焼却灰処理施設の立入調査結果等について(第16報)
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県は、首都圏等のごみ焼却施設から排出された焼却灰の受入れを再開している小坂町のグリーンフィル小坂(株)及び一昨年7月まで処理を行っていた大館市のエコシステム秋田(株)、エコシステム花岡(株)において、放射能の状況を監視するため、3月26日に立入調査を実施しましたので、その結果について、次のとおりお知らせします。
1 敷地境界の空間放射線量
3施設の敷地境界における空間放射線量の測定結果は以下のとおりであり、これまで実施した測定結果(別添資料参照)と同レベルで、いずれも秋田県における地上高さ1mにおける空間放射線量のレベル(0.03~0.09マイクロシーベルト/時)と同レベルとなっている。
測定日 | 埋立処分施設 | 中間処理施設 | |
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エコシステム花岡(測定箇所:3定点) | グリーンフィル小坂(測定箇所:4定点) | エコシステム秋田(測定箇所:2定点) | |
平成25年3月26日 | 0.04~0.05 | 0.03~0.04 | 0.03~0.06 |
2 放流水の放射性物質濃度
エコシステム秋田及びエコシステム花岡については、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
グリーンフィル小坂については、放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが2.8ベクレル/リットル検出された。この数値は、これまで実施した測定結果(1.2~4.2ベクレル/リットル)と同レベルとなっている。
なお、公共水域中の放射性物質の濃度基準※2であるセシウム134で60ベクレル/リットル、セシウム137で90ベクレル/リットルに比べて大幅に低い数値となっている。
採取日 | 埋立処分施設 | 中間処理施設 | ||||
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エコシステム花岡 | グリーンフィル小坂 | エコシステム秋田 | ||||
放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |
平成25年3月26日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | 2.8 | 不検出 | 不検出 |
※2 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法施行規則
3 排水汚泥の放射性物質濃度
エコシステム秋田及びエコシステム花岡については、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
グリーンフィル小坂については、放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが9.5ベクレル/キログラム検出された。この数値は、これまで実施した測定結果(8.2~19ベクレル/キログラム)と同レベルとなっている。
なお、国が脱水汚泥等を利用した副次産物の利用について求めているクリアランスレベル(100ベクレル/キログラム※3)に比べて大幅に低い数値となっている。
採取日 | 埋立処分施設 | 中間処理施設 | ||||
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エコシステム花岡 | グリーンフィル小坂 | エコシステム秋田 | ||||
放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |
平成25年3月26日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | 9.5 | 不検出 | 不検出 |
※3 放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方
(平成23年6月原子力災害対策本部)
4 地下水の放射性物質濃度
エコシステム花岡及びグリーンフィル小坂について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
採取日 | 埋立処分施設 | |||||
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エコシステム花岡 | グリーンフィル小坂 | |||||
放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |||
平成25年3月26日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
5 河川水
グリーンフィル小坂の放流地点の下流にある小坂川の山崎橋で採取した河川水について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。
採取日 | 小坂川(山崎橋) | ||
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放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | ||
平成25年3月26日 | 不検出 | 不検出 |