東日本大震災の発生から13年を迎えるに当たり、改めて、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
 被災地の復興は着実に進んできておりますが、本県でもいまだ361人の方々が避難生活を余儀なくされていることから、県としましては、県内に避難されているすべての方々が、安心して日常生活を送ることができるよう、一人ひとりの心に寄り添い、引き続き、きめ細かな支援に努めてまいります。
 本県においても、昨年の夏に大雨災害が発生したほか、元日には能登半島地震が発生しており、突発的に発生する自然災害に対する備えの重要性を、改めて強く意識したところであります。
 これからも大震災の教訓を風化させることがないよう、県民の防災意識の向上に努めるとともに、孤立集落の発生が懸念される半島地域等の被害想定や防災・減災対策の検討を行うほか、水災害リスクの低減に向けてハード・ソフト一体となった流域治水対策を進めるなど、防災力の強化に努めてまいります。

 

令和6年3月11日 
秋田県知事 佐竹 敬久

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