• 知事発表
    1. 秋田県県民栄誉賞の授与について
  • 幹事社質問事項
    1. 北朝鮮のミサイル発射に対する感想と県民の安全確保について
  • その他質問事項
    1. 鳥インフルエンザA(H7N9)について
    2. 工業立地件数について

時間:13:00~13:34 場所:プレゼン室

(幹事社)
 よろしくお願いいたします。
 では、会見を始めさせていただきます。まず、知事の方から発表をお願いいたします。

(知事)
 私の方からは発表事項として1件、今回から広報監の出番もつくります。後の方のホッキョクグマの関係は、広報監からいろいろと、、、。あんだ、ここでやるんだな。

(広報監)
 はい。

(知事)
 ということにします。
 私からは一つあります。まず、先ほど表敬訪問においでになりましたけども、ボクシングのWBCスーパーフェザー級タイトルマッチにおきまして王座を獲得いたしました三浦隆司さん、三種町出身でございます。この方に対しまして県民栄誉賞を授与するということでございます。ご承知のとおり、本県出身のプロボクシングにおきます世界タイトルの獲得は、五城目町出身で昭和53年のWBAのジュニアミドル級チャンピオン工藤政志さん、また、昨年の由利本荘市出身でWBCフライ級チャンピオン五十嵐俊幸さんに続く3人目の快挙でございます。三浦選手は2回目の挑戦でタイトルを獲得したと、また、通算プロ10年ということで、大変なこれまでのご努力の結果、チャンピオンになりました。県民ひとしく喜んでいると思います。そういうことで県民栄誉賞を贈呈し顕彰をすることにいたしました。
 なお、この後の顕彰式の日程調整等を行いまして、いずれ授与式を行うことにいたしております。日程等が定まりましたら改めて皆様にご報告申し上げます。
 私からは以上でございます。

(幹事社)
 ではまず、この件に関しまして質問のある社はどうぞ。

(記者)
 この件で2点質問があります。
 まず、三浦選手に県民栄誉賞を授与することを決めた日の確認と、もう一つ、日程これから調整ということですけれども、何月ぐらいを予定していらっしゃるのかということをお聞かせ願います。

(知事)
 決めた日というのは、俺、決裁した日ということだな。いつだっけ。最近だよな。ちょっと後で。

(記者)
 はい。

(知事)
 それからですね、いずれこの顕彰式、いい日にちを選んで、三浦選手がこちらにおいでになるということ、そしてまた、できればスポーツ関係の子供さんもお呼びしたいと思いますので、いつごろまでかな、、、どのぐらい、めどとして。
 5月の下旬から6月の上旬ぐらいまでということで視野に入れております。はい。
 はい、(決定した日は)4月12日です。

(記者)
 はい。

(幹事社)
 ほかにこの件に関しまして質問のある社はございますか。
 ないようであれば、こちらで用意した質問をお願いいたします。
 ご存じように北朝鮮がミサイル発射の動きで国際社会を挑発しているところなんですが、そしてまた、今日が金日成元国家主席の生誕101年という北朝鮮の記念日に当たっておりまして、発射の危険性がとても高い日ともまた言われておりまして、国の方でも警戒を非常に強めているところであります。この事態に対しまして知事はどのような思いを抱いておられるかということと、県民の安全確保対策について伺いたいと思います。お願いします。

(知事)
 まずですね、いわゆる北朝鮮がミサイル、あるいは単にミサイルというよりも、先般、核実験等を成功させております。だいぶ核実験も何回もやりまして小型化していると思います。そういうことからすると、ミサイルが通常爆薬じゃなくて、核が積めるかどうかという、そういうことも国際的には取りざたされておりますので、それをひとつの脅し文句としていろいろな条件を突きつけてくるということで、いずれにしても国際社会の中でこのような、いわゆる武力をもって示唆しながら自分の要求を飲ませるという、これは非常に許されないことでございまして、本当にこれ世界的にもなかなかこういうことというのは、中東、あるいはアフリカ諸国で一部こういうことがあるわけでありますが、しかし、ここまで何といいますか、限度を超えたこういうものは世界で多分初めてではないかと思います。そういうことで極めて我々としては、本当にこれ困ったことであります。実は、解決策がほとんどないんですね。実際そこが困るんであります。いわゆる通常の外交関係が結ばれているかどうかは別にいたしまして、通常の国際ルールが通じない国であります。まさに、先ほどのニュースを見ましても、ほとんど軍が掌握しているという状況。そうしますと、ほとんど軍の論理で物を進めるという極めて危険な状態にあると思います。何とかこれを国際的にこの状況をやめさせるということが今求められておりますが、しかし、またこれもアメリカと中国、ロシア、韓国、それぞれ様々な思惑があって、日本人が通常考えるような“話せば分かる”なんていう、そういう話じゃないわけでありますので、極めて難しいわけでありますが、しかし暴発させるわけにはいきませんので、何とか関係国がこれについて様々な知恵を出し合いながらこれを穏やかな方向に持っていってもらいたいというのが偽らざる心境であります。
 ただ、相手も、逆に言いますと交渉を出してどこまでもエスカレートしてきます。ですから、どこまでもエスカレートするということは、またこれもおかしな、エスカレートすればするほどいろんな条件を突きつけてくると。その中でいろいろなものを獲得すると、また軍事力、あるいはミサイルの能力がさらにアップされると。そういうことで、現在のところ、このアジアを中心とした危機でありますが、場合によってはこれ世界全体を巻き込んだ危機にも、その気になればできるわけであります。ですからそこら辺の兼ね合いが非常に難しいということで、本当に大変な状況だと思います。何とかこの状態、早く脱しないと、ずっとこれが持久戦になりますと全てのものにこれは影響してきます。東アジアというかアジア全体の経済や交流そのもの全部に影響してきますので、大変重大な事項と思っております。
 県民の安全確保でありますが、これはですね、生やさしいものではございません。県民のというよりも国民の安全確保自身が、安全確保という概念が今までの災害等とは違います。地震よりも、いわゆる巨大地震よりも難しい、確保は。対策の打ちようがない。あるとすれば、万が一の場合に、いわゆる日本海の洋上で撃ち落とす、あるいはこれは場合によってはそのまま、弾道計算から言うと日本の上を越えるその遥かかなたに、アメリカの方に、あるいはハワイ、グアムの方に撃ったとしても制御が至らず、途中であらぬ方向に行く場合もございます。いずれにしても撃たれて、その着地地点というものを多分国は発表しません。発表するということは無理であります。ご承知のとおり、外に撃つ、日本の上空を飛んでいく場合は多分日本は撃ち落とさないと思います。日本の上空を飛んでいく場合は。ただ、アメリカは多分、太平洋に艦隊を集結させておりますので、日本の上空を飛んでいっても太平洋で撃ち落とすという、そういう行為に出る場合もございます。そういうものをどうまた解釈するか、北朝鮮がね。日本とアメリカは同盟国でありますので、やはり例えば日本の海軍基地から出たものがそこでオペレーション、作戦しますと、それと日本との関係でまた逆に今度は日本に撃ち込むという、そういうことがあり得る場合もあります。いろんなケースがあります。この場合、日本に着弾するという前提だと、撃ってから約7分から8分で着弾です。軌道計算からして、いわゆるミッド(コース)からターミナルに移る段階でのレーダーの観測から軌道計算しても、分かって落ちるまで数分、場合によっては2、3分か1分、ですから無理です。もう一つは、本当の意味の落ちる、直撃される場合の安全確保は、これは日本全国、世界のどういう技術をもってしても不可能であります。ただもう一つは、途中でおかしな分解をしたりして、落ちた場合、これは爆弾ではないんですけども殻が落ちた場合でも非常に、液体燃料、猛毒性を持ってますので、これは非常に危険ですので、この点については既に何か撃った後で変なものが落ちて、あるいは何か見たら触れないようにということは、これは広報をしておりますけども、いずれ本当に困った状況です。長引けば自衛隊もピッタリこれに張り付いていなきゃならない。レーダー観測網も全部。それから一般の民間航空機も今のところはまだ傾向は出てませんけれども、非常にこういうものもおっかなびっくり飛ばざるを得ないという、そういう状況ですので、本当に困まったことであります。いずれにしても最大の安全確保は、飛んできたら(撃ち)落とすしかないです。落ちたら終わりです。
 そこで、先ほど言った、まさかとは思います、これ我々、あくまでもまさかそんなことはしないだろうと。いわゆる通常弾頭でも相当の被害が出ます。数百メートル範囲は、ほぼ壊滅状態。核だったらもう推して知るべし。問題は核が小型化して弾頭に入れるくらいの小型化ができたかどうか、これがはっきりしないんですね。多分今回が今までと違うのは、今までは通常弾頭であります。ですから普通の火薬でありますので、ある程度その範囲が万が一でも狭いだろうと。今回はやっぱり日本もアメリカも、あるいは韓国も非常に危惧しているのは、万が一、核であれば、あの国ですから変な話、軍事国家で暴発して、もう簡単にそういう核を使う可能性もなきにしもあらず。自分の国が壊滅するということを前提にすることすら、通常だったら万が一やったら報復ですからね、しかしそこまでも、どうですか、軍部の場合は考えてるのかどうか非常に私は不安です。ですから常識が通じませんので、これが今一番困っているというところじゃないかと思います。
 以上です。

(記者)
 対策の立てようがないというか。

(知事)
 これはですね、通常ですとこれ明らかにいわゆるミリタリーオペレーションの場合は立てようないです。これを立てるというと嘘です。論理的、物理的に嘘なことは言うべきじゃない。簡単に言うけれども、政府がこれ万が一(のことを)立てようがないですよね。立てるのは2つ。先ほど言った洋上で撃ち落とすか相手をつぶすか、これ以外ないです。撃たれて、多分数発だったら撃ち落とせますけれども、逐次連発されますとPAC-3でもですね、ミサイル防衛網でも大体命中確率が統計的には85%と言います。撃ち落とす場合もあるわけです。ですけれども1発でも落ちたら、それが多分戦争になるということは確実です。ですから、何とかですね、県民を守るとかという、そういう段階じゃないですね。国全体、アジア全体の、韓国なんかもっとひどいですからね。板門店のあちらからだと155ミリ榴弾砲という足の長い玉を飛ばせば30、40キロ近く飛びますから、ソウルを直撃します。ちょうど自衛隊が持ってますから、秋田からちょうどあそこの男鹿半島の展望台を撃てるんですよ。そのぐらいの距離まで大砲も飛びますから、これはいずれにしても北朝鮮の場合は2つでしょう。私、軍事解説するつもりはないんですけども、もし実弾で撃ってどっかに洋上じゃないところに当てるとすると、同時に38度線で火蓋を切らせる。ですから全面戦争ですね。ですからまさかやらないだろうというけれども、このままずっと1年間もこれやられると経済的に非常に困るんですよね、全体が。むしろ今そっちの方が、あちらの北朝鮮もまさか自分の国が撃たれるということまで想定してないとすると、この心理戦でまいらせるという、そういう一つの、もし私があれ(キム・ジョンウン)だったら心理戦でやりますね。引いたりやったり、引いたりやったり、引いたりやったりして、できるだけ韓国を孤立化させる。で、アメリカに妥協させる。中国は当然、全面的に反北朝鮮じゃないですから、中国はアメリカを牽制する意味から裏ではちゃんと北朝鮮とやってるはずですから、ここら辺の国際的にメッチャクチャな日本人の甘い考えじゃない状況に、初めて太平洋戦争後、日本がこういう状況になったということは、全くそれぞれ我々も相当そういう意味では心しなきゃならない状況かと、余り危機を鼓舞することはありませんけれども、一応そのぐらいの気持ちで臨まないと、なかなかこれは解決しないのかなと思ってます。

(幹事社)
 各社質問をお願いします。

(記者)
 整理しますと、自衛隊なり米軍が洋上で撃ち落とすか、もう一つは、相手を潰すというのは先制攻撃ということだと思うんですけども、県として安全確保する、、、。

(知事)
 県としての安全確保は、状況について国からの情報だって別にないわけですよね。国は、Jアラートだと撃ったときに来ますからね。国は着弾が分かっても着弾点は教えません。これルールです。着弾点は教えません、分かっても。ですから我々はどこに落ちるか分かんないです。 
ですから万が一落ちたとすると、落ちたときの対策しかないわけですね。これが困るわけですね。ですから、まさか秋田には撃たないだろうという、そういう希望的概念を持ってますけれども、いずれ日本の、私は今のところ日本の上空を飛ばすか日本海に落とすと思いますけど、万が一撃ってもね。いや、確実に陸に撃ったら戦争ですから。ですからそういうことはないだろうと思うけれども、やはり、これもなかなか難しいんですよ、これ。国民保護の関係で。結局、今のところはとにかく変なものが落ちたら近づかないというしかないですね。

(記者)
 核というお話ですけども、例えば核弾頭が搭載されていた場合ですね、放射能に対する備えというのは県としてあるんですか。

(知事)
 いや、もう放射能に対する、それは秋田がやられるかもしれません。私もいなくなるかもしれないです。ですから、これ戦争となりますと、もう県知事というよりも、いわゆる当然そのときの状況で放射能とか何とかということでしょうけれども、何ていうか、何とか本部をつくってああだこうだやってる状況じゃなくなりますね、多分。ただ、限定的なものであれば、それはやはりそれに対して最大限の危険防止、あるいは被害に対するそういう救援、そういうものは我々としても通常の国民保護計画、あるいは危機管理の中でやってますので、ただ、核となると話は別です。場合によっては大きい核だと、変な話、まさかそこまではでしょうけども、今かなり中の技術が進歩したとすると、例えば変な話、一番効果があるのはどこかな、横手のあたりにやると盛岡まで全部行きます。ここも多分、秋田もだめでしょう。これは直接的な被害じゃなくて、二次・三次被害を受けますので、まず、変な話、大きい核だったら日本は3発でなくなりますよ。ただし、北朝鮮はそれを持ってないと思います、そんな核は。せいぜい数十キロトン。しかし数十キロトンといっても、かつてのように広島クラスは普通。今、持ってるのは広島よりも大きいだろうと言われてますね。そうしますとなかなかこれ、大混乱ですからね、同時に戦火が切られますから、海であちこちでバチバチ始まりますからね、なかなか、とにかくそこまで考えるよりも、何とかそういうことをさせないように、我々国民もそういう平和に対する強い意思を持って臨まなきゃならないのではないかと思います。なかなか答えにくいですね。
 なかなかこれ答えにくいよね。皆さんも分かりにくいでしょう。私、講師やってもいいんだけど、これ専門家だから。

(幹事社)
 ほかに質問のある社はございますか。

(知事)
 じゃあそろそろ。たまに、今度こっち(広報監)。いいかな。

(記者)
 一つだけ。

(知事)
 はい、いいですよ。

(記者)
 ごめんなさい。鳥インフルに関して、鳥インフルエンザなんですけど、あれも今、また北京の方とかでも出てきて、秋田の方で空港でもいろいろサーモグラフィーとかでやっているようなんですが、秋田県として県民に対しての注意すべき点とか。

(知事)
 あの、これももう注意を発してますけれども、鳥の死骸を見つけたらまず触らないようにと、絶対触らないように、保健所や市町村、あるいは県に届けていただきたいということ。あと水際ですね、そういう状況であります。
 いずれにしても、これ封じ込めに失敗してますので、今のところ中国の上海から少しずつジワッジワッと広がって北京に飛んだようですけども、北京あたりで蔓延すると北京と日本とはかなり行ったり来たりしてます。もう一つ上海がちょうど今、国際モーターショーあるんですよ、上海のね。これでかなりの出入りがあるんですよね。ですから、そういう意味で我々としても、直接、水際対策も非常に神経とがらせていかなきゃならないと思います。ですから医療機関ですね、とにかくちょっとした熱でもそういうものについて十分それを、万が一鳥インフルかもしれないというそういう状況で、診察あるいは情報連絡、そういう体制をとっていかなきゃならないと思ってます。することは既にやっております。

(記者)
 2012年暦年の工場立地件数が統計上最低となりましたけれども、その数値自体どういうふうに判断されてますでしょうか。

(知事)
 やっぱり、どちらかと企業誘致というよりも全体的に設備投資がかなり落ち込んだと。あと、意外と多いところが発電所も入ってるんですね、大きな。ですから、そういうものもちょっと、自然エネルギー関係の発電所の大きなもの、今年、この後は出てきますが、去年は具体的なものがなかったという、そういう状況もあります。あと、ご承知のとおり設備投資も、どうしても秋田の場合、工場を大きくつくるというよりもどちらかというと金をかけて中の設備を変えるのはあるんですけども、そのまま一定の面積を建てるという、そういうものは非常に少ないということは、これは確かであります。いずれ今何とかですね、ただ、これ工場の面積だけではなくなってきてると思いますね、最近は。ですから我々としては、中の現実的な設備能力と一番のやっぱり雇用という、そういうものも考えて、これからさらに製造業も含めて多様な産業集積のために一層努力をしなきゃならないと思ってます。

(記者)
 すいません。先ほどの鳥インフルエンザに関連して、インフルエンザの特措法が施行されるということで知事のある程度権限を持って対策できるようになるわけですけれども、そういうふうに知事の裁量権を持ってできるということに対する評価、やりやすいのかどうか、あと、その施行に合わせて今後県としてどういった動きになるのか、計画見直しなのか、そのあたりのことを教えていただけますか。

(知事)
 はい。知事の権限は強化されるということは、今まで以上に現場での、特に現場の中でも広域的な視点から対策がとれると、そういうことで、これは知事が全てその知識があるわけじゃないわけですからいろいろ補助を受けながらやりますけれども、今まで以上にスピーディーに、かつ広域的にできるということは、多分何らかの場合のパンデミック、いわゆる拡大を防がせるという意味からは知事の権限が強化されるということは非常にいいことだと思います。なぜかというと、今まではその場の対応しかないですね。知事とすれば、どっか出たらもう完全にこのまちを封鎖しちゃう、そのまちからもう出入りをね。そのくらいの権限が出てくるかどうか分からないですけども、パンデミックにならないためには、もう閉じ込めるしかない。よくSF映画で見るように、もうそのまちの町民についてはもう一切その地域外への移動を禁ずるとか、そういうことの大きな権限が付与されるかどうか分かりませんけども、そこまでいかなくても相当制限を、一定の条件で一定の人を制限する、あるいは状況によってはそういうものに対する注意喚起を今までよりも強くできるという、そういうことからすると非常に国のこの方針は、単に患者を救うというよりもパンデミックをいかに防ぐかという、そういった点に力点を置くと、知事に権限を与えるということは非常に理解できます。当然我々としては法律が完全に施行細則全体が出てきますので、いずれその状況に応じて今までよりはさらに具体的かつ、ある意味では強制力を持った対応という、そういう何といいますか、計画をつくらなきゃならないのかなと。
 先ほど言ったミサイルと同じように、こういうものというのは何かあると強烈な強制力を持たないとだめなんですよね。アメリカの場合はパンデミックを防ぐために、外へ出る場合は軍が阻止しますね。許可なく出た者は逮捕すると、あるいは場合によっては、それこそ犯罪者とみなすというそのぐらいの強い行動制限をしないと防げないという状況もあり得ます。ですから、ただここも日本の場合は、非常に危機的な状況に対する個々人の心構えというのは薄いもんですから、そういう啓蒙からですね、いきなりというわけじゃなくて、やっぱり普段からそういう啓蒙、あるいは情報提供をちゃんとして万が一のとき混乱が起きないように、こういうことも大切だと思います。やっぱり国民の皆さんに、県民の皆さんに知ってもらう、“こういうときは何とかこういう形で我慢してください”だとか、“自分の行動を制限するためにこれから出ないでください”、それが結局いろんな全てのことに、最終的におさまることにつながりますという、そういうやっぱり情報提供をちゃんとしないと混乱するかなと思いますね。そういう点についても気をつけていかなきゃならないと思います。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。
 そろそろ時間という、じゃあもう1点。

(記者)
 先ほどの工場立地の件数の件なんですが、太平洋側と日本海側で非常に格差が大きいと。なかなか奥羽山脈を越えて日本海側に来れないというような状況も指摘されていますけども、そこら辺についてどういうご認識、ご見解でしょうか。

(知事)
 一つはあれを見ますと太平洋側、結構発電関係が若干多いのと、やはり震災で被害を受けたところの再構築というか、そういうものも大きいわけであります。もう一つは、やはりトヨタの関連の直接的な外注工場そのものがなかなか新規のものはやはりどうしても東北自動車道の直接な沿線上に形成されているという、そういうことでなかなか奥羽山脈を越えてもらえないという、これは我々もそういうものだと思わずに、まだまだそういう形では秋田もそういう立地条件についてPRしながら、できるものとできないものがあると思いますけれども、やはりこの間の食品関係みたいなああいうものは、何とかそういう事例を示しながら秋田の状況の良さをPRしていって、1件でも増やすように努力しないとならないと思ってます。

(幹事社)
 よろしければ、そろそろ時間ということですのでこれで会見を終了したいと思います。ありがとうございました。

(知事)
 誤解のないように、先ほど言った北朝鮮のこと、だから攻撃しろとかそういう意味じゃないですから。

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