令和2年12月25日知事記者会見
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●知事発表
(1) 第46回(令和2年度)秋田県芸術選奨受賞者決定について
●幹事社質問
(1)今年一年を振り返って(今年の一文字について)
●その他質問
(1)帰省の自粛要請について
(2)県プレミアム飲食券やGo To イートの利用について
(3)新型コロナに係る特別措置法の改正について
(4)菅政権に対する評価について
(5)都市部から地方への人口移動について
(6)新型コロナウイルス感染者への誹謗中傷について
(幹事社)
12月幹事社の秋田朝日放送です。よろしくお願いします。
まず、発表事項の前に、冒頭、知事の方からご発言あるということで、よろしくお願いします。
(知 事)
新型コロナウイルスの関係でございまして、年末年始の過ごし方について、私から県民の皆さんにお願いがございます。
年末年始は気が緩みがちになり、人の動きも増すことから、少し細かくなりますが、県民の皆さんに注意していただきたいことを申し上げます。
まず、新型コロナウイルスの感染の原理原則でございますが、これは人と人との接触でございます。特に日常的に接していない人との接触は注意が必要であります。県内にも無症状の感染者がいることは否定できませんが、確率的には首都圏等の感染拡大地域の居住者に無症状の感染者が多く存在するものと推察されます。最近の知見では、無症状の感染者は、若者に限らず中高年齢層にも存在するということでございます。よって、首都圏等との往来、特に観光、遊びでの訪問は控えていただきますとともに、帰省に関しても東京都、大阪府等においては、居住者のご郷土への帰省の自粛要請が出されておりますので、それらの点を十分に考慮し、決めていただくようにお願いいたします。
なお、帰省については、一律に自粛要請はいたしませんが、帰省する際には、自分も感染している確率はゼロでないことを認識し、感染防止に十分に注意を払っていただきたいと思います。特に帰省した際には、次の点に最大限に注意して行動していただくよう強くお願いいたします。
まず、家庭内での常時のマスクの着用。重症化しやすい高齢者の家族との接触を避けること。家庭内での飲食も家族と距離をとる。あるいは単独で行っていただきたいと思います。料理や食器の共有、使い回しは避けるなどの注意をお願いしたいと思います。同級会等の集まりや人混み、飲食店などへの外出は避けていただきたいと思います。また、少しでも体調に変化があった場合には、(あきた新型コロナ受診)相談センターに連絡していただくようにお願いいたします。
次に、一般的な事項として、飲食店での飲食、町内会館、集落の集会所などでの地域の忘年会、新年会、家庭での親族、近所の方々との飲食において、日常的に接触していない方が入るような場合には、十分に注意を払っていただきたいと思います。
本県においては、飲食店も相当に注意を払っていただいており、また、首都圏等のような狭い店も少なく、客席間の間隔も広いことから、接待を伴う飲食店以外での感染例は、ほとんど生じてございません。
GoToイートでは4人以下の飲食を勧めてございますが、人数だけが問題ではございません。日常的に接触していない人との飲食の方がリスクが高いと推察されます。たとえ4人以下でも、首都圏等からの来県者と長時間飲食することの方がリスクが増すということもあります。多人数での飲食は、日常接触していない人との接触確率が増すほか、どうしても席が離れれば大声になりますので、避けていただきたいということでございます。
なお、飲食ではなくても、月に数回だけ会うようなサークル活動等で、お茶を飲みながら大皿から同じ箸で漬物などをつつくような、いわゆる秋田でいうがっこ茶っこ、ああいうものも大変リスクがございますので、当分は避けていただきたいと思います。
最後に、病院関係者、高齢者施設、保健所、検査機関等の方は、長期に休まず苦労されております。また、イギリスから感染力の強い別の種類の新型コロナウイルスが世界に広がっており、日本にも入ってくることが予想され、さらに注意が必要であります。
誰もが注意していても感染する場合があることは否定できません。日夜、新型コロナウイルス対策で奮闘している医療関係者へ敬意の念を抱いていただくとともに、自分もいつ感染するかもしれません。それを思いながら、絶対に医療従事者や感染者、家族等に対する誹謗中傷、嫌がらせはしないよう、強くお願いしたいと思います。
加えて、大雪に関するお願いでございます。
先般の急な大雪により、除雪や雪下ろし中の事故が多発しております。お亡くなりになられました方の心からの御冥福をお祈り申し上げますとともに、負傷されました方の順調なご回復をお祈りいたしております。
また、年末年始に再び大きな寒波が訪れる予報が出ており、雪下ろしや除雪には十分に注意を払っていただくとともに、スリップによる交通事故、屋根からの雪の落下へも十分に注意されますようお願いいたします。
終わりに、今年の年末年始、県民の皆さんのご協力によりまして、新しい年が早期に新型コロナウイルスから解き放され、令和3年が良い年になりますよう県民の皆さんとともにお祈りしたいと思います。
以上でございます。
(幹事社)
ありがとうございます。
この件に関しましては、幹事社質問の後でご質問受けたいと思いますので、続きまして、発表事項の方をお願いいたします。
(知 事)
第46回の秋田県芸術選奨の受賞者の決定でございます。
今年度の芸術選奨の受賞者が決定いたしましたので、お知らせいたします。
去る12月2日に開催されました芸術選奨選考委員会の選考結果に基づき、1名の方に芸術選奨を、また、1団体にふるさと文化賞を贈り、表彰することにいたしております。
芸術選奨は、昭和50年に創設され、芸術文化の各分野において活発な創作活動を行い、かつ優秀な作品を発表し、本県の芸術文化の振興に大きく寄与されました方々を表彰するもので、今年で第46回目になります。
今回は、工芸、ミュージカルにおいて優れた作品を発表された皆さんが受賞されております。今回の受賞を機に、今後益々のご活躍を期待いたしてございます。
詳しくは配付資料をご覧いただきたいと思います。
表彰式は1月29日、県の正庁で行う予定でございます。
以上でございます。
(幹事社)
ありがとうございます。
発表事項に関してご質問のある方いらっしゃいますか。
いらっしゃらないようですので、続きまして、幹事社質問に移りたいと思います。
12月恒例になっていますけども、今年を振り返ってということで、また、知事のほうに一文字ご用意していただいていますので、早速発表をお願いしたいと思います。
(知 事)
悩みましたが、やっぱりこれですね。「止まる」。新型コロナウイルスの関係で、2月から人の動きが止まる。当然に飛行機、電車、あるいは交通機関、これが止まる。また、経済も止まる。全てのイベント、スポーツ活動も止まる。もう一つ、イージス、あれも止まったと。この二つが重なって、どうしてもこの字になったということです。単純です。
動いたのは、サキホコレだけですね。あと、ブラウブリッツ。あの二つが動いたと。
(幹事社)
各社さん、よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
今、ざっくりとお話いただきましたけども、改めて今年を振り返ってということで、再度といいますか、一年振り返っていただけますでしょうか。
(知 事)
まず、この字の「止まる」と同じように、2月の末から全てコロナ、コロナで、本当にほとんどの県政の主要な行事、イベント、あるいは海外への出張、東京への出張、様々な事業がほとんど止まっていると。そういうことでありますが、やはり県民の安全・安心、これを守るために相当コロナの関係で腐心したという思いでございます。
経済とコロナの両立というけども、なかなか難しいと。私の考えでは、コロナの方を抑えますと経済はある程度動くと。同時並行はないと。これは色々な考えがあります。私自身は、まずコロナをどう抑えて、で、その中で経済を少しでも動かすということでやってきました。今のところ他県に比べて感染者は少ないですが、これは油断できませんので、今後ともしっかりやっていくと。また、やはり本県の場合、これが出ますと、周辺の飲食街が相当落ちますんで、新年においてそういうところについて、今までもやってますが、どういうふうにこれをやるか、非常に財政的な問題もありますんで苦労してます。ただ、県内の皆さんの移動という点では、今のところ県内において無症状の感染者は、いないことはないと思います。ただ、少ない。ですから、県内での動きは、県でプレミアム(宿泊券)をやってますが、やはり感染拡大地域、東京なんかは、私の拙い計算、推測では、症状の出た5万何千人の倍は無症状者はいると考えてもいいんじゃないか。そうしますと、やはり東京をどう抑えるかによって相当地方も違ってくると。また、今、私が一番心配なのは、イギリスの感染力が1.7倍というあれ(ウイルス)が入ってきますと、相当また地方にも拡散します。もしかしたら、入ってるんじゃないかと、もう既に。これからどうするか。地方は地方で県も市町村も苦労してますが、知事会の方で国に対し、様々なことについて要望・要請をしてますんで、是非国の方も速やかに、100パーセントはないんですが、考え得る最善の対策をとってほしいなと思っています。
(幹事社)
ありがとうございます。
幹事社から1点伺いますけども、今年、今挙げていただいた色々なタイミングがあったかと思うんです、出来事があったと思うんですけども、一番知事の中で頭を悩ませて対応されたっていうのは、どういったタイミングで、どういった案件だったんでしょうか。
(知 事)
医療関係ですね。ベッド数はありますが、専門医の数が少ないです。全ての医師が、全てその専門でございませんので、特にうちの方はこういう感染症の専門医が少ないと。そういう中でどう医師会との協力でうまくやってもらうか。絶対数が足りませんので、この関係で感染症というものを本県のみならず全国でもあまり意識してないということで、そこら辺で医師会との協調、あるいは保健所の動かし方、あと、事業団の検査、ああいうところでどうバランスをとるかということで、様々な知見、あるいは情報を得ながら、私自身が陣頭指揮をとってやったつもりです。
(幹事社)
ありがとうございます。
まず、幹事社質問に関しての関連でご質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
ないようですので、そうしましたら、ほかの件でご質問あればお願いいたします。
(記 者)
先程の新型コロナの感染症対策本部にも絡む話になってくるんですけれども、知事が先程おっしゃっていた年末年始の過ごし方のことで、首都圏等との往来とあるんですけれども、これは新型コロナ感染症対策本部で出ていた首都圏、中京圏、関西圏のことと解釈してよろしいんでしょうか。
(知 事)
はい、「等」ですから。
(記 者)
わかりました。ありがとうございます。
あと、年末年始の飲食に関する注意事項もあったと思うんですけれども、県のプレミアム飲食券だとか、あと、国のGoToイートだとか、そこら辺の例えば停止とか、そういうのは考えてらっしゃいますでしょうか。
(知 事)
今のところは、接待を伴うあの二つ以外、飲食店から(感染者は)出てないんですよ。この人数の4人、ああいう言い方っていうのは、非常に不明確ですよ。家族で6人と、例えば東京から来た方と2人。感染確率でみれば、2人の方が高いんですよ。確率、あるいは空間、例えば医療関係者のアドバイスによれば、50人も入るとこで4人ずつ分かれて、あるいは20人も座るテーブルに6、7人。これは何にもないんですよ。だから4人のあの基準は、もう少し細かく言うべきなんですよ。ですから、これ以上言いたくないけど、つい言っちゃうんですよ。総理が7人(で会食した件ですが)、あれは5人以上だから悪いっていうんのでないんですよ。いつも会わない人と会うという方がリスクが高い。家族8人でも、この方がリスクはないです。そこなんですよ。これをどうも簡単に言い過ぎたと。私は、2人でも東京から来た方とは長時間の接触はしない方いいと思うんですよ。別に差別じゃないですよ。確率的に東京の方が無症状者が多いですから。そこら辺が非常に曖昧だと思う。そんなことで、最近感染ルートがわからないというのが多いですから、やっぱり相当気を付けて、県庁の中での年末年始、忘年会は、まず原則、相当注意を払いながら、そういう会場でない限りやめるように全職員には指示しています。
(記 者)
ありがとうございます。
そうすれば、GoToイートだとか、プレミアム飲食券とかは、引き続き注意を払っていれば使ってもいいということでしょうか。
(知 事)
今のところ、一般の飲食店は非常に注意してますんで、接待が伴うとこはほとんどやってませんので。ああいうところは、ほら、(プレミアム飲食券の)対象外ですから。
(記 者)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社)
ほかにありますか。
(記 者)
今回、帰省の自粛要請は一律にはしないということですが、これは県内の感染は一定抑え込めているというような認識ということでしょうか。
(知 事)
この間、若い方(の感染例)もあったんですが、帰省をあっちの方で(自粛)要請していますんで、こっちもそこまでいかないだろうと。ただ、相当注意(が必要)ということで、細かく考えてもらいたいと。そういうことで、うちの方で自粛まで要請しなくても、相当実家の方で注意払ってるようです。
(記 者)
わかりました。
もう一点、すいません、別件なんですが、先程の今年の漢字の件で、そのイージス・アショアが止まったということ、思いも込められたということなんですが、改めてイージス問題振り返ってみて、今年どうでしたか。
(知 事)
端的に言えば、前にも言ったとおり、本当に2年間振り回されたと。相当エネルギーを使ったと。あれも国防という大きな目標がありますんで、一概に駄目とは言わないけれども、最終的にああいう結果になって、これは、政府の最初の段階で、しっかり検証せずにやった結果ですんで、ああいうふうになって本県にとっては当然のことだろうと。
(記 者)
ありがとうございます。
(記 者)
政府の方が特措法改正で知事の権限を強化するっていうようなお話が出ているんですけれども、その点について知事はどう受け止められてますでしょうか。
(知 事)
この場合、東京とかああいうところと、お願いすれば従っていただけるような県民性の秋田と違いますが、地域によって別にすることはできませんので、ある程度の権限を持たせてもらうということは必要です。ただ、問題は、休業指示、要請というよりも休業について強制するとすると、その補償を国で相当しっかりやらないと。財源措置がセットでないと大変なことになるんです。論理的に考えれば、飲食店の売上げの税金って何パーセントです。全部を補償的に、土地を買うようなああいう補償はできないんですよ。ですから、協力金となれば店によって大小がある。そこでどう区分するか、技術的にものすごい手間がかかる。これを一律となると、一日に10万円の売り上げのとこと1,000万のとこで同じって言ったら、これは非常に酷ですよ。そういうところを相当細かく検討しながらやらないと混乱が起きるんですよ。どうもこの種のことは、現場の実態をちゃんと踏まえてやっていただかないと、後で混乱が起きるということで、趣旨は知事会でも言ってますんで、是非国の方でやる際には、そういう補償、あるいは協力金、これも段階的にやるとか、あとは税務当局はわかりますから、あそことリンクということも必要だと思いますね。
(記 者)
先程知事の方から、菅総理へのちょっと言及もありましたが、今年一年を振り返ると、秋田県の出身者で初めての内閣総理大臣誕生というのも一つの話題であったと思います。当初に比べると支持率の低下っていうものも見られますが、菅政権の現状について、知事どういうふうに見られていますか。
(知 事)
このコロナの問題、あるいは安倍(前)総理の色々な問題、ああいうものを背負って大変だろうと思います。そういうことですが、あまり私がここでああだこうだ言うと、また問題になりますから。やっぱりもう少し、ご自分の発言。批判はあってもいいんですよ。自分の考えというのは(他人とは)違いますから。たとえ批判があっても言うべきことは言うと。だから、自分の言葉で言うべきことを言うということがあれば、信頼感はもっともっと増すと思います。
(記 者)
例えば記者会見とかですね、そういった場で、国民に直接語りかけるような機会、少し少ないんじゃないかっていう指摘もあるかと思うんですが、その点あたりをもうちょっとされた方がいいという。
(知 事)
私ほど言わなくてもいいけども、もう少し国民に向かって、別に専門的なことでなくていいんですよ。例えばコロナに十分に注意してください、誰でも感染する確率があるから十分に注意しましょうと。これを面と向かって言えばいいんですよ。
(記 者)
あと、これまでも言及もあるかもしれませんが、菅政権が打ち出している政策等で評価している部分とか、もしくは注文つけたい部分とかっていうのはありますか。
(知 事)
あのデジタル化とか判子、あるいはCO2は、日本のこの後の産業の全てを変えるような構想ですんで、あのCO2の関係は、是非力強く、あれは歴代の総理が言えなかったことで、あの点については非常にいい選択だと思います。
(記 者)
わかりました。
ちょっと話題変わるんですが、もう一点だけお願いします。先程の止まるってところでもですね、人のその動きが止まったりっていう言及あったと思うんですが、東京の転出超過が、5カ月連続で転出超過になっていると。秋田県からのその転出者というのも減っているという状況あると思うんですが、コロナ禍のこの人の移動の変化について、知事どういうふうに見られていますか。
(知 事)
過度の人口密集地は、このコロナの問題でそう簡単にいかない。というのは、人口が密集しすぎるとコントロールが効かないんですよ。そこだと思う。だから、ある程度地方からの転出を止めて、逆に言えば首都圏に対する転入を止めると。これがこれからの全ての災害に対しても様々な現象に対しても、一番(の対策)。食料だってそうです。地方が食料を作るんだから、そういう点で、地方の人口が減りすぎて食料が作れなくなると、これも危機ですよ。これをしっかりやってほしいんです。
(記 者)
すいません、今の点で、この流れをじゃあその引き続きですね広げていくためには、どういう国の政策とか地方自治体の取り組み必要だと思いますか。
(知 事)
単に地方創生のテクニカルなことだけじゃなくて、地方創生の一本筋の通った法体系を作って、しっかり地方をどう活性化するかという相当大きい問題として捉えて、何となく何年かの計画を作って、あの小さい計画で動かすったって、なかなかできないですよ。田中角栄さんまでいかなくても、彼は相当そういう点で地方分散をやったんですよ。総理もそういうリーダーシップを発揮すると、素晴らしい総理になるんだよ。是非やってほしいです。
(記 者)
わかりました。ありがとうございます。
(記 者)
すいません、何度も。知事の先程冒頭の方でも家庭内でのというお話あったと思うんですけれども、ちょっと最近、県内では家庭の中で感染が広まるというケースがありました。改めてですけど、知事としてどういうところに、首都圏への往来を避ける、避けたとしても、不幸にして家庭の中で広まるケースもあると思うので、その点について知事、あと一点、ついでに知事はこの年末年始、ご家庭でどう過ごす予定か教えていただければ。
(知 事)
例えば、外で働く人は(新型コロナウイルスを)持ち込むんです。これを持ち込まないために、主に一家のお父さん、お母さんは、外で人と会う時に、十分に注意が必要なんです。ですから、さっき言ったように、郡部では、ついついお酒飲みも長いんだな。あるいは、家庭でも、さっき言ったがっこ茶っこって、つつくんだな。習慣で、みんなで持ち寄るんだな、あの漬物。あれをみんなで食い合うんだな。ああいうものも、農村部に行くと非常にリスクがあるんですよ。だから、外の人と会うのと、やっぱり飲食、酒飲みっていうより、日常の付き合い、この点で十分にマスク、あるいは食事のつつき合い、家に帰るときに消毒、これをしっかりやってほしいんです。郡部は滅多に出ないから、若干秋田市と違って、郡部の食堂に行くと、ややそこら辺の注意が不足のところがありますから。秋田市並に注意することで、相当そういう家庭内感染、持ち込まないということはできるんじゃないかな。
私は、孫ができてね、外に出歩いて飲むと孫に会ってもらえませんので、ずっと3日まで家に居ます。
(記 者)
先ほどの家族の家庭内の感染に関連した質問なんですが、今週、家庭内での感染ということで、一家の方が感染されたということで、その方の住んでいる自治体の方でホームページで発表したことによって非難するような動きだったり、あと、特定する動きが発生しております。これに関して、その対応がどういうふうにお考えになっているのかということと、あと現在、差別の条例、来年動いてくるかと思いますが、それに関する知事のお考えと、あと、県民に対してそういった非難とか中傷に関するそのメッセージ等ありましたらお願いします。
(知 事)
まず、今お願いしましたけど、いずれ新聞、また、テレビ(の広報は)、ずっとやりますから。あと、現地の町長が、自分のとこで学校が休校になりますんで、むしろ正確にやった方がいいということで、町長の判断であれをやったんです。ああいう狭い地域社会ですのでわかりますが、先程言ったとおり誰もが感染の可能性がありますから、自分もいつなるかわからないです。これを言いたいんです。ああいう農村部では、特にそうなりますから、是非市町村と一緒になって、我々も誹謗中傷を行わないようにと、繰り返し情報発信をしていきます。
(幹事社)
すいません、あと1問とさせていただきたいと思いますが、ありますでしょうか。よろしいですか。
(記 者)
さっきの会議の感じだと、帰省できるだけ避けてっていう話で、結構夏ぐらいまで、何ですか、警戒レベル上げたのかと思ったんですけど、今のお話聞くと、自粛要請はしないということだったと思うんですけど、このあたり何か、どう受け止めればいいのかっていうのは知事、どれぐらいの強さで呼びかけたいということなのか、ちょっと改めて教えていただると助かります。
(知 事)
やはり難しいんです。もう休みで来ている方がいるんですよ。もう今来ている方がいますんで、一律に今やると、先に来た方が誹謗中傷の対象になるんですよ。だから、東京都、大阪(府)では、学生さんに帰省するなと。そういう自粛要請があっちで出てます。うちの方は、あちらの方で呼びかけていただいてますんで、家族からわざわざ(言ってもらう必要はない)と。ただ、家族の方も東京の方の状態を見て、聞くところによると、東京がああいう状態ですので、まず帰るのやめろと。うちの方で自粛要請なしでも、相当そういう動きが出ていますんで、あとは家族の方の判断にお任せしたいと思います。
(記 者)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社)
よろしいですかね。これで会見終わりたいと思います。
今年もありがとうございました。