• 知事発表
    1. 白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会の設立について
  • 幹事社質問事項
    1. 市町長選挙の結果を受けての感想
  • その他質問事項
    1. 山田全国知事会長の再選について
    2. 地方交付税の削減について
    3. TPPについて

時間:14:29~15:00 場所:プレゼン室

(幹事社)
 よろしくお願いします。
 まず、知事の方から発表があるということなので、そちらからお願いします。

(知事)
 はい。私からは、今日は白神山地の世界遺産登録の20周年でございます、今年は。そういうことで、20周年の記念事業の実行委員会の設立等についてご報告いたします。
 まず、白神山地は本年の12月11日に世界遺産登録の20周年を迎えます。この記念すべき年を国、県、そして地元の自治体、民間関係者らが一体となりまして、大いに盛り上げまして、白神山地の価値と魅力を県内外に発信したいと考えております。年間を通じて様々な記念事業を開催するために、白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会を4月17日に設立いたします。会長は私が務めまして、委員には、環境省、林野庁、能代山本地域の1市3町に加えまして、地元のガイド団体や観光関係団体などの参加を予定いたしております。また、県では観光文化スポーツ部、生活環境部、農林水産部、山本地域振興局の各部署が参加することにいたしております。
 記念事業の共通テーマでございますが、「次世代を担う子供たちへの環境教育」、「世界遺産としての価値の再発見」、「観光振興による地域活性化」の3本柱を掲げまして、このテーマに沿ってこの春から様々なイベントを開催することにいたしております。県では、その幕開けといたしまして、5月26日、日曜日ですけれども、藤里町にある世界遺産センター藤里館でオープニングセレモニーを開催いたします。また、夏休みと冬休みには子供自然体験教室、秋には白神の価値と地域振興について考えるシンポジウムなどや、青森県とも連携して首都圏で白神山地のPRなども行う予定でございます。
 白神山地はブナ原生林を始めとする自然のすばらしさはもとより、四季折々の食材や伝統文化など、たくさんの魅力があります。20周年を契機に、秋田県が世界に誇るすばらしい宝でございます白神の価値を、県内はもとより県民を挙げて県外や海外にも大いに発信してまいりたいと考えております。
 あとは配布資料のとおりでございます。私からは以上でございます。

(幹事社)
 この件について何か質問がある社がいればお願いします。

(記者)
 様々な体験教室が開催されるようですが、こちらの対象者というのは県内の方を考えていらっしゃるんでしょうか、それとも県外も含めて。

(知事)
 これは特にあれですよね、幅広く、はい、特にどの地域だとか誰がとかいうそういうことはございません。ええ、はい。

(記者)
 もう全てを対象に。

(知事)
 参加してくださる方はオープンでということです。

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 この件については後ほどの時間でも質問していただいて結構ですので、幹事社質問に先に移らさせていただきます。

(知事)
 はい。

(幹事社)
 昨日の選挙、ほとんど現職が再選で新人の方は元県議ということで、知事にとって継続性という面ではやりやすい面もあろうかと思いますが、昨日の選挙結果、知事としてはどう受け止めていらっしゃいますか。

(知事)
 大体順当、順当という言葉がいいのかどうか分かりませんけれども、まず予想どおりでございます。大変接戦のところもございましたけれども、大体考えていたとおりというとこかなと、はい。

(幹事社)
 考えていたとおり、ほとんど現職ということで、県政運営に当たってもやりやすい部分はあったりするんでしょうか。

(知事)
 うん、やりやすいというか、特に県政との関係で余り大きな論点はなかったように思いますけれども、羽後町だけが新人同士ということで、やはりこれは羽後町の中でかなり、新人同士ですので、また新たな視点からの何といいますかね、選挙の争点というか、あったかどうか別にして、いろんな主張はあったと思います。他のところでは、そう余り県政との関係は直接的なものはなかったわけでありますので、いずれにしてもそう大きなこれから違いはないし、やりやすいというかですね、大体今までとそう違わずにやれるのかなと思ってます。

(幹事社)
 それでは、この件を含めて各社さんから質問をお願いします。

(記者)
 よろしくお願いします。
 昨日の選挙なんですが、秋田市では民主党を離党した候補者が、小坂町でも同じく民主党を離党した候補者が、県議補選においては民主党から推薦を受けた候補者がそれぞれ敗れました。なかなか政党のことなんでおっしゃりづらい部分もあるとは思うんですけれども、離党したとはいえ民主党の色が強い、もしくは残ってらっしゃる方がこの選挙で3人とも残念な結果になったということ、知事としてはどのようにお受け止めでしょうか。

(知事)
 県議補選の方は前から立っていた方ですけれども、いずれ前はみんなの党か、そうですね。ただ、みんなの党と民主党は基本的に政党レベルでは合わない逆の党ですので、これが地方に来て何でそうなるのというのは、やはり政界についてやや興味のある方はそう思ったのかな。あとは、衆議院の経験された両候補者でありますので、やはり衆議院、12月の選挙結果からまだ日にちが経っておりませんので、どうしてもですね、無所属といってもやはりやや国政のその対抗の意識がそのまままだ雰囲気として残っている最中ということで、やはりそういう意味では民主党に対するそのアゲインストがですね、一部、無所属になったといえ、離党したとはいえですね、これにそういうのもあったのかなという感じがいたします。

(記者)
 それ以上はなかなか踏み込めないと思うんですけれども、今回も自民党が支持されたり、あるいは公明党の支持を受けられた方が、いわゆるその国政の与党のところにあるポジションの政党から支持を受けられた方が、現職だからということもあるんでしょうけれども比較的勝ちました。知事もおっしゃられておりますけれども、健全な議論があった上で民主主義は成り立っていくものだと思うんですけれども、特定の政党が強くなっていく、あるいはその対抗勢力が逆に力を失っていく、裏表の関係ですけれども、こういう状況について、今回の選挙も含めてですね、知事は国政、地方自治体の政治、どのようにお考えでしょうか。

(知事)
 やはり国政の流れがですね、その時々によって地方に対してある程度左右するというのは、これは致し方がないことだと思います。ただやはりですね、どうしてもこの選挙結果を見ますと、あるところではやや地域対抗戦、もう一つはですね、どうしても現職のその政策に対して一定の対抗する政策を出してますけれども、やはりなかなか無理があるんですよね。どうしてもですね、やはりそれは一定のその議会、市町村議会の承認を経て、承認というか認証を得てある程度政策を形成したものについて、全く逆でというのはですね、相当論理的な根拠を示さないとなかなか納得されないという、やはりそこがですね、その何というの、前にも言うんですけども、本当に大きな二者択一のそういう政策課題があれば分かりますけれども、そういう二者択一でないようなものについてはですね、どうしてもこれ選挙をする選挙民もですね、やはり無理があるという、そういう判断をするんじゃないかと思いますね。ですからやっぱり現職に傾きがちだと。あえて言わせていただくと、秋田市長の選挙で庁舎の問題ありましたね。あれ実は私のときからあの庁舎のことは出ているんです。もうかなりの十分な調査をして、いかに分散型の庁舎は市民が不便か、市民が望んでないかということのちゃんとしたデータは出ているんですよね。そしてまた、災害対策についても全体コストについても、ランニングコスト、あるいは時間的コストについては、非常に分散型は無理があると、市民が望んでないというそういう状況はもう5年も前にはっきりしているんですよ。ですからそういうものについて、もしそれを覆すとすれば、ものすごい緻密なそういうものがないとなかなか、確かNHKさんの昨日の出口調査で、意外と市民の60、70%近くが庁舎の建て替えを賛成しているんですよね。ですから、そういうものについては非常に難しいと思うんですよ、どうしてもね。ですから、やはりこの選挙に対抗で立つという場合はですね、やっぱり相当前から準備して論理的にキチッと詰めて、相当やはり市民の皆さんに説明しなきゃ、どうしても現職が強いという傾向は出てくるんじゃないかと思いますね。

(記者)
 ありがとうございます。

(記者)
 秋田市長選挙のことについてですけども、今回寺田さん負けまして、知事としては率直に穂積さんの方がやりやすいと感じているか、その二人で公約、文化施設ですか、公約を掲げてたこともありますし、これまでの継続とかいうこともあると思うんで、その辺どう感じてますか。感想的なことでいいです。

(知事)
 率直に言ってね、プライベートな気持ちで言うと、前回の知事選挙は寺田さんが全面的に川口さんを立てて、実際は川口さんが候補でしたけども寺田さんとの私の戦いになりましたので、個人的に言えばそれは穂積さんとの今のその関係の方が強いですよね。ただ穂積さんと昔は一番最初やってますから、そういう意味では穂積さんとはもう直接対決してますけれども、その後、私が市長になって知事になって、穂積さんはまた(私が)市長になったとき、県会議員に返り咲きましたけれども、そういうことで政策的にはそう、ある程度同じような方向で、特に市長、知事としては市と連携しながらやってきたものですから、寺田さんの場合どうなるのかということもありましたけれども、ただおもしろいことに寺田さんは県政との課題については一切出してませんね。当然、一部これはどなたでもそうでしょうけども、市長になったときに県政との問題を起こしたくないというそういう思いも当然あったのかと思いますので、特に重要な県政との関係の問題でぶつかるということは多分なかろうという、これは読みと実態といろいろ私の何といいますか、情報分析からするとそういうふうには捉えてました。ですから、やりにくいだとかやりやすいだとかそうじゃなくて、その方がなればなったで、それは県民であり市民でありますので、余り変なそういうわだかまりは持ってやろうとは思ってませんでしたけれども、ただ個人的にやはり穂積さんとより親しいという、そういう政策的にも親しいという間柄であったということは確かです。ですから、先ほど言った市役所の問題ももともとあれは1ヵ所にまとめるというのは私の案ですからね、はい。そういうことで、やりやすいというよりも今までどおりにやれるのかなということであります。

(記者)
 すいません。知事選挙でも公約に掲げてたその文化施設の件も、穂積さんが市長になったのでこれは進めていくと。その辺どう考えていますか。

(知事)
 これから、それこそ前にもお話しましたとおり、まだその何といいますか、お互いに事務的に詰めて、私と市長が言い出した話じゃなくて、私と市長のときの極めて、いわゆる市長との政治的な一つの公約の出し方ですので、これから今度は事務的に現場でこれを進めていく準備に入るということは、これについては時間が、これからまたやり直しではなく、すぐこれに取りかかるということにはなろうと思います。

(記者)
 文化施設の件ですけども、すぐに取りかかるということですが、スケジュール観、知事どのようにお考えになっていますか。

(知事)
 これはですね、かなり煮詰めて、それこそ事務的に煮詰めてやったものでございませんので、私はですね、いきなりこれをですね、バババッと進めるというものではないと思います。やはりこれは相当県民・市民に対して、必要性、それとメリット、あるいはこれの効果、あるいは費用対効果も含めて、活用の方法、これから数十年にわたっての一つのこの施設とこの秋田の活性化との関連等々をですね、やはり相当詰めた形でいろいろのフィージビリティスタディをして、その様々なプランニングについて十分お示しながら様々な分野で議論をしていただくと、そういうことから始めなければならないと思います。そういうことで、やはりどうせやるとすると、これは大いに皆さんに議論していただいて、また様々なご要望、あるいは反対意見もあるかもしれません。そういう場合についていろいろとですね、やり取りしながらやっていきますので、いきなりそのスケジュール観で何年に設計だとか、何年に建設だとかそこまではまだいかないと思います。まず初年、最初の取っかかりは、そういう議論を、様々なお示しする一つの素案をというか、どうなるのかという、建物じゃなくてですね、むしろ今ソフトの方も含めて全体を、これが秋田のためになるというそういう位置づけをですね、そういうものについてご説明することから始めたいと思っています。

(記者)
 そうしますと、その説明に当たっての素案、これがたたき台になるんだと思うんですけども、それはいつぐらいにという。

(知事)
 やはりこれはですね、できれば私はこの種のものについてはやはり今年中に取りかかりたいと。これは何というか、こういう建物というんじゃなくて、むしろこういう文化施設がこれから秋田の活性化にどうつなげていくかという、そういうソフトの面と、それが出てきて初めてハードが出てきますので、そういう形でまだ構想の段階ですね、計画の前の。そういう形でまずいろんな方からご意見をいただきたいと思っています。

(記者)
 そうしますと、すいません、意見をいただきながら今年中には構想をまとめたいという、そういう理解で。

(知事)
 構想というか、そのいわゆる、こういうことでこうだというね、そういう何といいますか一つの方向性をまとめたいということです。実際この種のものはかなりかかってますからね、他の県でも、やりますとね。そう簡単には右から左へ行かない。そしてまた、今のところの跡地の後の問題もあるでしょうから、いろいろ飛んできますからね、いろんな問題に。そういうものも含めてですから、かなり幅広く検討することがあるんじゃないかと思います。

(記者)
 分かりました。
 それから、知事、マニフェストにこの問題も掲げてましたけれども、1期4年、そういったご自身の任期の中で一定のめどをつけたいというふうにお考えなんでしょうか。

(知事)
 少なくてもですね、私は今のところですね、1期4年のうちには建設は無理です。少なくても議会、県民・市民の、市は市でしょうけども、そういう手続論として方向性というか、実行する方向性を立てるというそこまでは、やはりああいうふうに書いたからにはやる責任があると思います。

(記者)
 分かりました。

(記者)
 ちょっとお話が変わるんですけれども、4月5日に、このほど全国知事会長が山田京都府知事が無投票で再選されましたけれども、このことに関して受け止めですとか期待されることは何かありますでしょうか。

(知事)
 山田京都府知事は大変エネルギッシュな方で、また、地方行政の方、それこそプロであります。リーダーシップも大変とっていただいてきた方でありますので、私は順当な人だなと。ただ、これも無投票なんですね。私も市長会長やった、私は市長会長のときは3人の激烈な争いをやったんですけれども、やっぱり知事になりますとね、どうしても47人ですから、どちらかというと異端児がいないんだね、知事はね。まず知事の異端児っていうのは、そうか、橋下さんいなくなったからね、あの方だけで、今の松井知事は割と県議会議員が長いですからね、最後落としどころはちゃんと。ただ、そういう意味ではどうしても官僚の方が大変多いわけで、官僚の方は大体どなたか手を挙げるとそれにスッといっちゃうもんだから、私も何期もやってればね、こんなこと手挙げるかもしれないけども、まあそこまでは。ただ、山田さんは順当だと思います、うん。大変ですからね、知事会の会長って大変なんですよね。市長会のときも大変だったですね。相当ね、やはり自分のところの団体について、副知事あるいは副市長に相当やってもらわなきゃならない点もありますので、地元が安定してないとなかなか無理ですね。ですから、とてもとても市長会のときは大変でしたよね。ただプラスもあるんだけどもね、いろんな情報はすごく入りますから。

(記者)
 今後、すいません、その知事会運営されるに当たって、47人の知事をまとめて山田府知事がまとめていかれる。

(知事)
 そうですね、またこれまで以上に頑張っていただきたいなと思っています。私も、文教環境の委員長になりましたので、補佐して十分協力していきたいと思います。

(記者)
 長くなるんですが、もう1点伺いたいんですけれども、このほど地方交付税の改正法案が地方公務員の給与の削減を前提として3月の末に成立しましたけれども、知事として改めてになるんですが、この公務員の給与の削減方針に対してどのように対応をしていかれるかというのはお考えありますでしょうか。何件かその組合の方に削減を提示された自治体もあるようですけれども。

(知事)
 基本的にですね、どのぐらいの影響額があるかということも、これは私は筋論としてはおかしいと、これは下げるということはおかしいんであって、やはり今でも地方公務員の給与もコントロールに交付税使うということは、非常にこれはルール違反だということは、これは今でも思ってますし、これからもそういうことがあってはならないと思ってます。ただ、全体的にその交付税の削減額がどのぐらいになるのか、それが全体として事業にどう影響するかという、この現実も考えなきゃならないと。もう一つはですね、この秋田のようなところは実は、今のデフレスパイラルにも、アベノミクスでも全然余り御縁がないところであって、今のところ。逆に商工団体だとか、そういう商工会の一部からは、これを下げるとまた景気が悪くなるという、こういうことを言う人いるんですね。おもしろいことだなと思った。なるほどなと思ったな。あれ下げた場合に、どれに使うかというと、国は公共事業に使えと言うんですね、そうなんですね。公共事業はやるけれども止まっちゃうんだな、金がね、どっかで。生金がね、役所の人が貯金しちゃああれ(お金の流れが止まる)でしょうけども、実は一般商品の方が、ずっと波及が広いんですよね。変な話、お店屋さんだとか飲食店だとか普通の用品店だとかね。公共事業の場合は止まっちゃうんですよ、そこでスポッと。ですからね、むしろ一方でそんな大した金額でないとすると公共事業の方がもともとね、こっちの方が大きいものですから、特に農村部の商店会さんはですね、下げられるとまた大変だななんていう、むしろ一段と不況になるというそういう話まで結構聞こえるんですよ。そこら辺どう考えるかですね。ですから、いずれそこら辺については具体的にはこの後の交付税の見通し等を踏まえて、やはり現実の問題としてどうするか考えなきゃならないけども、今はまだ決めてません。はい。

(記者)
 すいません、また別のお話になりますが、昨日NHKで秋田市で出口調査をした結果で、放送には出してなかった、今日のお昼のニュースでやってたんですけど、TPPについて賛成か反対かを聞いてまして、その中で賛成が63%で反対が37%だったんですよね。賛成がかなり反対を、秋田市内だけですが上回っているんですけども、これについてずっと反対と言ってらっしゃる知事としてはどう感じますか。

(知事)
 あの、一般的に秋田市内の産業構造からすると、商工関係が多いですね、製造業も含めて。ですから農業関係の方、しかも農業関係でも兼業農家が多いし、兼業でもですね、かなり兼業の方がウエイトが高くて農業の方は本当に片手間で趣味みたいな形、でも結構生産しているという、そういう方が多いもんですから、これはどうしても都市部というのはそういう結果になるのかなと思いますね。ただ、やはり全体としてどのぐらいその国家間というかね、日本の、これは全体としてはですね、やっぱり自由貿易そのものの方向性はこれは必要だろうというそういう流れは持っているというのは、かなり農業の人も一部あるんですよね、結構持ってるんですよ。ただ、TPPがどうしても聖域なきという、あそこがみな引っかかるんですね。私はやはりそこら辺はですね、今の状況でもこれは一般の方がそう、自由貿易についての肯定的な立場の人が多いとしても、今、TPP、EPA、いろんなのやってますけれど、TPPについてそう、これはやっぱりそう簡単にスルスルやるもんじゃないなと思っています。これはやはり相当、もう国家間のものすごい駆け引きですからね。日本は駆け引きは悪いことみたいに言ってるけども、大体諸外国の駆け引きっていったら後ろから刺すのも駆け引きだからね。だってそれが世界の常識なんですね。日本人は非常に世界のその、みんな優しいと思っているんですね。同盟国だって後ろから刺しますからな、世界は。斜めから刺したり、現在の敵とも組んでね、ありったけの同盟国の近いところを潰しにかかるというのがね、このぐらい世界は厳しいんですよ。それ日本人分かんない。それがちょっと残念だなと思います。ですから私は今のところ、端的に言うと、今の状態でも少なくてもTPPにそれこそ前のめりにバタバタバタッていくことについては反対してます。

(幹事社)
 じゃあ時間が近いんですが、あと1問ほどで終わりたいと思います。
 特になければ、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。

(知事)
 はい。

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