●知事発表
  (1)第79回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会の開催決定について 
 
●幹事社質問
 (1)県議選の所感について
 
●その他質問
 (1)2年後の知事選について
 (2)知事に求める資質について
 (3)新型コロナウイルス5類移行後の県独自の施策について
 (4)秋田県の人口減少に対する知事の見解や施策の成果について
 (5)女性や若者に重点を置いた施策等について
 (6)県議会との関係と知事の体調について
 (7)東急株式会社との包括的連携協定について
 (8)白神山地世界遺産登録30周年を契機とした事業について
 (9)女性の政界進出等について

 

(幹事社)
 幹事社の毎日新聞です。よろしくお願いします。
 
(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 知事から発表があるということで、よろしくお願いします。
 
(知 事)
 はい。
 第79回の国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会の開催についてご報告をいたします。本年1月に公益財団法人日本スポーツ協会関係者が来庁されまして、第79回の大会の開催の要請がございました。これを受けまして、開催地でございます鹿角市や県スポーツ協会、県スキー連盟など関係機関と協議を進め、対応方針を決定し、手続等を進めてまいりましたが、今日付で開催決定となりました。今日これが届いてます。冬季大会が本県で開催されることで、県内のジュニア選手の競技力の向上、地域経済の活性化、全国への本県の魅力度の発信などの効果が期待できるものと考えております。これで、県としてもこれを全面的に受け入れまして、地元とともに良い大会にしたいと思ってます。
 以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 それでは、幹事社から質問させていただきます。まず、先般、県議選が実施されましたけども。
 
(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 それに関する知事の所感についてお聞かせください。
 
(知 事)
 あの時も言いましたが、私の予想とそう遠く、まああまり違わなかったということで、まずは、今の状態がそう多く変わったわけでございませんので、今までどおり、議会とは真摯にお付き合いをしていきたいと思います。
 で、結果的に自民党が改選議席数を上回る(全議席数に自民党が占める割合が高まる)ような状態であります。ただ、野党のこの後、会派構成がどうなるか。一人会派が大分増えるのかなという、まあそういうふうに感じておりますが、これはまあ、まだ分かりません。今後、5月の16日、17日、最初の議会が始まりますんで、その前に会派構成が決まりますんで、いずれどういうふうな会派構成がなろうとも、しっかり対応していく所存であります。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 すいません、先ほどの国民スポーツ大会の競技会の開催決定について、各社さん質問何かありましたらお願いします。
 よろしいでしょうか。
 そうしましたら、各社さん自由質問ということでよろしくお願いします。
 
(記 者)
 県議選が終わって、県政界、県内の政治政界としては、今後の関心が2年後のやはり知事選っていうのは最大の関心事になるかと思います。知事、今、笑顔でいらっしゃいますが、まだ誰が出るかということは分からないわけですが、誰も出ないというような、あるいはなかなか候補が名前が挙がってこないというような状況になった時に、佐竹知事、出るということはあり得ますでしょうか。
 
(知 事)
 年ですからね、もうですね、自分のその限界、分かりますんで、まずは、まあそういうことはないです。いい人がある意味で、何人か出て、その中で県民がしっかり選択できるような、そういう状態になってほしいなと思います。
 
(記 者)
 そうしますと、重ねてで恐縮ですが、ご自身が出ることは200%ない。
 
(知 事)
 はい。
 
(記 者)
 300%ない。
 
(知 事)
 はい。10000%ないです。
 
(記 者)
 では、逆にですね、ご自身が出ない時に、後継というか、自分の後はこの人にやってもらえたらいいんじゃないかというふうに、指名というかですね、応援をしたり、指名をしたりするケースがいろんな県でありますけれども、そうしたことはしたいと思ってますか。
 
(知 事)
 まあ専制君主でありませんので、後継指名というのは、私はこれ、政党の議員であれば、これはあります。ただ、私は無所属です。で、まあそういうことからすると、自分で後継指名ということはまずない。ただ、何人かおいでになって、自分の望ましいような政策、あるいは、私の政策の継続という意味でなくて、これからの時代に合った、そういうふうな人物であれば、応援はあり得ます。
 
(幹事社)
 各社さんいかがでしょうか。
 
(記 者)
 今の質問に関連してなんですけれども、知事が次の知事に求める資質ですとか能力というのはどんなものでしょうか。
 
(知 事)
 やっぱり県民の目、県民目線に立って様々な事業をしっかり行っていただきたいのと、また一方で、相当時代が変化してますんで、その変化の状況を見極めながら、それに対応しながら、まあダイナミックに様々な仕事を進めていくと。またあとですね、一番悪いのが政党間の、国政とあまり関連して、いろんな面で国政のね、まあそういうものが引きずって、政党間の対決、これが県政に持ち込まれて、様々なものがいろいろ進まないという、そういう状態は困りますんで、まずは県民党的な立場で、様々な政党、あるいは会派のことも、しっかりお聞きになって、いいものは採用すると、まあそういうふうな態度で臨んでほしいと。あとはですね、相当国との関係もございますんで、単に国とパイプとかそういうんじゃなくて、様々な国政の場の方々にものが言える、あるいは対等、対等というか、あまり従属関係がないような、そういう方が望ましいんではないかなと、そういうふうに思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。知事はすごい行政経験が豊富な方ですけれども、行政経験の有無というのは、重要な材料になってくるでしょうか。
 
(知 事)
 これは行政経験そのものが、まあ100%ではないのですが、ある程度行政経験とは言わないけども、例えば議員の経験、様々な議員の経験、政治的な経験、これは少しあったほうがいいんじゃないかなと。で、準民間の方でもですね、そういうふうないろんな面で、行政と様々な面でこれまで、まあ近い関係で、例えばいろんな審議委員を長くやったとか、そういうことで行政の内部にある程度精通しているというそういう方であればいいんですが。まあそこら辺はあまり行政経験が多いか少ないかという、これは今の時代、そうは重視はしなくていいと思います。
 
(記 者)
 はい、ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかにいかがでしょうか。
 
(記 者)
 1点だけ、すいません。5月8日のコロナの5類移行ですけども、基本的には国の方針に沿ってやっていかれると思うんですが。
 
(知 事)
 はい。
 
(記 者)
 県独自の何か施策というものを考えていらっしゃることがあるのかどうか、その1点お願いいたします。
 
(知 事)
 今のところはですね、県独自というものはほとんどないです。で、ただ状況によって、県独自で行うほうがスムーズにいくものがあれば、状況を見ながらこれは採用するということで、まずは今のところは国の方針に従って、これをやるという、そういう状況です。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 各社さんいかがでしょうか。
 
(記 者)
 話題変わります。先週12日に総務省が人口減少率を発表して、秋田県マイナス1.59だったと思うんですけども、全国で最も多い減少率となりました。その点について、知事の見解を伺えますでしょうか。
 
(知 事)
 統計学的に見れば、高齢者数、高齢化率が高いところは人口減少率は、まあ相当社会増減、まあ社会減が相当少ない、あるいは、社会減が増加と、そういうふうにならなければ、いずれあの減少率は一番多くなるということは、これは計数的に分かります。ただ、これはこれからも、そういう意味では相当社会減が、相当改善しない限り、この状態は続くということで、まずはですね、社会減の、この減少率をいかに少なくするか、これが一番の問題です。
 
(幹事社)
 いかがでしょうか。
 
(記 者)
 私からも人口減少問題についてなんですけれども、今の人口推計もありましたが、知事4期目の任期折り返しというタイミングでもあります。で、2009年、知事が就任した2009年から昨年10月までの人口推計を見ると、県人口も13年間で16万6,000人減ってると。これは秋田市の半分以上に当たる数字だと思うんですけれども、で、減少率15.1%、これも全国最多の数字です。で、先日、知事は会見で、人口減対策は結果が全てだと、まだまだ足りないとおっしゃっていました。で、一方で、同じ会見で、人口減は黙ってればもっと減っていたっていうお話もされてたと思います。てことで、実際のところ、知事はこの人口減対策、秋田県の施策の成果を実際はどんなふうに自己評価してらっしゃるんでしょうか。
 
(知 事)
 今年から女性の県内の定着、これを全面に上げてますが、様々な子育て支援もリンクすることでありますが、最近の様々な論調を見ますと、まずは子育て支援と人口減少問題はまた別の考えと。で、やはりうちのほうは女性の数が少ないという、そういう意味で婚姻数、これが非常に少ない。だから、一定の、婚姻しますと、結婚しますと、ある程度の、まあ全国的にそうは違わないような、子どもの数がみますんで、まずはですね、そこら辺の問題が今まで相当、まず抜けていたと。で、まあ様々な経済的な支援も必要ですが、この前、その経済的支援をですね、この子ども、今産んでる、産んだ子どもさんにやるのか、その産むような、まあ結婚するような、そういう状態の、そこに力を入れるのか、ここのバランスですよね。まずもう少し早く女性の対策、これをやっていけばよかったなという、そういうふうな思いでもあります。
 まあそういうことで、今、日本全国でも、まあ東京の結婚率が高いですから、やっぱり東京は女性がたくさんいますんで、出会いの数も多いですから、そこら辺の問題が、本県の場合、非常に問題だと。で、そのベースには、女性の職場、これが相当、女性のその魅力的な職場、これがないということと、やはり女性がですね、ある意味で地域に息苦しさ、そういう自由さ、これがないという、そういうところに対し、私自身、そう認識してこなかった点はですね、今思えば、もう少し早めにそういうことをやっておけばよかったなと、そういうふうに思ってます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 すいません、残り2年間なんですけれども、女性や若者に重点を置いた県政を進めるというお話もされてると思います。具体的にどういった施策や事業に落とし込んでいくのかというあたりを、知事のビジョンを伺わせてください。
 
(知 事)
 まずですね、今でも様々やってますが、女性の職場づくり、これやっぱり地元企業だけでは、まあ地元企業にもお願いしますが、誘致の関係、こういうもので女性の地位の向上も含めて待遇、こういうものも、しっかり誘致企業にもお願いしまして、地元になるべく就職できると。また地域において、女性の働きやすさ、あるいは様々な、何といいますかね、地元にいても楽しいという、そういうふうな地域づくり、こういうものを、これなかなか難しいんですが、どういうふうにやっていくかはこれ、そう簡単にいきませんけども、まずは、そういうことについて意識を皆さんに持ってもらうというような、県として、きっかけづくり、これをまずはしっかりやっていきたいと思います。
 
(記 者)
 はい、ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほかにいかがでしょうか。
 
(記 者)
 冒頭で県議選の受け止めのお話がございました。これ知事選とも絡んできますけれども、自民党が過半数、かなり多く、しかも公認じゃない人も会派に入ってくるかもという状況の中で、知事ご自身もこれまでおっしゃってましたけれども、自民党、非常に佐竹知事と親和的というか友好的な状況の中で、議会との緊張感のある関係を保っていけるのか。これは知事自身があと2年間しっかり県政運営できるのかと。去年は残念ながら一部失言もありましたし、そうした緊張感のある県政を運営していくに当たっては、県議会がある種、知事と対立的なほうが緊張感は出ると思うんですけども、そうではない状況なので、知事ご自身どうやって緊張感持ってやっていくのかっていうことと、あとご自身の体調ですね。発話が難しいという部分、この間治療のお話もありましたけれども、やはり政治は言葉ですので、言葉を使ってきちんと伝達をし、主権者である国民に県民にきちんとメッセージも発信していかなきゃいけない。これがやはりちょっと支障が出てくるとちょっと心配ではあるわけですが、この2点いかがでしょうか。
 
(知 事)
 緊張感のほうは、これは今までも、まずは自民党以外にも相当しっかり説明して、まず単純に言えば、まあ端的に言えば、まず例えば、様々な議案、自民党以外にも反対っていうのはなかったんですよね。主にね、自民党と野党、この間で賛成反対は陳情・請願なんですよ。で、議案はある一党を除けば、そうまあ違わないと。あと、私自身、ちょっと違うんですね。自民党と社民党と連合、これがバックですんで、まず連合ね、立憲民主のほうにありますんで、まずそういうことからすると、そうね、まあ野党という与党という垣根はなかったと。まあそういうことで、自民党以外にも、事前に様々な重要な案件はしっかり説明して、説明の段階で様々に議論があって、あの様々な提案があれば、これをしっかり受けて、また検討しながらやってますんで、まずは根回しというよりも、何をやるか、これを前もって議会に示して、まず議論すると。で、議会の議員の意見を踏まえながら、そういうものも相当、入れ込んだ形でやってますんで、まずはそういうことで、これからも、それはしっかり、十分に説明しながらやっていくってことが、緊張感は当然ありますが、まずそういうふうな対応でやっていきたいと思います。
またあの、先般、治療というよりも診断を受けました。あの、やっぱり老化現象で、前の後遺症が、筋肉の、この頬の緩みでけいれん。これ別に手術、あるいは治療というよりも、ある意味でリハビリテーション、自分の様々な頬のリハビリね、これ全部マニュアルがありますんで、今、うちで毎日30分から1時間やっております。これが二、三カ月続けますと、相当改善するということで、まずはそういうことで、まず心臓、頭、脳、全部調べましたが、まずそちらのほうの内臓的な問題ではないということで、まずは自分の訓練、これをしっかりやって、まずは、少しでも会話が分かりやすくなるように努力したいと思います。
 
(記 者)
 それちなみに、どんな訓練ですか。発声練習みたいな。
 
(知 事)
 発声練習とマッサージ、あるいは、この筋肉ですから、まあマニュアルあるんですよね。これをマニュアル、ここに沿ってね、例えば「ア、ア」とか、「ん、ん」というか、まあひどいですよ。これ続けますと、若干ずつ、まず私、もともと口を開ける習慣ないんですから、まず大きい声でこれやるということで、まあ相当つらいです。痛いんですよね。まず頑張ってやりたいと思います。
 
(記 者)
 知事は歯に衣着せぬ発言で賛否もありますけれども、否もありますけど人気も集めてきた方なので、やっぱりコミュニケーションしっかりできるようにぜひ頑張っていただいて。
 
(知 事)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
 
(幹事社)
 ほかにいかがでしょう。
 じゃあ、私のほうからよろしいですか。
 
(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 先日、東急との提携っていう発表ありましたけども、東京の私鉄の会社とこういった提携っていうのは初めてだっていうことだったんですけども。
 
(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 改めて優先順位をどんなとこから取り組んでいく。なぜその私鉄なのか、私鉄グループなのかっていうあたりをよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 あの、東急さん、物販、あるいはホテルありますんで、相当県内の食材、県産品、この販売、あと食材、ホテル等で食材の利用、これをやっていただくという、そういうふうな状況が具体的に今進めてます。またあの様々なローカル線、うちのほうの内陸線、ああいうところの、あちらのほうで提携しまして、お互いに宣伝しながら、あちらのほうのお客さんをPRしながら、うちのほうに旅行、それを乗る、うちの内陸線とか、おって旅する、そういう企画、こういうものもやっていきますんで。まずは東急さん、東京中心に様々なネットワークありますんで、これに様々本県の情報、これを活用しながらやってもらうという、そういうふうな状況で具体的何をやるか、事務的に詰めてます。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 あ、すいません、あともう一点よろしいですか。ゴールデンウィークの時期近づいてますけども、白神山地の登録30年という節目だと思うんですが。
 
(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 それに合わせて何か県として対応とかっていうのはお考えなんでしょうか。
 
(知 事)
 30周年の、あれはやりますがね、具体的にあれかな、担当はいないな。
 確かね、何かイベントあったと思っております。ただ、そう大きなものはないかな。
 
(幹事社)
 ほかにいかがですか。
 
(記 者)
 統一地方選、後半戦始まってますけれども、秋田市議選も16人新人が出ていまして、まあ良かったなと思うんですけれども、ただ女性は1人だけなんですね。
 
(知 事)
 うん。
 
(記 者)
 こういった状況について、知事どんなふうに受け止めているでしょうか。
 
(知 事)
 県議は女性が、新人2人。ただ私の自分の自宅の前に看板あるんですよ。あれ見たら、本当、もう少し女性出てもいいのかなと。あれっと思ったんですね。50人だとするとね、やっぱり七、八人は女性がいると思ったけども、意外といなかったですね。
 
(記 者)
 どういった環境とか、まあその制度の課題とかもあると思うんですけれども。
 
(知 事)
 まあ都市部だから、逆に言えば、いそうだけども、まあ、うーんどうかな。単純に言えば、私の市長の時は、政党関係、女性が多かったです。ただ、今ですね、逆に政党のほうもあまりいないですね。どうなのかな。うーん。やっぱり、よく分かんないね。
 
(記 者)
 政治の側にはどんな取り組みが求められるでしょうか。女性の政界進出じゃないですけど、何かそれは。
 
(知 事)
 女性の方は、男性とまあ、男性と女性分けるのは、あまりいいことでないけどもね、そうね、正直に自分の今の心情、あるいは自分の周りの状況、まあ直に訴えるんですね。男性の場合、やっぱり少し様々なことを考えながら、まあフィルター、これが入る可能性ありますんで、やっぱり女性の方と議論しますと、臨場感が逆に相当あるということと、生活実感、この問題が、やっぱり女性の方のほうがよく分かるんですね。まあそういうことで、私は意外と、県政の上でも女性の議員の方の意見、あるいは提言、これは相当聞いてると思ってるんですよ。実際具体的にも聞いてますし、そこら辺が、やっぱり女性の方がある程度いないと偏るという、そういうふうな感じがしますね。
 
(記 者)
 はい、ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、最後の一問ということでよろしくお願いします。
 よろしいでしょうか。
 では、どうもありがとうございました。
 
(知 事)
 はい、どうも。

 

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