第2次石破内閣発足についての知事コメント
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第2次石破内閣では、多くの閣僚が再任された中、新たに入閣された方においても、閣僚経験者やそれぞれの分野に精通した議員を配置しており、少数与党による難しい国会運営を意識した布陣であることがうかがわれる。
新たな内閣においては、与党に示された厳しい審判を厳粛に受け止め、政治の信頼回復に向け、国民が納得できる政治改革を断行するとともに、物価と賃金がともに上がる経済の好循環を実現する実効性・即効性のある経済対策、国際情勢等を見据えた食料、エネルギー、国土保全、防衛などのベーシックな重要課題に対して、全力で取り組んでいただきたい。
また、地方創生10年の取組を地方の視点で検証し、地方の価値を高めるとともに、そこに暮らす人々が故郷の未来に希望を抱き、若い世代が安心して住み続けられるよう、女性・若者の更なる回帰・定着に向けた賃金水準の向上やデジタルインフラの整備、農林水産業の振興、エネルギー政策の推進などについて、力強い支援をお願いしたい。
さらに、能登半島地震や当県での7月の大雨被害をはじめ、全国各地で相次ぐ甚大な自然災害の状況を踏まえ、県民の生命・財産を守るためには、現状復旧にとどまらない、流域全体における抜本的な治水対策などを早急に進めていく必要があることから、災害に強い安全な国土づくりについても、関係省庁が一丸となって強力に取り組まれることを期待している。
令和6年11月11日
秋田県知事 佐竹 敬久