●知事発表
 (1)四国との共同イベントについて 
 
●幹事社質問
 (1)ツキノワグマによる人身被害防止対策について
 
●その他質問
 (1)秋田市外旭川地区まちづくり基本計画素案及びスタジアム整備について
 

 

(幹事社)
 今月幹事社のNHKです。よろしくお願いします。
 まず冒頭、知事から発表、発言があると伺っていますので、よろしくお願いします。
 
(知 事)
 四国との共同イベントのことであります。
 東京で開かれまして、大変多くのマスコミの皆さんも来ておりましたが、てん末について、また、この後のことについて若干お話を申し上げます。
 先週の15日に東京に行きまして、四国4県と本県との特産品の詰合せ「なかよしセット」の販売会を実施したところであります。大変お忙しい中、徳島県知事、愛媛県知事様、あとは関係の皆様には、大変なご配慮とご尽力を賜りました。商品は、あっという間に売上げ、完売し、盛況のうちに終えることができましたので、改めて感謝を申し上げます。香川県知事さんは、ブラジルへの出張です。あとは、高知県知事さんはちょうど選挙の最中で、両方とも東京事務所の方がご出席なさっています。また、16・17日の2日間にわたって、名古屋市の久屋中日ビル1階において、四国4県と共に物産の共同販売を行っております。こちらも大変に売れ行きがよく、各県の特産品のすばらしさを広くPRし、認知度を高めることができたと思っています。
 いずれ私の大変失礼な発言にもかかわらず、四国の4県の皆さんには大変なご配慮をいただきまして、重ねて御礼を申し上げております。また、非常に恐縮してございます。
 また、その際に徳島県知事さん、愛媛県知事さんと、若干お話を申し上げましたところ、これから四国4県と秋田とで、いろんな面でコラボして、いろんな特産品を全国に売っていこうという、そういうふうないろんなお申し出があって、私どももこれを機会に、四国とのコラボ、これを是非やりたいということで、今後、まずは手初めに今週の24日から来月3日まで、私どものアンテナショップ東京の美彩館、また、港区新橋にございます香川県と愛媛県の共同のアンテナショップ香川・愛媛せとうち旬彩館かおりひめでコラボをいたしました特別のメニューや日本酒の飲み比べのセットなどを提供する予定であります。
 いずれこの後もいろんな面で、いろんな催し物をやろうということで、知事さん方からは言われてございますので、私どもはお言葉に甘えて、一緒になってこれを進めていきたいと思っておりますので、ひとつよろしくご理解を願いたいと思います。
 私からは以上です。
 
(幹事社)
 この件について質問ある方いらっしゃいますでしょうか。よろしいでしょうか。
 続いて、幹事社質問に移らせていただきます。
 幹事社からクマ対策についてお伺いできればと思います。
 まず1点目、今日、県政協議会でも発表されました12月補正予算の中で、猟友会の方への慰労金を発表されました。もともと1頭当たり5,000円というお話だったと思うんですけれども、7,000円にされたというところの根拠だったり、狙いだったり、そういったところをまず一点お伺いできますでしょうか。
 
(知 事)
 まず、いろんな面で積算をいたしました。いずれ様々な考え方がございますが、運搬も遠い短いとありますが、あれは区別できませんので、一応全県的に平均的に処理する際に、そういう場所に行くまで大体何キロという。また、解体の費用。あと、様々に衛生的な物も必要です。あと、大体弾が結構高いんです。で、まずその弾の分です。そういうものを含めますと大体6,800円~6,900円ということで7,000円という、そういう額を出してございます。
 あと、撃った人にやるわけでなく、撃つ場合に何人か行きますんで、その方々の属する猟友会の支部、ここにやります。猟友会の方では、みんなが協力してやってますんで、猟友会のこれまでの経費に充ててもらうと同時に、いろんな面で、例えばその2,000円、猟友会1,500人いますんで、この方々、出勤、出てもクマを捕獲しないと、全く何もゼロです。一応(今回、慰労金という名目で)出ますんで、いろんな面で、弾も買ってますんで、そういう点で弾代みたいにそういうふうに、これを慰労金という名目で出したいと思います。
 
(幹事社)
 もう一点、クマについて、狩猟の方についてもお伺いしたいと思います。
一度、14日ですか、狩猟の自粛を要請されて、今日改めて24日に専門家の委員会を開くというお話ありましたけれども、県の方針として、狩猟の上限を引き上げていきたいというお考えでよろしいのか。
 
(知 事)
 一応、専門家の委員会には猟友会も入ってます。で、ここで100頭と決めたわけです。で、100頭に近づいた際に、もう少し、猟友会の方に説明しておけばよかったんですが、事務的に単純に自粛ということを出してしまったもんだから、猟友会の方に、この後、もう一回委員会を開いて、この後の善後策、これでやめるか、まだ続けるか、これをやりますと言っておけばよかったんですが、そこまでいかなかったもんだから、ちょっと猟友会の方で困惑したと。で、その後にすぐ私から猟友会の方に申し入れて、こういうことなってますということで、猟友会の方もまあ納得して24日の結論を待つと。で、猟友会の方からは、様々にヒアリング、猟友会の皆さんから、全部ではないですけど、私自身もたまたま友人に猟友会の幹部いますんで、聞きますと、まず目撃情報、これは農家の方、山間の、毎年出ますんで、まず警察に連絡することはないと。一日に何頭もいますんで。また、そういうことからしますと、例年以上、例年の数倍の目撃があるという。で、目撃の件数も今、届出があった分の3倍から4倍が出ていたろうと。また、山に入って猟友会の方も、わずか2週間で100頭前後、いくと思ってなかったと。それほど相当山にいると。で、そう奥でない山にいますんで、これをこのままにしておくと、また来年出てくるという。で、猟友会の方からは、まず、今年はある程度頭数いって、狩猟しても、来年以降、個体管理をやればいいし、調整は来年以降にした方がいいんじゃないかという、そういう意見もあって、まずは今、専門家に、24日に開いて、まずは意向を聞きながら。これルールですんで、まず県としては、もう少し、頭数というよりも、一応11月末まで有害駆除の期間です。これ、まだ出ますんで、これを12月中旬か末まで、雪の降るあたりまで延ばすか。延ばすとすると、そこの間まで狩猟もやってもらうという。これ、ほかの県で、岩手県なんか、そういうふうでやってますんで、そんなふうな県の考え方で委員会に提案したいと思います。
 
(幹事社)
 狩猟の数を増やすというよりも、有害の期間を延ばしたいという、そっちの方が。
 
(知 事)
 うん、で、その期間は狩猟もできるという。
 
(幹事社)
 わかりました。ありがとうございます。
 各社さん、質問ありましたら。
 
(記 者)
 知事、先ほどの県政協議会の方でも、このクマの捕獲、狩猟に関してのご説明がありました。その中では、2,700頭という数字も挙げてらっしゃいましたけれども。
 
(知 事)
 一応、予算上ね。
 
(記 者)
 で、今、知事のご発言の中でも、多くの、かなり里に近いところにいるというような、猟友会の方への取材というか、一応聞き取りの結果をお話されたと思うんですけれども。で、先ほどおっしゃった11月末までの期間の話っていうのは、これ有害駆除じゃなくて、いわゆる警戒警報の期間ですよね。県が出す警戒警報の期間。
 
(知 事)
 ええ。
 
(記 者)
 はい、これを12月まで延長するというご趣旨だと思いますが、いずれにしても、すいません、2,700頭を仮に上限と見たときに、それでそのいわゆるクマの生息数の維持だとか、いわゆる生態系への影響、環境保護という観点で、そのあたりの本当にその、減らしすぎてしまわないのかという懸念について、そのあたりの検討について、どのようにされているのか。
 
(知 事)
 専門家の意見が必要ですんで。ただ、専門家の中でも、相当増えていますんで、逆に言えば、山に餌、あるいは住みか、この件数からすると、ある程度、個体管理、これ少し少なめにしないと、また出てくると。で、猟友会の方は、来年以降、これを調整して、単年度でなくて、もし今年、そういう関係でオーバーだとすると、来年以降、危害があるものは、これ駆除が必要ですが、狩猟をまずやめるとか、そういうことも提案があったもんですから、まずは今のところ、700頭プラス、これ今までの状況からすると、12月も危害、街、人里に出てくるようなクマがそのぐらいはいるかもしれないと。ただ、そこまでいくかどうかわかりませんけども。
 
(記 者)
 知事、今年のクマの異常な出没数、そして人身被害の多さというのは、秋田県にとって経験のない未曾有のことなので、色々仕方ない面はあると思うんですけれども、厳しい見方をすると、県の政策がどうもちょっとこう場当たり的というか、泥縄というか、狩猟期間、狩猟の自粛、狩猟の解禁をしたかと思えば、もう2週間後に自粛を要請し、そしてまた今度、狩猟再開と。ちょっとその、何かこう場当たり的でいいのかっていう疑問はあるんですけども、いかがでしょう。
 
(知 事)
 まず、緊急避難的に今、これは県民の感情もありますし、そういうことでやっぱり県民の方にけが、あるいは万一命、まずそれを優先します。いずれこの後、国に対しても管理鳥獣の指定をお願いしてますんで、この後、やっぱり何年かクマの調査、これをもう一回行って、その上で、また適正な頭数の管理、これが必要かなと。山は変わってますんで、いつも同じ頭数ではないですから。これ来年以降、どういうふうにやるか、これ国に対して要望してますんで、まずそういうふうになって、まず今年は緊急避難と。で、この後来年以降に、どういうふうに専門的な見地から、適正なものは何か、これを求めながらやっていくというふうに思ってます。
 
(記 者)
 話題変わりまして、外旭川地区のまちづくりについてお尋ねいたします。
 新スタジアムに関しまして、先日、秋田市の方からまちづくり全体の計画の素案が出ました。卸売市場の余剰地で検討しているというふうなことですけれども、知事の所感をお願いいたします。
 
(知 事)
 まずあの市場の敷地の方にということで、今の田んぼを埋める、あの話とは切り離しができたと。で、単純に言えば、田んぼの方の投資促進法、こちらの方はまだ、全くそれに対応するような、市から何も出ていませんので、そういうことからしますと、まずは土地がちゃんと確保できたという、まあ時期は別にして、できるということは、ある意味で一歩前に進んだかなと。で、元のあの方式だと、投資促進法の全体ですんで、どうなるかによって左右されますんで、まずは切り離したことによって、まずまあ少し前進かなという、そう思ってます。
 
(記 者)
 あの、一方で着工の時期についてなんですけれども、あの余剰地を活用すると大分先になるというふうな問題も今、課題として挙がっていますけれども、2026年度の着工、これ、知事としてはできそうとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 着工というのは、何にみるか。私どもは、市の方で26年の着工という、これ私どもは26年着工、用地造成と思ってます。なぜかというと、今年度中に投資促進法、あれが、県が同意したとしても、田んぼの埋立ては、優良農地、あれは禁止事項の解除です。そうしますと、禁止事項の解除は、たとえ投資促進法でも、ちゃんといろんな面で手続があります。要するに、認可が出るまで2年から3年かかります。そうしますと、2年から3年かかって、それから埋立て。埋立てというのは、スタジアムの敷地ですんで、これを着工と見ると、26年ぐらいが、できればできるという。ただ問題、だからといって埋立ては数年かかります。で、数年かかって地盤沈下がありますんで、あの建物の工事は、まだ遅れます。そうしますと、逆に言えば、埋め立ててみないとわかんないんですよ。もし埋め立ててみて、相当地盤悪いと、あそこの道路、あれ、落ち着くまで5年かかってるんですよ。で、そうしますと、まあそう変わりないという。ですから、逆に市場の方にやったことによって、確実性、これが高まったというふうにとった方いいんじゃないかな。
 
(記 者)
 すいません、もう一点だけ、知事、以前の発言の中で、モデル地区の枠組みの中から外すべきだというふうなご発言されてたと思うんですけれども、今回その卸売市場の余剰地に建てたとしても、地域未来投資促進法の計画の中に入ってくると思うんですけれども。
 
(知 事)
 いや、関係なくなる。あれ、全然切ってもいいんですよ。
 
(記 者)
 知事はそうすると。
 
(知 事)
 あそこは、投資促進法だとか、用地の規制ございませんので、今でもできるんですよ。
 
(記 者)
 地域未来投資促進法のその基本計画の枠組みの中に新スタジアムは入れるべきではないというふうなお考えでしょうか。
 
(知 事)
 結果論です。投資促進法の方が、あの要件に合えば、これを入れてもいいんですが、それはわかりませんので、まだ。何も出てこない。これ、市の方で、いつ出るかわかりませんので。
 
(記 者)
 今の質問に関連して、まだブラウブリッツが中心となって整備するという、企業体の全容というか概要がまだ見えてきてなくて、それは知事も以前ご指摘なさっておられたと思うんですが、そのあたり、その民設民営にこだわっている、市がこだわっているのか、それともわからないんですが、知事は必ずしもその民設民営にこだわる必要はないというふうに思っていらっしゃいますか。
 
(知 事)
 市の方で、要するに例えば用地、あそこの市場をどういうふうに扱うかによって、用地負担がどうなるか、ここら辺も関係します。ですから、市の方で、どういうふうに用地を提供するか。単純に言えば、市の方から言わせれば、用地をもし無償でやるのであれば、これは、当然相当な価格、金額、土地、用地費、ただですんで、これは民設民営でやってもらうしかないという、そういう議論もできるんです。ただ、もし用地費を取ったとすると、これを売る、逆に言えば、相当ブラウブリッツの方で負担がかかりますんで、これをどうするか。逆に、そうなれば、売れば、これあちらの方で造るけども、例えば用地代の分もプラスで補助するとか、様々あります。ただ、やはり市の方では、これ県もそうですが、スタジアム、そういう汎用性がどうか。で、アリーナの方は、年間20日ぐらいです。これ以外は一般に使えますから。やはり天然芝で、あのものはそう使えるかどうか、そこら辺の状況にもよります。ほかの県を見ますと、一般的な使い方、あまりしてないです。ですから、そこら辺の公共性、これもありますし、そこをどうするか。これはやっぱりまだ少し、かかるかなという、ええ。
 
(記 者)
 様子を見てみないと、何とも言えないと。
 
(知 事)
 うん。
 
(記 者)
 はい、ありがとうございます。
 
(記 者)
 ちょっと話戻りまして、クマの件なんですけれども、先ほども質問ありましたけども、2,700頭という数字、先ほど県政協議会でも知事、発言されましたが、その中で予算上2,700頭まで取っていますんで、そこら辺までいっていいんじゃないかなというふうなお話でしたけども、この予算というのは、どういうふうなものを想定するのか。
 
(知 事)
 月ごとの駆除、街に出て人家に出て駆除、あの件数を平均しますと、まず一定程度そのくらい、11月の中旬から12月末ぐらいに、まず出るとすると、そのぐらいのクマが出るだろうと。そうしますと、これ、街中、人家のところに出ますんで、これ当然危害を及ぼす可能性がありますんで、これは駆除すると。で、この平均値を取りますと、もうそのぐらい、12月中にまず最大限そのぐらい出てくる可能性ありますという、そこが計算の根拠です。
 
(記 者)
 なるほど、わかりました。つまり2,700頭ということは、まず現状2,000頭ぐらいということで、平均値を取れば700頭ぐらいは、現状まだ狩猟、捕獲、狩猟できる余裕が。
 
(知 事)
 いや、狩猟というよりも、ほら、出てくるの。
 
(記 者)
 出てくるところ。
 
(知 事)
 狩猟は中に入りますから、わかりません。要するに今までの傾向からすると、ある程度、五、六百頭ぐらいは、当然今の状況であれば、雪が降らないとすると、今出てますんで、まずそのくらいは。檻とかそういう人家のそばに出てきて、猟友会が出動するということになると思いますんで、そうしますと、やっぱり捕獲で駆除するという、そうなりますんで。
 
(記 者)
 はい、わかりました。
 
(記 者)
 先ほどの県政協議会でクマの食害の被害額1億3,000万円弱という話が出ました。で、生活環境部の方からは、電気柵とかそういう対策を今後、市町村と連携してやっていくという話でしたが、既に出ている食害への補助というか、農家への支援みたいなのは考えていらっしゃいますでしょうか。
 
(知 事)
 まだルールがないんですよ。あと、一件一件でいけば、そう多くないんです。だから、まずルールがないもんですから、これどうするか。ただ、水害のように、災害と捉えれば、あの収入保険とか共済下りますが、これは県の方でやってるわけではないですから、そこら辺どうでしょうか。あと、一件一件では、そう大きく、まあかなり多いところはありますが、まず平均すれば、そう大きい額ではないんです。水害なんかは、自分の農地全面的にいきますんで、相当大きくなりますが、一件一件でいけばそうではないという。で、そこら辺どうとるか。ただ、相当今までの額と(今までの水害被害とクマの食害被害を加えると)、被害が大きいです。これ、やっぱり農家の方によっては、相当ダメージもありますんで、まずそこら辺はどういうふうになってるか。まあ市町村もありますんで、一元的に柵とかは市町村事業なんです。で、国の方では、予算はちゃんとあるんです。ただ、市町村の方で、相当頑張ってやってるところとそうでないところがありますんで、さっきの猟友会の隊員に対する報償費、ああいうものも相当違うんです。だから、そこら辺、市町村の方でも、やっぱり県の方でやってますんで、真剣に考えてもらいたいなと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 すいません、もう一点、クマ関連で。慰労金の2,000円値上げなんですけれども、精査したらということだったんですが、これは何かその精査に至る理由みたいのはあったんでしょうか。
 
(知 事)
 様々な事例がありますんで、そういう事例をまとめたものがありますんで。あと一応想定して、運搬とか解体、あるいは、いろんな(経費が)ありますんで、これを一応まず実態に合わせて平均すればそのぐらいだと。
 
(記 者)
 特にその5,000円だととてもじゃないけど足りないというような声があったからとか、そういうわけではないんですか。
 
(知 事)
 いや、そうじゃないです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 まず、クマで一点なんですが、13日に岩手県知事と、あと猿田副知事らが指定管理鳥獣について環境省に要望して、環境大臣も検討するというふうな回答がありました。一方で、結論ありきではないということで、慎重な意見もしていますが、知事はこうした国の反応についての受け止め、どのように考えていますでしょうか。
 
(知 事)
 総理の発言で、クマのことが出るとき、まずないです。で、総理も心配してございますんで、まずは東北、北海道、新潟でそういう決議をしましてやってますんで、まずは、国の方で真剣に考えてもらいたいなと思ってます。また、地元の国会議員の先生方にも、相当そういう点については十分に説明し、お願いしてます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 もう一点、話題変わるんですが、ライドシェアについて伺います。
 今、国の方でも議論が活発になってまして、秋田県も観光、あと、過疎地という意味では考え、一つの選択肢なのかなというふうにも思うんですが、ライドシェアそのものに対する知事の見解と、今後、県として導入の検討会だとかを開催する予定だったり、そういったものはありますでしょうか。
 
(知 事)
 タクシー業界とバッティングしないような、そういう、うちの方は大都市と違って、郡部、過疎地、タクシー会社はないんです。そういう別の観点から、そういうふうなルールを作って、安全策、これをちゃんとやって、そういうライドシェアみたいな、そういうこともあっていいな、あってもいいんじゃないかなと私自身はそう思います。
 
(記 者)
 今後、県として何かそういった。
 
(知 事)
 今のところ県、市町村と交通の関係の協議会ありますけども、まだそこまで話題になってませんけども、いずれ、ライドシェアという名前ではないけども、乗り合いのそういうNPOでやってるものがありますんで、そういうものを含めてどうなるか。その中にライドシェアも入ってきて議論する時期もくるんじゃないかなと思ってます。
 
(記 者)
 承知しました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 あと2件ぐらいよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 うん。
 
(記 者)
 スタジアムの件に戻りますけども、以前、知事のご発言の中でも、そのスタジアムの規模について、県の費用負担の面からいって、その施設規模として100億円以内ぐらいだったら負担はやぶさかでもないようなというお話ありましたけれども、今回その市の、その素案が出てきた段階で、施設規模も当初から大分圧縮されて90億円程度ということになってますけども、これあの、色々今までおっしゃっていたように、前提条件が流動的な面もあるとは思いますけれども、県の費用負担という面において、今回の施設の規模感の圧縮というのを、どのように捉えていらっしゃるかというのを。
 
(知 事)
 1万人規模で、観客席、屋根を造りますと、まず金沢、あそこは八十何億。で、これ物価高騰ありますんで、これをスライドしますと90(億)から。実際にはいつやるか。もう何年後かで違ってきます。あと、あの全天候型、あれは無理です。あれ北海道しかないでしょう、札幌ドーム。札幌ドームも、今、赤字で大変な問題です。コンサート、あの北海道もそうないんです。ピッチが可動式、あれなんか相当簡単でないです。まず、そういうことからしますと、あまり言いたくないけども、我が県でそのような全天候型、これを持ってる県ないです。北海道が民営でしょう。市か、あれ、市の三セクか。ないでしょう。これうちの方の県で、そういうものを持っても、まず無理です。だから、まずはあの1万人規模のもので、観客席が屋根付きで、例えば冬の関係で、椅子、暖房もあってもいいのかなと。ただ、これ暖房しますと、凄まじい維持費です。だからまずは実際、ブラウブリッツの方でどういう考え方、うちの方では、100億として3分の1ずつという、これが想定だったのです。だから、そこら辺どうなるか。
 
(記 者)
 県としても、その100億、90億規模っていうふうになってきたことについては、先ほども余剰地の場所に関しても一歩前進というお言葉ありましたけれども、規模としても県、知事としても一歩前進というところの捉え方なんですか。
 
(知 事)
 まあ妥当な線でしょう。
 
(幹事社)
 最後すいません、1問お願いします。
 
(記 者)
 スタジアムとクマのでちょっと一点ずつなんですけども、スタジアムの話で、その市の方からまだ何もないとか、いつくるか、出るかもわからないとかっていうお話ありましたけども、その市の進め方とかスケジュール観についてはどうお考えですか。
 
(知 事)
 要するに、今のまちづくり基本構想、あれは投資促進法、あるいはあのスタジアム、これ場所、支障はないといってもどうなるか。時期、こういうことはまだ市の方でも全く決まってません。これからです。ですから、今のところは、県は判断の材料がないんです。
 
(記 者)
 クマの件でもう一点、クマの生息に関しては変わるのでわからないというような話もありましたけども、令和2年の推定の生息数2,800から6,000頭ってあったと思うんですけども、そこからは数的には大幅に変わってないという捉え方でよろしいんでしょうか。
 
(知 事)
 一部の専門家の方は、去年、餌が豊作で、子熊、相当増えてるという。上限が6,000頭で四千何百頭、まず上限の方に近いんじゃないかという方もいます。ただ、わかりません。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 
(知 事)
 ちょっと次もあるんだな。
 
(幹事社)
 じゃあ、以上で、はい。
 
(知 事)
 じゃあどうも。

 

 

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