●知事発表
  なし
 
●幹事社質問
 (1)2050年における世帯数の将来推計について
 
●その他質問
 (1)所得税の基礎控除等(いわゆる103万円の壁)の引き上げについて
 (2)兵庫県の知事選挙について
 (3)新県立体育館の整備や秋田ノーザンハピネッツのBリーグプレミア参入について
 (4)来春の知事選の動向について
 (5)新スタジアムについて
 (6)タイのトップセールスについて

 


 

(幹事社)
 今月幹事社の共同通信です。よろしくお願いします。
 まず、知事から冒頭発言があるということです。お願いします。
 
(知 事)
 先般、三笠宮崇仁親王妃百合子殿下が、11月15日、薨去されました。三笠宮妃殿下は、これまで3回御来県されております。直近では昭和54年の冬季国体の際、崇仁親王殿下に御同行され、フィギュアスケートを御覧になられたという記録がございます。その際に、出場の選手や大会の関係者の皆さんに大変温かい御声援をおかけいただいたと聞いてございます。県民の皆さんと共に心から哀悼の意を表させていただきます。
 以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 では1問、幹事社から質問をさせていただきます。12日に国立社会保障・人口問題研究所というところが出した将来推計で、秋田県は2050年に6割が高齢者世帯になるという推計が出ました。知事として、受け止めですとか今後どうされていくか教えてください。
 
(知 事)
 世帯数の高齢者の割合は、相当高くなります。全国的に最下位ではございませんが、40位台という。これは高齢化県として避けられない状況であります。で、この2050年までの間にどういうふうな社会対応(を行うか)、これが一番必要です。様々な見方がありますが、私はやっぱり公助、共助、自助、3つをどういうふうにうまくリンクさせてバランスをとるか(が大切だと思います)。
 まず公助の部分は大変課題もありますが、介護、医療福祉、この関係をどういうふうに、まあ人材不足も大変(課題が)あります。どういうふうな関係で、これを維持するか。最近では、今日の補正予算でもありましたが、人材不足の観点からロボットやICT、これを活用するような施策が相当増えています。人材の養成、また待遇の改善、そしてこういうロボット関係、こういうものをいかに活用するか、これが公助です。
 共助ですが、やはり地域コミュニティ、これ私のほうの町内でもこういう事例があります。独り暮らしの御老人に対し、近所の方が炊事のサポート、あるいは買い物のサポート、こういうものをうまく町内会が連携しながらやるという、そんな形でうまくいっている例もあります。また共助の場合、プライバシーの問題もありますが、そこら辺で、どういうふうにうまくプライバシーの壁を乗り越えて、お互いに助け合えるか、こういう地域コミュニティ、これをどういうふうに進めていくか。市町村が中心ですが、県としてもそういう在り方、そういういい事例もありますんで、そういうものを全県的に普及するという。
 また自助の部分です。まさに生活習慣病やそういう関係で、いかに健康寿命を延ばすか。おかげさまで本県は、全国最下位から大分良くなってますが、まずは健康寿命を延ばしながら、なるべく自分でものができるという、そういうような自分の自助の部分、これが基本として、これに対応しながら社会の在り方。
 最近、高齢者に対する給食、食事サービス。あとはコンビニに行っても相当、そういう高齢世帯向きの弁当とか惣菜が売ってますんで、そういうものをうまく使うか。
 で、最後はやっぱり様々な公助がありますが、やっぱり身内の子どもさんとか、身内の方と一緒に暮らしながら、一番、家族として最も望ましいというか、高齢になればなるほど、そういうふうに、私もそんな感じですが、自分の子どもさんと一緒に暮らすということが、相当高齢になればなるほど望みますんで、まずはそういうふうな若い方をいかに増やすか、地元にとどめるか。あるいは、Aターンのそういう関係で、最近、若干いい話があったんです。ある県内の誘致企業が相当賃金が高いということで、そこは数十名のうち8割ぐらいがUターンです。そうしますと、その親御さんが、自分の子どもが帰ってきて同居するという。そんな意味でAターンの関係で、賃金のいいところがあって、また待遇が良ければそういうふうな誘致企業に限らず地元企業もそういう関係で若い方をどんどん地元に雇用できますと、その関係で相当単独世帯がなくなります。そういうふうな社会的な状況をいかにつくるか。こういうことをうまくバランス良くやっていくことが非常に必要かなという、そんなふうに思ってます。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。では各社さんお願いします。
 あ、ごめんなさい。その他の件についても質問あればお願いします。
 
(記 者)
 いわゆる103万円の壁のことについて伺います。今、国民民主党が主張されていて、議論をやってるところですけども、いわゆる県民、国民に対しては効果があるとされている一方で、自治体の財源のほうでは課題があるというふうな意見もありますが。
 
(知 事)
 まずは今の日本の賃金からすると、やはり可処分所得を増やすということは必要かなと。その意味で、当然総論としては、この壁をどういうふうに、この103万円だけではなくて、様々な面で国民の所得を増やすという、これは大変にいいことです。ただ問題は、この関係で地方も国も税収が減ることは、これは確かです。で、何年かの間は、政府の余剰金とかそういうものを活用できますが、これが恒久的になりますとどうなるか。で、うちのほうで試算しますと、県と市町村で250億。県が100億、市町村が150億。そうしますと、県で100億が減収しますと、相当苦しいと。苦しいというよりも、ほとんど県単事業の半分はなくなる。これをどういうふうに国が補てんするか。ただ問題、長くなりますと、簡単にはいきません。よく間違いがある、捉え方にね。単純に言えば、確かに所得は増えますと消費も増えます。ただ問題は消費。地方の消費はそう増えないんです。今、秋田のお米はアマゾンで買えます。通販は相当多いです。そうしますと通販の部分、今の若い方、子どもさんのおむつを地元で買う方、ほとんどいないんですよ。あと、お米。これも県内であると相当通販とかやってる。で、そうしますと地元の消費も全部東京に行っちゃうんです。上がりはね。だから単純に、100億円の減税になっても、消費に回る分は何分の1です。で、何分の1の、何分の1か、東京に行きます。ですから、これをどういうふうにやるか。
 私、こういうことも、あり得るかなと思う。日本は自分の能力以上のことをやってきた。だから単純に言えば、行政サービスを最低限にすると。そのかわり所得を増やす。これはアメリカン方式。所得を上げるけども、そう細かい行政サービスはやめると。これも一つです。どういうふうにこれを取るか。まあこれ大変難しいです。あの、だから福祉医療とか教育とか、そんなところはしっかりやるけれども、大半のことはカットすると。そのかわり、所得が増えますんで、あとは自己責任だという方針でやるかどうか。これは非常に難しいです。どっちを取るか。もうそこまで行くんですよ。
 だから私は、103万円の壁を撤廃して減収になることに、全部が反対ではないです。ただ、どういうふうに決めるか。どんなふうにこれをしっかり、多分日本の今の現状は、自分の能力以上のことをずっと国も自治体もやってきてると。この結果、こういう財政赤字。ですから、また元に戻ると。最低限のサービスをやると。ここ、どういうふうになるか。非常に議論があるところで、単純に捉えることは非常に危ないなという、そんな感じもしますね。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 すいません、話題変わってもう一点だけなんですけど、この前の日曜日に兵庫県の知事選が行われて、斎藤さんが再選されました。今回の選挙戦、SNSの力もかなり大きかったというふうに見られてます。
知事はどういうふうに御覧になりましたでしょう。
 
(知 事)
 あの方の誕生日は(私と)同じなんだ。11月15が誕生日。坂本龍馬(も同じ誕生日で)、あの方と私。何か共通項があるんだな。
 単純に言えば、SNSの関係のことも言いますが、実態は分からないです。実態は完全に私、掌握していませんので、評論はできませんけども、まずはあれが民意であったら、これをどう評価(するか)。で、まずはあの方もこんなふうに考えてるんじゃないですか。自分も反省点はあると。で、この後は相当慎重にすると。多分相当慎重にやると思う。逆に、すごく姿勢を低くする。これをできますと、この後円満にいくんですよ。だからトランプさんと同じ。曖昧な当たり前のことを言っても、選挙では通じない。今の選挙は断定。自分は県民のために頑張るとか、当たり前だよね。県政を良くする、当たり前。何をやるか。これがないと勝てない。だからあの方、やっぱりある意味、単純に言えば、これいいことか悪いことか自分でも分かりませんが、少しぐらい瑕疵があっても、いい施策や事業をやると評価するという。だからそこら辺、国民とか県民が相当、そんな感じで今捉えてるのかなと。ハリスさんの言ってることは、英語を訳すと全部曖昧なんです。当たり前。トランプさん、ぱっ、ぱっ(断定)でしょう。だからこれ、この後の選挙もこうなってくるのかなという。だから本人の人格とか、そういうことは若干瑕疵があっても、やることはやると。このほうが行くんじゃないかな。だからこれ、あまり行き過ぎると、これも困るんだよな。そこのバランスをどう見るか。だから単純には、たたかれれば、たたかれるほど、同情も多いんですよ。このたたき方、マスコミのほうが相当工夫しないほうがいい。報道は普通なんですよ。ただ一般報道の力がなくなると、今度は大変なことになる。だから一般報道をどういうふうに公正に、何というか、視聴率とか、そういうことだけでなくて、いいことはいい、悪いことは悪い、これをうまく。これが一番かなという。これをSNSのほうが、これはどうしようもないですよね。
 まあそんなことで、斎藤さん、これからどうなるか。まずは、多分私は相当慎重に県政を進めるかなという、そんなふうに感じてます。
 
(記 者)
 戻りまして年収の壁についてお尋ねしたいんですけれども、先ほど県税が100億円、市町村税が150億円減収だというふうなお話がありました。県のほうでの財政調整基金も目減りしていく中で、政策提案した国民民主党、また、このまま実行されれば、というふうなことを前提かと思いますけれども、国に対してどういった対策を求めていきたいと思っていらっしゃいますか。
 
(知 事)
 今の経済、景気がアップすると相当よくなるけれども、まずは相当ある期間、国はしっかり財源補てんを地方にやってもらわないと、全く市町村も何にもできない。だから100億円がなくなりますと、県単の事業(ができなくなります)。防災・減災(関係の事業)も、ガクッと減るんですよ。これをどうするか。だから、ある期間で税収がどんどん増えるようになりますと、バランスが取れます。だから総合的な経済対策をどうするか。これはセットですよね。
 
(記 者)
 もう一点お伺いしたいんですけれども、先ほど知事がお話しいただいた県税100億円と市町村税150億円に合わせて、地方交付税も減収が見込まれると思いますけども。
 
(知 事)
 当然、ええ。
 
(記 者)
 これはどのくらい、県分、市町村合わせて。
 
(知 事)
 これは単純にはいかないです。だから減少はありますが、減少すると、補てんしてますんで、国がこれをどうするか。国の補てん分、これもなくすとなれば全くガクッと減るんです。だから今でも国が補てんするものがありますから。だから、臨財債(臨時財政対策債:国が地方公共団体に交付する地方交付税の財源不足に対処するため、その不足する金額の一部を一旦地方公共団体で借金をしてまかなっておく県債のこと)、あれ国と地方が折半ですんで、あの半分の部分をどうするか。これを増やすと、この半分は将来負担になるんです。だからこれ、頭が痛いでしょう。
 
(記 者)
 分かりました。
 話題が変わりまして、新県立体育館のことについてお尋ねしたいと思います。再公告のスケジュールが今日発表されましたけれども、これBプレミアリーグには、初年度には、これ、ハピネッツ間に合うスケジュールというふうな。
 
(知 事)
 先般、豊橋市(新しい市長)はアリーナに反対してます。当然あそこのチームは、Bプレミア、だめですね。で、この関係、同じくアリーナ、鹿児島も不調。全国的にだんだんこうなってくる。そうすると、単純にこれをBリーグがだめですということで来るかどうか。うちのほうも、今回議会のほうで、あれをお認めいただければ、何とかできます。完成年度を変えないと、まずはこれを十分Bリーグのほうにお伝えしながら、何とか、もう少し猶予をもらうように何とかお願いするという。そういうふうに今、ハピネッツのほうと連携して、どういうふうにBリーグに要望するか、今検討してます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 体育館に関連してですね、110億円、今回増額の方針ですけれども、まあいろんな背景があると思いますけれども、これどうやって県民に理解を求めていくとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 まず県立体育館、これは単純に言えば、(仮に)あのアリーナをやめて、Bリーグのほうはあきらめても(体育館と体育館にアリーナの機能を付加した場合を比較しても)そう変わんないですよ。だからあれをどうするか。県立体育館をなくすかどうか。あれ(アリーナとしてのプラスとなる部分)をやめても普通の体育館とそうは変わらない。で、また、あれの設計を全部し直すとまた上がるんですよ。だから、まずはハピネッツはあるけれども、全県民が使えますから、これをしっかり説明しながら。また半分は国から交付金がきますんで、これをどういうふうに活用するか。まずは、国に対し交付金の最大限の配慮をお願いしながら、何とか持っていきたいなという。あと、ハピネッツもせっかく頑張ってますんでね。今、単純にハピネッツをなくすということが、若い方も、そう望んでないと思いますんで、まずは何とかあれを十分な根拠を示しながら、御理解を願いたいなという、そう思ってます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。県政協議会のほうでも今日説明、知事からありましたけれども、やはりその入札公告の時点では、なかなか予想できなかったぐらいの資材の高騰ですとかっていうものがあったという理解でよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 7月からぐっと。あと東京は今、100年に1回の大改修。東京だって、県政協議会で言ったように、ものすごい高騰。私自分で4グループ以外のスーパーゼネコンの役員に聞いたら、今200億、300億、地方のものには手を出さないって。東京は1,000億、2,000億、1兆円の事業がごろごろしている。で、これも奪い合い。資材と人材。だから、ゼネコンさん、ここ4グループからもヒアリングで聞いたら、職人さんがいないと、秋田に。ああいう特殊作業で。そうすると、遠くから来ると。東京と同じ給料ですよ。これがすごいですよ。あと、建築資材も、あの今ほら、ほとんど配電盤とか電気関係、本当にないんですよ。あれ半導体ですんで、この関係で相当、ものによってはこの1年間で2倍になってる。だからゼネコンさんも、最終的にギリギリに見積もりをやっても、どういっても(採算が)合わないという。昔は公共事業のほうが儲ける。民間は儲けない。今は民間のほうが儲ける。民間は、すごいですよね、どんと。あれ、あっちのほうがものすごく儲けるんです。だから民間のほうのは(無理に受注しても)赤字。で、ただ最近は東京都は(資材費等が)上がっても建ちますが、地方は難しい。横手の市民会館は(当初計画で見込んでいた総事業費が)2倍ですよ。だから、そうなんですね。で、県立体育館の場合は、まず最後の県の大きい事業ですから、これができますと、あとは県はないですから。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 もう一点だけ。現段階で、先ほども12月の議会でその増額分を認めていただけたら間に合うかもしれないっていうようなお話でしたけれども、知事としてはBプレミアム初年度参入というのは、現時点では、12月議会で認められれば可能だとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 今、水野社長が相当Bリーグに事情を説明してますんで、その結果がどうなるか。だから、全国的に豊橋の例もあるから、相当Bリーグも、そんなに堅いことを言うと、全部なくなる。あと、逆に反発が来るんです。だから、まずはお願いしたい、Bリーグのほうに県の職員も同行してお願いしてくるという、そんなふうに考えてます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 来年4月の知事選に関して、鈴木県議が立候補を正式表明ということで、自民党、まあ双方、猿田さんの支持という話も伝えられてますが、保守が分裂する選挙になるかもしれないという状況があると思うんですが、その現状についてどのように認識されていますか。
 
(知 事)
 自分で言うのもどうかな。自民党内も意見がいっぱいありますよ。様々。だからどうなるか。最終的にまだ自民党はどうするか決まってませんので、まだこの後、どんなふうな展開になるか、これは私がとやかく言うことじゃないですから。
 
(記 者)
 体育館のお話に戻りますけれども、建設費について、当初より3倍になるということで、この前直近の見込みよりは1.5倍ですけれども、当初よりは3倍になると。これだけ、建設費だけではなくて全般的な物価が上がってる中で、自治体の負担が増えるのは当然ですけれども、Bリーグは特にJリーグ以上にアリーナの厳しい条件を主張して、それを自治体が造るのが当然だという傾向が強いと思いますが、Jリーグはその点、昔はそうだったのが、だんだん地方の自治体の窮状が分かってきて、いろいろ緩和してきてます。そういう中でハピネッツのために300億を使うということは、先ほど知事も、質問にもありましたけれども、県民の理解をどう得るのかと。その上でそのハピネッツに当初のその使用料、当初想定したものの、当然その建設費が最初のものより3倍になってんだから、使用料も1.5倍なり2倍、3倍のものをちゃんと負担してもらうと、痛み分けにするというようなことはお考えなんでしょうか。それとも、その公共の施設だから、ハピネッツのためにという姿勢なのでしょうか。
 
(知 事)
 単純に言えば、今の体育館の建て替えです。アリーナの部分がなくても、そう違わないんですよ。だから単純に言えば、使用料はこの後まだ検討の余地はあります。建築費が上がります。まあ一般の使用料、県民の部分はそう上げることはできませんが、プロ、民間の使用については、当然検討は必要ですから、この後のことです。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(記 者)
 今のとちょっと若干関連するんですが、知事のプロスポーツへの県財政の支出のお考えをお伺いしたくてですね。知事はブラウブリッツ秋田の新スタジアムに関しては、30億円が限度だと強調されてたと思うんですが、全く新県立体育館は、建て替えですし、県立です。全く背景は異なるとは思うんですが、今回110億プラスで、県では50、60億増額ということで、若干知事、何て言うんでしょうか、ブラウブリッツ秋田の新スタジアムのほうが相対的に後ろ向きに県が臨んでるようにも見えてしまうんですが、そのあたりの整合性といいますか、知事のお考えをお伺いできるでしょうか。
 
(知 事)
 昨日言ったとおり、サッカーのほうの成績が上がれば、当然、県民の理解は進みます。まず、ハピネッツはBリーグ、あのプレミア、当然実力があるんですよね。で、だからそこは、単純に言えばチームの力関係ですよ。あと、もう一つ。これ(新県立体育館)が遅れれば、あっち(新スタジアム)も遅れるんです。国からの交付金は両方はならない(同時期にもらえるとは限らない)。こっち(新県立体育館)が完成する頃にあっち(新スタジアム)がスタートです。だからこれ(新県立体育館)をでかせば、あっち(新スタジアム)もうまくいくんです。だから市のほうではこれが遅れれば、あっちのほうも遅れるので、相当、市のほうも心配してます。
 
(幹事社)
 あと1問程度と言われているんですけれど。
 
(記 者)
 愛知県の豊橋市では、市長がアリーナ(建設反対)を公約に掲げて、受かったからやめるという自治体もありました。今回、先ほど知事の説明の中では、設計し直しても値段は上がるというお話でしたけれども、もう一歩立ち戻って、まず白紙に戻して考え直すっていう考えはないのでしょうか。
 
(知 事)
 今白紙に戻せば、県立体育館、あれをなくすということで、そういうことになるんですよね。だから県立体育館、当然今造ったほうが。後になれば、建築関係の情報ではまた5年ぐらい東京に集中ですよ。そうでなくて、体育館はもう耐用年数です。県立体育館は完全に県で、豊橋とは全く別なんです。うちは建て替え、プラスあの部分、アリーナとしての構造を若干つけるという。プラスとなる部分は、単純に言えばサッカーのブラウブリッツの全体よりもこの部分は少ないですよ。アリーナ部分のプラスアルファは、あれより低いんですよ。だから当然、これはハピネッツのためではないんですよ。たまたまハピネッツがあるから、あの部分はプラスアルファでつけるという。
 
(記 者)
 県立体育館に関してなんですが、幾度も事業費を修正して修正してということでここまで来ていますが、今回のこの入札不調に関してなんですけれども、事前のその計画段階で例えばその適切な予算額の設定だとかそういったものをやっていれば、回避可能な事態であった。つまり県ないしコンサル側の不手際だったとお考えなのか。それとも、こういった原材料の高騰などを受けて、不可避の事態だったとお考えなのか。そのどちらでしょうか。
 
(知 事)
 高騰は3年ぐらい前から当然あって、今回、さっき言ったように7月、中野サンプラザ(の跡地に建設予定の施設)、あれ3年前は1,800億。この春に2,600億。これが9月に3,500億。だから、あっという間に、数か月の間に、夏から秋にかけて急激に上がってるんですよ。だからゼネコンさんも、採算は大丈夫と思ったら、直前、先月11月になって、10月末から積算し直したら全く無理だと。で、第三者の別のゼネコンに聞いても、このくらいは上がってるよって。当然、そう簡単にこれを見通すことはできなかったんじゃないかなという。そこら辺、非常に難しいけれども、途中途中に、あの夏頃から、東京の状況を見ながらやってれば良かったけども、そこまでは全く今回の想定は、私どももなかなか見通すことができなかったという、これが今、実情です。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 全くちょっと話題が変わった質問をもう1問だけさせていただきますが、タイのトップセールスがありましたけれども、知事自身、タイへの歴訪は8回目ということだったんですが、この長年の任期を通してタイとの交流関係を築き上げてきたと思うんですが、この関係、秋田とタイの関係、今後どのように発展してほしいとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 タイの関係、あれは何というか、民間の企業が相当秋田から行ってるんですよ。県人会の会長さんが相当骨を折っておられて、今回も県人会の10周年記念に観光大臣が来ました。あとタイの財閥、観光関係、全部来てる。だからこの10年間で、民間のタイの県人会の方が相当頑張ってくれた。で、そういう関係で単純に言えば、タイの財界と非常に近い方がいっぱいいますんで、この方々を通じて相当秋田牛の肉、これ非常にうまくいってるんですよ。だからやっぱり台湾もタイも、ほとんど人的な個人個人のつながり。だからどういうふうに、あっちの秋田に縁のある方にどういうふうに頑張ってもらうか。これが一番です。今回本当、大臣が来たんですよ。観光大臣。で、財閥、タイ最高の財閥、会長さん。皆さん、秋田県を覚えてるんですよ。
 あまり関係ないけど、秋田のあるお医者さんにタイの財閥のお嬢さんが嫁いできた。この関係もあって、タイで一番大きいスーパーで秋田牛をいっぱい売ってる。個人的なつながりが一番です。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございました。
 
(幹事社)
 よろしいでしょうか。
 以上となります。ありがとうございました。

 

 

(幹事社)
幹事社の読売です。まず知事から発言があるとのことですので、よろしくお願いします。
 
(知 事)
最初にパリオリンピック、志田(千陽)選手、銅メダル、大変おめでとうございました。志田選手の銅メダル、本県にとって12年前の2012ロンドンのバレーボール、江畑(幸子)さん以来の快挙であります。まさに本県の代表する選手でありますので、心からお祝いを申し上げたいと存じます。
また、北都銀行のナガマツペア(永原和可那選手・松本麻佑選手)、残念ながら決勝リーグには(進出)できませんけれども、まずは大変に健闘したということを讃えたいと思います。
いずれこの後も本県選手の、出身選手の活躍の場がありますので、大いに頑張ってほしいなと思います。
今日、大分暑くなりましたんで、熱中症の関係で少し県民の皆さんにお願いがございます。
大変気温が高くて、34度、5度という、場所によっては相当上がってます。また、この後しばらく高温が続きますんで、まずは熱中症に気をつけていただきたい。こまめに水分の補給、またエアコンの利用も適正な温度に設定しながら活用していただきたい。特に高齢者の方、あるいは子どもさんについて、自分で症状が分かりませんので、十分に周囲からお声をかけて、こういう方々をしっかり守っていただきたいと思います。
また災害の関係、ボランティア、非常に暑い中で大変ですんで、十分熱中症に気をつけながら、ボランティア活動をお願いしたいと思います。
いずれ環境省から暑さ指数とか熱中症警戒アラートが出ますんで、そういうものをチェックしながら、熱中症の予防をお願いしたいと思います。
また最後に、省エネエアコンの導入助成、第2弾のあきた省エネ購入応援キャンペーンを実施しておりますが、まだ残りがありますんで、エアコンを購入する際にはご活用いただきたいと思います。
以上であります。
 
(幹事社)
では、今の知事の発言に対し、質疑のある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
もし分かればですけど、熱中症に関して、県内、増えてきてるとは思うんですけれども。県内でどれぐらい、今年に入ってから熱中症で搬送されてるといったまとめ等はあるんでしょうか。
 
(知 事)
今のところ4月29日から7月28日までの間の統計があります。これが197人。特に7月15日から21日、この1週間は大分多いです。いずれ最近多くなっておりますんで、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
 
(幹事社)
ほかにいらっしゃいますか。
いらっしゃらないようなので、幹事社から1問代表質問させていただきます。
先月下旬の大雨についてです。明日、知事も内閣府などを訪れて要望要請活動を行うということですが、まずは被害の所感と考えている支援策、あと要望の内容などについて、知事のお考えをお聞かせください。
 
(知 事)
今回、大分広範囲にわたってますんで、農業の関係、あるいは農地や農業用の施設、また道路の損壊、あるいは河川。特に河川、今回子吉川系統の直轄部分、あそこもいきましたんで。雄物川が大分(整備が)進んでまして、米代川も大分進んでますが、今回、子吉川のほう、今まで手をかけてますが、直轄河川が損壊するということは相当影響があります。特に雄物川流域、あの治水、ダムもできますけども、まだしばらく先ですんで、ぜひ、これも抜本的な改修、直轄で、この部分、特にお願いしたいと思います。
また農水の関係。大分、激甚災害でもカバーできないところがありますんで、そういう点において、国のほうでもなるべく農水省の様々な支援をお願いしたいと。
で、そこの隙間の部分はこれから9月まで県で補正を組みますんで、まず県の部分は昨年の例もありますんで、まずはそういう農業の支援、営農継続、これを中心に考えていきたいと思います。
また、まだ行方不明の方がいらっしゃいますんで、なるべく早く見つかるように願ってます。
いずれ明日、内閣府の防災関係、財務省、総務省、国交省、農水省、ここを回ります。で、急遽決まったもんですから、今、要望の内容を細かくやってます。いずれ激甚災害の場合、これからうちのほうで被害の内容を精査して、これをまとめて各省庁に上げて、これが基になります。まずは、総理から「検討するように」というお言葉がありましたんで、何とか激甚災害に。これになりますと、災害復旧、大分補助率が上がります。県の財政負担が減りますんで、その分、県で隙間のところをやれますんで、そういうことで明日、朝から行ってきます。
で、ついでにちょっと、私、ここに入ってくるとき、非常に苦しくて。あの、3日ぐらい前から大分腰の辺りが痛いっていうことで、2日前にシャワーを浴びたときに見たら、大分赤い斑点があったんです。で、昨日痛いもんだから、ネットで調べましたら帯状疱疹、これのようです。で、昨日救急外来、休みなので行きました。で、今日朝、午前中に精密検査をしたところ帯状疱疹ということで、大変痛いです。ただ、明日の国への要望、これは何としてもやる必要がありますんで、先生にお願いして、明日の夜までは何とか持つように鎮痛剤をやって、頑張って行ってきます。あの、ひどい状況です。
で、問題、1週間ぐらいは、なるべく静かにしてるようにっていうことで、まずは今週、副知事に代行できる業務は副知事にやってもらいます。ただ、重要な業務、まだ熱はないですから、動けますんで、痛みを我慢しますので、これは出ますけども、多くの業務を、まず今週1週間は副知事に代行をお願いしたいと思ってます。
 
(幹事社)
今の知事の発言について、質疑ある方、代表質問に関連しての質疑ある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
すいません、お体、ご体調心配なところ申し訳ありません。その1週間っていうのは、大体、今日から1週間っていうふうなイメージでいらっしゃいますか。
 
(知 事)
まあ今週いっぱいぐらい。
 
(記 者)
今週いっぱいぐらい。
 
(知 事)
大体、発症が3日か4日前です。だから10日ぐらいで、大体良くなると。大体10日ぐらいがめどで、治療、回復のめどということで。それがちょうど3日ぐらい前ですから、大体今週末ぐらいまで。
 
(記 者)
病気の知識がなくて恐縮なんですけれども、1週間静養すれば、症状はやわらぐっていうふうな病気なんでしょうか。
 
(知 事)
はい。大分、今、多いんですよ。若い方もなるというんです。県の職員も結構かかってるんです。で、特に高齢なれば疲れが出れば出るっていうことで。ただ熱がありませんので、食欲のほうはバンバンあります。これが一番なもんですから、まず鎮痛剤等、強い薬、お願いしましたんで、まず今のところ。ただ歩くと痛いんですよ。
 
(記 者)
改めて確認なんですけど、明日、政府のほうに要望行かれて、それ以降は、静養されて、来週の月曜日ぐらいから復帰予定だと。
 
(知 事)
単に黙って座ってやる用はできますけども、歩くのが大変痛いもんですから。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますか。
 
(記 者)
体調悪いところ大変申し訳ございません。ちょっと大雨に関連して激甚災害に関してなんですけれども、スケジュールとしては、県のほうで被害を調べてから申請するっていうこと、申請というか国のほうに伝えることになると思うんですけれども、県内スケジュールとしては大体どれぐらいになりそうかという見通し等ありますでしょうか。
 
(総合防災課)
総合防災課です。現在、まだ国のほうともしっかりまだ協議もまだできていないような状況ですので、これからというような話になるかと思うので、まずは最初に知事のほうから内閣府、国のほうに1回行っていただいて、それからスケジュールが決まってくるものかなというふうに認識しております。
 
(記 者)
ありがとうございます。
あと、大雨の県の支援に関してなんですけども、大体予算規模等どれぐらいを想定されてるんでしょうか。
 
(知 事)
まだ全体が明確に分かってませんので、これからこのお盆中に査定と積算をやります。あと、9月補正というと、今月末ぐらいまでには大体固まるかなという。で、大分相手もお盆休みに入りますんで、まずは今回大分田んぼ、去年と違って、あそこの川が急流なもんですから、相当土砂が田んぼに入ってます。この分、昨年は山際のところだけで、あとは田んぼの水が引けると普通ですが、今回全面的に、薄くですが全部入ったところがありますんで、相当田んぼ、来年の耕作に間に合うかどうか。そうしますと、来年できませんので、相当、農家の方が困りますんで、そこらを辺どうするか。思った以上に田んぼの中、砂利が入ってます。これが一番です。あと、林道、山、あれはまだ全容を完全に分かってませんので、相当奥まで、特に鳥海山系、急峻ですんで、奥に入るのが非常にまだ危険なんです。早急に今やってますが、なかなかそう簡単に山の中はできませんので。
 
(幹事社)
関連質問はございますでしょうか。
では、その他の項目で質問がある方いらっしゃればお願いします。
 
(記 者)
また大雨に関する質問で恐縮です。明日の国の要望、改めて激甚災害の指定を強く求めていくというふうなお気持ちでしょうか。いかがでしょうか。
 
(知 事)
内閣府、これは激甚災害(関係等の要望)。あと各省庁、激甚とまた異なるメニューがあります。総務省、特交の配分を多くお願いするとか、また例えば子吉川の流域治水、あれは激甚とか何とかでなくて、それをどう判断するかは国交省だと思うんです。だから激甚は激甚ですが、そのほかのパターンがいっぱいありますんで、そういう個別ごとに各省庁で、激甚と関係あるなしにかかわらずできるものはありますんで、これもお願いします。
 
(記 者)
知事、今、河川の具体的なお名前でいうと子吉川っていう名前、何回も出てきてるかなと思うんですけれども、知事の認識としてやっぱり子吉川、もちろん広範に被害が及んでるというのは重々承知なんですけれども。
 
(知 事)
直轄部分、あそこが損壊してます。雄物川、29年の雨で相当抜本的に改修してます。米代川、あれも相当やってます。子吉川もやってますが、まだそういう状態であれば、もう少し強固にやる必要がありますんで、そこら辺をどうするか。直轄の場合、相当簡単でないんですよ。
 
(記 者)
やはり直轄河川に損害があったっていうのは、やっぱり今回の記録的な大雨で一つ象徴的な大きな被害だと。
 
(知 事)
ええ。ダムが完成すれば相当違いますがね。
 
(記 者)
あと、すいません。その国の支援が下りるまでの間は9月補正で、支援の費用も出すというところなんですけど、9月補正は農地とか田んぼとか、そっちの農業部分の支援っていうのを手厚くやるというふうなお気持ちでしょうか。
 
(知 事)
県管理河川、今、応急でやってますんで、これをどうするか。応急でやってもこれをどういうふうに改修、まだこの後、災害査定で現状復旧か、またプラスアルファするかで、相当国との調整が必要ですんで、これがそう簡単にいかないですね。
 
(記 者)
あと、すいません、もう一つだけ。農業、今年育たかなかったら来年以降の豊作にちょっと影響が出るっていうようなお話もあったかと思うんですけども。その来年以降に影響ができるだけ及ばないようにするためには、どういった施策が求められているか。
 
(知 事)
田んぼが全面的に埋まってますと、相当時間がかかるし、今年もあの稲が取れませんし、来年までっていうと、まだ冬もあります。ここら辺が非常に難しいんです。だから相当、どうするか。で、砂利がありますと全部取って、また土を入れ替えるという。これが今、建設業、昨年の災害で手が回らないんです。そういう点もありますんで、なかなか悩ましいですね。
 
(記 者)
我々が取材する中で、その農業の用水路も土砂で埋まってという話も伺うんですけど、そこに対する対応というのはどのようにお考えですか。
 
(知 事)
早急にできるものは今やってますんで、まず今年、可能なものは何とか急いでやってます。ただ問題は、抜本的にやる必要のあるところはどうするかです。
 
(記 者)
抜本的にやる必要があるところっていうのは、今後、時間はかかるかもしれないけど、慎重に考えていかれると。
 
(知 事)
単にそこだけやっても上流のほうに手がつかないと、また同じなんですね。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
今、円高が進んでますが、県内のインバウンドなどにいろいろ影響が出るか、出てましたら教えていただきたいのと、あと株価の下落も影響などいかがかなと思いましてお願いします。
 
(知 事)
インバウンドは台湾が中心ですんで、そう今のところ影響はございません。ただ、この後、欧米のほうがどうなるか。ただ今のところ、私どもに来るところは、すぐには円高の状況が影響するとは思ってませんが、これから十分これを注視するという、そういうことは必要かと思います。
あと株価のほうは、企業のほうで株、大企業の関係で、これを相当持って決算するところは、大分決算が悪くなりますが、まずそこら辺、うちのほうは大企業の本社は余りありません。株価のほうは、大企業がそう多くないもんですから、そんなに影響するのかな。ただ、全国的に影響がありますと、交付税とか様々な税に影響しますんで、そっちのほうが全国的、オールジャパン、この影響がどう受けるか、これが一番です。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
去年の大雨では、秋田市の中心市街地が被害に遭ったということで、9月補正では中小企業に対する支援策なども盛り込まれていました。先ほどお話にあったように、今回は田んぼですとか農地の被害が多いということで、去年の9月補正とは県の支援策も性質が変わってくるでしょうか。
 
(知 事)
事業者、商工業者、商工業、若干(被害を)受けてますが、まずそう多くないと。ただ、去年は中心市街地、ほとんど商工業ですんで、そこのウエイトは大分違うかなと。
 
(記 者)
そうすれば今年の9月補正では、農家の営農支援が大きな柱になりそうでしょうか。
 
(知 事)
と、あとは県の管理(県管理河川等)の、ここが中心です。
 
(記 者)
予算の規模感としてはどうでしょうか。
 
(知 事)
まだ全然、これからです。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
話題変わって、ふるさと納税について伺います。先日総務省から発表された情報によると、寄附総額が全国では1兆円を超えていて、秋田県でも最高額を記録しています。一方で都市部のほうでは税収の流出が止まっていないといった課題もある中で、現在の制度に対する見直し案というのも検討されるところですけども、知事は現在のこのふるさと納税の制度について、この在り方、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
 
(知 事)
これの趣旨は十分に理解します。で、こういうものはあってもいいと思う。ただ問題、今完全に返礼品の競争。で、あれが大分地元の地場産業にプラスの影響がありますが、あれが行き過ぎますと。本当はそういうもの、いいものがあるところ、ないところ、これ全部というのは無理なんですよ。多分、全体、あの実入りは半分ぐらい、あとは業者に行く。これがどうか。だから若干、本来の最初の趣旨と大分様相が変わってますんで、これをどうするか。あとは都市と地方、相当対立、分断。東京都なんか、今回小池さんも相当ぶつぶつ言ってます。そこら辺、大都市は相当影響を受けてますんで、そういう分断が余りあると何か変なもんですから、もう少し、何というか、競う合うというよりも、何か別の手法も検討する必要があるかなという、そんな感じもします。
 
(記 者)
ちょっと行ったり来たりで申し訳ない。また雨の話で申し訳ないんですけど、農水関係のところで、先ほど最初に知事も隙間になる部分みたいなお話があって、激甚になったらほかのところに費用を充てられて、そこの隙間のところにも県として十分対応できるっていうことかと思うんですが、県として今回の被害を見ている限り、知事として独自で対応する必要性があるところとってどういうふうにお考えなんでしょう。
 
(知 事)
田んぼの砂利、あれは国の制度で一定額。この一定の下、国が対象となりませんので、そこを対象にしてますんで、そこら辺のものがいっぱいあります。
 
(農地整備課)
補足させていただきます。農地整備課でございます。
知事申し上げましたとおり、国庫補助災害の対象になるのは40万円以上。それ以下について、県単小災害という制度もありますので、こういったところをしっかり活用していきたいというふうに考えています。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(記 者)
すいません、質問なんですけども、冒頭でも発言ありましたが、オリンピックの志田選手について、県民栄誉賞の授与とか、そういった考えはございますでしょうか。
 
(知 事)
この後、あの基準がどうなるか。当然基準がありますんで、これをどうなるか。これを見なきゃ、今、はっきり言えないかなと思う。ただ、すごいですよ。私が決めるもんでなくて、基準がありますんで、これに合うかどうかです。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(広報広聴課)
広報広聴課です。
補足しますけど、これまでオリンピックでメダル獲った方、県民栄誉賞を受賞しておりますので、そういった過去の事例も参考にしながら、最終的に知事のほうと相談しながら決めていきたいと思っております。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
ないようですので、会見を終わります。

 

このページに関するお問い合わせ

総務部 広報広聴課
TEL:018-860-1076
FAX:018-860-1072
E-mail:joukai@pref.akita.lg.jp