令和2年国勢調査に係る「従業地・通学地による人口・就業状態等集計」が、総務省統計局より公表されました。

 「従業地・通学地による人口・就業状態等集計」は、従業地・通学地による人口構成や現在住んでいる市町村と従業地・通学地の市町村との関係などを集計した結果です。

 この結果によって、昼間人口や昼夜間人口比率などが把握できます。

 秋田県の概要については、次のとおりです。

Ⅰ 年齢別人口

 秋田県の総人口を年齢3区分別にみると、15歳未満人口は9万2,855人、15~64歳人口は50万6,960人、65歳以上人口は35万9,687人となっている。

 平成27年と比べると、15歳未満人口は1万3,568人減、15~64歳人口は6万4,389人減、65歳以上人口は1万4,340人増となっている。

 市町村別にみると、15歳未満人口は全市町村で減少、15~64歳人口は東成瀬村(96人増)を除く市町村で減少しており、65歳以上人口は、北秋田市(46人減)、仙北市(16人減)、小坂町(83人減)、上小阿仁村(52人減)、藤里町(52人減)、八峰町(10人減)及び大潟村(1人減)を除く18市町村で増加している。(表Ⅰ-1)

 

 

Ⅱ 従業地・通学地別人口

 1 従業地・通学地別人口

 秋田県の総人口に占める従業地・通学地別人口の割合をみると、「自市町村」が50.6%、「他市町村」が9.5%、「従業も通学もしていない」が39.9%となっている。

 平成27年と比べると、「自市町村」が0.7ポイントの上昇、「他市町村」が0.5ポイントの上昇となり、「自市町村」で従業又は通学する者の割合が最も高くなっている。一方、「従業も通学もしていない」は1.2ポイントの低下となっている。(表Ⅱ-1-1)

 

   2 市町村別の従業地・通学地別人口

 県内の市町村別人口に占める従業地・通学地別人口の割合について、「他市町村」をみると、「県外」はにかほ市が1.8%と最も高く、次いで仙北市が1.1%、湯沢市及び鹿角市がともに0.8%となっている。また、「県内」は井川町が31.6%と最も高く、次いで潟上市が30.4%、八郎潟町が29.6%となっている。「県内」及び「県外」を合わせた「他市町村」は、井川町が31.9%と最も高く、次いで潟上市が30.9%、八郎潟町が29.8%となっている。一方、「自市町村」は大潟村が最も高く69.8%、次いで秋田市が55.9%、大館市が53.1%となっている。(表Ⅱ-2-1) 

 

  Ⅲ 昼夜間人口比率

 1 県及び市町村別の昼夜間人口比率

 秋田県の昼間人口は95万7,802人で、昼夜間人口比率は99.8で平成27年と同率であり、全国順位は26位であった。

 また、昼夜間人口比率を市町村別にみると、大潟村が最も高く120.6、次いで小坂町が112.4、能代市が104.9などとなっており、7市町村で昼間人口が夜間人口を上回っている。一方、潟上市が最も低く82.4、次いで美郷町が85.4、藤里町が85.6などとなっている。(表Ⅲ-1-1)

 

 

 2 都道府県庁所在地の昼夜間人口比率

 都道府県庁所在地(市)の昼夜間人口比率をみると、大阪市が132.5と最も高く、次いで東京特別区部が132.2、甲府市が113.4などとなっている。一方、大津市が89.4と最も低く、次いでさいたま市が90.9、横浜市が91.1などとなっている。秋田市は、103.7で全国順位は19位であった。(表Ⅲ-2-1)

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 秋田県及び全国の集計結果の詳細は、「政府統計の総合窓口」のHP(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL02100104.do?tocd=00200521)をご覧下さい。