●知事発表
   (1)新型コロナウイルス感染症に係る注意喚起について
 
●幹事社質問
 (1)令和5年7月14日からの大雨による被害状況等について
 
●その他質問
 (1)今後の治水対策等について
 (2)横手駅東口再開発事業について
 (3)新県立体育館について
 (4)台湾チャーター便の就航について
 (5)風力発電について
 

 

(幹事社)
 8月幹事社の北羽新報と申します。よろしくお願いいたします。
 今日は知事から発表事項があるということなので、よろしくお願いいたします。
 
(知 事)
 新型コロナウイルス関係です。
 最近、大分増えている状況ですんで、2類から5類に移ったとはいえ、高齢者を中心に重症化する可能性も大変ありますんで、改めて県民の皆さんに注意事項について若干お話いたします。
 まず、発生動向でありますが、1定点当たりの患者報告数が8月7日から13日までで11.75と、前の週に比べまして1.5倍であります。4週連続で増加の傾向を示しています。これは、旅行などで人流が活発な時期であることなど、あとは色々なお祭り等で、色々な面で密集する機会が多いことによるものだろうと思います。
 いずれ2類から5類に移ったということで、大分神経的には大分緩和してございますが、ウイルスはなくなってございませんので、引き続き換気や手洗い、手指の消毒、あるいは医療機関や高齢者施設の訪問の際などは、場面に応じてマスクの着用をお願いしたいと思います。特に連日30度以上の大変な高温が続いております。冷房で窓を締め切っている状況であると思います。暑い中でありますが、定期的な換気を心がけるようにしていただきたいと思います。
 また、特に高齢者と面会では、体調を整えまして、感染対策に特にご配慮いただきたいと思います。
 現在の医療機関の状況であります。
 夜間や休み、休日は、特定の医療機関に患者が集中しているという状況です。症状が出た場合には、検査キットをあらかじめ準備しておき、自己検査で感染を確認した場合には、重症化リスクがなく、症状が軽い方は、市販の解熱鎮痛薬などにより自宅療養することを改めてお願いいたします。
 なお、医療のひっ迫を防ぐため、従業員や生徒・児童等に対して、医療機関の検査結果を求める、あるいは治癒の証明書を求めたりすることは、避けていただきたいと思います。
 体調が悪化した際などのために、県のコロナ専用ポータルサイトで、受診できる医療機関を掲載しておりますんで、受診の際は事前に医療機関にご連絡いただいて、その後に行っていただきたいと思います。
 また、受診相談は総合案内窓口のほかに、情報が携帯電話で得られる自動音声案内やLINE相談も活用していただきたいと思います。
県民の皆さんにおかれましては、一人一人が感染対策を続けながら、感染に備えた事前の準備や受診の仕方などに気を配っていただきまして、通常医療を含めた医療体制のひっ迫回避にご協力いただくようお願い申し上げます。
 まず、今のところ、そんなに極端なものではございませんが、ある意味で相当数、特にこれ、全く私の個人的な感想ですが、これまで1回もかかったことがない人、この方々、今回感染したという、そういうふうな話が相当聞かれてございますんで、まずは若干ずつ増えている状況で、今のところ、まだ医療ひっ迫までいってませんが、まずその確保病床の中では、半数、半分ぐらい埋まってますんで、是非ひとつご注意をお願いしたいと思います。
 以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 今の発表事項に関して、各社から質問はありますか。よろしいでしょうか。
 では、幹事社から代表質問させていただきます。
 幹事社からは、記録的大雨のことで2点伺います。
 被害から1カ月余り経ちましたけれども、現状の復旧、県内の復旧の現状をどう受け止めていらっしゃるかということと、あと、農林業、それから公共土木、被害大変大きかったんですけれども、9月での補正も含めて具体的にどう対応されるか、現状のお考えを教えてください。
 
(知 事)
 今のところ、応急に対応できるところについては応急な修理、これをしてまして、若干、通行止めのところはまだありますが、まずはできる範囲で応急修理を、農業関係、あるいは土木関係、やってますんで、徐々に一般的な普通の状況に戻りつつあります。ただ、抜本的な工事は、これから国の方の災害査定、これが入りますんで、この災害査定を受けて、その後にこれが実行されるという。これは優先順位を決めて、順序にやりますんで、まずはこれはですね、この後、秋以降来年まで、来年以降も、例えば抜本的な河川改修、こういう場合は何年もかかりますんで、今年の9月補正、12月、来年の当初予算、こういうところで順次、必要な予算を予算化するという、そういう状況です。
 また農林関係は、農業関係は、今すぐというよりも、来年の、今日の県政協議会でもお話しましたとおり、畑作はまず駄目なところは、もう今年駄目ですんで、問題は、来年、農地が春に種を植えるような状況をしっかり作るためにどうするか。
 また水田は、あの面積が全部駄目、あれが完全に駄目という状況でなくて、冠水したところの面積ですんで。ただ、土砂が田んぼに入ったところは、まずこれは至急、今、これを何とか寄せても、ここはもう駄目ですんで、まずこれを寄せて、畦畔とか用水路、これをこれから直すと。単に水だけが入ったところは、これからどういうふうな生育状況になるか、十分に消毒、あるいは、様々な病気が入らない、いもち病などが発生しないように農薬の散布、あるいはその生育管理、これを県の方で様々な状況で、県の職員が回って指導しながら、何とか冠水だけのところは、いい米ができるような、そういうふうな状況をつくっていくという、そういう状況です。
 あといずれ災害査定、これがこれから本格的に始まりますんで、まずはその際に、今日もお話したとおり、県政協議会、災害復旧でできるところ、激甚になりますんで、県の負担、市町村の負担は少なくなりますが、問題は、災害復旧だけで、周辺の河川のその繋ぎ、あと道路等、あるいは河川の、現状復旧か、あるいはプラスアルファか、プラスアルファとなりますと県単の分が入りますんで、そういうところは、どこら辺までやれるのか、これはこの後の査定と、その本格的、抜本的なやり方をしますと、相当派生する工事も出ますんで、そういうところはこれから設計、あるいは調査の上に、12月以降にこれが進んでいくという、そういう状況になろうと思います。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 すいません、幹事社から1点だけ関連して。河川の治水対策に関して、雄物川、米代川等、流域での対策が必要というお考えを示されてますけども、能代市の悪土川も非常に大きな被害が出たんですが、この流域治水について、現状でどういうふうに関係…。
 
(知 事)
 今、流域治水について、市町村と協議中であって、まだ国の方の指導、あるいはそれに対する支援というものも必要ですんで、国と県と市町村で流域ごとに協議会を作って、そこで十分に議論して、ハードでやる分とソフトでやる分と役割分担、これを今後これから詰めていくという、そういう作業がこれから出てきます。
 
(幹事社)
 分かりました。ありがとうございます。
 幹事社からは以上です。
 この大雨の関連に関して各社から質問はありますでしょうか。
 
(記 者)
 先ほど自民党県連からの要望の場で、知事が秋田市の中央道路について、そう遠くないうちに復旧するという見通しを示されていました。両側通行ということですね。この時期の見通しと、あと夜間は工事をして、日中通行というお話もされていたと思うんですけれども、その点も含めて詳しく教えてください。
 
(知 事)
 今片側通行、あれをなるべく早く全面通行に戻すということと、ただ、相当修理箇所ありますんで、やはり道路の面はいいけれども様々な電気系統、あるいは、そういう通報装置、こういうもの、全面的に作り替えのところがありますんで、なるべく早く、まず今のところ、すぐ今、明日からというわけにはいきませんけども、まずは、今のところ建設部で、いつ頃からできるか、今、状況を判断中です。ちょっと私、そこの期間までは具体的にまだ判断するまでには至ってないと思いますけども、いずれ、なるべく早く対面通行できるような、そういう状況をつくるということで、今、土木の方で頑張ってます。
 
(記 者)
 分かりました。詳しくは建設部かもしれませんけれども、例えば月内ですとか、来月中にはとか、何か知事としてのお考えはありますか。
 
(知 事)
 どのくらい修理箇所があるか、また、どのぐらい修理に要する機材、調達、この関係もありますんで、まだ私の方から具体的に、建設部の方から、いついつということについてはまだ報告受けてない、そういう状況です。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 大雨関連に関して、ほかに質問はないでしょうか。
 
(記 者)
 秋田市内中心部で起きた内水氾濫については、今後の対策とか、どうお考えでしょうか。
 
(知 事)
 専門家の方の見解でも、国の方の見解でも、完全に内水氾濫、あれを早急に解消するような技術的、ハード的なそういう対応は極めて難しいと。これ、昔で言えば、全般的に低い場所で大半が舗装なってますんで、郡部、農村部であれば舗装はございませんけども、今の駅の東、ほとんど土がないという状況で、内水氾濫を完全に解決するような方法は、残念ながら今のところ国も専門家も難しいという見解が出てます。
 ただ、どういうふうにやるかといいますと、先般の専門家の意見でもあったように、まずは避難のソフト、人命を守る、あるいは、これから様々な機器を設置する際に、例えばエアコンの室外機を高い所に置くとか、そういう自分の方で守るような、あとはビルの電源、ああいうものを地下から2階とか1階に置いて、ちょっと高い所に置くとか、そういうことが必要かなという、水が出ないようにというよりも、そういうときにいかに施設を、自分の命を守るか、あるいは設備を、どういうふうに守るかという、そっちの方に移っていくのかなという、そう思います。
 
(記 者)
 すいません、ちょっと災害復旧について1点、スケジュール感を確認したいんですけれども、先ほどその河川、道路は12月以降に設計等が進んでいくだろうということでしたが、今現在、土砂が流入している田んぼについては、取り急ぎその土砂の除去とかは、いつ頃始まるめどなんでしょうか。
 
(農地整備課)
 農地整備課でございます。
 応急的に対処するべきところというのは、査定前着工という制度がございまして、そこは、もう地元の方でやっていただいて、後で査定の際にそれを精算するという形で、もう既にやっておられるところはございます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、大雨以外も含めて皆さん質問があれば。
 
(記 者)
 知事、先ほど河川改修について、流域の市町村と協議して、国、県、市町村で協議会を作ってというようなお話ありました。この河川、要するに治水というのをどうやっていくかというときに、具体的にその協議会やった後に、どのような治水のイメージ、されていますでしょうか。堤防の強化だとか、その流量の変更だとか、ダムというものを、やはりこだわっていくのか。ダムについて私は疑問は持っているんですけれども、ちょっとそのあたり具体的なビジョンというか、ありましたら伺いたいと思います。
 
(知 事)
 今のところ、ダムというのは、まあ金もかかりますし、相当期間、時間も何十年ってかかりますんで、まずそのダムを新規に造るという、そういうふうな発想は、まずないと。ハードだけやっても限界がありますんで、ソフトの方、その避難の状況、あるいは周辺の、完全に周辺のその橋の架け替え、あるいは、今のその流路の浚渫、どういうふうに、これ金をかければできるというものじゃないんですね。金をいかにかけても限界ありますんで、避難の状況とか、また、ハードでやる部分と、そういう避難情報、あるいは避難の箇所、こういうものをどういうふうに配置するか。また、何ていいますか、山の方から水が来ますんで、これをどういうふうに分散するか、そんないろんなケースがありますんで、まずそこら辺、どういうふうにやることが、経費的にも時間的にも現実性があるかということを、まずは詰めると。で、専門的な知識も必要ですんで、当然国交省から指導を受けたり、あるいは大学の先生、こういう方々も入れて、まずは全体像を作って、できるところからやっていくという。
 ただ、完全に河川の今の状況ではどうしようもないところはバイパスにするとか、そういうことはあり得ます。
 
(記 者)
 バイパス、川のバイパスを造るということですか。
 
(知 事)
 はい。既に秋田市、新城川やってますんで。今のところ、五城目、あそこは、あれ拡大、拡充、若干内側全部ありますんで、ああいうところは裏を通すとか、田んぼの方、広くして。これ、田んぼは買い増しできますんで、土地が。ただ、都市部は住宅がありますんで、そんな簡単に土地がないもんですから、これはどうするか。これ、都市部と農村部でやり方が大分違いますから。そこら辺、まずこれから河川ごとに、そういう検討をしながら、どういうふうなプランニングをするかが、これからの協議です。
 
(記 者)
 既存のダム、建設中のダムについて、その見直しとか縮小して脱ダムの流れ、民主党政権の時に随分流行った流れが、もう一気に収束して、脱ダムなんてあり得ないみたいな空気になってしまいましたけども、本当にダムの有効性という疑義も一方ではあるわけで、思いきってそのダムから河川の方に力を入れるみたいな、そういう展開は難しいんでしょうか。
 
(知 事)
 これは今のところ、まず、旭川ダム、あれは治水ダムですんで、あれがなければ、もっとすごいんですね。だから、まず、今のダムは、あれを変更するということは、まずないということ。これはまず今のところは十分にそういう治水も検討しながらやってますんで、まずはそういう発想はまずないです。
 
(記 者)
 ちょっと別件ですいません、話が変わって恐縮なんですが、横手市で起きてる駅前再開発事業、ビルが、柱が傾いていると。梁を本来しない改造をして、梁を切って造ってしまったということで、色々検証が進んでいますけれども、その安全面に一応問題があるということで補強工事するとこまでは決まりました。しかしながら、まだ第三者機関の検証というのは、事実上始まってなくて、まだこれからであります。あくまでも設計をした設計会社が検証しただけで。知事、最初から第三者機関の検証が大事だとおっしゃっていたと思うんですけども、これ、国、県、市の補助金が入ってます。そして、この建設会社に対する処分をするのは、市の方は、あくまでも県が主導でやることだと言っていて、これ、建設業法に基づく処分なんですけれども、2点伺いたいのは、この安全面の検証、どうあるべきかということと、三つのその業者、不正、不良工事を起こしてしまったJVの3社に対する処分、県としてどう進めていくべきとお考えか、この2点伺いたいんですけれども。
 
(知 事)
 まず、最終的な結論は、この第三者の、これは多分第三者、公的な機関を想定しているようですので、そこの検討結果、これを基にして、補助要件に合致するような、そういう状況をつくることができれば、これは補助金の対象になるという、そこはこれからです。
あとは処分の方は、これ相当、公共工事でないもんですから、そこら辺、単純にいかないという。ただ、例えば、公序良俗に反するような、そういう何か、例えば、あくまでも例えば、これが分かっていて隠蔽したと、そういうことがあればまた別ですんで。そこら辺、まだ事実関係、はっきりしていませんので、今のところ処分の可否について言及はちょっと、今のところできない状況です。
 
(記 者)
 今、知事おっしゃった、まさにその工事ミスが最初あったんですけれども、その工事ミスの後、本来やらない工法によってそのミスを隠蔽して、結局不良工事をしてしまい、その不良工事について設計会社に相談もせずに建築基準法上の建築変更の申請もせずにやっているんです。計画変更もしてない。ほぼ隠蔽だったというふうに関係者は認めていて、その意味では倫理的な批判にさらされている状況なんですけれども、それでもやはり処分はまだ難しいんでしょうか。
 
(知 事)
 まだ今のところ、そこまで、この後の状況によりけりです。単純に言えば、建築基準の確認は、あれは横手です、市ですから。行政庁が県でないですから、どういうふうな条件でやったか、そこら辺まだしっかり分かりませんので、まず今のところ、軽々に処分のことは、まず差し控えておきます。
 
(記 者)
 ごめんなさい、これもう1点だけ、この件。先日、この件に関して、横手市長の高橋さんが会見で涙ぐんでいたんですけども、ご覧なってませんか。感想あれば伺いたいです。
 
(知 事)
 どういうふうな心情で涙があったのか、まあちょっと私も。あの方が、どういう心情かで、分かりかねますんで、評論はできませんけども、涙を流すまで、私であれば相当怒るという状況で、自分に置き換えれば。涙というより、私の方は、涙は流しませんので、まあ怒るという。怒りながらという、そういう状況だったかなという…。
 
(記 者)
 また話題が変わりますが、県立体育館の建て替えの件で二つほどお聞きします。
 間もなく検討委員会の最終の会を迎えると思うんですけども、知事に二つお聞きしてみたいのは、一つは今のその、例えば6千人以上収容とか、それから予算見通し、大体これぐらいの建設費がかかるでしょうという見通しとか、大体、知事はどういうふうに受け止めていらっしゃるのかというのが1点目です。
 もう一点目が、委員会の中に各団体を背景にした委員の方が出席されてて、秋田市からも委員が出ていらっしゃって、八橋運動公園の丘の問題について、できるだけ触らないようにしてほしいみたいな、そういうリクエストも出てて、多分この前の委員会で、全体のイメージ図を県から公表されたので、少し流れが変わっているかもしれませんが、あそこの丘に手をつけてはいけないとなると、どこも建てるところがないなと私自身も思ってて、県の担当者の人も、やっぱり困惑しているのが実情だと思うんですが、それに関して知事はどういうふうに見ていらっしゃるのか、その2点お聞きします。
 
(知 事)
 あの丘、今おっしゃったとおり、あそこを全く残してということはできませんので、何らかの手を加えるという。ただ、問題は、それに代わる緑地、それをどういうふうに造るか。今回、その分はプラスアルファで経費がかかりますんで、ある程度うちの方でもそれを、今の丘の状況と、そう違わないような、そういうふうな設計ができるかどうか、これを最終的には設計業者の方にこれを提案してもらうという。当然、その分はプラスアルファになりますんで、今のところ、総事業費が200億弱。ただ、国から様々なデジタル関係とか、相当いろんな面のあらゆる制度、これを活用しますんで、県の持ち出しは半分以下ということに、まずは今のところ想定して、今、様々に国等も当たってございます。
 
(記 者)
 大体ある程度、想定の範囲内で進んでいるという…。
 
(知 事)
 はい、今回、あの緑地、丘、あの再現、ある程度場所は違っても再現するような、そういう予算もプラスアルファ入れましたんで、その面でやっぱり増えてますんで200億弱になります。そういう点を踏まえながら、ほかのところ、様々に国の補助金がありますんで、最大限これを活用するということで、まず200億弱で、県の持ち出しが半分以下というふうなことで、想定で今かかってます。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(幹事社)
 時間の都合上、最後に。
 
(記 者)
 すいません、また話題変わるんですけども、台湾チャーターについてお伺いしたいんですけれども、明日、台湾の方に知事行かれると思いますけれども、これまで秋田空港とその国際便について定着がなかなかしてこなかったと、定期便だったりチャーター便含めて、そこの要因というのは、知事どういうことを考えられているんでしょうか。
 
(知 事)
 様々にお聞きしますと、単純にいえば仙台空港、あそこは人口も多いし、福島から全部、新潟までカバーできますんで、あそこは別格です。あと、今、定期便が飛んでる花巻空港、あそこはちょうど東北の真ん中なんですよ。岩手県内、あるいは仙北市にも横手にも、すぐです。新幹線使うと、青森市もすぐで、相当場所がいいと。秋田の場合は、海側のこっち側ですね。まず、県南、岩手、青森、山形、遠いんです、やっぱり。まあそんなことから、なかなかそう簡単に、場所もありますんで。ただ、今のところタイガーエアは、4月以降も状況によって、いわゆるチャーター便というふうな形からプログラムチャーター、まず定期便に近い形になるとすれば、要するに台湾からの観光のインバウンドプラス秋田からのお客さん、これが一定程度確保できますと、その可能性はあるということで、まずはそこら辺も踏まえまして、今回、まずは3月までの分を確定しながら、4月以降のそういう条件、そういうところもあちらと協議していくという、そういうことです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 今のお話だと、秋田からの台湾のお客さんというのも、4月以降も継続するにあたって、ある程度必要になってくるのかなと思いましたけれども、今回、基本的に来るのが、旅行で、台湾から来るのがメインになっていると思いますが。
 
(知 事)
 これは、秋田の冬は、これは非常に人気あるんです。問題は、夏。春夏、これが、そう台湾から何か、観光の、花見ありますが、6月、7月、8月は、何ていうか、売り物がそんなあるのかないか、そこら辺が問題だから。単純にいえば、こちらの方から行くという、これでカバーするという、そういうふうなバランスをとれれば可能性が出てくるかなという。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 時間ですけど、最後にお一人だけいいですか。
 
(知 事)
 うん。
 
(記 者)
 すいません、ありがとうございます。
 日本風力開発の件について、まず洋上風力の面でも影響があるでしょうし、今日、男鹿市の方で地元の住民団体から現在の陸上の方の風力開発の中止を求めるような要望も出たようなんですけれども、まずこの事件についての知事の受け止めと、あと今後、その県内の風力発電について何か影響を懸念されるものであるでしょうか。
 
(知 事)
 この問題、例の今の新規、今の海域、募集が始まってから基準が変わって、内容が変更。このときに私自身、何かあったと。これ、当時から何かあったと。これ、ちゃんと入ってるんですよ。ただ、これが日本風力がどうかは別にして、当然、ベンチャー系の企業から相当国会議員に、何というか、プッシュがあったという話は、もう当然、当然というか、皆さん分かっているとおり、あったんですね。
 私どもは、単純にいえば、今回、あそこがああいう状況になって、私は外れてほしいんです。うん。ああいうことをやって、何やるかという、これ外れるんですよ。だから、うちの方は、逆にいえば、あのやり方で国が、あの国がああいうやり方すると、うちの方のあれはないんですよ、プラスアルファ。うちの方は、発電が早く進むということはいいことかもしれないけども、県は、それよりも地元への波及。そうすると、今のあの商社系、ああいうところがかんだ方が相当様々な波及効果がありますんで、うちの方では、ベンチャー系中心のところは、あまり評価は良くなかった。
 あと男鹿の方は、まずはああいう問題起こして、またやるというのは、これ無礼ですよ。私は、県として権限はございませんけども、歓迎はしません。
 以上です。
 これ以上言えばね、ちょっとね、うん。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、時間ですので、これで終了します。ありがとうございました。
 
(知 事)
 はい、どうも。

 

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