●知事発表
   なし

●幹事社質問
 (1)新型コロナの「第3波」への対応について

●その他質問
 (1)秋田米新品種「秋系821」について
 (2)次期知事選について
 (3)イージス・アショアに係る防衛省の来県の時期について
 (4)県内における梅毒の感染状況について
 (5)新サッカースタジアム建設について


(幹事社)
 11月幹事社の河北新報です。よろしくお願いいたします。
 まず冒頭、知事から発表事項があるとのことでしたので、よろしくお願いします。

(知 事)
 その前に、例の秋系821の東京での命名の発表会のことについて、マスコミの皆さんの取り扱いについて齟齬がありまして、大変皆さんにご迷惑をおかけいたしました。その後、ああいう状況について私自身に状況の詳細が入っていなかったもんですから、一部の皆さんからご指摘があって、すぐ委託先と。そもそもあのイベントは、秋系821の新しい名前を発表し、これをマスコミを通じて全国へ発信するという本来の目的があります。マスコミというのはテレビと新聞が主体でございますんで、そのうちの新聞等について、これができないということは、もともとの目的に反するということで、強く委託先にその旨を申し入れて、しっかり対応できるようにと指示しまして、その結果、確かに全国から様々な不特定多数のマスコミが全部押し寄せるとなりますと、会場の関係、そして新型コロナウイルスの状況でございますんで、それは無理として、少なくても県政記者会の皆さんには、これを当然取材ができるようにということになったわけでございます。中間でしっかり私がチェックをして指示していれば、こういうことにならなかったと思いますんで、皆さんに大変ご迷惑をおかけしたことについておわびを申し上げたいと存じます。
 次に、これが本来です。
 新型コロナウイルスに関連し、県民の皆さんに幾つか注意事項についてお話を申し上げたいと存じます。
この感染症、北海道のほかに各地で感染の拡大が大変多くなってございます。特にこれからは空気が乾燥し、飛沫が空気中に長く漂うと。また、非常に寒いところでは、屋内にいる時間が長くなる一方で、換気が寒いということで回数が減る。また、水道の水が冷たいということで手洗いがおろそかになるなど、感染のリスクの高まりが懸念されます。
 そういうことで、県民の皆さんには、感染対策が大変長期化して疲れもあると思いますが、例えば加湿器等を使って、より部屋の中の湿度を高めに設定する、あるいは、室内においても、できるだけマスクを着用するなど、様々な面で注意を一層払っていただきたいと思います。
 また、先の国の分科会において、(感染リスクが高まる)五つの場面ということがあったようでございますが、まず、飲食を伴う懇親会については、なるべく大声を出さずに、また、十分に体調に注意しながら、少しでもおかしい方がいたら出席をしない、あるいはそういう方がいたら、すぐ診察を受けさせると。また、特にカラオケボックスなどのしっかりした対策がとられている場所はいいですが、一般のスナック等で色々なお客さんがいるところでカラオケをやる。これも非常に危険です。また、暖房機のブローの前に立ってあまり大きい声でものを話さない。というのは、風上で話すと、ずっと流れますんで。そういう大きい声で話す時にも、場所をなるべく風上の方で空気の流れがあるような場所のそばでは、なるべく話さないようにするとか、また、大人数での長時間の飲食、あと、マスク無しでの会話、あと、あるいは寮などの狭い空間での共同生活の場合において、密を避けるように十分に換気等をしっかりやると。
 また、仕事から休憩室、喫煙所、更衣室など、場所の切り替わりの際に非常に油断が出ます。マスクを外したり、また、着替えなどをしますんで、そういう時に気が緩んでしまう時がありますんで、十分に注意をしていただきたいと思います。
 また、11月までとしておりますイベントの開催制限が、国の通知を受け、2月末まで現在の取り扱いを継続いたします。
 感染防止と経済活動の両立を可能な限り行っていく必要がございますんで、これから特に県民の皆さんには、乾燥期における感染対策について徹底するように、ひとつお願いしたいと思います。
 また、年末に忘年会シーズンで飲食の機会が増えます。できるだけ通常の年と違って、あまり動き回らず、また、酒の量も、私はたくさん飲みたい方ですが、静かに飲んでね、あまりワイワイやらずに、プレミアム飲食券も出しておりますんで、これを利用しながらも少し静かにお酒を楽しんでもらうような、そういう雰囲気での忘年会を行っていただきたいと思います。
 以上でございます。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 そうしましたら、幹事社から1点質問させていただきます。
 全国的に新型コロナの感染者増えておりまして、第3波ということもいわれておりますが、例えば年末年始にかけて帰省をちょっとやめるようにお願いするなど、何か対応で考えている部分あればお願いいたします。

(知 事)
 一方でGoToもやってますんで、年末年始に、前のように完全に感染の拡大地からの往来を自粛(要請)というのは、ちょっとできないと思います。当時は東京方面等が中心であったんですが、最近は青森、岩手等の隣県もそういう状態ですんで、まずは十分に注意しながら移動を行ってほしいと。
 また、感染の拡大地、あるいはそういう場所から来た方については、十分に体調を見極めながら行動をしてほしいと。あとは熱を毎日測る、あるいはうがい、あるいはマスクの装着ということで、いずれ具体的にどういうことをすればいいかについて、しかるべき時期に、県民の皆さんに対して様々な注意喚起をいたします。いずれ自粛要請までは、今の段階ではとてもできないかなと。ただ、、緊急事態宣言が出てくればまた別です。。昨日の段階で、岩手の方が多くなったと。県内のあれ(感染者数)はそう大量には出てませんが、医療の関係、自治体等で、ベッド数がいくら増えても、ベッドは増やすことできるんですよ。ただ、医療スタッフがいませんから。うちの方もベッド数は二百数十確保しても、これ満杯になったらお医者さんの手が回りませんから。そういうこともあって、状況を見ながら判断したいと思います。
 今の第3波は、第1波、第2波の時はだんだん暖かくなる時期でしたが、だんだん寒くなって、換気がしにくくなる。また、空気の乾燥度が上がってきます。そうしますと、もし今、第3波だとすると、この後、これが収束するには来年の春、雪解けにならないと。論理的に考えますと、それはありませんで、このままいきますと大変厳しい状況ではあるのかなということで、他県の状況等をしっかり踏まえながら、県内においても県民の皆さんにしっかり注意喚起を繰り返してまいりたいと思います。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 関連で何か質問ある方いらっしゃいますでしょうか。

(記 者)
 コロナについてなんですけれども、インフルエンザとの同時流行に備えて、いわゆる発熱患者の診察ですとか検査に当たる医療機関、県内で184になるとの見込みですけれども、この数について知事の受け止めをお伺いできますか。

(知 事)
 地域の差があります。12日の段階で184と。その後も医師会等と連携しながら調整しています。この二、三日でもう少し増えると思っています。郡部に行きますと設備、あるいはスタッフの問題もありますが、ただお医者さん1人でできるもんではありませんので、そこら辺はありますが、もう少し増やすように今努力しています。

(記 者)
 わかりました。
 すいません、あと、冒頭のその秋系のイベントのことなんですけれども、知事ご自身はそのイベント会場での取材がテレビ局に限られるというのを知ったのは、いつだったんでしょうか。

(知 事)
 夕方の段階では、いや、これはおかしいんでないかと。その後に、あるマスコミの方から言われました。その時は、私に入った情報はテレビ局に限ると。その後に、カメラ(写真)を撮らなければ新聞関係もいいということで、その後に、マスコミの方から聞いたわけで、すぐ原課の方に、おかしいじゃないかと。前は、コロナでで駄目だと。カメラを入れると、カメラとコロナは関係ありませんので、人が入ったらカメラは関係ないだろうということで、論理がおかしいということで、原点に戻って、さっき言ったとおり、目的がそうなってますから。そういう契約ですんで。テレビに限ると、瞬間的訴求力はテレビ、継続的訴求力はペーパーですんで、逆に(イベントを)やった意味がないんじゃないかということで、強く委託先と当たるように指示したと。その結果、その夜に記者クラブに限ってオーケーと。記者クラブ以外の何百社も来られると困りますんで、そこはある程度制限したと。夜の段階で、すぐマスコミさんの方に、休みですんで、支度もあるでしょうから、連絡するようにということで指示しました。

(記 者)
 詳細なその委託先の代理店であったりとかのやり取りは、なかなか知事もご存知ないかもしれないんですけれども、そもそもの意図として、やっぱりその例えば新聞だったりだとか紙媒体を排除するとか、そういう意図とかっていうのはなかったんですかね。

(知 事)
 今日も朝の会議で幹部に、色々な契約事項がありますが、この件に関わらず、目的をしっかり捉えて契約してますんで、場合によっては、包括目的条項がしっかりあるかどうか、契約の仕方についても今回を教訓に見直して、こういうことがないようにと注意しました。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 そのほか、コロナ関連以外でも質問ある方、お願いいたします。

(記 者)
 コロナの関係に戻るんですが、現時点では県民への移動の自粛の要請とか、そういったものを呼びかける考えはないということでしたけれども、先程の知事のお話を聞くと、医療体制がひっ迫するかどうかっていうのが一つのその目安として重要になる、そういうお考えでしょうか。

(知 事)
 当然、医療体制も。今のところそう多くないんですが、本県も何百件となれば、これは対応が非常に難しくなりますんで、状況を見ながら、そういう県単独の措置もあり得るということです。

(記 者)
 あと、それに絡んで警戒レベルっていうものを設定されて、1週間当たりの患者数が一つの引き上げの目安に達しても引き上げにはいかないという状況続いているかと思うんですが、この警戒レベルの引き上げについて今後のその目安とかですね、考え方。

(知 事)
 県の段階では、今のところ、まず感染ルート全部わかってますんで、県内におきます二次、三次感染というのは限られていますんで、今のところは警戒レベルは今の状況で維持です。

(記 者)
 重ねて申し訳ないです。もし引き上げるとすれば、どういったあたりがポイントになってきますか。

(知 事)
 病床利用率がやっぱり30%ぐらいなると、かなり難しいですから、今、国でも25(%)か、一応の目安が。25(%)を超えて30(%)ぐらいになりますと、その後、非常に困りますんで、そこら辺が目安ですね。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。

(記 者)
 12月議会が間もなく始まりますが、知事、12月議会で来期知事選の進退を表明するとしていますが、いつの段階で、議会のいつの段階で発表されるご予定でしょうか。

(知 事)
 前例も含めて、どの段階か、一般質問か、あるいは冒頭か、あるいは別に途中で発言を、本会議で求めてやるか、今、検討しています。いつどういうふうにということは、いずれ12月議会の最終日までの段階でははっきりします。

(記 者)
 もう一点なんですが、イージス・アショアの関連で、防衛省の方からいずれ説明にうかがうという話を以前されていたと思いますが、今のところその進捗は。

(知 事)
 市の方と県の方で、防衛省の方に、できれば年末まで、年末を過ぎても年度を越すようなことは、ちょっと。ですから、なるべく早くやってくれということで、市の方と今、県の方で申し入れをするように今調整中です。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 佐竹知事、昨日で73歳になられました。おめでとうございます。
 来年春の知事選に向けてなんですが、何かこう73歳迎えられて、心境の変化はありましたでしょうか。

(知 事)
 いや、今、中期高齢者で73歳で、2年で75(歳)ですから。ただ、バイデンさんとか、最近ああいう方を見るとすごいなと。正直言って、久し振りに土曜日、天気がいいもんですから、プライベートでゴルフをしました。スコアは別にして、十分ある程度しっかり回れました。三日ぐらいは連続して回れますし、今のところ別に、頭の方は、よく勉強しますんで。今回覚えたこと、ソーシャルディスタンス。前からおかしいと言っていたが、やっぱりおかしい。あれはやっぱり間違えだと。フィジカルディスタンシングがWHOの統一用語です。  ディスタンスとディスタンシングは違うんだな。何もやっていないと、3メートルぐらい。これをやると、もう少し近くてもいい。あるいはシールドやると、こうでもいい。だから、実際の距離というか、感染の確率の距離ですから、私はずっとおかしいと思った。あっちこっち調べたら、WHOでソーシャルディスタンスからフィジカルディスタンシングということになってて。疑問点があればすぐ調べますんで、そういう意味からすると、自分で言うのも何だけど、よく研究する方ですから、頭の方がおかしくならない限り何とかなるのかな。そんなことです。

(記 者)
 すいません、これに関連してもう一つお願いします。
 これまで佐竹知事、健康状態ですとか、年齢がその出馬へのネックということでオフィシャルの場で発言されてましたけども、そこはもうクリアしているという捉え方でよろしいでしょうか。

(知 事)
 ドックに行って、当然歳ですから、いくつか加齢によってありますが、今のところ、実は再検査が二つあるんですよ。この検査が合格しますと、お医者さんは大丈夫ということで、今、あまり影響がないところの再検査、前立腺とかの検査日を調整しています。

(記 者)
 冒頭の秋系821に絡んだ質問を2点お伺いしたいんですけれども、かねてより県からは秋系821のターゲットについて、主な主眼は、まず首都圏の富裕層になるということを伺ってきたんですけれども、じゃあ果たして県内にはほとんど出回らないのかだとか、そこら辺の知事の認識をまず一つ伺いたいと思います。

(知 事)
 主なターゲットですけど、当然、デパートとか県内でも一定の量は。ただ、稼ぐ米ですから、秋田の米産県のイメージですから、中央がターゲットですが、当然県民がこれを手に入れることができないということはおかしいですから、いずれ販売網の中で一定の量は県内にも出回ると思います。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 もう一点なんですけれども、秋系821の名称の選考過程についてお伺いしたいんですけれども、25万件以上という非常に多い応募が寄せられましたけれども、これからどのように今の6件に絞られたかだとか、その点ちょっと不透明だなと思う方もいらっしゃるかなと思っているんですけれども、そのほかの名称がどういう応募が寄せられたかとか、県は公開する意向はあるかだとか、あとはどういうふうに25万件から6案に絞られたかだとか、説明する必要があるのではないかと考える人もいるかと思うんですけれども。

(知 事)
 簡単にいえば、まず相当数が登録を取られてました。登録を取られているのはもう駄目ですから。あと、実は最終的な6銘柄も、発表前に登録を取ってるんですよ。要するに名前を公表して、(登録を)取られますと駄目ですから。、このもし数字が必要であれば原課の方にお聞きになられたらと思います。
 登録を取られてて、それ以外からダブりもありますんで、それを一件一件審査員がチェックしながら、最終的に審査員の意向であの六つに絞ったと。そのほかの名称について、これも出ますとね、また取られるとなりますんで。まずあの六つを公表する、すぐ直前に登録を取って、どれに決まってもいいようにやったということです。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。

(記 者)
 県内の方で今、梅毒の感染者がすごく増えているということで、去年が過去最多の数字で28人で、今現在でもう70人に上っているということで、この梅毒の感染状況に対する知事の受け止めと、今後、予防や感染拡大防止のために県として何らかの対策を考えていらっしゃるかどうか教えてください。

(知 事)
 医師会の方とも連携を取ってますが、どういうことかなって。今までないから、コロナの状況で増えるというのは、どういうことかということで。ただ、プライバシーの問題があって、なかなか個別調査、あるいは追跡調査ができませんので、いずれ十分に気をつけてということで。ただ、一般の夫婦同士で増えるということは、あまりないんだな。ですから、ある特定の人が広めているか、どうもそこら辺がよくわからないです。私自身、全体概要はわかりますが、そこら辺はわかりませんので、原課の方に質問してほしいと思います。いずれちょっと特異なことですので、これから、特にコロナのこの時に、超濃厚接触がフリーで行われているということは、ちょっと奇異に感じますんで、今後注意していかなきゃならないと思います。

(記 者)
 今のところ、県としては注意喚起以上のことは、なかなか難しいという。

(知 事)
 なかなかね。これは、自由ですから。また、違法なことがあるのかどうか、違法行為があれば当然県警でもそういうことは内々にやってますんで、まだそこまでもいってませんので、なかなか難しいです。

(記 者)
 すいません、あともう一点お願いしたいんですけれども、ブラウブリッツが早ければ明後日にもJ2昇格とJ3優勝が決まるということで、このチームの好調さに対する、チームの状況に対する知事の受け止めと、スタジアムに関する現在の方針を教えてください。

(知 事)
 チームが非常に頑張って、今までないような成績ですんで、まず大変頑張っていることはすごくいいことです。ああいう強いチームがあれば、県民の応援も増えますんで。ただ、スタジアムについては、今、市と検討中です。色々な手法があって、また、民活の問題も研究中で、ある程度場所の問題、あるいは都市計画上の問題がしっかり方向性が出ませんと、その先に行きませんので。この地域には無理ですから、そういうことで市長とも何回も話してますんで、今すぐはできませんが、いずれ将来的に民活も入れて実現の方向を探っていくという動きは今でもやってます。

(記 者)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 お時間ありますので、ラスト1問でお願いします。

(記 者)
 先程からも質問出ている関係で、知事、ゴルフもなされるほど健康回復、回復というか健康問題ないというふうに解釈したんですけど、つまり知事選に向けてご決意の方は固まったというふうに判断してよろしいんでしょうか。

(知 事)
 健康だけの問題でないですから。色々な情報がありますんで、私も三期もやってますんで、ご批判もありますんで、そういうご批判なり、また、知事をやることに意義があるんじゃないんです。知事をやるということが目的でないんです。何をやるか。例えば知事を挑戦するとすると、何を県民に訴えるか、これがしっかりしないことには意味がないですから。知事に当選することが目的でないんですよ。ですから、様々な世論を踏まえて、今の世界情勢、県内情勢、日本の情勢を踏まえて、秋田を良くするためには何がいいのかをしっかり自分で理念、あるいは信念を持って訴えることができないと、選挙はできませんので。そこら辺について今、コロナの問題で非常に世の中は変わってますんで、今までの発想ではできませんので、そういう点について自問自答しながら、自分なりに考えて、自信があればやっぱり前に進むかもしれませんが、自信がないとできませんので、まだそういう段階です。

(幹事社)
 そうしましたら、これで終わらさせていただきます。ありがとうございました。

 

このページに関するお問い合わせ

総務部 広報広聴課
TEL:018-860-1076
FAX:018-860-1072
E-mail:joukai@pref.akita.lg.jp