●知事発表
   (1)令和5年7月14日からの大雨に係る県民への知事メッセージについて
   (2)クラウドファンディング型ふるさと納税を活用した動物愛護団体の活動支援について
 
●幹事社質問
 (1)外旭川まちづくり構想の予定区域について
 
●その他質問
 (1)大雨に係る秋田中央道トンネルの通行止めについて

 

(幹事社)
 県政記者会7月幹事社の産経新聞です。よろしくお願いいたします。
 まず初めに、知事には、先ほどの対策本部会議(7月14日からの大雨に係る秋田県災害対策本部会議(第4回)終了後)の質疑応答に引き続きまして、長時間対応いただきまして、誠にありがとうございます。各社を代表しまして一言お礼を申し上げます。
 最初に、知事から2項目発表事項がありますので、よろしくお願いいたします。
 
(知 事)
 まず、今回の大雨にかかる関係です。
 大変残念でございますが、今回の大雨で亡くなられました方がいます。まずは、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の方々にお悔やみを申し上げます。
 また、被災された全ての皆さんにお見舞いを申し上げます。
県内は、引き続き、雨の状況がまだ不安定であります。明日から前線が緩やかな暖かい湿った空気の影響が入ってまして、雨の多い状況になる可能性あります。まずは気象条件に十分に注意し、市町村からの避難情報を注視しながら、天候の悪化が予想される場合には、まずは避難の準備をする、あるいは早め早めの避難行動をとるようにお願いします。
 ぜひ県民の皆さんに覚えていただきたいんですが、避難指示等は、全て避難所に行けという意味ではございません。避難所もありますが、避難所に全員が入るわけにいきません。避難は、まずは丈夫なうちの場合は2階など、あるいは親類のお宅、友人・知人等、安全な場所に身を移すことを「避難」と言います。ですから、避難の指示が出ても、全て避難所、そういう所に行くだけが避難でありませんので、ぜひ自分の身を守るような状況、これをつくっていくことが避難でありますんで、ご理解を願いたいと思います。
 また、多くの方が被災されております。この後、家屋の清掃や消毒、災害廃棄物の処理など大変なご苦労を伴います。保険の適用、行政の支援にあたり、まずは様々な状況がありますんで、写真をお撮りになって、まずは記録するようにお願いします。
 この後、災害復旧対応の窓口は各市町村がそれぞれ行っていきますが、県においても対策本部(秋田県災害対策本部)を設置し、総広域的、総合的な対策を進めているところであり、一日も早く皆さんが日常を取り戻すことができるよう、市町村や関係機関と連携を密にしながら、全力を挙げて復興にあたるとともに、生活や事業の再建を支援してまいります。
 その支援策の一つとして、県では、亡くなった方への弔意金制度がございます。また、床上浸水以上の住家被害に遭った被災を対象に、20万円を給付する県独自の見舞金の制度がございます。市町村と連携して、できるだけ早く早期の給付に努めてまいりますんで、よろしくお願いします。
 また、家屋の修理には住宅リフォーム制度という制度がありますんで、ぜひご利用願いたいと思います。
いずれ、大変なご苦労でありますが、県としても国のほうにも支援を求めながら、全力であたっていきますんで、ひとつよろしくお願いいたします。
 次に、クラウドファンディングを活用した動物愛護団体の活動の支援であります。
 クラウドファンディング型ふるさと納税制度を活用した動物愛護団体の活動支援について発表いたします。
 県では、平成31年に動物愛護センター「ワンニャンピアあきた」を開きまして、譲渡推進などに取り組んでおりますが、まだ不適切な飼養などによる多くの犬猫が持ち込まれており、全ての命を救うことができない状況にあります。私自身もミール君と保護猫3匹と暮らしております。前は8匹いましたが、4匹が寿命で亡くなっております。
 県内で犬猫の保護団体、保護及び譲渡を行う動物愛護団体と共同のプロジェクトを立ち上げまして、団体の活動を推進するためのクラウドファンディング型ふるさと納税制度を活用した寄附の受付を開始いたしました。目標金額は300万円で、現在14.5%の達成であります。1匹でも多くの犬や猫の幸せを願い、日々命と向き合い活動している動物愛護団体の行う本プロジェクトに、皆さんも温かいご支援をいただきますようお願いを申し上げます。
以上であります。
 
(幹事社)
 それでは、各社から、今の知事の発表に関してご質問ありますでしょうか。
 よろしいですか。
 それでは、幹事社質問に移りたいと思います。
 時期的にちょっと違和感があるかもしれませんが、新スタジアムにつきまして、先日、知事が議会終了後の会見でいろいろ地盤の問題点、それからまちづくりと一緒に進めようとしていることへの指摘をされましたが、その直後に秋田市長が反論の内容で囲み取材をしました。で、これについてなんですが、どういう経緯で囲みになったかを知事にお知らせしたいんですが、知事もご存じのように、囲み会見っていうのは、知事がお帰りになるときに各社が玄関で待っててつかまえてお話を伺うというような形が囲み会見、議会終了後は便宜上、ああいう形で事前にセッティングをしますけれども、通常はマスコミの各社が取り囲んで聞くという形ですが、あの6日の市長の発言は、市長自らマスコミ各社に連絡して呼び集めて行ったと。それはなぜ行ったかというと、知事の会見での発言を受けて、という形になっています。で、あの会見の発言の内容もですね、知事の地盤の指摘とかまちづくりと一緒に行う問題とか、発言に対して反論する内容でした。さらにあの時期になぜ持ち出してくるのかということもあったのですが、過去の3か所の候補地をいずれも不適としたあの協議が、いずれも県と市が協議を行って、県も了解の上で行ったことだということを強調しまして、その上で、お互い、知事と私(秋田市長)の間でお互いに理解が足りなかったと。知事に対しても、知事の理解が足りないというような批判もされていましたが、このような、そしてまあ最終的には現行の進め方を変えるつもりはないということを言っていましたが、その市長の発言について、知事、どのように受け止められておられるか、お聞かせ願いたいと思います。
 
(知 事)
 まず初めに、外旭川につくるべきというのは、今のまちづくり、あのプロジェクト、あれをあの中につくるという想定は、その時点ではございません。あの地域ということで、あのプロジェクトと一緒にやるというそういう段階では、外旭川ということになったときには、それは全然別の次元の問題で、あの当時は、あの地域、まあいい適地があればあそこら辺だという、そういう理解です。それで、その後に、あのまちづくりプロジェクト、あの問題が出てきて、あの中に入ったと。で、単純に言えば、あのまちづくりがいいかどうか別にして、実現性、例えば、あのブラウブリッツが会社をつくってやるとしても、あの場所、単純に言えば、あのスタジアム、あの計算は、一応あれが的確かどうか分かりませんが、一応出た。土地はどうだ。あのスタジアムの会社で土地を買うのかどうか。あるいは借地かどうか。全く決まってません。もしあれを買うとすれば、どのぐらいの値段か。で、あそこは相当の軟弱地盤です。そうしますと、場合によっては、その土地代、相当広いです。これが何十億とか、そういう単位になります。そうしますと、全く事業費が変わってくると。また、借地になれば、どういう借地、賃料か。また悪く言うわけでございませんが、もし2年後に着工するとしても、地盤着工が全くブラウブリッツの会社が関係ないというわけでないです。もしあの買うんであれば、当然当事者です。あとは、借りるんであれば、どのぐらいの地代、賃料か。これ全く皆目不明です。そうしますと、例えば、あのサッカー場に県と市で三十何億出しても、自己負担、この調達、今から調達の準備しないと間に合わないんですよ。あと、借地であれば、担保価値ありませんから、銀行で貸すかどうか。あとは、買い取りだったら、それも見てどういうふうな資金需要あるかどうか。また、あの場所、軟弱地盤ですんで、相当、まあ完全にボーリング調査を精密にやって初めて分かりますが、杭打ち、どのぐらいかかるか。で、一般に土木の技術者に聞きますと、建物は杭打ちで済みますが、建物以外の駐車場、これは経年変化でだんだん沈むと。で、何年か、この修理、補修に相当かかると。そういうことを全部、全く決まってないですね。またもし埋め立てするとすると、誰がやれるか。あのサッカー場以外にもいろんな施設ありますんで、そのメンバーが全く決まってません。だからもしサッカー場だけでやるんだったら、これはこっち関係なく、まちづくりと関係ないですよね。これ前にも言ったとおり、物理的に不可能なものは、論理的に不可能なんですよ。だからここら辺何にも決まってない。今から2年後の着工、埋め立て、埋め立ての免許、あと調査、相当なボーリング調査、設計、こういうものがではじめてどのぐらいの費用かかるか。で、後で地盤沈下に伴う年次的な相当な経費、これどうなるか。全く決まってないんですよ。ですから、私は、そう簡単にはいかないだろうと。
 で、まちづくり全体とすると、単純に言えば、県のほうにみんな(相談等が)来るんだな。例えば、文書では来てませんけども、あのイオン、一応、既存の商店とは競合しないものとなってますが、建ってしまえば、これを規制する法的根拠はないです。ですから、あの付近の潟上、あるいは男鹿、南秋、秋田市の中心地、私のほうに非常に懸念の声が来るんです。だからうちのほうに懸念の声が来るということは、特にイオンさんのところ、あそこについて、市のほうで、どういう商業者の理解、周辺も含めて得たか。これ全くやってません。県は広域ですんで、周辺の市町村の意見も聞く必要ありますんで、そこら辺が全く進んでませんので、うちのほうでは、そう簡単にいかないだろうという、これ前から市のほうにも言ってます。
 で、今市長と会うとかどうか関係なく、相当細かい課題、懸案事項、これ国とも調整しながら、今、市のほうにコメントを求めてますんで、これがどういうふうに上がってくるか。これを見ないことには判断できませんので、まあどんなふうに上がってくるのか。
 ただ、今ですね、ブラウブリッツのほうで数十億の単位の費用を2年間で調達できるかどうか。これが非常に難しいんじゃないかなという。だから、ブラウブリッツも悪く言うわけでないけども、そこら辺ちゃんと考えないと、そう簡単にいかないですよね。
 
(幹事社)
 知事のその軟弱地盤に対するご指摘は、もっともなことだと思います。市の計画にある卸売市場の場内事業者たちも、新しい、移転、水田だったところに移転して着工するには、あまりにも地盤の沈み、地盤沈下の対策に時間、数年かかって費用も膨大なものになるから無理だという大反対になって、卸売市場は事実上、もうあの計画から離脱をしているという事実もあります。ですので、その辺について、市長は先日の会見で、そういう地盤安定事業、工事も織り込み済みだということも言っていたんですが、それについてはいかがですか。
 
(知 事)
 ボーリング調査、あれやってますか。ないでしょう。これやらないと出ませんよ。
 
(幹事社)
 分かりました。
 それともう一つ、ブラウブリッツの特別目的会社の件ですけれども、仮に民間が建設して運営するにしても、膨大な工費を負担するわけで、求めてるわけですけども、さらに民間側が求めてるのは、開業後も固定資産税はじめ各種税金を免除するようにということまで求めています。で、公的資金を注入して民間主導でやる場合には、莫大な公的資金は注入しても、その後の税金を納めてもらうことで回収できるということが前提にあるんですけれども、それさえもしないということを言う計画になってることについては、どういうふうにご覧になりますか。
 
(知 事)
 スポーツ振興の立場から言うと、まあそういう意見もいいんじゃないかという。でも若干、SNS等、全部あのとおりとるわけにいきませんが、相当批判もあります。だから、相当の公費を投入して、これは工場誘致、企業誘致の場合は、相当税で返ってくるんです。だから単純に言えば、サポーターが来るといっても、1万人とか2万人とか、県は何百万人ですよ。だから、そこら辺を少し、まあ批判が私に来てもいいですが、ちょっとスポーツという名前で聖域をつくるという、こういうことは、今の、ましてこの水害で大変な状況の中で、そこに相当公費を提供するということは、相当これ非常に難しいこともあるし、まずあの実現性、自分で公費、あの調達ができればいいけども、そう簡単にいかないんじゃないかな。
 
(幹事社)
 もう一点だけ伺います。工事が着工・完成が遅れることによって、秋田市長は、J2ライセンスが剥奪されかねないということを、まあ言ってみれば脅しのように言ってましたし、それをどうするのかということを強調していましたが、それについてはどういふうに思ってらっしゃいますか。
 
(知 事)
 だから私は前から言ってるとおり、最初は卸売市場、あそこに建てるという構想があったんですよ。だから、あのまちづくりにこだわったことによって、全体計画、プランニング、これが非常に難しいから。そうしますと、まちづくりに引っ張られて、ますます遅れるという。ですから、まちづくりを、逆に言えば、まちづくりのために遅れちゃうんですよ。だから、前にも言ったとおり、県民、県内の商業者から反対運動もある、前からずっと。これを完全に県が無視して、これをオーケーするということは、まさに県民の意見を無視ですから、それを無視してまで2年で間に合わせるということは、これ論理的におかしいですよね。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 これにつきまして、各社からありますでしょうか。
 
(記 者)
 その穂積市長の囲み取材のときに、市長が知事に申し入れというか、直接お話しする機会を設けたいという話しされてたんですけれども、その市のほうとの日程の調整というのはどうなってるんでしょうか。
 
(知 事)
 私のほうは専門的に相当チェックしてますから。だから、さっき言ったとおり、私のほうから相当様々なチェックポイント、これやってますんで、まずこれを受けないと、話をしても、いいだろうとか、こういう結論は出ませんよ。問題は、物理的な問題です。
 
(記 者)
 つまり市のほうでそういう問題点というものを精査した上で、その上で言ってほしいというような。
 
(知 事)
 単純に言えば、イオン以外の、イオンとスタジアム以外のプランニング、業者、どういうものつくるか、どのぐらいの経費か、全部分からないと県との協議はできないですよ。全く決まってないよ。だから埋め立て、誰がやるんですか。埋め立て、あれものすごい工事ですよ。で、あの埋め立て、土をどこから持ってくるんですか。この問題ありますよ。あと排水口、調整池。今回の雨で、このぐらいの雨に対応する調整池、これすごいよ。これ排水するとすると、この下水管、市のほうで何十億かかりますよ。これ全部やるかどうか。
 だからもう少し、あの、前から言ってるんですよ。まああの、建設、専門家。まちづくり懇談会って専門家でないですよ。アマチュアね、全部ね。アマチュアではできないですよ。
 
(記 者)
 となると、もう少し多分そういう直接申し入れに来るというのは時間かかるという見通しだと思うんですけど、市側から実際にそういった調整みたいなあれ(連絡)は来てるんでしょうか。来てないということですか。あ、分かりました。
 
(記 者)
 先ほどの質問でもあったんですけれども、知事の会見を受けての市長の、まあ事実上の反論会見なんですけども、ほとんど内容がスタジアム建設が知事と私(秋田市長)の共同公約だという、スタジアムをつくるんだということの主張ばかりでして、知事がこの前の会見でおっしゃった、まちづくり構想に伴ういろいろな影響についての説明が全くありませんでした。それであそこら辺、受益農地ということで、県がまちづくり構想であそこを開発、大型商業施設とかをつくることになると、県が国から、農水省から補助金の返還を求められる可能性があると。で、前の記者会見で知事は、これについて県は出さないと、事業者負担だとおっしゃいました。これについて秋田市長に何回か聞いてるんですけども、4月の市長の定例記者会見では、まだ何も決まっていないから、補助金の返還について市民にも説明できる状況じゃないと。で、まあその後質問しましたら、あそこを開発することによって利益を受けるところが分担して払うと。どこですかと聞くと、県であったり、市であったり、民間であったりと、そういう説明をされたんですね、秋田市長が。で、その後に5月の知事の、確か5月の下旬だったかの定例会見で、知事は、県は出さない、事業者負担だとおっしゃったところ、この前のその知事に対する反論会見では、市も出さないと、イオンタウンも出さないと。じゃあどこが出すんですかと聞いたところ、あの開発構想で張り付く民間が出すんだと、負担するんだと。まちづくり開発構想でいろんな、イオンタウンさんがいろいろ、ホテルをやるだとか、マルシェをやるとか立ててますけど、そういうのに参加する民間企業が負担するんだと説明されました。ところが知事もご指摘されてるとおり、イオンタウンさんが運営する大型ショッピングモール以外は、どこが何をやるか全く決まってないわけで、あの市長の説明ですと、補助金の返還は誰がちゃんと責任持ってやるのか全く決まってないわけになると思うんですけども、こういう状態で県と市がまちづくり開発構想、同じ席、テーブルに着いて話し合うということができるのかどうなのか。
 
(知 事)
 あの点でも確認しました。事業者決まらないことには、国にプランニングを出すわけにいきませんよ。だから、要するに、全部の事業者、相当確定的に、事業期間が5年。だから、全部事業者が決まって、まず確約できる状況でなければ、国自身の投資促進法(地域未来投資促進法)、あの承認は得ません、できません。ですからうちも、できないものに乗るわけにいかないでしょう。
 
(記 者)
 そうしますと、やはり参加する業者が決まって、補助金の返還についてもどこが負担するのかというのを明確に市から示してもらわないと、一緒に共同して投資促進法を議論する、協議するということには入れないというお考えで。
 
(知 事)
 はい。
 
(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
 知事、この問題に関して非常に明快に、県民目線というか、異論、指摘をされていて、それはそれで分かるんですけれども、改めて、その何となくごめんなさい。ちょっと私の不勉強な面もあって申し訳ないんですが、知事の姿勢というか、この厳しい姿勢というか、がですね、ちょっと最近になって目立つような気がして、何か知事の中でお考えというか、気がついたポイントというか、こうちょっとターニングポイントなような何か場面があったのかどうか、ちょっとそのあたりを伺いたい。
 
(知 事)
 あのですね、あの投資促進法、あれを活用することによってできると。ただ問題は、最初の構想、プランニング、全部決まってると思ったんだ。で、聞いたら、イオン以外は全く不明だと、これから募集だと。これだったら、私は当然、あの構想の中に全部企業が張り付いてると思った。何にも張り付いてない。だからそうなると、県が、やすやすと乗るということはできないし、また、さっき言ったとおり、周辺の商店から相当反対意見が来てます。すごい強い意見が来ております。これ無視することできない。地元商店、中小企業、ここから相当来てますから、これ受け止める、無視して、はいと、そうですかって、これできないでしょう。
 だから、やっぱり、何ていうかな、もともと私は、あそこの開発は、私は反対なんですよ。反対。だから、前、私市長のときは全部つっぱねている。でも投資促進法ができたから、あの投資促進法、あれを活用して、やるうという。ところが、その活用も、あの投資促進法の立法趣旨に合わないんだよね。だから、何となく便法に見えるんだ、便法に。大型商業施設をつくる便法。
 で、あまり言うと、また炎上するけども。あのスタジアムが入ったもんだから変になったんだよ。スタジアムは、前は、あのまあこれ確定的な話でないよ。いや、たまたま、まあ頭の中で最初は市場、今の、あれ半分なるから、土日は市場の駐車場使わないから共用できるから、あそこにつくるという、そういう構想も、そう強かったんだよ。でも、そういかないでしょう。だから、ここら辺が。あと埋め立てと土をどうするかとか、全く今から2年後に51ヘクタールでしょう。あの土どこから持ってくるんです。どっか山崩すんですか。そうすると山地開発。山崩すと、山地開発、これ時間かかるんですよ。だから全て物理的にどうなのか。
 あの書くのはできるんですよ。ああいう事業は、金と物理なんだよ。金の面、金どうするか。あとは技術。あとは物どうするか。これをしっかり考えないと、まず私の長い経験からすると、あの種のものは、うまくいったためしがないのです。50年間の経験からすると。無理にやったものは、そううまくいかないんですよ。
 
(記 者)
 そうしますと、すいません、その市長側が言ってる、あくまでも知事と市長で2人でこうつくってきたんだ、共同の公約だとかそういった趣旨の話は、これは知事としては、それ自体異論があるということですか。そこちょっと。
 
(知 事)
 サッカー場はいいでしょうと。ただ、これを中に入れたからおかしくなったんだよ。別にすればいいんだ。あの優良農地でなくて、あの地盤のいいところを選べばいいんですよ。
 
(幹事社)
 よろしいですか。
 この後、知事のご予定もありますので、最後の一問、一人にさせていただきたいと思います。
 
(幹事社)
 そうすると、ちょっと古い話を蒸し返すようで恐縮なんですが、当初、県はスタジアムの候補地として八橋を挙げてたかと思うんですが、それは秋田市が蹴りました。まあ僕個人としては、あの時点で県はもうさじ投げたのかなってちょっと思ってるんですけれども、そうすると、知事は今でもやっぱり適してるのは八橋だとお考えですか。
 
(知 事)
 いや、要するに八橋は、またそう簡単でないです。だから、あの八橋でやるとすると、道路一本潰すんですよ。そうしますと、道路を潰すと、住民の関係、まず相当不可能です。で、ただ問題は、まあ多分ですね、外旭川、あの段階では、まだあのイオンさんのあれとこうではなかったんだよ。これうまくどっかでなっちゃったんだ。だから、あの外旭川、広いでしょう。あそこ以外もあるんだから、土地。だから、逆に、駅の東でもいいんですよ。ただ問題は、市のほうであそこがいいというんだから、だからあそこ、だからほら最初、市場、それ構想あったんですよ。市場だったらすぐできるんですよ。
 
(記 者)
 大雨に関する質問。
 
(知 事)
 あとね、二、三分。
 
(幹事社)
 すいません。じゃあ大雨関連でどうぞ。
 
(記 者)
 先ほどちょっと県からリリース出てた中央道トンネル(秋田中央道路トンネル)の通行止めだったんですけど、これは当初通行止めなってから、非常に交通量が多いとこではあると思うんですけど、県がなかなか積極的にその通行止めの広報をされてなかったと思うんですけど、これ今になってリリース出してきたその理由と、その対応はどうだったんでしょうか。
 
(知 事)
 これね、まずかった。大変申し訳ない。私に通行止め(の報告)、あれ来たのは遅いんだ。私にも遅かった。だから、これ完全にうちの広報の不足。
 
(記 者)
 建設部だと思うんですけれども、そこからの情報共有がなされてなかったっていうことなんでしょうか。
 
(知 事)
 ええ。
 
(記 者)
 その原因はどういったところにあるんでしょう。
 
(知 事)
 まあ現場で混乱して、当然私も分かってると思って、私はあそこまでは言わなかった。あの朝、あそこ行けなかったんだよな、NHKのとこね。だから、大変申し訳なかったと。十分に注意します。
 
(記 者)
 情報共有でうまくいってなかったゆえの、まあそういった今回の広報の遅れになってしまったということで。
 
(知 事)
 特に、あそこはね、うん。ほかは大体良かったんですが、まさか、あそこが止まると思ってなかった。すいません。
 
(幹事社)
 それでは、知事には長時間にわたりましてお疲れのところ、大変ありがとうございました。
 これで終了いたします。
 
(知 事)
 はい。

 

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