2021年のアユの遡上状況

例年より遡上尾数は「多め」と推定 
  
    これまでの調査結果から、常磐川(図1)における投網1回あたりのアユの採捕尾数が多い年は、米代川水系だけではなく、雄物川、子吉川水系などでも遡上量が多いことが明らかになっています。
    2021年の常磐川における4月下旬~6月中旬(4月26日~6月14日)までの投網1回あたりの採捕尾数は2.1尾/回で、調査を開始した2010年以降では昨年に次いで多いことが分かりました(図2)。
    また、調査地点が友釣り漁場内に位置する阿仁川の米内沢頭首工(図1)では、アユの初確認日は例年(6月12日:2010~2020年までの月日の平均値)よりも3日早い、6月9日でした。
    今後の天候が順調ならば、今シーズンのアユ釣りは好釣果となることが期待されます。
 図1 調査河川
 
                                                    図1 調査河川


 図2 常盤川におけるアユの採捕尾数
 
                                    図2 常盤川におけるアユの採捕尾数