令和2年9月7日知事記者会見

2020年09月10日 | コンテンツ番号 52372

●知事発表
 (1)東北・新潟域内の観光流動活性化のための「東北・新潟共同メッセージ」について

●幹事社質問
 (1)9月議会に向けて

●その他質問
 (1)菅内閣官房長官の自由民主党総裁選への出馬について
 (2)次期知事選への出馬について
 (3)衆議院の解散の時期について
 (4)新型コロナウイルス感染症に対する状況認識について


(幹事社)
 幹事社の時事通信社です。
 まず、知事から発表事項があるということなので、よろしくお願いいたします。

(知 事)
 私から一点、報告事項がございます。
 東北と新潟域内の観光流動化のための東北・新潟共同メッセージでございます。
 このたび、東北観光推進機構が実施してございます「東北・新潟応援!絆キャンペーン」に併せ、域内の知事及び政令指定都市の市長が共同でメッセージを発することにいたしました。
 東北・新潟は、豊かな自然や温泉など魅力にあふれている地域でございまして、特にこれから、秋の観光シーズンを迎え、果物など秋の味覚やお酒が美味しい時季になります。本県では、いよいよきりたんぽの本格的な季節です。
 新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、首都圏など感染が拡大している地域への観光は難しい状況にございますが、是非、国のGoToトラベル事業など、これは別に県内、あるいは域内周辺で使えますので、比較的感染の少ない身近な東北・新潟地域をお互いに旅行して、魅力を再発見していただきたいということで、この事業を進めております。
 これまでも本県において、感染の拡大地域、特に首都圏、大阪圏等々において、そういうところとの観光交流は、なるべく避けていただきたいということを県民にお願いしてございましたが、東北・新潟地域においては、一定の感染者が出ておりますが、比較的安定してございますので、色々な面で十分注意しながら旅行することについては、別に構わないという、そういうことでございます。
 特に県内においても、県の宿泊クーポン券などによって一定の観光の流動は見られますが、やはりこれにGoToキャンペーンをうまく活用することによって、県内流動のみならず周辺地域との往来も見込めますんで、特に県内の方が県内に行っても、なかなか地元のお土産を買うことがございませんで、やはりお土産関連などについては非常に苦労してございますので、新潟含め東北六県での観光流動によって、これまでも本県においては東北のお客さんが大変多い状況ですので、土産物などについても効果があるということで、これを是非お勧めしたいと思います。
 なお、これに当たって新しい生活様式や新しい旅のエチケットをしっかり実践するとともに、宿泊事業者、あるいは交通事業者においては、感染防止対策にしっかり取り組んでいただきまして、旅行者が安心できる旅行を提供していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 こういうことで、新潟を含む東北六県の知事、そして政令指定都市でございます仙台市の市長さんが合意したということで、共同でこれを行うということで、今までは県内流動が中心でしたが、域内までこの観光流動を広めようという一つの手段でございますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

(幹事社)
 今回その共同メッセージで、その域内への観光流動化するということですが、県で県外からのお客さんを呼び込むために、県民に対しては観光の宿泊プレミアムクーポン券提供していますが、県外のお客さんに関して何かそういったキャンペーンを展開したりですとか、そういった予定ありますか。

(知 事)
 既に東北地域において、お互いに観光振興のためにPR活動、あるいはお互いに連携を取ってやろうという事業も行ってございます。来年の4月から東北六県のいわゆるデスティネーションキャンペーンも始まりますので、その前段として、特に旅行業者に対しては、この域内観光に重点化を置いた商品開発、あるいは商品の提供、あるいはPRをやるために既に予算化して実行し、そういう事業が一定の形になってきました。東北六県とも同じようなことを行ってますんで、お互いに宣伝し合って域内の流動化を進めるということに結び付いたということです。

(幹事社)
 わかりました。ありがとうございます。
 この件に関して各社さん何かご質問ありますでしょうか。

(記 者)
 すいません、直接的にあれなんですけど、関連して質問します。
 域内の旅行でいうと、最近こういう状況なので、修学旅行、首都圏とか大都市圏に行ってた修学旅行を域内で、東北だったら東北、北陸だったら北陸というような流れが今ありますけど、今、秋田県としては隣県を呼び込もうとか、そういった今、動きというのはいかがなものなんでしょうか。

(知 事)
 それについても、修学旅行等を扱う観光事業者に対し、そういうことも言ってございまして、既に東京方面の修学旅行を域内に変える、あるいは県内に変えるという動きが各県とも出てます。具体的に、今のところ何件、何校というのは、まだしっかりわかりませんけども、そういう流れが少しずつ出てますんで、はい。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 一点、念のための確認ですが、域内での観光については促進していくということですが、感染流行地域については引き続き自粛を求めていくということで、その点はお変わりないでしょうか。

(知 事)
 はい、前から言っているとおりです。今日のマスコミにも出てますが、東北の方の感染というのは、その原因が感染拡大地域との往来によるものが多いようですから、まずは東北六県、新潟とも、首都圏等との旅行等については、相当注意、あるいは避けてもらう方向で、その代わりに域内について色々なサービスをお互いにしますんで、しっかりやってもらいたいということです。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 今回の共同キャンペーンを出すに至った経緯を教えていただけますか。どなたの発案かというものもあれば、併せて教えてください。

(知 事)
 発案は山形県の知事さんで、これは、東北六県の知事会において前から少しずつ緩和して、域内観光をどうしようかという話は出てございました。そういうことで、まずは地元の宿泊というのはありますけども、やっぱり土産物が非常に売れないと。本県もそうですが、特に山形が、これから果物シーズンということで本当に困っているようで。私どもの方も果物もこれから出ますし、また、一般の土産物も県内の方は県内では買いませんので、そういうことで土産物業者からも既に要望が出てます。知事会で東北六県と新潟が一緒になってますんで、その中で話し合いをして、最終的に合意したということで、これをやるということです。

(記 者)
 ありがとうございます。


(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。
 では、次の質問に移らさせていただきます。
 9月議会に向けてですが、今回、秋口、新型コロナ、インフルエンザが流行する時期の前の補正予算とはなりますが、今回その補正予算を作るに当たって、目玉となるものや知事の狙い、お伺いできますでしょうか。

(知 事)
 今回の9月補正247億円余ですが、そのうち234億円が新型コロナウイルス感染症への対応です。
まず、これから寒くなりますので、さらに感染の拡大が見込まれる状況ですので、医療・検査体制についてしっかりやろうということで様々な措置をしてございます。直接的には、検査体制の整備等のほかに、例えば今回、福祉施設、ああいうところで(感染者が)出た場合に、応援態勢の制度を作ったと。また、中小企業の経営安定ということで、緊急対策が非常に売れてますんで、1千億から2千億に倍増したと。
 また、冬場の宿泊ということで、プレミアム宿泊券を15万枚追加発行と。そのほかに、農業関係、あるいは様々な中小企業に対する支援等について、今のところ想定できる、あるいは考えられることについて、相当幅広く業界の意見を聞きながら予算化したところでございます。
 また、来年度に向けて、県立高校の1・2年の教室への冷房設備の設置についてもこれから実施します。さらに、感染症に対する学校、あるいは集会施設(の対応)でまだ少し不備がありますので、これ今調査中ですが、この調査が終われば、この後もまた追加で少しやることがあるような気がします。
 そういうことで、今回は大半が国の交付金対象ですので、県単分については、そう多くの負担はございませんので、財政的にこれで圧迫するということは、まずないということです。


(幹事社)
 ありがとうございます。
 この件に関して、各社さん質問ありますでしょうか。
 なければ、その他の件に関してご質問ありますでしょうか。

(記 者)
 自民党総裁選の関連なんですが、候補者の方が3人いらっしゃいますが、知事として、どの方に総理になってほしいと思われているかという部分と、あと、評価する政策面などありましたらお伺いしたいんですが、お願いします。

(知 事)
 自民党の総裁選、私、自民党員でないですから、言うのはいいか悪いかわかりませんが、一般県民としても、やっぱり理屈抜きにして、菅官房長官が、選挙区は違いますが県出身ということで。また、もう何十回もお会いして、様々な県の要望・提言、こういうものをお話してございますので、やっぱり一般的に、必然的に菅さん、これは同郷のよしみということで。
 また、菅さんの同級生の方とも、私、親友ですんで、1つしか年違いませんので、菅さんの誕生、自民党総裁というよりも、総理誕生を願っています。

(記 者)
 わかりました。
 すいません、もう一点、知事として菅首相となった場合に、どういう施策を期待したいかという部分をお伺いしたいんですが。

(知 事)
 前にも言ってるとおり、過疎地の農村部、豪雪地帯といった地方の大変なところについて、高校までしかいないといっても体感していますんで、そういう意味で様々な地方創生、本当に地方の立場に立った地方創生、こういうものをしっかりやっていただくことができるんじゃないかと。
 また、大変人情家ですので、人情家は政治にいいか悪いか別にして、これまでも様々な縁でゆっくり話を聞いていただけたということもございますので、身近な様々な地方の困り事を、知事会の中で私が代表して申し上げることができるんじゃないかということもあります。

(記 者)
 もう一点なんですが、先程、同郷のよしみということで菅氏、一般県民としても菅氏だろうということなんですが、政策面ですと、何か評価する部分はありますでしょうか。

(知 事)
 外交等は未知数ですが、官房長官を長くやったと。あと総務大臣をやったと。地方のそういう声は、相当届いてます。
 また、私どもの観光交流等で大きなパイプのある台湾、タイ等とも、官房長官はつながりも色々な面であるんです。そういうことで、そういう地方行政については詳しい方ですので、地方の意見をしっかり反映するような、そういう政策を大いに期待しています。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 関連して総裁選についてお伺いしたいんですけども、地方創生に関しては、菅官房長官、実績はあると思うんですが、候補者3名の方もそれぞれ地方創生を重点課題として掲げていると思います。今後、告示されて、ある総裁選の政策論争という意味では、秋田県のトップとしてどういうふうな政策論争になるということを期待しておりますか。

(知 事)
 内政については、人口減少、あるいは地方の活力、あるいは東京一極集中の是正、あと、外交については、中国の状況があのような状況で、あと韓国、そういうことで非常に緊迫してますんで、アメリカとの同盟関係、あるいはヨーロッパ、そして近隣の中国、韓国等との関係をどうもっていくかという、大変難しいものがございます。
 あとは、これをお一人で全部できるという能力は誰も持ってませんので、官房長官については、多分うまく司々でその専門の詳しい方を大臣等に据えながら、うまくその人事の妙を生かして、総合力を発揮できる方ではないかと思います。

(記 者)
 総裁選で秋田からは菅総理の誕生を期待する声というのはかなり聞かれてて、県連の方でも県連票3票、菅さんにという方向性ではあるかと思うんですけども、逆に出身地だからという、ある種属性みたいなところが強調されてしまうことで、何か一国のリーダーを選ぶ時の弊害みたいなの、知事も仙北でかなり支持があるかとは思うんですけども、何かそこの辺りはいかがでしょうか。

(知 事)
 これは人情で、理屈ではないですよ。全て人情ですから、最後は。
ただ、理想論からいえば、それは違うと言うかもしれませんが、やはり地元出身ということで、どこの誰も、実業界でもみんなそうですよ。ですから、あまり出過ぎたことは別にして、常識的な範囲で地元の総理誕生というのは、一般的にそういうもんじゃないかな。
 ただ、外交等の点については、若干官房長官自らもお言葉が少ないですから、そこら辺はさっき言ったとおり、うまく人事の妙で、優秀な大臣、あるいはそういう体制を作ってもらえれば、十分コントロールできるんじゃないかと思います。


(記 者)
 たびたびすいません、私も関連なんですが、年齢も1つしか違わない秋田出身の菅官房長官が一国のリーダーを目指す決断をしたということで、これ、知事の四期目の判断をするのに何か影響を与えるものでしょうか。

(知 事)
 いや、私は、官房長官のような能力はございませんので。また、官房長官はお酒を飲まないしね。私はこれを飲んで、病気も経験していますんで、少し違うかなと。
 ただ、一級(一歳)下です。ですから、ちょうど育った環境が同じですんで、官房長官が頑張っているんだなという気持ちもないでもない。

(記 者)
 非常に何か捉え方が難しいご発言かなと思うんですが、一応前回と同じ、まだ熟慮しているっていう、そういうことでしょうか。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございました。


(記 者)
 菅官房長官が総理になられたという際に、県だけじゃなくて各市町村、それから経済関係も、非常に地元からの初めての総理ということで、祝意を持っておられると思うんですが、県として何かその祝意を表すようなことは知事としてお考えでしょうか。何か事務方には、一部、県としてそういうことをすると、必ず文句をいうところがあるということで、慎重になっている面もあるようにも耳にするんですが、何しろ初めてということなので、何かそういうお考えはありますでしょうか。

(知 事)
 自民党総裁というのは、これはプライベートです。ただ、総理大臣は最高の公職ですので、地元出身者がということで、常識的な、一般的にある程度節度を持ちながらも一定の県として祝意、あるいは期待、そういうものを持った一定の形のあることを、今、検討してございます。

(記 者)
 これは一般的な祝電とか、お花を贈るとか、そういうこと以外に、例えば県庁正面にお祝いの垂幕を出すとか、何かその目に見えるような形のものをお考えなんでしょうか。

(知 事)
 まだ詳しく全部決まっていませんが、通常その他の県でもやっているような、そういう県民ともに、代表の県の気持ちを表すということは、何らかの形で行いたいと思っています。

(記 者)
 ありがとうございました。


(記 者)
 自民党の鈴木総務会長が民放の番組の中で、解散総選挙について早い段階で、というような言及があったそうです。
 一方、菅官房長官の方は、コロナの収束が前提だというような認識を示していますが、コロナの対応に当たっている知事としては、この解散総選挙のタイミングについてはどういうふうにお考えでしょうか。

(知 事)
 まず、私自身も、県の県知事というよりも、常識的に、やっぱり今のタイミング。来年の予算、あるいは今後の総理としての政策をどうするかこれを自信を持ってやれるかやれないかどうかが民意なんです。私は、コロナの収束といっても、今、若干下がってます。また11月、12月になるとインフルエンザとの関係、あとはもう予算(査定)の後(になるし)、あとはオリンピック。ですから、私はやるんだったら早い方いいと思う。早くやって、その結果で民意がわかりますので、政策、来年度予算、そういうものをしっかりやると。
 それから、地方の選挙は関係なくやっていますので。また、(総理が決まれば)大臣は決まりますから、別に(その後に解散になっても)大臣と官僚はそのまま(仕事が)できますんで、別に今の状況でそんなにコロナ対策が疎かになるということは、解散してもないと思いますので、私は早期解散に賛成です。

(記 者)
 ありがとうございます。


(記 者)
 県内のコロナ感染の現状なんですが、ずっと危惧されていたお盆での帰省というところでは、お盆が終わって2週間以上経っておりまして、一定のその感染の被害というのはないというところが、現状見えるのかと思いますが、知事としてはお盆を越えてですね、この夏を越えての秋田の今の現状をどのように捉えてらっしゃいますでしょうか。

(知 事)
 例のクラスターが半分近くですんで、あれを除くと25、6名か。ですから、まずまず感染の状況は、そう多くはなかったと。また、現在、入院者が2名、あとは療養者が1名ですから、十分医療体系に余裕があります。また、軽症者がほとんどです。あと、高齢者の重症化がないということで、まずは今のところ一定の抑え込みはできていると思っています。

(幹事社)
 すいません、これで、間もなくお時間となりましたので、これで会見を終了させていただきます。すいません、どうもありがとうございました。