●知事発表
      なし 
 
●幹事社質問
 (1)新年度の抱負について
 
●その他質問
 (1)自己評価について
 (2)こども家庭庁について
 (3)県議選の争点について
 (4)サッカースタジアムについて
 (5)新型コロナに係る注意喚起やマスクについて
 (6)あきた芸術劇場ミルハスについて
 (7)秋田市外旭川地区まちづくり事業について
 (8)物価高対策について

 

(幹事社)
 幹事社のABSです。よろしくお願いします。
 知事からの発表事項はないということだったので、幹事社からの質問に入ります。
 任期残り2年ということを踏まえつつ、新年度の豊富についてお願いします。
 
(知 事)
 まず、今回の議会でお認めいただいた予算の執行ということで、様々な事業がありますが、まずは今のその事業をしっかり正確に、スピーディーにやるという、そういう事業ベースの話。特に様々な公共事業、あるいは再生可能エネルギー関係、経済関係、また、当然ダイレクトなそういう問題以外に賃金上昇、あるいは少子化対策、人口減対策、これはそう簡単に事業に予算を投じて、予算のとおりぱっぱっとやると、ぱっと出るわけではないですから、そういう方向付けをするということで、まずは今やらなければならないことを、しっかりやっていくと同時に、一番の大きな問題で、人口減少、少子化対策。国の方で大分今度、様々な施策が出てきますので、県との重なりをですね、これから国もいつからこれを始めるか、財源をどうするかということは、まだしっかりわかりませんが、どういうふうな状況でこれがこの後、タイムスケジュールに乗るか、ここに沿って相当県の方のこれまでの少子化対策、あるいは子育て支援について見直ししながら、今までの一般財源を、どういうふうに別の方の根本的な人口減少、少子化対策に振り向けるかという見直し、これがこの国の方の状況と相まって、相当、この見直しと仕組みづくりが必要になるのかなという、そういうふうに思ってます。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 では、今のお話に関連して質問がある社はありますでしょうか。
 
(記 者)
 2期目の折り返しの話もちょっと出たんですけれども、これまでの2年間の自己評価と、ちょっと被るんですけれども、これからの任期で成し遂げたいことを教えてください。
 
(知 事)
 自己評価は、部門によって違いますからね。例えば農業の関係も、実際に気候変動とか災害で生産力が落ちてますが、方向性は大分良くなってますし、スマート農業の普及等も相当いい状況です。あるいは、一番の大きなアプローチの洋上風力、あれがまずうまくいってます。この後も相当進みますんで、また、県内波及の受け皿、これも相当今、様々な企業と折衝してます。また、サプライチェーンの車の方のトヨタの関係のあの方面も大分いい企業がこれから、今年この後、春に二つほど横手の方で起工式がありますんで、こういうものがどんどん進んできます。また県内から古くからある誘致企業で、ほとんどの生産部門、あるいは様々な機能を本県に全部移すというような流れもありますんで、そういう方面はまずは一定の成果になってるんじゃないかなという。相当私の人派、あるいは様々なそういうふうな観点で私も直に社長さん方と会って折衝をして、これが実を結んでいるということは非常にあると思います。
 ただ、人口減少と少子化対策、これはあくまでも結果ですんで、まだ何をやっても結果が全てですんで、この面は、まだまだ足りないというか。この目のつけ所、これがこれから違ってきます。今日も言いましたが、最近の専門家が言うのは、少子化対策、人口減少対策と子育て支援、これ違うと。やっぱり子どもを産んだ方と、子どもを持たない、そういうふうな層に対する手当てが非常に少ないと。ここをどうするか。まさに、うちの方は結婚の年齢期の男女の差が相当、女性は少ないですから、これが出会いの機会も少なくなりますんで、その点をどういうふうに埋めるか、やっぱり県内の女性の受け皿、あるいは県内における女性の地位の向上、賃金の上昇。男性もそうですが、そういう若い方々に目を向けた施策が、これから相当難しいんですが、実際に高齢福祉を削ってそっちにやるということはできません。最近の仙北市の例もあるように、相当高齢福祉の方は、福祉以外の高齢の方の様々な、これ非常に抵抗あります。ただ、これをやっぱり割り切って、相当若い層にどういうふうに手当てをするか、これがなければ、なんやかんや言っても、借金してやることについては、これは逆に言えば、今日言ったとおり、若い層から今のいろんな給付、様々、ばらまきって、そういう言葉で言いますが、若い層からすると、将来自分たちに全部跳ね返るということもあります。やっぱり割り切ってどうやるか。相当抵抗あります。やっぱり本県の場合、ある程度人口減少対策の根本は、経済活力の増強という産業構造の転換も必要ですが、同時に、若い方々について、やっぱりウエイトを大きく持つという政治姿勢、行政の姿勢、これが是非必要かなというふうに思います。私あとこの2年間に、相当そういうふうな、実際に事業ができるかできないは別にして、そういう雰囲気づくり、これはあまり言うとまた語弊がありますが、批判があっても、少し強くこれをやっていきたいなと、そういうふうに思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 ごめんなさい、ちょっと関連でもう一点、これまでの任期に、100点満点で点数をつけるとしたら何点ぐらいとお考えでしょうか。
 
(知 事)
 人によって様々ありますが、例えば人口減少、黙っていればもっと減る、そういうことあるんです。まあ全般的にいえば、自分で言うのはなんですが、まあ大学でいえば単位をもらえる70点ぐらいと思っていいかな。まあ色々あります。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 そのほか、関連してありますでしょうか。
 
(記 者)
 今、子育て政策の話があったと思うんですけど、今日から国の方でこども家庭庁が始まりましたけども、そのこども家庭庁について知事の見解だったりお願いします。
 
(知 事)
 これ非常に、私も見ました。こども家庭庁だから、これはまあしょうがないけども、これ(令和5年3月こども・子育て政策の強化について(試案))に書いてることで、何が重要か。この順序、1番に(「若い世代の所得を増やす」)若い人たちの所得、賃上げ、これのセーフティーネット。で、この次に「社会全体の構造・意識を変える」。このこども家庭庁がやるのは、この一番の上、これをどうするか。これがないんですね。これをどうするか。経済産業省も入らないと。一番なのは、さっきのとおり、いくら子ども産んだ方にやっても、それは結婚すれば子どもは産みますよ、ある程度ね。ところが、結婚できないという、この方々がいっぱいいる。これをどうするか。問題はこれです。今の正規雇用から非正規の問題、あるいは最低賃金、あとは働き方。ここら辺がないんですね。これいくらやっても、ここまでいかないです。子どもを産んだ方にやっても、産むまでにいかないんですよ。このね非正規、日本のねあのほら、かつて正規雇用から非正規、あの関係で、例えば派遣社員、人材派遣業、あれがいっぱいできて、相当ボロ儲けなんです。人材派遣は悪くないけども、そこのシステムに手をつけないとね、日本の場合。アメリカのように、アメリカは能力があるのを置いてるんです。日本は、そこの点がね、これ見てね、ここがないんだな。これ、1番ね、これがこっちだけあってどうするかな。税金をばらまいても、こっちないと、人口減少、少子化、対策ないのかなという、まあそんな気がしますね。
 
(幹事社)
 関連でまだいますでしょうか。なければ、他を含めて質問ある社はありますか。
 
(記 者)
 統一選の県議選について、前回の記者会見で、知事は争点の一つに世代交代があるとおっしゃいましたが、実際の選挙戦では、別に世代交代が叫ばれているわけでもないですし、問題になってるわけでもないと思います。あのようなことをおっしゃった意図をもう一度聞かせいただきたいんですが。
 
(知 事)
 何となくですね、無風区という、無風な状態が、そういう選挙区がいくつか。若い方が出てますんで、全県的に問題にならないけども、いくつかの激戦区については、相当若い、秋田、北秋田、雄勝は相当若い方出てますんで、まずは一番のそういう象徴的なところはいくつかあって。あとは、あまりそう代わり映えしないけれども、争点そのものは、ほとんどないという状態で、その中で目立ったのがいくつかの、今まで無投票、無風区、あるいは競争があまりなかったところに、ある程度若い方がぼんと入ったと。こういう感覚で言ってますんで、まず全県的な問題というよりも、たまたまその時に気がついたそういうふうな状態を表したというふうにご理解を願いたいと思います。
 
(記 者)
 ということは、年齢が高いからいけないとか、年齢を問題にしておっしゃったわけではないんですね。
 
(知 事)
 ええ。まあ、若干年齢もありますが、一般的に今まで無風区というところに若干若手の新人がぱっと出たと。これが非常に票を獲る可能性があるという、そういうふうな情報もあったもんですから。
 
(記 者)
 若めといっても、そんな若い人ではないと思いますが。
 
(知 事)
 まあそうね、そうだけど、まあ40代くらい。
 
(記 者)
 実際に高齢の県議の支持者の方からあの発言に対して非常に強い反発が出てまして、年齢を問題にして言うことは非常に選挙妨害にもなるというようなことも言ってましたが、その点についてはどうなんでしょうか。
 
(知 事)
 まあ、選挙ですからね、選挙はなんでもです。別に私も若くないからいろいろ言われますが、若いかどうかというよりも、頭が若いかどうか、勉強するかどうか。どんなに年を取っても、若い人と同じ知識を持ってたらいいんですよ。ただ、今日も言ったとおり、歳を取れば駄目ということよりも、歳を取っても、若い方々の意識を理解することができればいいんじゃないかなというふうに思ってます。
 
(記 者)
 そういうふうにおっしゃった意味というか、お気持ちがよくわかんないんです。そういうことをおっしゃるということは、今の高齢の議員がそういう意識がないということをおっしゃりたいわけですか。
 
(知 事)
 いやいや、そういう意味はないですね。まず一般論として、一般論。あまり難しく考えないで。難しい意味で言ってるわけでなくて、たまたまそのさっき言ったとおり、相当若い、今の例えば秋田市、40代ぐらいの方が何人か出てます。あと北秋田、雄勝は、いずれも新人は40代です。そうしますと、全体からすると、まだ若手だという、そういう意味で言ってますんで。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(記 者)
 秋田市の外旭川地区の街づくりについてお尋ねしたいと思います。
 先日、新スタジアムに関して、市議会の市の担当者の方からは、新スタジアム、一定のスタジアムの規模であれば県としても負担する姿勢があると捉えているふうな発言があったんですけれども、知事としてはどのくらいの規模があれば負担できるというふうなお考えでしょうか。
 
(知 事)
 単純に言えば、うちの方の県と市の財政状況、また、県の持続をね加味した上で、例えば同じような、最近、例えば石川県金沢、あの辺りがちょうどいい具合です。もともと最初の構想は全天候というよりも、例えば、屋根は観客席だけの屋根で、全体的に100億以内、このくらいの構想です。最初は市もそうなんですよ。市も県も、このくらいだったらできるだろうと。だから、それが急にあんなふうに変わったものだから、これはどうするかな。まず、これはね、市長も最初はうちと同じぐらいの100億円以内、このくらいの他県にあるような、あのくらいの規模であればどうにかなるだろうと、そういうふうな意味で言ってますんで。
 
(記 者)
 確認ですけれども、100億というのは、スタジアムの建設全体の費用として100億円ぐらいと。
 
(知 事)
 今、物価高騰があります。金沢で約80億です。80億ぐらいであれば、あのぐらいのものを想定したんですね。
 
(記 者)
 イオンタウンと秋田市の基本構想の中では143億というふうな予定であって、県の方にも大体33億円の負担を想定しているわけですけれども、もっと費用を抑えた方がいいというふうな。
 
(知 事)
 誰がやるか。事業主体が決まらないとね。事業主体がなかったら出しようないでしょ。誰がやるか。まずこれが決まらないと先に進まないんですよ。
 
(記 者)
 わかりました。
 
(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。
 
(記 者)
 コロナがしばらく数の少ない時期が続いていますが、5月の連休に向けて何か呼びかけたいこと、あるいは気にすべき点などありましたら、あと、マスクについても教えていただけましたらと思います。 
 
(知 事)
 連休前の今月末に、本部会議を開いて、県民に対して情報提供します。まずは根底は制限は無しにすると。ただ、医療体系、これはある程度しっかり整えると。医療体系をちゃんと維持しながら、あまり制限はしないという状況です。
 マスクは自由です。当然医療関係、福祉、あるいは密集、この場合、マスクはこの後も推奨ですが、まずは一般的には、この場所でもマスクはもういいですよ。そんなところですね。27日、本部会議あります。
 
(記 者)
 もう一点伺います。知事はミルハスの集客力を非常に評価されているようですが、4月以降のミルハスのイベントスケジュール、どれほど埋まっているか、最近ご覧になったことありますでしょうか。
 
(知 事)
 ちょっと今、詳しくは。
 
(記 者)
 先ほどちらっと見てきた限りでは、11月まで土日、祝日以外は、ほとんどがらがらな状態になってます。そうすると、これから、御祝儀相場が終わって、これからどうなっていくのか、公的補助がまた維持運営に莫大な額が必要なのかという話になってきますが、先ほどの外旭川のフットボールスタジアムにしても県立体育館にしても、豪華なものを造ったはいいけれども、維持運営はどうするのかという話が出てきます。しかも外旭川については、民設民営を前提にしていながら莫大な公的補助を求め、さらに建設後の税金、固定資産税、売上げに対する税の免除も要求しているという話になっています。そうなると、公的補助を投入しても回収の見込みがないということになると、民設民営なんていうのは全く破綻していることになるわけで。
 
(知 事)
 単純に言えば、あの構想、県では全く今のところ、あの構想自体はね、本県でまだ受けてませんで、ですから、未だ白紙の状態です。
 
(記 者)
 秋田市の担当部長が、知事の議会での、実際には300億を超えるんではないかというあの発言を捉えて、知事がああいうふうに発言されたということは、知事として負担をするという意向を示されたものだというふうに勝手に解釈していましたが、そうではないということですか。
 
(知 事)
 ないない。逆です。
 
(記 者)
 それは明確に秋田市には伝えられてるんでしょうか。
 
(知 事)
 常識でしょ、常識。
 
(記 者)
 市には伝えられたんですか、違うということは。
 
(知 事)
 常識。
 
(記 者)
 受け止め方が常識的に受け止めなくちゃいけないということで、言う必要もないということですね。
 
(知 事)
 うん。
 
(記 者)
 わかりました。
 
(知 事)
 そうなったら市もね、わかりませんよ。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、ラスト1問くらいにしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 
(記 者)
 すいません、何回も。
 話題変わりますけど、国の予算編成で物価高対策盛り込まれることになってますけれど、いずれ県にもお金が下りてくるというところで、県として、現段階でどんな対策を柱にしてとかって決まっていますか。
 
(知 事)
 これから、今、ニーズ調査で、来週から検討。今ですね、各方面の部局にね、どういうふうなものがいいのか、今、調査、あるいは県民の様々な分野の情報、あるいは要望を取ってますんで、まずは来週から検討に入ります。
 あと最後に、痙縮というね、これ来週、治療を受けます。一定の治療で緩和するということで、まず今、いい先生を紹介してもらって、来週以降、今月中に治療を受けますんで、もう少したったら、普通にしゃべりますんで、是非ご理解ください。
 
(幹事社)
 では、以上となります。
 ありがとうございます。

 

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