里親に対する内閣府特命担当大臣感謝状の贈呈について
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永年里親としてこどもの養育に努め、その功績が顕著な者に対して、その功績をたたえるとともに、里親制度の一層の普及発展を図ることを目的として、内閣府特命担当大臣が感謝状の贈呈を行っています。
このたび、4年ぶりに本県の里親が感謝状を授与されましたので、お知らせします。
〇今回感謝状を授与された里親
里 父:北林 諭(きたばやし さとし)
里 母:北林 由香(きたばやし ゆか)
住 所:秋田県大館市
功 績:平成21年3月 里親として登録
平成28年9月 専門里親として追加登録
令和2年12月 ファミリーホームちゃあぷを開設
※現在も児童相談所から里子5名(小中学生)の委託を受け養育中。
〇感謝状授与者(里母さん)から
里親になって、特にこどもが委託されてからはあっという間でした。感謝状もらえるだけの年数が経過していたことにびっくりしました。
里親制度のことは、本を読んで知りました。「こどものいる生活って、どんな感じなのかな~」と思い、思い切って里親登録研修を受講しました。
ファミリーホームについては、県の勧めもあり始めたのですが、おかげでたくさんのこどもと一緒に生活することとなりました。
里親になってからは、楽しかったことだけでなく、大変なこともたくさんありました。我が家に来てすぐのころ、敵対心向きだしだったこどもが、少しずつ表情が柔らかくなって、生活もだいぶ落ち着いて、学校でも楽しく過ごせるようになって・・。こども達の成長を間近で見れることは大変嬉しいことです。
〇地域家庭福祉課課長から
この度の内閣府特命担当大臣感謝状の授与、誠におめでとうございます。
北林里親には、様々な事情で家庭で生活できないこどもたちを長年に渡って迎え入れ、温かい愛情を持って育てていただいていることに対し、深く敬意と感謝を申し上げます。
里父母と信頼関係を築きながら、自然に恵まれた環境の中で生活していくことは、こどもたちの健やかな成長につながるものと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。
県としましても、里親制度の普及啓発を図り、より多くの方に里親登録をしていただけるよう、里親委託等の推進に取り組んでまいります。
※感謝状授与者への取材等がありましたら、秋田県庁健康福祉部地域家庭福祉課を通してお願いいたします。
【参考】
・里親制度とは
様々な事情で自分の家族と暮らせないこどもたちを、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下で養育する制度です。家庭での生活を通じて、こどもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、こどもを健やかに育てます。
・専門里親とは
虐待を受けた場合や発達特性に課題のある場合など、一定の専門的ケアを必要とする児童を養育する里親です。通常の里親よりも、経験豊富で高い見識が求められます。
・ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)とは
児童福祉施設の職員や養育里親等を経験した者が、養育者として家庭に児童(最大6人)を迎え入れて育てていく事業です。
・秋田県の里親等委託の状況(令和6年3月末現在)
里親登録組数‥155組
里親に委託している児童数‥41人
ファミリーホームに委託している児童数‥13人
里親委託率‥25.4%(過去最高)
※社会的養護が必要な児童のうち、里親やファミリーホームに委託される割合
「里親に対する内閣府特命担当大臣表彰及び感謝状の贈呈について(こども家庭庁)Webサイト」はこちらから