衆議院議員総選挙の結果についての知事コメント
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今回の総選挙では、自民党が大幅に議席を減らした中、公明党も改選前の議席を確保できず、結果として自公が過半数割れに追い込まれる結果となり、自民党に対する不信や不満が集約され、変革と反省を求める国民の厳しい声が強く反映されたものと考えている。
県内からは、比例代表での選出も含め6名の方が当選された。皆様には、選挙戦を通じて届けられた県民の率直な意見を、国政の場において着実に政策に反映していただきたい。
特に、人口減少に対応した女性・若者の回帰・定着や賃金水準の向上、デジタルインフラの整備に加え、エネルギー政策の推進や農林水産業の振興といった、本県に山積する課題解決に向け、今後ともお力添えをお願いしたい。
今後の政権運営は不透明な部分があるものの、いずれにしても新政権にとっては、衆議院において与野党の勢力が拮抗する中で、難しい政権運営を強いられると予想されるが、国民の声にしっかりと耳を傾けながら、政治の信頼回復に向け、具体的な改革を実行していただくとともに、実効性・即効性のある経済対策に加え、食料やエネルギー、国土保全、防衛といった国家としての重要課題に全力で取り組んでいただくとともに、今一度地方創生に本腰を入れて、地方に暮らす人々が、その土地で安心して暮らし、働き、育てることができ、希望を持って住み続けることができるような社会を創り上げる政策を、強力に推し進めていただくことを期待する。
令和6年10月28日
秋田県知事 佐竹 敬久