焼却灰処理施設の立入調査結果等について(第11報)
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11月22日、小坂町のグリーンフィル小坂(株)において、首都圏等のごみ焼却施設から排出された焼却灰の受入れが再開されたことから、県では、放射能等の状況を監視するため立入調査を実施しましたので、その結果について、次のとおりお知らせします。
また、再開前の状況を把握するため、11月7日に実施した立入調査及び小坂川の河川水の結果についても併せてお知らせします。
敷地境界の空間放射線量
敷地境界における空間放射線量の測定結果は以下のとおりとなっており、受入れ再開による変化はなく、いずれも秋田県における地上高さ1mにおける空間放射線量のレベル(0.03~0.09マイクロシーベルト/時)と同レベルとなっています。
放流水の放射性物質濃度
11月7日に採取した放流水について、放射性ヨウ素は検出されませんでしたが、放射性セシウムが1.2ベクレル/リットル検出されました。この数値は、これまで実施した10回の測定結果(2.3~4.2ベクレル/リットル)と同レベルとなっています。
なお、公共水域中の放射性物質の濃度基準※1であるセシウム134で60ベクレル/リットル、セシウム137で90ベクレル/リットルに比べて大幅に低い数値となっています。
排水汚泥の放射性物質濃度
11月7日に採取した排水汚泥について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。
なお、これまで実施した7回の測定結果については、国が脱水汚泥等を利用した副次産物の利用について求めているクリアランスレベル(100ベクレル/キログラム※2)に比べて大幅に低い数値となっています。
地下水の放射性物質濃度
11月7日に採取した地下水について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。
河川水
11月7日にグリーンフィル小坂の放流地点の下流にある小坂川の山崎橋で採取した河川水について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。