災害廃棄物の試験焼却処理について(第4報)
2012年10月18日 | コンテンツ番号 6036
3月26日から行っていた大仙美郷環境事業組合の焼却施設「大仙美郷クリーンセンター」における岩手県宮古市の災害廃棄物の試験焼却は昨日終了しましたが、本日、焼却灰(主灰及び飛灰固化物)の放射性セシウム濃度を確認し、最終処分場に搬入しましたので、お知らせします。
本日の午前中、大仙美郷環境事業組合及び大仙市が、焼却灰の放射性セシウム濃度が国が定める埋立基準(8,000ベクレル/kg)以下であることを地元住民に説明し、了解が得られましたので、午後から大仙市南外の最終処分場に焼却灰を搬入しました。
セシウム
134
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セシウム
137
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合計値
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主灰
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3/27
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不検出(8.8)
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不検出(7.2)
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不検出
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3/15(事前調査)
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不検出(7.0)
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不検出(8.1)
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不検出
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飛灰
固化物
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3/28
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14(9.9)
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23(7.6)
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37
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3/15(事前調査)
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10(10)
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25(9.0)
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35
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*( )内は検出下限値
本日の搬入量は、主灰が3.51トン、飛灰固化物が1.44トン、合計4.95トンでした。
なお、試験焼却により発生した焼却灰の総量は、18トン程度と推定されますが、残りは大仙美郷クリーンセンターの予備ピットに保管しており、4月2日以降に搬入する予定です。
大仙美郷環境事業組合では、焼却灰を運搬車両に積み込み搬出する際に、運搬車両2台について空間放射線量率を測定した結果、いずれもバックグラウンドと同レベルであり、問題のないことを確認しております。
車両1
(主灰)
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車両2
(飛灰固化物))
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バックグラウンド
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右側面
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0.04
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0.04
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0.04
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左側面
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0.04
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0.04
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※バックグラウンド:敷地内で焼却灰の影響を受けない十分に離れた地点
※車両における測定位置は、荷台(コンテナ)側面の中央部から1m離れた地点
※左右の別は車両正面(フロントサイド)から見た場合
※秋田県における地上高さ1mにおける空間放射線量率は0.03~0.09マイクロシーベルト/時