八郎湖の水をきれいにするため、生活排水の適切な処理をお願いします

 県では、八郎湖の水質保全のために湖沼水質保全計画に基づき、生活排水による汚濁負荷量を削減できる、公共下水道・農業集落排水・合併処理浄化槽の整備を進めています。

 このうち、合併処理浄化槽の整備は、公共下水道及び農業集落排水などの集合処理施設の整備によりがたい地域において進めることとし、八郎湖流域では特に窒素除去能力の高い高度処理型合併処理浄化槽の整備を推進しています。

八郎湖流域内で合併処理浄化槽を設置する際には高度処理型で

  公共下水道及び農業集落排水処理区域外にお住まいの方で、合併処理浄化槽を設置する際には高度処理型での設置をお願いします。

 高度処理型合併浄化槽設置については、令和2年に国の補助基準額が見直しとなり、設置に伴う個人負担費用差額が一般型と比べてほぼ無くなったため、「合併浄化槽高度処理促進補助事業」は令和2年度末で廃止となりました。「合併処理浄化槽設置整備事業」は引き続き利用できますので、積極的な設置をお願いいたします。


   ※ 合併浄化槽高度処理促進補助事業
   高度処理型は一般型に比べ価格が高いため、合併浄化槽に対する設置補助(合併処理浄化槽設置整備
  事業)と併せて高度処理型導入に伴う掛かり増し経費に対して、上乗せ補助を実施。

 ※ 合併処理浄化槽設置整備事業
   生活排水による公共用水域の水質汚濁防止の推進のため、合併処理浄化槽の設置者に対し、設置に
  要する費用の一部を助成。

 合併処理浄化槽の設置をお考えの方は、各市町の浄化槽事業担当へご相談願います。 

「一般型」と「高度処理型(窒素除去)」との性能差

 一 般 型:BOD除去率 90%以上、放流水のBOD 20mg/L以下

 高度処理型:BOD除去率 90%以上、放流水のBOD 20mg/L以下、T-N 20mg/L以下

 ※「一般型」と「高度処理型(窒素除去)」との公表数値での性能差はT-N放流水質のみとなっていますが、CODについても一定の削減効果があります。

 ※八郎湖での排出負荷量削減効果:高度処理型は一般型に対して、COD 55%削減、T-N 54%削減の効果が見込まれます。