令和7年6月30日知事記者会見
コンテンツ番号:90267
更新日:
●知事発表
(1)梅雨期の災害への備えについて
●幹事社質問
(1)次期総合計画について
(2)マーケティング戦略室について
●その他質問
(1)女性活躍推進を担う理事等のポストについて
(2)陸上風力発電設備に係る安全対策検討会議について
(3)新スタジアム整備について
(4)参議院選挙における知事の対応について
(5)東京都議会選挙の結果と参議院議員選挙について
(6)コメの適正価格について
(7)秋田市外旭川地区のまちづくり事業について
(8)秋田市中心市街地の状況について
(幹事社)
6月幹事社のNHKです。よろしくお願いいたします。
まずは知事からの発表事項をお願いいたします。
(知 事)
私からは一点、梅雨期の災害への備えについて申し上げます。
県民の皆様に梅雨期の災害への備えについてお願いがございます。
近年、自然災害が激甚化・頻発化しておりまして、本県においても、これまで3年連続で大雨に見舞われ、大きな被害が発生しております。
また、これから雨の多い季節を迎えますけれども、大雨による被害を最小限に備えるためには、私ども行政も様々な施策を講じますけれども、県民の皆様お一人お一人がまずできることをしていただくということで、日頃の防災・減災対策に取り組んでいただくことをお願い申し上げます。
私から3点についてお願いしたいと思います。
こちら(モニター)に出てますけれども、1点目は、日頃の備えについてです。
家庭における水、食料の備蓄、ハザードマップや避難ルートの確認など、日頃からの備えをお願いします。
2点目は、正しい情報の入手についてです。
災害発生時、SNSなどで様々な情報が飛び交っておりますが、本当にいろいろな情報が混じってますので、誤った行動につながらないように、気象台や県や市町村のホームページといったところで正しい情報を入手してください。
3点目は、避難時の注意についてです。
大雨の際、河川や水路に近づかないでください。特に農家の皆様、作物がどうなってるか大変ご心配な気持ちはわかりますけども、見に行ったとしても、結果は変わりませんので、どうか見に行かないように気をつけてください。
また、浸水が心配される場合は、地域で声を掛け合いながら早めの避難をお願いいたします。
また、マスメディアの皆様におかれましても、是非ご協力をお願いしたいと思います。これまで3年連続で、いずれも7月・8月ということで、梅雨明けてからの大雨災害が多くなっております。予報で大体直前にはわかりますので、様々な形での県民の皆さんへの注意喚起にお力を貸していただければ幸いに存じます。
私からは以上です。
(幹事社)
ありがとうございます。
知事からの発表に関しまして質問がある社はいらっしゃいますでしょうか。
(記 者)
よろしくお願いします。
鈴木知事は、知事選の時からこの災害の呼び掛けに対して、更に実効性のある方策がとれるんじゃないかということを訴えていたと記憶しております。それについて、ここに書かれているもの以外でも、これから打っていきたいと考えているもの等があるようでしたら教えてください。
併せて、この出水期対策については、自治体との連携、それから速やかな避難情報の発出など、そういったところも重要になってくるのではないかと思います。例えば首長とのホットラインの構築ですとか、気象台との構築ですとか、何かそのあたりで考えていることがございましたらお願いします。
(知 事)
例年ずっと行ってきているものは、当然今年度についても実施をいたしますが、新たに今日こういった呼び掛けをするということももちろん一つなんですが、私が重視したいなと思っているのはSNSですね。自分自身のアカウントももちろんですけれども、行政から発信するものについては、より頻度とか精度を上げたものをこれから出していきたいなというふうに思っております。
また、県内25市町村長の皆さんとのホットラインについても、当然これからしっかり構築をしていきたいと思っております。
(幹事社)
そのほかいかがでしょうか。
(記 者)
丹治純子理事が退任されて、後任のポストっていうのが今のところ決まってないということでしたけども、これは女性活躍のかなり重要なポストだと思うんですが、それを置かない理由とか、今後、同様のポストを置く予定があるのかとか、そのあたりをお聞きしたいんですが。
(知 事)
これちょっとテーマが変わっていいですか。いいですかね。はい。
別のテーマということでお答えしますが、まあずっと必置のポストではないという認識でした。佐竹県政後半、最後の1期4年間に特別に置かれたポストでありますので、当然これを引き継ぐ前提でももちろんないと思いますし、あったものをなくしたという、能動的なものでもないと私は認識をしております。ただ、女性、男女共同参画というのは非常に重要なテーマでもありますので、どういうこれから人事体制も含めたところで、どんな体制をとっていこうかなというのは、私に任期が変わった今、一から考えていきたいなと思っております。
(記 者)
ポスト的には、同様のポジション、理事級とかそういうものなのか、全く違う新しいポストを新設するとか、そもそも現行の体制でやるとか、そのあたりは今のところいかがですか。
(知 事)
まさにそれも検討しているところですね。まず当り前に理事というポスト、これまで特別に4年間いらっしゃったわけですけども、それを当り前に引き継ごうということではなかったという、そういうことです。
(記 者)
ありがとうございます。
(幹事社)
そのほか、災害への備えについてご質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
では、ないようですので幹事社質問に移らせていただきます。
2点ございまして、1点目が次期総合計画についてです。
今後、策定に向けて作業が本格化していくと思いますけれども、策定のスケジュール感と、あと、知事として重要視しているポイントを伺えますでしょうか。
(知 事)
まずスケジュール感ですが、次の9月議会に骨子、骨子案を出していきます。そこでまず議会の方で審議をしていただきながら、また当然、総合政策審議会のご意見などもいただきながら、12月で素案、そして2月議会で最終的な案を提示して、今年度中には策定をしたいと、そういうスケジュールですね。
で、重視したいのは、政策課題は様々ありますけれども、何よりも秋田がいよいよ変わっていくんだなという、県民の皆さんにしっかりと伝わるようなものにしたいということです。4か年の計画ではありますが、15年後の2040年の秋田県の姿というものを、わかりやすく伝わるような形で提示をできるように準備をしたいということですね。これまでもずっと総合計画は毎期毎期策定していますけども、正直言って広く県民の皆さんが共有しているかと言われると、そうではなかったと思ってますので、より多くの皆さんが秋田県はこういうふうにこれから変わっていくんだなというふうな共通の認識を持っていただけるようなところに私は力を入れていきたいと思っています。
(幹事社)
ありがとうございます。
知事が人口減少について社会減1,000人台という数値目標を掲げてらっしゃると思うんですけれども、それ以外のテーマで何か数値目標として入れ込んでいきたいものなどがありましたら教えていただけますでしょうか。
(知 事)
ほぼほぼの項目に数値目標を掲げようとは思っています。それがないと、やっぱり私は頑張れないもんだと思います。もちろんテーマにもよりますけれども、観光にせよ、産業にせよ、また、農林水産業にせよ、人口はもちろんですけれども、多くのテーマについて私は明確な数値目標を設けるべきだと、そうやって自分たちをしっかり鼓舞すると言いますか、努力の方向性というか、ゴールがないと走れませんので、それはとても大事だと思います。ただ、選挙の時点では、この社会減しか私としては明確には言い切れなかったなというところです。
(幹事社)
今この段階で明確に出せるような数値目標っていうのはほかには。
(知 事)
ないです。これから検討します。
(幹事社)
ありがとうございます。
2点目の幹事社質問に移らせていただきます。
マーケティング戦略室についてです。
明日からいよいよ始動するということで、まず何から手をつけていきたいなど、今後の方向性について教えていただけますでしょうか。
(知 事)
しっかり体制をとることでしょうね。室長以下、兼務職員も含めると、それなりの人数になりますし、何といっても初めてのことですので、過去、名称はともかくとして、この種の機能を持った組織は庁内で初めてだと思いますので、しっかり認識を統一する、共有するということ、自分たちのチームは何をしようとしていくのかというところを、まずは固めないといけないと思います。
(幹事社)
ありがとうございます。
次期総合計画とマーケティング戦略室についてご質問したんですけれども、この幹事社質問について関連してご質問ある社はいらっしゃいますでしょうか。
(記 者)
度々失礼します。
まず総合計画のほうについて追加でお聞きします。
鈴木知事は人口社会減1,000人台というものを、任期の最終年度までということで選挙戦の方でもおっしゃられていたと思います。で、総合計画の年次自体が2017年度から2020年度までの4か年ということになるかと思うんですけれども・・・
(知 事)
ん。
(記 者)
17、18、19、20年・・・
(知 事)
それ27かな。
(記 者)
ああ、失礼しました。そうですね。はい。その4か年で、1年ずれが生じる・・・
(知 事)
26でないですか。
(記 者)
26、あ、失礼しました。
(知 事)
2026から2029ですよね。あれ、ですよね。
(記 者)
では、その任期最終年度までに。
(知 事)
その次まで総合計画の期間ではあります。
(記 者)
はい、そうですよね。で、その場合、その総合計画で定める1,000人台の目標っていうのは、知事の(任期の)最終年度までに、1期目の最終年度までに達成を目指すという、この方向性は変わらないものなんでしょうかということですが。
(知 事)
公約は公約で明確に、2028年度と申し上げましたので、それが総合計画的には3年目目標ということになると思います。
(記 者)
そうですよね。なので、総合計画上は3年目までに達成をしたいという。
(知 事)
そうですね、中間目標になるということだと思います。はい。
(記 者)
それとあと、日本一持続可能な県というものを目指すべき姿ということで、企画部会の方でも示されていたと思うんですけれども、この表現について、少し県議会の方でも、もう少しわかりやすさが必要ではないかという指摘があったと思います。この点、どのように今後、説明に努めたいと思うか、考えを教えてください。
(知 事)
私も正直、伝わりづらいなと思ってます。いろんなところでお話ししててもですね。相当補足説明をして、そういうことなのねというふうにわかってもらえてるので、これは選挙前、自分で考えた言葉ですけれども、そうした伝わりやすさという意味では、まだまだ改善の余地があると思っていますので、これは総合計画の策定の中で、より皆さんに、一言で、「ああそっちに向かっていくのか」というふうにわかってもらえるようなことを考えていきたいと思っています。これをそのまま使おうというふうに、私の中ではまだ思ってないですね。
(幹事社)
このほか幹事社の質問に関するご質問はございますか。
(記 者)
よろしくお願いします。
マーケティング戦略室について言及がありましたけれども、これに関しても、例えば一定程度の数値的な目標ですとか、結果としてのこういうものを示していきたいですとか、それも何か職員をまさに鼓舞するだとか、そういう意味で目標設定みたいなものというのは、何か設けていくつもりですか。
(知 事)
マーケティング戦略室自体が何かの事業を自前で設けてやるというイメージではないので、人口減、観光については重点的に手伝いますけれども、それをやるのはあくまで原課(直接の担当課)ですよね。そちらの方で事業や施策の数値目標としてしっかりと明確にしていきますけれども、マーケ室の成果ということではないんじゃないかと思います。要するに、各それぞれの支援をする部局での目標達成を頑張るのがマーケ室の役割だと思っていますので、マーケ室自体が何か数値を掲げてっていうことではないのかなというイメージですね。
(幹事社)
このほかいかがでしょうか。
(記 者)
よろしくお願いします。
先ほど総合計画策定のスケジュールのご説明がありました。この素案から案、そして決定までの間にこの新設のマーケティング戦略室が何かしら伴走であるとか、作成の支援という形で関与していくという可能性はございますでしょうか。
(知 事)
あると思います。どういう形かという具体的なのはまだ申し上げられないんですけども、当然にあると思います。
(記 者)
何かこう、知事として、こうした関わり方ということで期待をされているアクションはございますか。
(知 事)
そうですね、マーケ室のですよね。
(記 者)
はい。
(知 事)
わかりやすいのは観光でしょうかね。やっぱり様々な施策事業を観光文化スポーツ部の方で立案して実行していく中で、マーケティングという目線が、果たしてその秋田の強み弱みを、どういうターゲットに、どう届けていくかというようなことを、もうかなり密接に関わっていってもらうことになると思います。
(記 者)
ありがとうございました。
(幹事社)
そのほかいかがですか。
恐らくないようですので、各社、ここからは質問がある社いらっしゃいましたら自由にお願いいたします。
(では私から。)
明日、風車の事故を受けて安全対策会議が開かれると思うんですけれども、目指すところというか、どういった場として捉えればよいのかということをお聞かせいただけますか。
(知 事)
今回、初めて県内各機関、事業者も含めて一堂に集まってもらうということですので、私としてはまずはやっぱりコミュニケーションをしっかり取れるようにしてもらいたいなとは思っています。自治体は自治体でなかなか口を出す権限もないと。で、事業者さんにお願いをしないといけない部分もかなり大きいので、すごくこの問題について私が大事だなと思っているのは信頼関係、それぞれのプレイヤーが、まず皆さん、事故を起こしてはいけないという認識、目標は当然共有しているわけですから、そこで変に何か、お互い探り合いみたいなことではなくて、どうやったらよくなっていくでしょうねという同じ側に立つことができるような場になれば一番いいかなとは思ってます。
(幹事社)
何かを決めるというか、結論を出すっていう場ではない。
(知 事)
まだそうではないんですよね。
(幹事社)
ありがとうございます。
あともう一点、新スタジアムの整備についてなんですけれども、秋田市議会の中で県が事業主体になる可能性について沼谷市長が言及されてましたけれども、その後、市の側から何かお話っていうのはあったんでしょうか。
(知 事)
私自身にはないですけど、部局もどうなのかな。ないですね、特に。まああれは、あくまで、報道等で聞いた話ですが、仮定のことに対する仮定の回答ですので、具体的に何か一歩前進とかそういうことではないんじゃないかと認識してます。
(幹事社)
現時点で知事としてのその事業主体に対する考え方っていうのはどんな。
(知 事)
私はこれまでの議論をずっと見てきてますので、その流れで、(秋田)市なのかなとは思っておりましたけどもね。はい。
(幹事社)
ありがとうございます。
そのほかいかがでしょうか。
(記 者)
お願いします。
前回の議会終了後の会見で、今回の参院選について、中泉さんを応援したいというふうに知事おっしゃっていたかと思うんですけれども、まず3日に公示ということで、具体的に何かこう、こういう場で応援という形でついて回ったりとか、挨拶っていうような、何か動きっていうのは考えられたりとかはあるんでしょうか。
(知 事)
先日もお話したとおり、知事としてというよりは、個人的な応援という立場ですので、あんまり、公務もありますしね、非常にびちびちに公務も詰まっていますので、あまり表に出るっていうことはないんじゃないかなとは思ってます。その状況がちょっとまだわからないので。
(記 者)
まだ決まっていないということでしょうか。
(知 事)
そうですね。はい。
(記 者)
個人としては行かれる可能性というのは。
(知 事)
なので、時間ないので。
(記 者)
わかりました。ありがとうございます。
(記 者)
よろしくお願いします。
ちょっと選挙絡みなんですけど、話が変わって、東京都議選の関係で、東京都議選の結果で自民党が大きく議席を減らした一方で、参政党とか国民民主が急進したりとかと、結果としては結構トピックは多い感じの開票結果になったのかなと思うんですけども、都内の投票行動ではありますけれども、この結果、知事としてどうご覧になったのかというところと、また参院選も近づいてますけども、参院選の前哨戦と見る向きもある中で、知事としてはこの影響があるかないかとか、どういうふうになっていくかと、お考えがあればお聞かせいただければと思います。
(知 事)
自民党大敗という見出しが目立ちましたけども、やはり物価高騰に伴う生活の苦しさという、ここの大きな不満が長年政権与党であった自民党に矛先が向いたんだろうなと、これはもう無理もないことだなという認識です。
ただ、都議選は都民ファーストの会という、国政政党レベルでいったら無党派層の大きな受け皿になる政党があったという、状況が若干国政とは違うのかなというふうに受け止めてますが、参政党、また、国民民主党といった新興勢力が大きく勢力を伸ばしたというところからは、やはり自民党と、これまでの立憲民主党さんをはじめとする、いわゆる野党とは違うもう一つの、皆さんの投票の受け入れ先みたいなものが求められていて、そこにSNS、選挙の発展による効果が現れたのかなというふうに思っています。なので国政、今度の参議院選挙も非常に自民党は厳しい戦いになるでしょうし、戦い方というものも、また今回、全国的に各地域で激しい選挙になるでしょうから、選挙戦自体の変化というのも、また起きるのかなというふうに思ってます。
(記 者)
選挙戦自体の変化というお話もありましたけども、知事ご自身も知事選を戦っていく中で、その旧来型の何ていうんですかね、知事ご自身は政党の後ろ盾がない中で戦ってこられたわけですけれども、近年の選挙戦をご覧になっていると、やっぱりその組織の力みたいなものが、必ずしも機能しない結果みたいなものが現れることが多いかと思うんですけれども、昨今の選挙の在り方みたいなものに対する変化って、知事ご自身はどういうふうに実感されていらっしゃるのかという。
(知 事)
私の実感としては、もちろん直近の知事選挙なんですが、可視化が進んだのかなという気はしますね。前は、よくわからない部分があまりにも多く、政策といっても中身をしっかり読み込む方も、そう多くはない中で、何となくこの政党であったり、この団体が推すところを推そうというレベルの投票行動が多かったのでしょうけども、SNSで、特に動画ですよね。チラシとか静止画によるウェブ配信的なものは前からあったわけですけども、動画を見ることで大分その真実がわかるというか、真実は人それぞれですけどもね、自分の受ける印象というものを確立しやすくなると思うので、これによって大分その、人が勧められたっていうことよりも、自分が決めるっていう比率が上がったようには思います。
(記 者)
ありがとうございます。
(幹事社)
ほか、いかがでしょうか。
(記 者)
先ほどJAのほうの総会、小松会長が米価格について「今5キロ3,000円から3,500円というのを自民党の方々が言っているけれども、それでは到底現場はペイできるような形にはならないので、新たな施策と支援を検討、提案して欲しい」ということをおっしゃったんですけども、知事として適正の価格というところをどういうふうに思われているのかというのをお伺いしたいんですけれども。
(知 事)
先ほどというのは今日ですか。
(記 者)
そうですね、先ほどちょっと囲みの会見で話されまして。
(知 事)
そのご発言はちょっと把握してませんでしたけども、価格は一つじゃないですよね。もちろん米の銘柄とかにもよりますけども、生産者価格から小売価格までの間に幾つもの価格がありますので、適正は幾らだって簡単にはなかなか言えない部分がありますが、私は生産者である秋田県の長としては、やはりなるべく生産者価格は上げて欲しいし、でも、小売価格があまり今回のように上がってしまうと、日本の米そのものから離れてしまうと、これでは本末転倒ですから、今、小泉大臣が始めようとしているのは、私はこの間の流通過程をしっかりと変えていくことによって持続可能な農業生産を行いつつ、手に入りやすい小売価格というものを実現しようという方向性だと私は信じてますので、そこをしっかりと進めてもらえば有り難いなとは思っています。幾らですっていうのは、なかなか言えないですよね。
(幹事社)
このほかいかがでしょうか。
(記 者)
よろしくお願いします。
2つありまして、一つが、またこれも秋田市政の話になっちゃうんですけども、外旭川地区のまちづくりに関して、市長さんが少し踏み込んだというか、何か、本当に完全に白紙というか、完全にやめてしまうということも理論上、有り得るというようなお話、答弁もありましたけれども、あの計画に関して、最終的に秋田市がどう判断するかだとは思うんですけれども、県として、進めるに当たって何が必要で、どういうものが求めるものというか、どういうものがあれば同意ができるのかっていう、あそこの計画、何を条件で県として同意できるのかっていうのは、どういうふうなお考えですかね。
(知 事)
上がってこないことにはわからないですよね。県が当事者になるのは、地域未来投資促進法にかかる事業であった場合の話だと思いますが、市長のご答弁では、必ずしもそれありきでもないんじゃないかなって私は思ってますので、もしそうだとすれば、前任の佐竹知事が判断されたように、その法の趣旨であったり、しっかりとした要件に合うのであれば、もちろんマルでしょうし、合わないんだったらバツだという、ただそれだけの話で、あまりそこに県の主体性だったり何か秋田市のまちづくりとはかくあるべしみたいな、そういう思いは持つべきでないと私は思ってます。
(記 者)
わかりました。
もう一つ、またこれもすいません、繰り返し秋田市政で恐縮なんですけれども、秋田市中心部の商業施設の木内に関して、今の市長が接触されたという動きがありましたけれども、知事として、今あそこの店舗の現状をどういうふうに受け止めてらっしゃるかということと、市ですとか、あるいは商工会議所になるんでしょうかね、この関係者にどういうふうなご対応を求めていただきたいかという、その辺はどういうふうに考えますか。
(知 事)
場所はいいですからね。民間事業者さんの判断に対して私がとやかく言うことでもないのかなとは思います。ただ、アポイントを入れてお会いしたというだけのことに、あまり騒いでも仕方ないんじゃないかなと思います。何か話が進んだりすれば、それは話題にはなるでしょうけども、ちょっと何か色々とね。先ほどの外旭川の件に関しても、仮定の話に対する答えであったり、そういうのに対してワーってこう皆さん、反応が大きいなっては思ってます。
(記 者)
わかりました。ありがとうございました。
(幹事社)
ほか、いかがですか。大丈夫ですかね。
では、ありがとうございました。
知事会見、これにて終了させていただきます。