岩手県の不燃系混合物の受入れに先立ち、同県野田村の仮置場と受入れを予定している仙北市の最終処分場において、11月9日と13日にそれぞれ調査を実施し、その結果がまとまりましたので、お知らせします。

野田村における調査結果

不燃系混合物の仮置場における空間放射線量率

 11月9日(火)、不燃系混合物が集積されている野田村十府ヶ浦及び新山グラウンドにおいて、それぞれ空間放射線量率を測定した結果、次のとおり、災害廃棄物の影響を受けない十分に離れた地点(バックグラウンド)の空間放射線量率とほぼ同レベルであった(測定地点は別紙参照)。

表:不燃系混合物の仮置場における空間放射線量率

不燃系混合物の遮蔽線量率、放射性物質濃度、有害物質濃度

 不燃系混合物の遮蔽線量率、放射性物質濃度及び有害物質濃度を測定した結果については、いずれも問題のないレベルであった。

表:不燃系混合物の遮蔽線量率、放射性物質濃度、有害物質濃度

 なお、塩分濃度(塩素イオン含有量:Cl-)については0.5~0.6%と、十分低い値となっている。

仙北市における調査結果

 11月13日(火)、仙北市の田沢湖一般廃棄物最終処分場で実施した敷地境界における空間放射線量率や放流水・周辺地下水及び放流先河川における放射線物質濃度の測定結果は、いずれも問題のないレベルであった。

表:仙北市における調査結果

今後の対応

 今回の調査結果により、受け入れる不燃系混合物の安全性が改めて確認されたことを受け、仙北市では、明日(11月23日)住民説明会を開催することとしており、今後は、同市とともに12月からの受入開始に向け、準備を進めていく。

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