(水)、平成26年度優れた「地域による学校支援活動」推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞した、太田南小学校コラボ・スクールの大仙市立太田南小学校校長 小笠原重夫氏と大仙市教育委員会 山谷喜元氏、大潟村きらきら塾の大潟村教育委員会 宮田雅人氏、平元小学校学校支援地域本部の鹿角市立平元小学校校長 田中一良氏と地域コーディネーター 関 真澄氏が教育庁を訪れ、受賞の喜びを語りました。

 3活動の代表者からは、地域住民が活動に参画し、長年にわたり継続してきた内容の報告と、今後も地域ぐるみで子どもを育むために活動を継続することへの意欲が述べられました。

 これに対し、教育庁関係者からは、これまでの功績に対するねぎらいの言葉と、地域が一体となって子どもたちを育む仕組みづくりの推進のため、これからも活躍してほしいという期待が伝えられました。

  本表彰は、学校、家庭、地域が連携協力し、社会全体の教育力の向上に向けた取組の推進を図ることを目的に、「放課後子供教室」、「学校支援地域本部」、「土曜日の教育活動」、「コミュニティスクール」等における「地域による学校支援活動」のうち、その内容が特に優れ、他の模範と認められるものに対して平成23年度より行われています。今年度は全国で143活動が受賞し、表彰式は平成26年12月8日(月)、文部科学省講堂(東京都千代田区)で行われました。

受賞活動

太田南小学校コラボ・スクール 〈大仙市〉

地域住民による推進委員会での協議をもとに、地区内の学校や家庭、地域、関係機関等と幅広く連携・協働(コラボ)しながら、教科やバリアフリー体験、食育授業等において、地域ぐるみの教育支援活動を行っている。子どもたちのコミュニケーション能力の向上とともに、地域住民の生きがいづくりにもなり、地域の活性化にもつながっている。

大潟村きらきら塾 〈大潟村〉

生涯学習グループ、ボランティア団体及び教育委員会関係者が実行委員会を組織し、土曜日や長期休業中に、幼児から中学生を対象にした登山、炭焼き体験、陶芸教室、人形劇などを実施している。公民館が核となって学校・家庭・地域の連携を進め、地域の方が講師になる活動をサポートしている。実行委員会を組織することで、学校と地域の結びつきが強化されてきた。

平元小学校学校支援地域本部 〈鹿角市〉

  地域住民がコーディネーターになり、ボランティアによる定期的な読み聞かせや環境整備、学習支援などの学校支援活動を展開している。学校が行う、りんごの栽培や加工、販売までを取り入れた「アップル活動」に対し、地域の農家が積極的に協力したり、運動会を地区と学校で合同開催したりするなど、学校と地域との連携・協力体制ができている。