●知事発表
 なし
 
●幹事社質問
  (1)両副知事への期待について
 
●その他質問
 (1)新屋浜風力発電所における風力発電設備のブレード落下事故について
 (2)ガソリン税の暫定税率廃止について
 (3)知事の給与等の削減について

 


(幹事社)
 5月幹事社の北羽新報です。よろしくお願いします。
 
(知 事)
 よろしくお願いします。
 
(幹事社)
 今回知事からの発表事項はないということですので、幹事社からの質問に入らせていただきます。
 先月30日に議会のほうで、副知事2人の選任案が全会一致で同意されました。新県政の体制が整ったと言えると思うんですが、お二人への期待を改めて伺えますでしょうか。
 
(知 事)
 全会一致でご同意をいただいたというのは大変ありがたいなと思っております。私が提案の際も申し上げたとおり、自分自身が非常に刷新を掲げて知事に就任をしたということで、一方では行政に継続性も必要でしょうし、また、行政経験であったり、中央省庁との関係といった、そうした私に足りない部分を補ってもらえる人選をということでお二人を提案しましたが、就任まだ間もないですけれども非常に頼もしく、私がやりたいと思っている意図をもう既にかなり理解をされているなと思うことも多々ありまして、非常に頼もしく思っているところです。
 
(幹事社)
 まだ新県政が始まって20日もたってないんですが、大型連休も挟みまして、その辺、ご心境はいかがなもんでしょうか。知事として。
 
(知 事)
 心境ですか。そうですね、就任間もなく様々な問題が発生をしております。もともと就任直後ですから、業務多忙であろうとは思っていましたけども、それに加えて様々な対応が必要になってきていて、ちょっと想像以上の多忙感といいますか、大変だなというのが正直なところです。
 
(幹事社)
 副知事の件に関して何か関連の質問はありますでしょうか。
 なければ、ほかの質問に入ります。
 幹事社から一つ。新屋の風力発電のブレード落下事故なんですが、知事もSNSで県の対応等を発信されてましたけれども、改めまして知事の所感と、今後事業者に対して、設置業者に対して求めることをお願いできますでしょうか。
 
(知 事)
 まずはあってはならないことだなと。安全性というのが大前提の事業でありますので、あのプロペラが破損して落下するという信じられない事態が起きたということを大変重く受け止めております。因果関係はまだ調査中ではあるものの、やはり近傍で倒れられていた方が亡くなってしまったという事実、これも大変重く受け止めております。ご冥福を謹んでお祈りしたいと思っております。
 その事業者に求めることは、もちろん再発防止策、その前提としての原因の究明、これを早期にやっていただきたいということです。これは県ができること、国ができること、または今、沼谷(秋田市長)さんが国に行かれたというような話を聞きましたけども、様々各関係者が全力を挙げて、この再生可能エネルギー事業は非常に秋田県にとって大事な事業ですので、県民の皆さんの不安を一刻も早く払拭をして、しっかりとつつがなく事業を進められるようにしなければならないというふうに私は考えております。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。この件に関連の質問ありますでしょうか。
 
(記 者)
 今の事故に関連して、原因究明は基本的には国がやることだと思うんですけれども、現状、県で対応されていること、これからしようと検討されていることがあれば教えてください。
 
(知 事)
 まず発生当日のうちに県内、当該事業者はもちろんですけれども、他の風力発電事業者の皆さんには、安全の確認であったり、再発防止というものについての注意喚起をさせていただいております。そのほか、今、県内に様々な事業者がいますけれども、今後、どういった形で、その場所を提供しているのは県であり、各市町村ですから、その所在自治体としてどのような安全確保策がさらにできるのか、その設備自体の安全管理とは別に土地としての安全管理というものをどのようにできるのかというのは、ちょっとこれから検討させていただきたいと思っています。
 
(記 者)
 現状、今県が所有してる土地だったり、管理してる土地にどれぐらいの風車があるとか、それに対して近寄れないように対応するとか、具体的なものって何かあったりしますでしょうか。
 
(知 事)
 把握はしておりますけれども、今、分かります、どこか部局で。
 
(知 事)
 そうですよね。本当にいろんな立地条件で、山林であったり、海岸であったりなどがありまして、権利関係も若干複雑な部分がありますので、今すぐにそれがこう、これがこうでっていうことはちょっと言えないですけれども、はい。
 
(記 者)
 あと一点。今日午前中に、さくら風力の担当者が県の担当部局と面会してると思うんですけれども、それについて、知事、何か内容の報告であったりというのは受けてますでしょうか。
 
(知 事)
 ちょっと急な話でしたので、私も詳細は把握をしておりませんが、もちろん県としては再発防止であり、原因究明を早期にお願いをしたいということをお話ししております。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
 この風力発電の安全基準の在り方というものに今後議論が至るのかどうかというところがあるかと思います。現状まだ不確実なところが多いんですけれども、県としては、こうした議論に対してどのような立場で臨んでいくか、知事のご方針あればお聞かせください。
 
(知 事)
 おっしゃるとおり、そもそも今ある安全基準というものも適切だったのかどうかというところまで議論はしないといけないと思っております。秋田市内で2例目だと私は承知しているんですけれども、もともと想定していないような破損だと思いますので、これが果たして今までどおりの安全点検であったり、それがちゃんとなされていたかどうかという観点と、そもそもその基準でよかったのかどうかという観点、これはしっかり分けて考えないといけないですし、何といっても多数立っている所在地の自治体ですから、そこはしっかりと厳しい態度をもって国に求めていきたいなとは思っています。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
 国のほうに対して今後何かの機会に要望を行う予定ですとか、そういった考えは今のところありますでしょうか。
 
(知 事)
 そうですね、行ったりするかどうかは別としても、何らかの要望はしていきたいと思ってます。
 
(記 者)
 自民党会派との県政協議会の中でもお話しありましたけれども、立入りについて規制は難しいのでしょうかという質問もあったかと思うんですけれども、やはりこれは現状、知事としての認識としては、なかなかその地権の関係もあって難しいという認識でしょうか。
 
(知 事)
 いや、ケース・バイ・ケースじゃないですかね。多数立ってますので、その中で例えば住家のどれぐらいの離隔距離に立っているのかであったりだとか、どこまで飛散するかっていうのは本当に状況によりますし、破片の大きさとかによってくるので一概に半径何メートルみたいなことは言えないかもしれませんけども、いま一度ちょっと、このような事故が起きた以上は、本当に安全なのかどうかという、その土地の用途にもよりますし、私としてはそこはちょっと再検討はしていきたいと思っています。
 
(記 者)
 そして、その立地が複数の市町村、市などにわたるということで、自治体との連携というのも大事になってくるかと思うんですけども。そのあたり何か連絡を取り合うなど、そういった動きっていうのはあるものなんでしょうか。
 
(知 事)
 そうですね、必要なことだと思っています。この安全確保に関して異論のある方はいないと思いますので、各首長さん、市町村長さんとも密に連携取りながら県民・市民の皆さんの生命・財産を守っていくということは最優先で進めていきたいと思っています。
 
(幹事社)
 ほかに関連でありますでしょうか。
 
(記 者)
 先ほどの皆さんの質問に関連して、設置とか管理に関しては国が管轄しているというところではあるんですが、今後、点検の報告だったり、内容の報告だったりとか、あるいはその設置に関して、その自治体として関わる法的な仕組みだったりっていうのは必要だとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 今現在の法制度の中で、やはりこういう事故が起きて自治体としてやれることがやはり少ないなという感覚はあります。それを今後どういう形にしていくのかというのは、ちょっと議論が必要だなとは思っています。
 
(記 者)
 仕組みがあったほうが望ましいと。
 
(知 事)
 今回の件に対しての国なり事業者なりの対応にもよるんじゃないでしょうかね。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかに関連はありますでしょうか。
 もしなければ、ほかの事項でもありましたらお願いします。
 
(記 者)
 ガソリン税に関して伺います。現在、国のほうで、いわゆる暫定税率の廃止についての議論が進んでいるところですけども、一方で地方税収にもかなり影響が出るというふうな形で、各自治体の首長さんからもいろんな意見が出ているところですけども、今の議論について、暫定税率そのものについて知事のご所感と、議論をどういうふうにご覧になってるかをお願いします。
 
(知 事)
 もう国民の負担感というのはかなり限界に近いのかなというふうに思っております。これはかなり住んでる地方にもよるテーマだとは思うんですけれども、秋田に住んでる私の感覚からすると、本当に燃料価格というのはいつ下がってくれるんだろうなというのが国民・県民の素直な気持ちだろうと思っています。
 今回、間もなく選挙があって争点にもなるんでしょうけれども、当然、減税だとか負担軽減に関して異論のある人はいないわけなんですが、必ずその裏があると。その代表例が地方の税収減になるんだということなんですが、それとやはりセットで議論をしていただきたいなと思っています。県の財政は非常に厳しいという中で、そこを勢いで減税してしまった後の財源措置というのがどのようになるのか。私、先週ですかね、知事会長、村井知事ともお会いしましたけれども、やはりこの話題になりました。そこの財源の代替措置というものがどうなるのかというのを非常に私も、ほかの県知事さん、都道府県知事と同じく危惧しているところでありますので、そこはやはり、ここで賛成だとか反対だとかと言うべきではなく、両論をちゃんと共にやってほしいなということですかね。
 
(記 者)
 14日開会の県議会本会議のほうに、知事ご自身の給与、それから期末手当を一定程度削減する条例改正案を提出するとお聞きしております。その狙いと、給与、期末手当それぞれのカット幅についてどうされるのか、お考えをお聞かせください。
 
(知 事)
 これは単純に佐竹知事の任期が今回切れたと同時に、その措置についても期限を迎えるということで、それを引き継ぐというのが一番大きな趣旨です。長く現下の厳しい経済情勢に鑑みという理由づけをもって佐竹知事はご自身の報酬をカットされてきたわけですが、そこで新任の私が、若い知事としてなっていきなり16年務められた佐竹知事よりも多くの報酬を頂くのも潔しとしないというのが私の中でありますし、まず少なくとも理由づけについては、今、賃上げムードの中で必ずしも経済情勢を理由にして下げるべきではないという思いもあって、少しその表現を変えたという形になっておりますけれども、やはりきちっとまずは新米の知事としてしっかり業務に邁進をして、成果を出した上で、こうした措置については本則に戻していくというのが私は筋だろうという、そういう考えに基づくものです。ぜひご理解をいただければと思います。
 
(記 者)
 すいません、あとカット幅について。
 
(知 事)
 カット幅って何ぼでしたっけ。
 
(危機管理監兼広報監)
 20。
 
(知 事)
 20ですよね。はい、20パーセント、同じです。
 
(記 者)
 佐竹知事と同じく給与20パーセント、期末手当20パーセント削減ということですね。
 
(知 事)
 そうですね、はい。
 
(記 者)
 承知いたしました。
 
(知 事)
 全く変化なくするということですね。
 
(記 者)
 はい、分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。
 
(記 者)
 今の質問に関連して、ちょっと細かいところなんですけれども、削減の時期は任期4年間分ということでよろしいですか。
 
(知 事)
 でしたよね。はい、そうです。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかにいかがでしょうか。
 
(記 者)
 すいません、度々で失礼します。風力発電の件で、ちょっと戻って恐縮なんですけれども、知事、事故発生翌日の3日に、ご自身のフェイスブックで発信もされていたと思います。その時、写真もついてあったんですけれども、どうでしょう、近くまでご自身で現場は確認されにいったとか、そういうことってあるんでしょうか。
 
(知 事)
 その時の写真は部局提供の写真です。その後行きましたけれども、近くまで。近くというか入れるところまで。
 
(記 者)
 やはり海浜公園という名のつく場所だけあって、やはり人の往来がもちろんある場所だと思うんですけれども、そういうところだという認識、改めてもって、何かやはりこの問題は根深い、非常に難しい問題だという、何か認識を改めたところはあるものでしょうか。
 
(知 事)
 おっしゃるとおり、あの「ももさだカエル」は私も何度か行ったことがあるところですけども、散歩するところですよね。立地条件がそこによって全然違うということで、あまりプロペラが折れて落下するなんてことは想像してなかったと思うんですよね。なので、そういう見方をもって県内の陸上風力発電についてもう一回改めて見直して、見直すというのはあらってみる必要はあると思います。問題のないところもあれば、これはちょっと心配だなというところもあるんじゃないかと思いますので、そこはちょっと認識を改めたいなとは思ってます。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございました。
 
(幹事社)
 ほかの事項でもよろしいでしょうか。
 では、これで閉じたいと思います。知事ありがとうございました。
 
(知 事)
 ありがとうございました。

 

 

(幹事社)
幹事社の読売です。まず知事から発言があるとのことですので、よろしくお願いします。
 
(知 事)
最初にパリオリンピック、志田(千陽)選手、銅メダル、大変おめでとうございました。志田選手の銅メダル、本県にとって12年前の2012ロンドンのバレーボール、江畑(幸子)さん以来の快挙であります。まさに本県の代表する選手でありますので、心からお祝いを申し上げたいと存じます。
また、北都銀行のナガマツペア(永原和可那選手・松本麻佑選手)、残念ながら決勝リーグには(進出)できませんけれども、まずは大変に健闘したということを讃えたいと思います。
いずれこの後も本県選手の、出身選手の活躍の場がありますので、大いに頑張ってほしいなと思います。
今日、大分暑くなりましたんで、熱中症の関係で少し県民の皆さんにお願いがございます。
大変気温が高くて、34度、5度という、場所によっては相当上がってます。また、この後しばらく高温が続きますんで、まずは熱中症に気をつけていただきたい。こまめに水分の補給、またエアコンの利用も適正な温度に設定しながら活用していただきたい。特に高齢者の方、あるいは子どもさんについて、自分で症状が分かりませんので、十分に周囲からお声をかけて、こういう方々をしっかり守っていただきたいと思います。
また災害の関係、ボランティア、非常に暑い中で大変ですんで、十分熱中症に気をつけながら、ボランティア活動をお願いしたいと思います。
いずれ環境省から暑さ指数とか熱中症警戒アラートが出ますんで、そういうものをチェックしながら、熱中症の予防をお願いしたいと思います。
また最後に、省エネエアコンの導入助成、第2弾のあきた省エネ購入応援キャンペーンを実施しておりますが、まだ残りがありますんで、エアコンを購入する際にはご活用いただきたいと思います。
以上であります。
 
(幹事社)
では、今の知事の発言に対し、質疑のある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
もし分かればですけど、熱中症に関して、県内、増えてきてるとは思うんですけれども。県内でどれぐらい、今年に入ってから熱中症で搬送されてるといったまとめ等はあるんでしょうか。
 
(知 事)
今のところ4月29日から7月28日までの間の統計があります。これが197人。特に7月15日から21日、この1週間は大分多いです。いずれ最近多くなっておりますんで、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
 
(幹事社)
ほかにいらっしゃいますか。
いらっしゃらないようなので、幹事社から1問代表質問させていただきます。
先月下旬の大雨についてです。明日、知事も内閣府などを訪れて要望要請活動を行うということですが、まずは被害の所感と考えている支援策、あと要望の内容などについて、知事のお考えをお聞かせください。
 
(知 事)
今回、大分広範囲にわたってますんで、農業の関係、あるいは農地や農業用の施設、また道路の損壊、あるいは河川。特に河川、今回子吉川系統の直轄部分、あそこもいきましたんで。雄物川が大分(整備が)進んでまして、米代川も大分進んでますが、今回、子吉川のほう、今まで手をかけてますが、直轄河川が損壊するということは相当影響があります。特に雄物川流域、あの治水、ダムもできますけども、まだしばらく先ですんで、ぜひ、これも抜本的な改修、直轄で、この部分、特にお願いしたいと思います。
また農水の関係。大分、激甚災害でもカバーできないところがありますんで、そういう点において、国のほうでもなるべく農水省の様々な支援をお願いしたいと。
で、そこの隙間の部分はこれから9月まで県で補正を組みますんで、まず県の部分は昨年の例もありますんで、まずはそういう農業の支援、営農継続、これを中心に考えていきたいと思います。
また、まだ行方不明の方がいらっしゃいますんで、なるべく早く見つかるように願ってます。
いずれ明日、内閣府の防災関係、財務省、総務省、国交省、農水省、ここを回ります。で、急遽決まったもんですから、今、要望の内容を細かくやってます。いずれ激甚災害の場合、これからうちのほうで被害の内容を精査して、これをまとめて各省庁に上げて、これが基になります。まずは、総理から「検討するように」というお言葉がありましたんで、何とか激甚災害に。これになりますと、災害復旧、大分補助率が上がります。県の財政負担が減りますんで、その分、県で隙間のところをやれますんで、そういうことで明日、朝から行ってきます。
で、ついでにちょっと、私、ここに入ってくるとき、非常に苦しくて。あの、3日ぐらい前から大分腰の辺りが痛いっていうことで、2日前にシャワーを浴びたときに見たら、大分赤い斑点があったんです。で、昨日痛いもんだから、ネットで調べましたら帯状疱疹、これのようです。で、昨日救急外来、休みなので行きました。で、今日朝、午前中に精密検査をしたところ帯状疱疹ということで、大変痛いです。ただ、明日の国への要望、これは何としてもやる必要がありますんで、先生にお願いして、明日の夜までは何とか持つように鎮痛剤をやって、頑張って行ってきます。あの、ひどい状況です。
で、問題、1週間ぐらいは、なるべく静かにしてるようにっていうことで、まずは今週、副知事に代行できる業務は副知事にやってもらいます。ただ、重要な業務、まだ熱はないですから、動けますんで、痛みを我慢しますので、これは出ますけども、多くの業務を、まず今週1週間は副知事に代行をお願いしたいと思ってます。
 
(幹事社)
今の知事の発言について、質疑ある方、代表質問に関連しての質疑ある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
すいません、お体、ご体調心配なところ申し訳ありません。その1週間っていうのは、大体、今日から1週間っていうふうなイメージでいらっしゃいますか。
 
(知 事)
まあ今週いっぱいぐらい。
 
(記 者)
今週いっぱいぐらい。
 
(知 事)
大体、発症が3日か4日前です。だから10日ぐらいで、大体良くなると。大体10日ぐらいがめどで、治療、回復のめどということで。それがちょうど3日ぐらい前ですから、大体今週末ぐらいまで。
 
(記 者)
病気の知識がなくて恐縮なんですけれども、1週間静養すれば、症状はやわらぐっていうふうな病気なんでしょうか。
 
(知 事)
はい。大分、今、多いんですよ。若い方もなるというんです。県の職員も結構かかってるんです。で、特に高齢なれば疲れが出れば出るっていうことで。ただ熱がありませんので、食欲のほうはバンバンあります。これが一番なもんですから、まず鎮痛剤等、強い薬、お願いしましたんで、まず今のところ。ただ歩くと痛いんですよ。
 
(記 者)
改めて確認なんですけど、明日、政府のほうに要望行かれて、それ以降は、静養されて、来週の月曜日ぐらいから復帰予定だと。
 
(知 事)
単に黙って座ってやる用はできますけども、歩くのが大変痛いもんですから。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますか。
 
(記 者)
体調悪いところ大変申し訳ございません。ちょっと大雨に関連して激甚災害に関してなんですけれども、スケジュールとしては、県のほうで被害を調べてから申請するっていうこと、申請というか国のほうに伝えることになると思うんですけれども、県内スケジュールとしては大体どれぐらいになりそうかという見通し等ありますでしょうか。
 
(総合防災課)
総合防災課です。現在、まだ国のほうともしっかりまだ協議もまだできていないような状況ですので、これからというような話になるかと思うので、まずは最初に知事のほうから内閣府、国のほうに1回行っていただいて、それからスケジュールが決まってくるものかなというふうに認識しております。
 
(記 者)
ありがとうございます。
あと、大雨の県の支援に関してなんですけども、大体予算規模等どれぐらいを想定されてるんでしょうか。
 
(知 事)
まだ全体が明確に分かってませんので、これからこのお盆中に査定と積算をやります。あと、9月補正というと、今月末ぐらいまでには大体固まるかなという。で、大分相手もお盆休みに入りますんで、まずは今回大分田んぼ、去年と違って、あそこの川が急流なもんですから、相当土砂が田んぼに入ってます。この分、昨年は山際のところだけで、あとは田んぼの水が引けると普通ですが、今回全面的に、薄くですが全部入ったところがありますんで、相当田んぼ、来年の耕作に間に合うかどうか。そうしますと、来年できませんので、相当、農家の方が困りますんで、そこらを辺どうするか。思った以上に田んぼの中、砂利が入ってます。これが一番です。あと、林道、山、あれはまだ全容を完全に分かってませんので、相当奥まで、特に鳥海山系、急峻ですんで、奥に入るのが非常にまだ危険なんです。早急に今やってますが、なかなかそう簡単に山の中はできませんので。
 
(幹事社)
関連質問はございますでしょうか。
では、その他の項目で質問がある方いらっしゃればお願いします。
 
(記 者)
また大雨に関する質問で恐縮です。明日の国の要望、改めて激甚災害の指定を強く求めていくというふうなお気持ちでしょうか。いかがでしょうか。
 
(知 事)
内閣府、これは激甚災害(関係等の要望)。あと各省庁、激甚とまた異なるメニューがあります。総務省、特交の配分を多くお願いするとか、また例えば子吉川の流域治水、あれは激甚とか何とかでなくて、それをどう判断するかは国交省だと思うんです。だから激甚は激甚ですが、そのほかのパターンがいっぱいありますんで、そういう個別ごとに各省庁で、激甚と関係あるなしにかかわらずできるものはありますんで、これもお願いします。
 
(記 者)
知事、今、河川の具体的なお名前でいうと子吉川っていう名前、何回も出てきてるかなと思うんですけれども、知事の認識としてやっぱり子吉川、もちろん広範に被害が及んでるというのは重々承知なんですけれども。
 
(知 事)
直轄部分、あそこが損壊してます。雄物川、29年の雨で相当抜本的に改修してます。米代川、あれも相当やってます。子吉川もやってますが、まだそういう状態であれば、もう少し強固にやる必要がありますんで、そこら辺をどうするか。直轄の場合、相当簡単でないんですよ。
 
(記 者)
やはり直轄河川に損害があったっていうのは、やっぱり今回の記録的な大雨で一つ象徴的な大きな被害だと。
 
(知 事)
ええ。ダムが完成すれば相当違いますがね。
 
(記 者)
あと、すいません。その国の支援が下りるまでの間は9月補正で、支援の費用も出すというところなんですけど、9月補正は農地とか田んぼとか、そっちの農業部分の支援っていうのを手厚くやるというふうなお気持ちでしょうか。
 
(知 事)
県管理河川、今、応急でやってますんで、これをどうするか。応急でやってもこれをどういうふうに改修、まだこの後、災害査定で現状復旧か、またプラスアルファするかで、相当国との調整が必要ですんで、これがそう簡単にいかないですね。
 
(記 者)
あと、すいません、もう一つだけ。農業、今年育たかなかったら来年以降の豊作にちょっと影響が出るっていうようなお話もあったかと思うんですけども。その来年以降に影響ができるだけ及ばないようにするためには、どういった施策が求められているか。
 
(知 事)
田んぼが全面的に埋まってますと、相当時間がかかるし、今年もあの稲が取れませんし、来年までっていうと、まだ冬もあります。ここら辺が非常に難しいんです。だから相当、どうするか。で、砂利がありますと全部取って、また土を入れ替えるという。これが今、建設業、昨年の災害で手が回らないんです。そういう点もありますんで、なかなか悩ましいですね。
 
(記 者)
我々が取材する中で、その農業の用水路も土砂で埋まってという話も伺うんですけど、そこに対する対応というのはどのようにお考えですか。
 
(知 事)
早急にできるものは今やってますんで、まず今年、可能なものは何とか急いでやってます。ただ問題は、抜本的にやる必要のあるところはどうするかです。
 
(記 者)
抜本的にやる必要があるところっていうのは、今後、時間はかかるかもしれないけど、慎重に考えていかれると。
 
(知 事)
単にそこだけやっても上流のほうに手がつかないと、また同じなんですね。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
今、円高が進んでますが、県内のインバウンドなどにいろいろ影響が出るか、出てましたら教えていただきたいのと、あと株価の下落も影響などいかがかなと思いましてお願いします。
 
(知 事)
インバウンドは台湾が中心ですんで、そう今のところ影響はございません。ただ、この後、欧米のほうがどうなるか。ただ今のところ、私どもに来るところは、すぐには円高の状況が影響するとは思ってませんが、これから十分これを注視するという、そういうことは必要かと思います。
あと株価のほうは、企業のほうで株、大企業の関係で、これを相当持って決算するところは、大分決算が悪くなりますが、まずそこら辺、うちのほうは大企業の本社は余りありません。株価のほうは、大企業がそう多くないもんですから、そんなに影響するのかな。ただ、全国的に影響がありますと、交付税とか様々な税に影響しますんで、そっちのほうが全国的、オールジャパン、この影響がどう受けるか、これが一番です。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
去年の大雨では、秋田市の中心市街地が被害に遭ったということで、9月補正では中小企業に対する支援策なども盛り込まれていました。先ほどお話にあったように、今回は田んぼですとか農地の被害が多いということで、去年の9月補正とは県の支援策も性質が変わってくるでしょうか。
 
(知 事)
事業者、商工業者、商工業、若干(被害を)受けてますが、まずそう多くないと。ただ、去年は中心市街地、ほとんど商工業ですんで、そこのウエイトは大分違うかなと。
 
(記 者)
そうすれば今年の9月補正では、農家の営農支援が大きな柱になりそうでしょうか。
 
(知 事)
と、あとは県の管理(県管理河川等)の、ここが中心です。
 
(記 者)
予算の規模感としてはどうでしょうか。
 
(知 事)
まだ全然、これからです。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
話題変わって、ふるさと納税について伺います。先日総務省から発表された情報によると、寄附総額が全国では1兆円を超えていて、秋田県でも最高額を記録しています。一方で都市部のほうでは税収の流出が止まっていないといった課題もある中で、現在の制度に対する見直し案というのも検討されるところですけども、知事は現在のこのふるさと納税の制度について、この在り方、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
 
(知 事)
これの趣旨は十分に理解します。で、こういうものはあってもいいと思う。ただ問題、今完全に返礼品の競争。で、あれが大分地元の地場産業にプラスの影響がありますが、あれが行き過ぎますと。本当はそういうもの、いいものがあるところ、ないところ、これ全部というのは無理なんですよ。多分、全体、あの実入りは半分ぐらい、あとは業者に行く。これがどうか。だから若干、本来の最初の趣旨と大分様相が変わってますんで、これをどうするか。あとは都市と地方、相当対立、分断。東京都なんか、今回小池さんも相当ぶつぶつ言ってます。そこら辺、大都市は相当影響を受けてますんで、そういう分断が余りあると何か変なもんですから、もう少し、何というか、競う合うというよりも、何か別の手法も検討する必要があるかなという、そんな感じもします。
 
(記 者)
ちょっと行ったり来たりで申し訳ない。また雨の話で申し訳ないんですけど、農水関係のところで、先ほど最初に知事も隙間になる部分みたいなお話があって、激甚になったらほかのところに費用を充てられて、そこの隙間のところにも県として十分対応できるっていうことかと思うんですが、県として今回の被害を見ている限り、知事として独自で対応する必要性があるところとってどういうふうにお考えなんでしょう。
 
(知 事)
田んぼの砂利、あれは国の制度で一定額。この一定の下、国が対象となりませんので、そこを対象にしてますんで、そこら辺のものがいっぱいあります。
 
(農地整備課)
補足させていただきます。農地整備課でございます。
知事申し上げましたとおり、国庫補助災害の対象になるのは40万円以上。それ以下について、県単小災害という制度もありますので、こういったところをしっかり活用していきたいというふうに考えています。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(記 者)
すいません、質問なんですけども、冒頭でも発言ありましたが、オリンピックの志田選手について、県民栄誉賞の授与とか、そういった考えはございますでしょうか。
 
(知 事)
この後、あの基準がどうなるか。当然基準がありますんで、これをどうなるか。これを見なきゃ、今、はっきり言えないかなと思う。ただ、すごいですよ。私が決めるもんでなくて、基準がありますんで、これに合うかどうかです。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(広報広聴課)
広報広聴課です。
補足しますけど、これまでオリンピックでメダル獲った方、県民栄誉賞を受賞しておりますので、そういった過去の事例も参考にしながら、最終的に知事のほうと相談しながら決めていきたいと思っております。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
ないようですので、会見を終わります。

 

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