鹿角地域振興局では、平成19年度から「元気なふるさと鹿角・小坂 いきいき地域づくり活動表彰」事業を実施しています。

 この事業は、鹿角市及び小坂町において、地域の身近な課題解決や特色ある地域づくりのため、自立的・主体的な活動に取り組まれている方たちを表彰するものです。

 令和3年度までに66の団体及び個人を表彰しており、今年度は新たに3団体・2個人を表彰しました。

 令和4年度受彰者紹介 [191KB](過年度の受彰者についてはこちらから) [629KB]

 令和4年12月21日に開催した表彰式の様子をご紹介します。

【R4受彰者】

     

 向かって左側から(敬称略)

  • 【個人表彰】大里 哲三(アマチュア無線)
  • 【団体表彰】シニアネット鹿角 代表 賀川 満(代理出席 事務局長 武石 量之)
  • 【団体表彰】鹿角民話の会どっとはらぇ 会長 北村 正人
  • 【表彰者】 鹿角地域振興局長 今川 聡
  • 【団体表彰】鹿角手話研究会「こぶしの会」 会長 目時 敬子
  • 【個人表彰】竹村 政志(美藤会だより)

【局長祝辞の様子】

 表彰の様子と活動内容 

  • 鹿角民話の会どっとはらぇ 会長 北村 正人 様

 平成5年から鹿角地方に伝わる民話や伝説の「むがしっこ」の発掘と研究をはじめ、後生に語り継ぐ活動をしています。現在まで約30年間、各地域での語りの集いや小学校での語りの指導で郷土愛を育むと共に、温泉ホテル宿泊客への語りで鹿角のPRも行っています。直近の新たな活動として、鹿角市の「いつでも市長室」で「むがしっこ」を活用したまちづくりについて提言し、「八郎太郎物語」をテーマにした公開研修会を開催しました。今後は、子ども語りべ養成講座の発表会として「子ども語りべの集い」を開催する予定です。

 

  •  鹿角手話研究会「こぶしの会」 会長 目時 敬子 様

 手話の普及を通して、地域の聴覚障害者への理解を深めてもらうことと、手話でのコミュニケーションを図ることを目的に活動しています。30年以上の活動実績のある会です。地元聴覚障害者を含む会員3名で尾去沢小学校正課クラブや鹿角市主催の手話奉仕員養成講座、子ども向けの手話体験講座などで講師を務めるほか、秋田県手話サークル連絡協議会や秋田県聴力障害者福祉大会への協力も行っています。今後も地域の手話講座の講師として、また、毎週の定例会では手話に関心のある方を招き、普及活動を継続していきます。

 

  • シニアネット鹿角 事務局長 武石 量之 様

 平成22年から高齢者のICT(情報通信技術)のスキル向上のため、高齢者によるパソコンを活用した鹿角地域のイベント情報の発信や、高齢者向けのスマホ講習会を開催するなどの社会貢献を目的に活動しています。インターネット上のイベント情報カレンダーに掲載した情報は、きりたんぽFMでも毎日紹介されています。毎週の情報収集や入力のほか、明日の行事、当日の行事とフェイスブックやツイッターを利用して発信しています。スマホ講習会では、熱心に質問する高齢者の姿がありました。今後は、鹿角の情報ポータルサイトの開設を目指しています。

 

  • 竹村 政志 様(美藤会だより)

 平成28年から約7年間、小坂町の藤倉団地自治会の広報紙である「美藤会だより」を毎月自主発行し、約80戸の全世帯に配付しています。回覧板では連絡内容や伝達力が不十分だと感じ、内容を盛り沢山にして手元に残る資料にしたいと思ったことがきっかけでした。会員の高齢化が進む中、自治会の各種行事や行政のお知らせのほか、講習会などで聞いた来たことなど、みんなに知ってもらい、安心して生活できる自治会にすることを目的に活動しています。今後も継続して、後継者の育成に取り組みながら、自治会の活動の歴史を残していきます。

 

  • 大里 哲三(アマチュア無線)

 平成3年から30年以上にわたり、アマチュア無線を利用して、日本全国に鹿角市の四季を通じた魅力を情報発信しています。今年度は、鹿角市市制施行50周年賑わい創出補助金の交付を受けて、自宅のほか10月には十和田市民センターの文化祭会場から50周年記念ロゴと鹿角市の大日堂舞楽など各種世界遺産の写真を取り込んだ記念カードの送付活動を行い、交信相手は2500人を超え、現在も5000人を目標に日々交信しています。昨年度は、縄文遺跡群の世界遺産登録決定に伴い、約6000人に周知活動を行いました。今後も鹿角市をPRしながら、アマチュア無線の楽しさを伝えます。

 

 【展示物コーナー】

 表彰された皆様、誠におめでとうございます!!