赤潮の発生について

・令和3年7月13日に男鹿市船川港湾内で赤潮が発生しているとの通報がありました。
・原因は、「ノクチルカ シンチランス」と呼ばれる植物プランクトンの一種が大量に発生したためで、船川港湾内では広い範囲で確認され、船溜まりでは1ccあたり3,035個体の密度を示しました(写真1)。船川港のほか男鹿半島では、各地で小規模な発生が認められました(写真2)。
・このプランクトンは、大きさが直径0.15~2mmの球形(写真3)で、夜に青白く発光することから「夜光虫」と呼ばれ、毒性はありません。
・「ノクチルカ」による赤潮は、水温の上昇、塩分の低下、好天が連続することなどがきっかけとなり、秋田県沿岸でも年に数回発生することがありますが、数日すると消滅し、これまでに漁業被害が発生したことはありません。

船川港湾内赤潮写真
写真1 船川港湾内

北浦漁港内赤潮

写真2 北浦漁港(相川)

ノクチルカ シンチランス拡大写真
写真3 ノクチルカ シンチランス(Noctiluca scintillans)