●知事発表
  なし
 
●幹事社質問
 (1)次の知事に求める人物像について
 
●その他質問
 (1)特殊詐欺被害について
 (2)外国人材の受け入れについて
 (3)秋田市外旭川まちづくり事業について
 (4)静岡県知事の発言等について
 (5)国民スポーツ大会について
 

 

(幹事社)
 4月幹事社の北羽新報です。よろしくお願いします。
 今日は知事の発表事項はないということなので、幹事社質問に入らせていただきます。
 19日で知事の任期満了まで1年となります。次期知事選を巡る動きが出てきている中で、佐竹知事としては、後継者指名はしないという考えに変わりはないか。また、どういった方が知事としてふさわしいとお考えなのか、改めてお願いします。
 
(知 事)
 後継者指名は、するつもりはございません。ただ、中にいろんな方がいますんで、場合によってはある方を、私がこの方がふさわしいなと思う場合、その方を応援するということはあり得ます。
 で、今からあまり人の評価、こういう方がというような話はあまりないんですが、ただ今、時代が相当変化してますんで、あまり固定的な観念で、こういう経歴がいいとか、あるいは、こういう人だという、あまりその人物像、政治に対するセクターとか、あとは経験とか、そういうことはあまり考えなくてもいいんじゃないかなという。ただ、できれば一党一派に属さない。あとはこれ非常に必要なことでないかなと思うのは、言い方が非常に難しいけども、何というかな、自分の親分がいるような方はちょっとふさわしくないのではないか。やっぱり知事というのは一国一城の主ですから、ある人物から相当影響を受けるとか、そういう方はちょっと避けるべき、そういう人は私としては、あまりうまくないんじゃないかなというふうに思います。あとは年齢は、当然私よりは若い人が出るでしょうけども、あまり年齢、そう簡単に何歳以下とか、そういうことはないと思います。ただ、何期か、3期とか2期とかやりますんで、ある意味で、そういうふうな一定の年齢、これもあるのかなと。ただ、場合によって若い方、あるいは相当年配の方もいますんで、あまり年齢を言う必要はないかなと思いますが、当然私よりは相当若い方が出ると思いますんで。あと、若干の政治経験とか言いますが、ある程度、社会全般の教養、あるいは、やっぱり私にしてみれば秋田の農業とか、地元の様々な資源、あるいは可能性、こういうことをしっかり踏まえながら、あまりとっぴなことを言わないような、そういう常識人、こういう方がいいんじゃないかなと思います。
 
(幹事社)
 知事、確認ですが、後継指名のほうですけれども、後継指名はしないけれども、支援を求められれば応援はしますと。
 
(知 事)
 いい方がいればね。
 
(幹事社)
 はい、ありがとうございます。
 各社からの関連質問がありますでしょうか。
 
(記 者)
 知事、2月の県議会中の報道陣の取材に対して、女性がなれば秋田県はガラッと変わるんじゃないかってお話しされてましたけれども、そういった知事の中でめぼしい方というのはいらっしゃるんでしょうか。
 
(知 事)
 いや、やっぱり男性中心、まあまだ秋田の場合、日本。ですから、できれば女性の方も選択肢に入るような、そういうふうな流れになればいいのかなという。あまり個別の特定の方を指して言ったことではないですから。ただ、何となく、今秋田って非常に封建的で、何というかな、いろんな面で秋田の存在感、先進性、こういうものを出すとすれば、女性ということは非常に今、相当インパクトがあるのかなという、そういうふうな思いも若干あります。
 
(記 者)
 分かりました。
 もう一点だけ。間もなく残り1年になりますけれども、知事ご自身が考える県政運営での成果と、もう少し足りなかったんじゃないかなっていうところ、その2点を教えてください。
 
(知 事)
 エネルギー関係とか農業の関係、これは本県の特徴をしっかり捉えてやってますんで。また企業誘致のほうは若干まだまだ可能性ありますんで。ただ、結果論として、県内の人口の問題、あるいは女性の出生率、ただ若干弁解ではないですが、今の出生率、婚姻率、あれは今から15年ぐらい前、この方々が、社会減が6,000人ぐらいのとき。今、社会減が相当減ってますんで、この結果が出るのは、もう10年後以上になるんです。だから今、15年ぐらい前の社会減が一番多いときに、その結果が今出てますんで、この後若干、そういう改善はしてますんで、この後は若干、まあこれは分かりませんけど、10年後ぐらい、その結果が若干出るのかなという。で、当然、前にも言ってますように、この5年間の調査、2万人ぐらい上振れしますんで、これがどうなるか。そういう意味で、産業振興上の結果が少し出てくるのかなという、そう思ってますが、これはあくまでも想像ですから。
 
(幹事社)
 ほかに関連質問ございますでしょうか。
 
(記 者)
 知事、今、後継指名はしないとおっしゃいましたが、応援はするということはあり得るとおっしゃいました。それで、次の知事は親分がいるような方はふさわしくないということで、知事が応援することによって、4期16年やられて相当影響力が知事は強いと思うんです。知事が応援することで、次の知事が佐竹知事、前知事になると思うんですが、影響力を受けてしまうのではないかという懸念はどうですか。
 
(知 事)
 私の応援だけで勝てる(ということではなく)、そういう力はないですから。要は親分って、長い年月、自分の上がいて、それにずっと従ってるという。これ、職員間のものではなくて、一番なのは政治的。あまりこれを言うと若干問題はあるけども、何ていうかな、政党の中、例えば国会議員、派閥の親分がいて、その派閥に長い間いたと。こういう場合、どうしてもこれに引っ張られるんですよ。そこら辺を指してますから。だから、職員間とか、そういうことでなくて、政治的な枠組みの中で親分。これ、政治の枠組みの中での親分です。政党、政党人であれば、全く無派閥であればいいけど、派閥の中で、そういうの、結構、ほかの県でもありますから、相当、知事会なんかに行ってもそういうところが出てくるんです。これが少しやばいなと。若干、こういうのはあまりよくないんじゃないかなと、そういうふうになりますんで、そこら辺を言っています。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかに関連ありますでしょうか。
 では、広くほかに質問ありますでしょうか。
 
(記 者)
 特殊詐欺とかSNS投資詐欺被害が、かなり被害額が相次いで出てまして、なかなか収まる気配がありませんが、この原因、なかなか収まらない原因について、知事はどのように見てらっしゃいますでしょうか。改めて、あと呼びかけたいことはありますか。
 
(知 事)
 先般も銀行の方から、最近の動向、フィッシング詐欺が非常に多いです。で、やっぱりスマホのあれ(画面を)見ても、すごい巧妙なんです。全く今までと違って、本当に本物の会社、銀行とかそういうとこと全く同じなんです。で、相当そういうことに精通してないと、つい引っかかるんです。で、まずはウェブで、携帯とか、そんな金銭のやりとり、これはないんですよね、実際の金銭のやりとり。こういうことをしっかり県民の方に覚えてもらうということ。また意外と高齢の女性の方、ひとり暮らし、相談する人がいないという。で、何となく、そういうことに対して、寂しさ。世間とつながってるところがないですから、世間とつながるということは、ここら辺、そういう背景もあるんじゃないかなという。で、まずはインターネットで儲け話、あるいはそういうことはまずないというこの原則、これをしっかり皆さんにお伝えするということが必要かなという。まず県警のほうとも、あとは金融機関とも今、様々な情報交換をしながら、県としてもこれからいろんな面で、具体的にそういうことを示しながら、被害の防止を図っていく必要があるのかなと思ってます。
 
(記 者)
 話またちょっと変わりますが、外国人材の受入れについてちょっと、外国人材の受入れについて伺います。県内でも人口減少が進んで、どこの企業さんも働き手の確保で苦しんでる中で、とはいっても県内では外国人材の受入れが全然進まなくて、全国的に見てもかなり最低、最小っていう状況がしばらく続いていると。そういう中で、4月からサポートセンターをつくってやっていくわけですけども、そもそもその受入れの動きが県内で広がっていかないことへの要因というか、そういった背景って、知事はどういうふうに捉えてらっしゃるかと。
 
(知 事)
 若干2つあるのかなと。まず結構、外国人材が入ってるとこは誘致企業が多いんです。で、地元企業の場合、なかなか外国人に対する、ある意味で意識、外国人に対する接し方、これがどうやればいいか分かんないという。あと言葉の問題。ただ、最近運輸業を中心に、管理団体をつくろうという、(動きが)ありますんで、まあ1社ではできませんので、相当その業界団体がうまくまとまってくれれば、これに対し県とか労働局、様々情報提供ができますんで。あと結構地元企業の大きいところ、単独で相当今動いてます。例えば地元企業の大手の建設会社、社長さん、経営陣自らある国に行って、そこのそういうところの窓口と接触して、これをどうするか動き始めてますんで、まずは地元企業でも、ある程度大きいところの動きが相当今進んでますんで、まずこういうところがどんどん入って、経験を積みますと、また下のほう、もう少し地元中小に広がってくるのかなという。そういうことはあまり見えませんので、周辺の企業でそういうことが見えて、うまくいってますと、これはだんだん広がってくるのかなという、そういうふうな状況がありますんで、県としてもそういうところをしっかりフォローするという、そういうふうに今、ワンストップのサービスをやりますので、そういうふうには思ってます。
 
(記 者)
 ワンストップのというところでサポートセンターをつくられるわけですけども、ごめんなさい、具体的に県として、そういった中で果たしていくべき役割というところ、もう少し詳しく教えていただければと思います。
 
(知 事)
 具体的にどういう希望があるか。あと、やっぱり賃金とか待遇。あとは、いろんな言葉の問題、あるいは風習の問題、こういうところを相談していただければ、その相談に対してどういうふうに個別にパーツ・パーツで、何をフォローするか、これが分かりますんで。何となくうちが欲しい(単に会社で外国人材がほしい)というよりも、具体的に相談してもらえれば、具体的にフォローできますので、なるべく具体的に。どこの国とかは別にして、自分のところでどういう人が欲しいと、これをしっかり踏まえて相談してもらえば、よりスムーズにいくのかなという、そういうふうに思います。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。
 
(記 者)
 秋田市のまちづくり、外旭川地区のまちづくりについてお伺いしたいと思います。
 先週、穂積市長のほうで、まちづくり基本計画を見直すというふうな考えを示したわけですけれども、知事が求める大枠は変えないというふうなことで、一部を具体的にしていくというふうな内容だったんですが、知事の受け止めをお願いいたします。
 
(知 事)
 あの、イオンタウンの現社長さんと市長がどういう話をしたのか、つまびらかに分かりませんけども、まずはイオンタウンの現社長さん、賢明な判断をされたということで、そういう意味で、まずは県の主張も酌み取ってもらったのかなという、そういうふうに思います。で、多分、これ確認したわけではないですが、今の社長さん、あの方の相当若いときに、20年ぐらい前のこれが発端ですんで、これの発端のところに今の社長さんは、まずそう関係ないと思うんです。で、ご自分の発想ではなかった。で、ご自分の発想ではないもんですから、これを再度、今のイオンタウンさんの経営陣が、あのプランを再度、しっかり検証したんじゃないかなと。で、そういう意味からしますと、イオンタウンさんの今の経営陣のガバナンス、これをしっかり果たしたと。で、これによって、どういうふうにこの後、あのプランニングが変わるか。ただ相当長期に、すぐできないという。これやっぱり、あそこの場所。昔からの、歴史的、この20年近い前から地権者との関係、あとは地盤の関係、当然、製造業はそう簡単にあそこにはできないですから。だからまず、どういうふうにプラニングをこの後やるか。相当やっぱり、地権者との関係と、あそこの地盤、あとは交通体系、あの3つをどう組み合わせて、これが非常にそう簡単にいかないと思いますから、時間が相当かかるという、そういうふうな判断かなという。
 ただ、私ども、あのまちづくり、まず基本的にコンパクトシティの関係から、あまり市街地を広げることは反対ですが、本当に市民・県民にプラスのものは、これは、こうだったらいいんですからね。あれ全部、全くあそこに何かやることがだめとは言ってないですよ。だから問題、未来促進法、あれを正面から、真っ正面から捉えてこれに適するものがあるのかどうか。これがやっぱりキーだと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 もう一点お伺いしたいんですけれども、併せて、その新スタジアムの早期整備に向けて、穂積市長のほうで一体的な整備から切り離す可能性も言及されたわけですけれども、知事の受け止めと、今後の展開としてどういったことを期待されるでしょうか。
 
(知 事)
 もともとスタジアム、あれをあそこに、まちづくり構想と一体的にでなければできないというものでないですから。
 ただ問題、まずチームのほう。あのような赤字、3億に対して1億3,000万の収入。あとは1億7,000万の赤字。あれをどういうふうにカバーするか。これ非常に難しい面もあるしね。あの、やっぱり今の状況になって、潟上のほうのキャンプ地、あれもクラウドファンディング、集まりが悪いんです。ですから、チームのほうも民間会社ですから株式会社。当然、ファイナンスをどうするか、真剣に考えるべきです。で、これを全部、赤字の部分を行政にといっても、市民・県民がそう簡単にオーケーすることはないんじゃないかな。だから、チームのほうの努力、これがどういうふうになるか。これが一番、このスタジアムの関係、左右するのかなという。で、そこら辺、どういうふうに、これがチームのほうでファイナンス、どうするか。ここです。
 
(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。
 
(記 者)
 話題変わって、静岡県の川勝知事の件でちょっと伺いたいんですけども、1日にちょっと波紋を呼ぶ発言をして、先週、退職届を出されたということで、まず1日の発言についての知事の見解と、知事ご自身も昨年いろいろとあったかと思います。そういった中で、こういった経緯で辞職したということに対する受け止めをお願いします。
 
(知 事)
 あの知事さん、相当、学識、何というか、経歴も相当いい、すごいですから。まず知事会でも若干違うんです、思考のパターンが。非常に、ほら、歌、最後、あれ相当そういう教養のある方ですんで。そういう意味からすると、非常にユニークな知事さんで。何といいますか、何、どう言ったらいいかな。私も日本の三大暴言知事の中に入るかどうか分かりませんけど、あの方の独特のプライド、相当ある方です。だから例えば、あまりこういうことを言うと、若干語弊があるかなと思うけれども、皇族、御進講、今の上皇様に御進講、私どもが天皇陛下に御進講するときに、相当緊張するんです。ガチガチですよ。ところがあの方、堂々とやるんですよ。何と、あるとき、天皇陛下の歴代の相当昔の平安時代の歌を堂々とやるんですよ。だから、天皇陛下にこの歌を教えるんですよ。何代の天皇陛下の歌だと。こういう意味ですと。私ども、何かちょっと違うんだな。いやあ、すごいなと。堂々と天皇陛下の前で、当時、やるから、そういう意味で相当、今から言うと、プライド、あとは知識、あり過ぎて、そういう方かなという。まあそういうふうに、何となく私どもも、お会いすると、まあ私なんかは何というか、あまり相手にしてくれないから、まあそういう方です。ただあまりああいう身分とか、職業、ああいうふうにあまり言うと、やっぱりそこは、あれがないと非常に優秀な知事ですけども、あれが若干時々出るんです。それが今回、まずああいう非常に、職業差別、あれが、ああいうふうになっちゃったんだなという。で、私も言葉には気をつけるべきだと思いますが、自分自身もあまり言える立場でないですから。そんな非常に優秀な方です。
 
(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。
 
(記 者)
 よろしくお願いいたします。
 全国知事会の会長、宮城県の村井知事が、国民スポーツ大会で今後の在り方について言及されました。それについて知事の受け止めをいただきたいのと、あと秋田県は冬季のスキー競技開催がかなり短いスパンで回ってきてるかと思います。22年に続いて25年もということで、そのあたりの自治体の負担、そういったところの財政負担についてちょっとお伺いします。
 
(知 事)
 前にも言ったとおり、夏の大会、相当、単純に言えば、四十何年に1回、当然相当、競技場、競技施設、これがちょうど老朽化しますんで、この建て替え、改築、これが異常にかかるんですよ。うちのほうも前に言ったとおり武道館とか、まあいろんな。で、そろそろ人口減少下にあって、そういう大きいもの、あるいは国体の基準に合うものが必要かどうか。で、幾つも、2つ3つあってもどうしようもないという。金がかかるということが一つ。
 ただ問題、私が前に言ったとおり、スポーツ振興、アマチュアのモチベーション、これが非常にあるんです。あと県民もある意味で、県の枠、自分の県のプライド、まとまるんですよ。県民の気持ちが。これが県民の気持ちをまとめるには非常にいい効果なんです。だから私は、開会式、マスゲームとか、ああいうことをカットできれば、相当運営費は減るんですよ。だから問題、開会式は例えば県でやると。ただ、競技は無理して、その県で全部の競技場を用意しなくても、周辺、広域でもいいし、3県とか4県で、これを分けるという、これをやると相当減るんですよ、負担が。で、人員的にも。人口減少になって、相当ボランティアも大変ですから。だから夏の国体、私はあってもいいと思うけども、運営の仕方、これをどういうふうに整理するか。これが、まず1点です。
 あと冬、あれは規模が小さいから、うちも持ち出しが2,000万なんです。で、うちのほうの冬の宿泊、これは減りますんで、逆にプラスになるんです。だから、地元の鹿角、あそこはあれがあることによって冬の収入が増えるんです。冬、そう大きくいっぱいかかりませんので。まあかなり国とか体協からこれが来ます。あと(開催できる都道府県が)少ないですからね。黙ってても、あちらからお願いされるんです。昔、国体、夏はこっちからお願い。パターンはこっちから、うちのほうで是非やってくれと(お願いをします)。冬は、あちらから頭を下げる(お願いされます)。冬は強いんですよ、こっちが。だから、うちのほうは冬は経済的にプラスですから、まず今のとこは受けようという。
 
(幹事社)
 あと1人にさせていただきますが、ありますでしょうか。1問でお願いします。
 (無いようですので、)では以上にしたいと思います。
 ありがとうございました。

 

 

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