●知事臨時記者会見

 「新型コロナウイルス感染症患者の発生について」


(県広報広聴課長)
 それでは、ただいまから記者会見を開催したいと思います。
 はじめに秋田市長より概要のご説明をお願いいたします。

(秋田市長)
 新型コロナウイルスの感染症患者の発生について、私の方からご報告をいたします。
 本日、秋田市保健所の検査により、新型コロナウイルスに感染した患者が8名確認されました。市内では9から16例目、県内では19から26例目となります。
 本件について、現在、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っており、今回の事例は、いわゆるクラスターに該当するものと捉えております。
 詳しくは秋田市保健所所長から説明をさせます。

(秋田市保健所長)
 患者の所属等でございます。
 所属先は、JR東日本秋田支社バスケットボール部。
 所在地は秋田市中通七丁目1の1。
 部員数は14名です。
 患者の状況についてであります。
 年代、性別でありますけども、20歳代部員、男性5名、20歳代部員の配偶者、女性1名、30歳代部員、男性1名、30歳代部員の配偶者、女性1名、計8名であります。
 症状、経過等でありますけれども、7月31日から8月6日にかけまして発熱37度から39度8分の熱がありました。咳、咽頭痛、頭痛、味覚障害、嗅覚障害、倦怠感が見られます。
 8月6日でありますけども、あきた帰国者・接触者相談センターへ、同じ所属の複数名から相談があり、確認したところ、他の有症者も確認されたため、帰国者・接触者外来を受診しました。
 8月7日、秋田市保健所においてPCR検査を実施したところ、陽性が判明しました。
行動歴であります。
 感染症患者との明確な接触は把握できていません。
 発症2週間以内に海外渡航歴はありません。
 感染経路は、今のところ不明であります。
 濃厚接触者でありますけども、同居家族等濃厚接触者については調査中であります。
濃厚接触者については、今後、PCR検査を行う予定であります。
 以上であります。

(県広報広聴課長)
 それでは知事から発言をよろしくお願いします。

(知 事)
 ただいまの件について、昨日の夜に、こういう事例が発生したと。昨日の報告で、今日の午前中に結果が出るなと。相当数のバスケットボールの選手ですので、ある程度の人数の患者が出るんじゃないかということで、昨日そういう一報があって、この場合に市内の家族だけではなくて、いろんな面でこのバスケットボールの選手の行動がどういう行動があるのかということで、全県的に、県も秋田市以外についても接触事例があるんじゃないかということで、今、市の方と調整しながら、接触範囲を今調査中でございます。
 団体行動、あるいは個人の行動、人数が多いもんですから、JR東日本のバスケットボールの責任者とも連携を取りながら、今後、早急に接触範囲を掌握しながら、その中で濃厚接触者がおりますと、これは秋田市以外の場合もございますので、全県的に今そういう態勢を整えているところでございます。
 例えば入院も秋田市内の病院1カ所となりますと非常に負担がかかりますので、県の方で調整しながら、ある程度分散しながら患者を入院させるということも現在行っております。
 まだ詳しい経路等がわかりませんので、今後、市の方と連携しながら、また、JR東日本のバスケットボールの責任者等とも連携取りながら、早急に全体的な把握を行い、必要な対応をとらなければならないと思っております。
 以上です。

(県広報広聴課長)
 それでは質疑に移りたいと思いますが、質疑の時間は30分程度を予定しておりますので、ご協力をよろしくお願いします。

(秋田市長)
 その前に報告事項がございます。

(県広報広聴課長)
 お願いします。

(秋田市長)
 JR東日本秋田支社からは、午後の早い時間帯に、わかる範囲での説明をしたいと。県政記者クラブの方に投げ込みがあろうかと思いますけども、そういう知らせを先程支社長の方からご連絡をいただきましたので、ご報告をいたします。
 以上です。

(県広報広聴課長)
 それでは質疑を受けたいと思いますので、質問がある方は手を挙げてくださるようお願いします。

(記 者)
 このペッカーズは、2週間前後以内に県外への遠征はあったんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 現在のところ、県外への遠征があったということは把握しておりません。

(記 者)
 ないということで確認したということですか。

(秋田市保健所長)
 はい。ないということでございます。

(記 者)
 それから、ペッカーズのホームにしている駅前の東口の体育館ですが、あそこは閉鎖という形になってるんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 はい。現在のところ閉鎖という形になっております。

(記 者)
 それから、知事と市長に一言ずつ伺いたいのですが、県内初のクラスターということになりましたが、その点について、それぞれどうお考え、受け止めてらっしゃるでしょうか。

(知 事)
 やはりスポーツのクラブですんで、例えば練習もバスケットの場合、接触する率も高いということで、誰か1人がそうなれば、かなり感染が広がるという特徴がございます。また、バスケットボールという一つのクラブですので、集合して打ち合わせ、あるいは食事をするということも多分多いと思います。そういうことで、相当気をつけて行動をするということが必要であろうと思いますが、そこら辺についてJRのバスケットボールの方の責任者が、どの程度注意を払っていたかということについては、まだしっかりわかってございません。スポーツの関係は飲食店等とはまた別に集団行動、あるいは集団で宿泊、あるいは集団で様々なことを行いますので、今後も相当注意が必要ではないのかなということでございます。
 例えば、ブラウブリッツなんかは定期的に全員のPCR検査を任意でやってございますが、そういうことをやっていたのかどうかということも今わかってませんので、午後の方にJRの方の記者会見があるようですので、そこではっきりするんじゃないかと思います。
 我々としては、まず感染の範囲をいかに早く特定するかということが今最大の課題でございます。

(秋田市長)
 私からは、まずは市中感染という意味では、今までは例えば飲酒であったり、あるいは家族であったり、そういった感染の経路が常識的な考え方であったと思うんですけども、こうしてまたスポーツを通じて感染が広がったということは非常にショッキングでありますし、我々はこれからも気をつけていかなきゃいけないなと思いました。
 プロのスポーツですと、シーズンであれば様々な検査をされているようでありますけども、こういったシーズンオフというんでしょうか、こういった部分についても、それぞれの関係する皆さんが、選手の健康、あるいは日常の生活、こういったものについても留意をしていかなければいけない、また、していただきたいなと率直に思ったところでございます。

(記 者)
 すいません、もう一つ伺います。昨日の夜ですけれども、竿燈まつり、本来予定していたのを開かない代わりに、各町内会でそれぞれのメンバーが集まって懇親会というか、かなり大きな声で酒盛りをしているところも非常に多くあったんですけれども、皆さんがマスクもしないで騒いでましたけども、その若い人たちのそうした行動については、どのように受け止めていらっしゃるでしょうか。知事と市長それぞれお願いします。

(秋田市長)
 その事実は、まだ私ども掌握してませんので、ちょっとお答えしかねます。そういった報告まだ入ってませんし、それは、我々が関知するというよりも、竿燈会としてどうあるべきかということも考えなきゃいけない事例だろうと思います。

(記 者)
 竿燈に限らず、若い人たちがそうした、先日知事もおっしゃってたんですけども、予防に対しての油断が出ているのではないかということがあると思うんですが、市長、そうした事実、まだ報告はないと、受けてないとしても、もしあったとしたら、どのように受け止められるでしょうか。

(秋田市長)
 それはもう、本人の自覚でありましょうから、そういう意味では自分の身を守る、あるいは他人にそういう危害を及ばさないと、こういう注意は必要であろうと思います。

(記 者)
 知事、お願いします。

(知 事)
 最近、感染例があまり出てませんので、私のところにも、若い方々が盛り場でマスクを着けずに飲んでたという報告も少し入ってます。そういうことで、現在、さらにこれは必要であろうということで、また、明日、新聞の全面広告で注意喚起もいたしますし、また、テレビのスポット(CM)も、このまま当面続ける予定でございます。

(記 者)
 ありがとうございました。

(記 者)
 現在、この8人のうち症状ある方というのは、どのぐらいになるんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 症状は、何かしらの症状はございます。

(記 者)
 全員。

(秋田市保健所長)
 はい。

(記 者)
 重症化しているようなケースはありますか。

(秋田市保健所長)
 現在調査中でございますけど、把握している限りは、重症者はいないということで。

(記 者)
 先程知事の方から、入院先に関しては調整が必要という話でしたけれども、どういった形になりそうでしょうか。

(秋田市保健所長)
 秋田市をはじめ県内の感染症指定医療機関を中心に調整ということでございます。

(記 者)
 まずは30床で対応ということですか。まずはその指定医療機関の30床で対応という形。

(県健康福祉部長)
 現在、先だって策定しました病床確保計画の中ではフェーズの2のAから今、Bに移ったところではございますけれども、現在では感染症指定医療機関を中心に入院先を決めているようなところでございます。

(記 者)
 じゃあほとんど秋田市外に行かれるケースが多いと見られるということですね。

(県健康福祉部長)
 地域については、前回もそうでございましたけども、特定の医療機関に負担がかかり過ぎないように、そういった配慮はしてまいりたいと考えてございます。

(記 者)
 あと、県外への遠征等はないということでしたけれども、逆に高校生との接触、練習を一緒にしたとか、何かそういう情報は入ってますか。

(秋田市保健所長)
 高校生との練習試合は、能代工業高校と練習試合があったというのを把握しております。

(記 者)
 いつかわかりますか。

(秋田市保健所長)
 8月1日です。

(記 者)
 練習を一緒にした高校生は、どういった対応をしているでしょうか。高校生はどうしているんですか。

(知 事)
 夕べ、その情報が入って、1日にそう、内容についてはちょっとわかりませんが、いずれ練習試合、練習をしたということで接触があったということで、夕べの段階で教育委員会も関与しながら、参加選手については全て今、家族との接触を絶って、寮と下宿先で待機状態で、これから県としてその状況を見ながら検査をする予定でございます。

(記 者)
 そうすると、バスケ部員に関しては検査を全員基本的にすると。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 あと、すいません二つお願いします。今後、スポーツイベント、AKITAドリームマッチってありますけれども、そちらの影響はあるのかどうか教えてください。

(知 事)
 今のところ、どのぐらいの状況になるかわかりませんが、いずれこういう事例があれば、相当注意をして、バスケットボールは体育館の中ですが、サッカーなどはほとんど外ですんで、全く3密でない。バスケは体と体が相当接触しますんで、夏は特に汗をかき、汗が飛び散りますんで、そういうところについて、これを教訓に、担当部局の方としっかり対応をどうするべきか、早急に詰めたいと思います。

(記 者)
 最後に1点、あと、学校活動の方に影響が出るんでしょうか。休校とか、部活動の自粛とか、そういった措置はとる必要は。

(知 事)
 今、学校は休みですんで、そのほかの学生との接触は、例えば(能代)工業の生徒もしてませんので、状況を見ながらですが、今のところ休校まではいかないと思います。教室にも出入りしていないようですから。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございました。

(記 者)
 8人の現在の症状をちょっと確認したいんですが、8人全員、無症状の人はいないということですかね。

(秋田市保健所長)
 はい。何らかの症状はございます。

(記 者)
 何らかというのは、発熱。

(秋田市保健所長)
 そうですね、発熱も37度から37.5度の発熱の方もいらっしゃいますし、症状が出たときは熱があっても、現在あまりひどくないとか、比較的落ち着いているとか、そういうことで、咽頭痛とか、若干倦怠感とか、人によっていろいろと差はありますけども、何らかの症状を訴えている方がいらっしゃるということです。

(記 者)
 現在8人の入院の有無は。これから入院。

(秋田市保健所長)
 はい。これから調整するということになります。

(記 者)
 わかりました。
 あと、発覚の経緯のところなんですけど、複数人というふうに書いてあるんですが、全員で何人ぐらい検査を受けているんでしょうか。PCR検査を何人ぐらい受けているんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 PCR検査を受けた方は8人です。

(記 者)
 お伺いしたいのは、今回陽性が判明されたJRのペッカーズの選手の方々は、一般のJRの利用者の方々と接触があるような、ふだん業務に就いているものでしょうか。

(秋田市保健所長)
 そのことにつきましては、現在調査中でございます。

(記 者)
 あと、先程能代工業のバスケ部との合同練習の話がありましたが、ほかにどこか合同練習を行ったというふうな、ここ最近の中でそういう話はありますでしょうか。

(秋田市保健所長)
 8月1日につきましては、能代工業チームと、ほかの1チームがございますけども、そのことにつきましては、現在調査中っていいますか、聞き取り中でございます。

(記 者)
 8月1日以外で、ほかの例えばハピネッツとかそういうところとかと合同練習とかは。

(秋田市保健所長)
 そのことについては、調査中でございます。

(記 者)
 知事に伺います。今回8人ということで、県独自のフェーズが一気に上がることになるかと思うんですけれども、先程注意喚起のお話をされてましたけれども、今、強い注意喚起としている呼びかけを今後どのようにされていくお考えでしょうか。

(知 事)
 ここら辺は非常に難しいんですよ。JRの東日本のバスケットボールっていうのは、アマチュアです。プロの場合は業務ですんで、今、サッカーの方なんかは遠征してます。これはお仕事です。ただ、このノンプロというか、ここら辺について、どこまで制限すべきか。例えばあるノンプロの有名なチームは、バスケでないんですけども、相当注意して、プロ以上に感染についての防止策をやって、いろんな遠征、あるいは練習試合をやってるというとこもありますんで、やはり、スポーツ選手の場合、どちらかというとその声も、いろんな吐く息も大きいですので、特に注意をしてほしいなと思ってます。個人の普通の動きと大分違いますんで、そこら辺について、JRさんがどのぐらいやっていたかというのはまだ分かりませんが、そういうことで、そんなチームがたくさんあるわけでないですが、県外との、あるいは県内におけるそういう練習試合等についても、相当注意を払う必要があるんじゃないかと思います。

(記 者)
 一般の県民の方はいかがでしょうか。

(知 事)
 当然、今大半が観客なしでやってますんで、県民の方と一緒に接触することは余りないと思いますが、今回は練習ですので。ただ、これからそういうプロの試合も、10月になればバスケもございますので、そういう点については十分、チームと連携をとって、感染防止策を十分にとるような呼びかけ、あるいはそのチェック、これは必要ではないかと思います。

(記 者)
 そうすると、県外との往来については、県民の方へは引き続き強い注意喚起っていうことで。

(知 事)
 うん。そこが非常に(難しい)。この種のスポーツの関係をどうとらえているのかというのは、やはり、チームの考え方によりますんで、本来であれば、県から言わせると、アマチュアチームが、県外に行ったり、県外からのチームを呼んで試合をするということについては、できれば控えていただきたいというのが、筋であります。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 この8名の方なんですが、今、入院調整中ということなんですが、これは目処っていうのは、大体いつぐらいまでに入院するかっていうのは分かってますでしょうか。

(県健康福祉部長)
 市と連携して調整しているところでございますけども、今日明日中には入院について目処が立つと思っております。

(記 者)
 そうすると、今現在、この8人の方は自宅待機というような状況なんですか。

(秋田市保健所長)
 はい、そういうことでございます。

(記 者)
 すいません、このJR東日本バスケットボール部のほかの部員の方っていうのは、今、同様に待機されているというような状況なんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 残りの部員の方につきましては、いずれ濃厚接触者としてPCR検査の対象ということを考えております。

(記 者)
 あと、現在、濃厚接触者は調査中だと思うんですが、現時点で、部員の方だったり、分かってる時点で濃厚接触者とみられるような方っていうのは、いらっしゃればお伺いしたいんですが。

(秋田市保健所長)
 今お話した部員の方とか、あとこれは県の方に調整をお願いしてるところでありますけれども、能代工業高校の生徒も、何人かは濃厚接触者になるんではないかなというところであります。あと、そのほかのことについては、仕事の関係とか、現在調査中でございます。

(記 者)
 ありがとうございます。

(知 事)
 JRの方で今、早急に行動歴を調査してるはずですので、午後の会見で、そこら辺についてはある程度明確になるんじゃないかと。で、またJRの行動歴の調査によって、我々は、情報提供受けて、それで市と連携しながら追跡調査するということになります。

(記 者)
 今回感染した方で、遠征以外に県外に出たかどうかっていうのは確認できているんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 遠征以外では、研修とかで県外に出られた方はいらっしゃいます。

(記 者)
 それは、首都圏とか流行している地域でしょうか。

(秋田市保健所長)
 詳しいことについては調査中でございますけれども、いわゆる感染流行地域とは異なるんではないかなと思ってますけれども、調査中でございます。

(記 者)
 お一人ですか、複数人ですかね。

(秋田市保健所長)
 そのことについても調査中でございます。

(記 者)
 分かりました。
 あと、7月31日から8月6日までの症状で、発熱があったり、咳だったり、頭痛だったり、たくさん症状を書いてると思うんですけれども、これは全員に共通している症状というよりも、8人全員の症状を統合するとこれくらいあるっていう。

(秋田市保健所長)
 はい。症状を8人分というか、こういう症状が見られたということですけども、共通するのは、やっぱり何かしらの発熱があった人が多いというか、ほぼ全員に37度以上の発熱がみられたっていうことでございます。

(記 者)
 全員に発熱はあったということなんですかね。

(秋田市保健所長)
 ええ、一時期っていうか、一応端緒になったのは発熱ということです。

(記 者)
 分かりました。
部員の方のPCR検査っていうのは、明日以降行っていくことになるんですか。部員。

(秋田市保健所長)
 早ければ今日、遅くても早めにやっていくということです。

(記 者)
 もう今日から順次行っていくということですかね。

(秋田市保健所長)
 はい。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(記 者)
 経過について追加で伺いたいんですけれども、同じ所属の複数名から相談がありということでした。これは何人がこういうことをおっしゃられたのでしょうか。

(秋田市保健所長)
 正確には2人と伺っておりますけど。

(記 者)
 そのお二人の症状というのは、どういうものだったんでしょうか。

(秋田市保健所長)
 熱は発熱ということで、相談があった時の聞き取りの中で、やっぱりバスケのクラブとかそういうふうなことがありましたので、関連性があるんではないかということを端緒に、責任者の方に伺ったところ、そういう症状を出している方がいらっしゃるという、そういうことがきっかけになったということでございます。

(記 者)
 あともう一点、8月1日に能代工業と合同練習をしたというようなお話がありましたが、それ以外に、この直近の期間でチームでどういうような動きをしていたかというのは、把握はされていますでしょうか。

(秋田市保健所長)
 練習、練習試合っていうか、練習、合同で練習することもあったかどうかも含めまして、現在聞き取り中でございます。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 患者の配偶者なんですが、これは何十代女性となりますか。

(秋田市保健所長)
 20代、30代です。

(記 者)
 20歳代の方が20代で、30歳代の部員が30歳。

(秋田市保健所長)
 30歳代と20歳代です。

(記 者)
 20代の部員の方が30歳。あ、20歳代の部員の方の年代は何歳なんですか。

(秋田市保健所長)
 いや、それは直接関係ないことですし。

(記 者)
 はい。

(秋田市保健所長)
 控えさせていただきます。

(記 者)
 はい、分かりました。
 あと、すいません。県内で市民レベルでいろいろスポーツとか行われてると思うんですが、マスクとかそういったことがなかなか感染防止ができない中で、より感染防止策っていうのが徹底される必要があると思うんですが、そういったチームに対して何か、例えば行動歴を報告させるとか、そういった改めて何か必要な対策が、知事、市長、何かあるとお考えですか。

(知 事)
 全くその地域の外との接触ない方同士の練習だとか、スポーツ等と、このクラスのように外との接触ある方とは違うんです。同じ町内の、全くどこにも行ってない、郡部のそういうところについては、全く外との接触がないんですから、そういうところについてはあれですけども、やはりこういうところは、県外との接触機会というのは相当あると思います。ですから、そういうところについては、やはり相当注意が必要ではないかなと。そういうことで、例えば高校の県を越した東北大会とかがないというのはそういうことでしょう。スポーツというのはマスクをかけてやるわけにいきませんから、現場で今までずっと何でもない人に外の人が入った時に、そういうことがあり得ますんで、包括的に言えば、県内外の往来にかかってくるんです。だからスポーツもスポーツでないものも、県内外の往来と関係があるものは、やはり注意が必要だと。これは原理原則です。ですから、そこら辺を、スポーツは別だと考えないでほしいと思います。県民の皆さんは。

(県広報広聴課長)
 それでは、あと1問ということでお願いします。

(記 者)
 能代工業のバスケ部員ですが、今はどういう状況にあるんでしょうか。自宅待機だとしても、高齢の祖父がいる、祖父母と同居している生徒もいると思うんですが。

(知 事):
 今、家族とは接触しないように、寮と下宿先に全員、そこから出ないようにということで。

(記 者)
 待機ということでよろしいですか。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 ありがとうございました。

(県広報広聴課長)
 そろそろお時間ですので、よろしいでしょうか。
 それでは記者会見を終了します。ありがとうございました。

 

(菅生広報広聴課長)
それでは、ただいまから記者会見を開催いたします。
それでは、概要について佐竹知事の方から説明をお願いいたします。

(知 事)
新型コロナウイルスの感染症の発表です。
今日、健康環境センターのPCR検査において、新型コロナウイルスの感染者が2名確認されております。先程わかったというものです。県内では、これで3例目、また4例目の感染者です。患者は2名とも由利本荘保健所管内に居住している外国人の方です。職業は、外国の指導助手、いわゆるALTでございます。
概要でございますが、3例目の患者Aは、20歳代の女性です。症状と経過でございますが、3月24日に発熱し、その日に医療機関Aを受診、翌日25日と26日に医療機関Bを受診しております。3月27日に帰国者・接触者外来Cを受診し、健康環境センターでPCR検査を実施したところ、陽性が判明しております。
次に、4例目の患者Bは、30歳代の男性でございます。症状と経過については、3月24日に発熱し、医療機関Dを受診しております。その後、味覚の障害と臭覚障害を自覚するなど症状が改善しないため、3月27日、患者Aと同じく帰国者・接触者外来Cを受診し、健康環境センターでPCR検査を実施したところ、陽性が判明しております。
感染源については、現時点では、まだ判明してございません。ただ、3月19日から22日まで、3連休です。患者2名を含む県内在住のALT8名で、2台の車で仙台市に訪問し、滞在してございます。そのほかの県内や仙台市内での行動の詳細については、現在調査中でございます。
濃厚接触者につきましては、患者2名と車で同行した6名について、1名は検査の結果、陰性を確認しております。また、3名は現在検査の実施中です。残り2名については、今、自宅待機でございます。
その他の濃厚接触者については、現在調査中でございます。
いずれまだ詳細について、経路、あるいは行動範囲、まだわかりませんので、また、何分ALTの方で、様々な聞き取りについてもまだ時間がかかっていますので、いずれ早急にいろいろな調査をしながら情報を提供していきます。
皆さんにおかれましては、患者の人権の尊重と個人情報の保護に、ご理解とご協力を賜われれば幸いでございます。
概略は以上でございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、質問の方をお受けしたいと思いますけれども、大体30分程度、質問の方、時間を設けたいと思っておりますので、ご協力の方よろしくお願いいたします。
それではお願いいたします。質問のある社は、手を上げていただきますようお願いいたします。

(記 者)
この2人について、外国人指導助手ということでしたが、仙台から帰られてから22日から現在までの間、学校などに登校、または子どもたちと接触するような機会はあったのでしょうか。

(米田教育長)
今、詳しい行動は調査中でありますが、基本的に子どもと接触したということはございませんでした。ただし、懸念されるのは、職員とは何らかの形で接触している可能性がございますので、その職員、教職員がまた何らかの形で子どもと接触しているかどうかでございます。その辺についてこの後また調べなければいけない状況でございます。

(記 者)
その2人は同じ職場なのでしょうか。

(米田教育長)
それぞれ違う職場であります。

(記 者)
もし違う職場なのであれば、今のところこの2人が仙台から帰ってきてからの接触者については、推測により把握できているのでしょうか。
(米田教育長)
それは今やっているところでありまして、この後も更に詳しくそこはトレースしながら、できるだけ多くそこをはっきりさせたいということで、今動いているところです。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
今の関連なのですが、宮城、仙台から帰ってきて、お二人の方がほかのその教職員と接触したというのは、学校に行ってという形になるのでしょうか。

(米田教育長)
そうですね、基本的に臨時休業中、今、春季休業中でありますが、職員、教職員は学校に出て新学期の準備等しておりますので、その中でそのALTと接点を持ったということはまず確かにいえると思います。

(記 者)
A、Bの方は、それぞれ帰ってきて、何日に学校に行ったことになるのでしょう。

(米田教育長)
1人は、23日、この23日は終日、そして24日は午前中、ほかの教職員と一緒に職員室にいたと聞いております。
それからもう一人のALTは、3月の24日に、その朝に、ほぼ全ての教職員がいる教員室に同じくいたと。その後ですね、マスクを付けた状態でありますが、養護教諭の方がマスクを付けた状態で、そのALTの検温をしているというところはわかっております。
今わかっているところはそういうところです。

(記 者)
今お話されたのは、23日終日と24日午前というのがAの方で、次がBの方ということですか。

(米田教育長)
そういうことです。

(記 者)
それぞれその職員室には何人ぐらいの教職員の方がいたかわかりますか。

(米田教育長)
詳しい正確な人数までは把握していませんが、多分20人を超えるぐらいだと思います、全部の職員です。24、5人だと思います。そこは、もう一回確認しないとはっきりしたことは申し上げられません。ただ、職員室の広さもございますので、どの程度の距離でいたかっていうのも、そこはまだ詳しくはわかっておりません。

(記 者)
それはAの方、Bの方、それぞれが勤務する学校の、それぞれ20数人の教職員の方がその職員室にいたっていうことですか。

(米田教育長)
少しお待ちください。
すいません、1つの学校では、職員は27人です。そしてそのもう一つの学校では16名。それからもう一つ、小学校ですが、これは10名ですね。結構少ない人数です。

(記 者)
ごめんなさい、Aの方の勤務する学校が27人、違いますか。あっ、16人と10人。合わせて27人。

(米田教育長)
違います。一つの中学校では27名の職員がいる、そういう学校です。

(記 者)
そこはAの方が勤務する中学校ということでよろしいですか。

(米田教育長)
どちらも小学校と中学校を兼務している状態です。ただ、今、小学校は1校、中学校は2校申し上げましたが、1つの小学校には、その臨時休業なってから、ずっとあと本務校で勤務というようなことで、その別の同じ小学校の方には一切顔を出してないということで、一切接触はないと判断したところです。

(記 者)
じゃあ、今教えていただいた27人、16人、10人というのが、濃厚接触者に該当するかどうかっていうのは、わからないという形ですか。

(米田教育長)
そうですね。急いで今日、先程、職員の状況は全部聞いてもらいましたが、2人まだ連絡がつかない方がいる学校が2校ありまして、残りの職員に関しては全て、体調に関しては問題ないと報告を受けておりますが、ただ、それは今日の段階ですので、この先どうなるかがまだわからないです。

(記 者)
今の段階では、お二人の方が勤務する学校の教職員の方で体調を崩していたり、24日以降に体調を崩した方は今のところはいないということですか。

(米田教育長)
いないと捉えております。

(記 者)諸冨部長にもお伺いしたいのですが、今のを踏まえて、秋田に戻ってきてから濃厚接触者と考えられる方はどれくらいいると考えられますか。現時点で。

(諸冨健康福祉部長)
もう少し詳細を調べてみないとわからない部分もあって、どれぐらいの距離感で一緒に行動を共にしたのか、それと時間的なところも踏まえて、そこは保健所のこれからの調査の結果によって濃厚接触者と認定するのかしないのかというのは、これから調べていかないと、現時点でははっきりとしたことは申し上げることはできないと考えております。

(記 者)
わかりました。
あとですね、仙台市内での行動というのは、現在調査中ということなのですが、感染のおそれがあるような場所に行ったとか、何か今の時点での情報はないですか。

(米田教育長)
その情報に関して、まずないのですが、こちらの方でも仙台に1泊とかじゃない、3泊しているということですから、全行程でどういう動きをしたかまだしっかり把握している状況ではありませんので、ちょっと何とも言い難い部分が多くあるということです。

(記 者)
わかりました。

(諸冨健康福祉部長)
補足しますけれども、仙台市の流行状況につきましては、現在、患者が2名発生しておりますが、仙台市1人、宮城全体においても仙台市が1人と塩竈保健所の管内に1人という形になるので、発生している患者の状態だけを見ると、仙台市含めた宮城県での流行というのは、それほどでもないという形になりますので、ほかの明らかに流行している地域と比べると、はっきりしたことはわからないという状況になろうかと思います。

(記 者)
ちょっと外れて、最後1点だけですね、同乗、同行された方のうち、お二人の方がまだ検査を受けないで自宅待機中となっていますが、これは何か理由はあるのですか。
(米田教育長)
それぞれその8人が一緒に行動しているわけですので、その中から今回、陽性の人が出たということですから、当然これまでの間、濃厚に接触しているということで受診するように指示しているところです。

(記 者)
指示はしているけれども、本人の行動としては、まだ検査を受けに行ってないということですか。

(米田教育長)
今日現在、ですから、できるだけ早く、明日にでも行くようにということは。

(知 事)
今わかったもので、もう遅いですから自宅待機というです。明日直ちに検査ということです。

(記 者)
はい、わかりました。

(記 者)
今の濃厚接触者についてですが、2人は自宅待機中ですけども、3名の方がPCR実施中ということで、PCR検査までに至った経緯は、発症があるとか、そういうことなのでしょうか。

(知 事)
今、順番にやっています。2名の方が同じ場所ではないものですから。あと3名の方は、今日検体を取ったので、今現在検査中です。もしこの後、陽性が出れば、すぐ、追ってお知らせします。

(記 者)
そうすれば濃厚接触者だからPCRを実施しているという理解でよろしいですか。

(知 事)
いや、同じグループ8名で2台の車で行き、同じホテルに泊まったので。その8人を順番にやってます。2人はまだ明日の朝ということです。連絡がつき次第やっていますので。6名はね、連絡がついて、3名は今できて、もう3名は今現在実施中です。

(記 者)
症状が出た方はいないということでよろしいですか。感染のお二人以外は。

(諸冨健康福祉部長)
それはまだ今、検査実施中ですので、検査の結果が出次第、陽性なればお知らせするということになろうかと思います。

(記 者)
わかりました。
すいません、Aの方なのですけども、医療機関を2つ受診されていますが、AからBに変えられた理由とはわかっているのですか。

(米田教育長)
お渡ししている資料には、Aの方は最初のところで気管支炎と診断されたと書いております。この資料に記載しているとおりで、それ以外の詳しいことは把握してないんです。

(記 者)
医療機関がAから、Dまであるのですけども、いずれも由利本荘所管内の医療機関ということでよろしいんでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
ちょっとそれについては、現時点でお答えすることができないということでよろしくお願いします。

(記 者)
確認ですが、このお二人が勤務する小・中学校というのは、由利本荘市の小・中学校でよろしいんですか。

(米田教育長)
はい、そうでございます。

(記 者)
それから、2人の住まいはどこのどういう形になるのでしょうか。下宿とか、一般の家庭に下宿をしているとか、そういう形なのでしょうか。

(米田教育長)
1人はアパート、由利本荘市内のアパートです。もう一人は、同じく由利本荘市の教員住宅に入っていると聞いております。

(記 者)
ALTとかだと、近所の人から優しくされたり、接してもらう機会も多いと思うのですけど、学校以外に自宅で発熱して、自宅にいる時に近所の人と接触したとか、そういうことは言っているんでしょうか。

(米田教育長)
これに関しては、ちょっと確認できているわけではないのですが、いずれそれぞれがアパートの周りにどういう方々がいて、どういうコンタクトがあるのかというのは全く把握しておりませんので、おそらくといったらあれですけども、日本語の会話能力等によっても、また周囲の方々との付き合い方も違ってくると思いますので、基本的にALTの方々は、やっぱりまず日本という国に来て、外国人として来ている方々ですので、まずは同じその外国から来た同じALTという仲間という意識の方が結構強いですので、そういう方々と何かあれば一緒に集まって、このように仙台に例えば行くとか、そういうことをやるという傾向はやっぱり強いといえると思います。もちろん個人的にいろいろ深く付き合う人がいる方もおります。あと、学校の中では先生たちが一生懸命やっぱり面倒をみなきゃいけないという気持ちで接しておりますので、そういう意味では学校の先生方がむしろいろいろな面で接触する場面が多いと考えなきゃいけない。それでやっぱり心配なのは、その先生たちが、どう子どもたちと接する場面があるということで、余計心配な点が出てきているということでございます。

(記 者)
先程、説明か質問で出たのかもしれませんけれども、この2人が登校した際、職員室に入って滞在した際は、マスクはしていたんでしょうか。

(米田教育長)
わかりません。そこまで確認していません。

(知 事)
いずれ今わかったもので、小・中ですので、まず由利本荘市の教育委員会に連絡して、詳細は、調査の協力依頼をして、由利本荘市の方でも動いております。

(記 者)
ありがとうございました。

(記 者)
今回新たに感染が確認された2人について確認したいのですが、2人は外国人ということで間違いはなくて、国籍はどちらになるのでしょうか。

(米田教育長)
こちらの方では国籍は把握しておりますが、その点に関しては、国籍を述べることで本人の名前そのものも特定されるということもあるということで、そこまでは述べることは控えさせていただきたいと思います。大変申し訳ないですけれども。

(記 者)
わかりました。
教えているのは英語っていうことでいいのでしょうか。

(米田教育長)
そうですね、中学校は教科としての英語、そして小学校では、今、3、4年の方では外国語活動ということで、英語に慣れ親しむように、楽しむようにというようなことをやっているっていうことですね。新しい学習指導要領に沿っていくと、今年から、この4月から5年、6年が今度正式な教科としての英語、外国語、英語になるのですが、由利本荘市はちょっと前から新しい学習指導要領を先取りして、移行期間から今、3年、4年、そして5年、6年と、外国語活動と、それから教科としての外国語、英語というものをやっているということで、通常であれば3年生、4年生あたりから、接点を持っていると考えていいと思います。

(記 者)
わかりました。
あと、この2人についてなのですけれども、入院しているのかどうかっていうところと、その後、症状はどうなのかっていうのを教えてください。

(諸冨健康福祉部長)
入院につきましては、現在、医療機関との調整中というところになりますので、まだ入院はしていないという状態になろうかと思います。症状につきましては、もうここの記載のとおりでございまして、少なくとも、例えば酸素投与が必要な重症の状態には陥っていないというところになろうかと思いますけれども、軽症なのか中等度なのかといったところは微妙なところで、重くとも中等度程度の症状の状態ではないかと思います。

(記 者)
回復に向かっているっていうことなのですか。

(諸冨健康福祉部長)
その回復に向かっているかどうかっていうのは、病状はある程度波もございますので、少なくとも、かなり重症になっていると回復に向かっているかどうかっていうのははっきりするかと思うのですけれども、先程申し上げたとおり軽症か中等度、重くとも中等度か、軽症か中度等かどちらかっていう症状の程度であれば、なかなか波があるので、現時点で回復しているかどうかというレベルまで申し上げることはできないかと思います。

(記 者)
わかりました。
そのお二人は、わかる範囲でいいのですけれども、今も発熱しているかっていうのを確認したいのと、あと、ほかの6人についての症状も教えていただけますか。

(諸冨健康福祉部長)
AとBにつきましては、配布の資料のとおりでございますので、27日現在でAの方が37.8度、Bの方が37.0度ですので、37度から発熱しているといえば発熱しているっていう状態になろうかと思いますけれども、27日のこの状態から今、現時点のところまでの病状までの詳細までは把握していない部分もあろうかと思います。
ほかの点については、現在検査中ですので、検査の結果次第で、陽性になれば状態についてはお知らせすることできるかと思いますけれども、その他の方については、まだ現時点では病状等の詳細については申し上げることはできないかと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
ちょっと経路の部分なのですけども、19日に勤務後、19日中に仙台市に着いて、19日に宿泊して、19、20、21っと宿泊して、そして22に帰ったってことなのですか。

(米田教育長)
はい、そのように聞いております。

(記 者)
先程同じホテルって言っていたんですけど、それも仙台市内のホテルに、この8人が泊まってるっていう。

(米田教育長)
そうですね。それで、泊まり方もちょっと変則だったようで、1人で泊まる部屋も使ったり、複数で泊まる部屋も使ったりということだったようですが、日々どのような泊まり方をしたかまではまだわかっておりません。

(記 者)
あと、先程、知事が、結局、帰国者・接触者外来を受けた時の症状が改善しないためと、Bさんの時におっしゃったのですけども、Aさんについても症状が改善しないから、要するにその帰国者・接触者外来を受けたっていうことになるのかなっていう。

(知 事)
まあこれ、平熱よりはあって、味覚障害と嗅覚障害もあったでしょうから、そういうことで。

(記 者)
2人とも結局、症状が改善しないからコロナじゃないかと思って接触者外来を受けたっていうことで、2人ともそういうことで。

(知 事)
多分そうだと思いますね。

(記 者)
すいません、このお二方、外国籍ということで、この仙台に行く前の段階で、例えば自分の母国や海外に一度戻られているとか、そういったことはありますでしょうか。

(米田教育長)
どちらのALTも自分の国には戻っていないとは聞いております。

(記 者)
承知いたしました。
先程教育長の方から、ホテルについて部屋は、毎回別々、いろんな様々なタイプだったということだったのですが、先程2台の車で行ったというお話もありましたが、このお二方は同じ車に乗っていたのでしょうか。

(米田教育長)
車の乗車の仕方も、その2台で同じメンバーで通しで行ったというのじゃなくて、途中でそのメンバー入れ替わったりしているようなので、非常に動きが複雑で、だから泊まった時もどういう組み合わせ、男女一緒ということはないのですが、女性が5人、男性が3人ですので、その各部屋どういう人数で、どう泊まったかっていうのが、日によってしっかり把握できてないっていうことですので、その辺もまず同じ人が同じ部屋にずっとっていうことでないっていう可能性もまずあるっていうことですね。

(記 者)
わかりました。

(米田教育長)
だから余計こんがらかるような状態だと。

(記 者)
わかりました。
あとすいません、仙台市に向かわれるということで、例えば何かこういう大規模イベントに参加するとか、何かその主な目的とかっていうのは、どういう目的でそもそも仙台に行ったのかっていうのはわかっているのでしょうか。

(米田教育長)
そこは詳しいことはわかっておりませんが、一つ聞いているのは、何か大型ショッピングセンターでしょうか、そこには行ったということは一応聞いております。残りの行動についてはわかっておりません。

(記 者)
わかりました。ありがとうございます。

(記 者)

先程、仙台市内のホテルに泊まったってことだったのですけれど、仙台市には行政区があるかと思うのですけど、具体的に何区のホテルかっていうのってわかりますか。

(米田教育長)
こちらでは、それは把握しておりません。

(記 者)
わかりました。

(記 者)
今回、患者A、Bですけれども、採用は由利本荘市になるのでしょうか。

(米田教育長)
市町村にいるALTは、全てそれぞれの市町村の方で採用しております。

(記 者)
わかりました。
あと、一緒に行かれたほかの6人の方も、由利本荘市のALTですか。

(米田教育長)
全てがそうだっていうことではございませんので、まずそれは、この後の検査結果によってまた発表すべきところが出てくると、またそこは発表、公表することになると思います。

(記 者)
そうしますと、新年度から外国語教育始まりますけれども、今回この方々、感染したということで、欠員等出ると思うのですけれども、授業の方に影響があるかどうか、いかがでしょうか。

(米田教育長)
この方々の契約は7月の20日過ぎを境に切り替えておりますので、今まだ任期の途中であります。それで、当然この接触者を含めて怪しいと思われる方々には、まず出てこないようにと指示はちゃんとやらなきゃいけないと思います。その結果、いわゆるティームティーチングを行う上で、そこができなくなるという、そういう影響はもちろんあると思いますが、それはいずれまた別の形で、いろいろ授業等工夫してやっていただいて、とにかくネイティブスピーカーがいなければ英語を子どもたちが聞いたり話したりする環境が整わないってわけではないですので、日本人の先生も場合によってはTTを組んでやることもありますので、そうやっていろいろなやり方をこれから考えていくことになると思います。

(記 者)
先日、始業式6日からという形になりましたけれども、そちらの方へ影響等はありますでしょうか。

(米田教育長)
実際にこの後の結果も見ながらですが、最終的には、状況によっては、こちらの方が県として強く指示を出さなきゃいけないような事態になるかもしれません。その時は知事の方から、そこは強く指示してもらうことになると思います。あとは状況を見て、まず設置者であるそのそれぞれの市の方、町の方の判断に、これから委ねるところも出てくると思いますが、全県的に、あるいは全国的に大きな問題ですので、強く指示、要請しなければいけないということは当然あろうかと思います。

(記 者)
今、PCR検査を行っているほかの3人についてなのですけれども、この3人の結果はいつ出るんでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
24時ぐらいだと聞いています。

(記 者)
今日の零、明日の午前零時ですか。

(諸冨健康福祉部長)
いや、今現在やっている最中ですので、これから1時間程度後には結果は出るのではと考えております。

(記 者)
わかりました。
あと、自宅待機中のお二人については、先程、知事が明日検査をするとおっしゃいましたが、これは明日。

(諸冨健康福祉部長)
いずれにせよ医療機関の受診といったところになってくるかと思いますので、そうなると帰国者・接触者外来を受診するかと思いますので、これについては明日の、真夜中に今から行くかというと、そういうわけにはいかないかと思いますので、症状が急に劇的に悪化したらちょっと話は別になってきますけれども、少なくとも現状の状態であれば明日まで待って、明日受診するという形になろうかと思います。

(記 者)
先程お答えいただいたかもしれませんが、この残りの2人については、なぜ今までPCR検査を実施してこられなかったのでしょうか。症状がないとか、そういった理由があったからでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
いずれにせよ、情報はその都度その都度更新されていて、把握できて受診、そして検査という流れになってきますので、その流れの中で、まだ受診にまで至らなかったのではないかと考えております。

(記 者)
今後、学校の消毒などは実施される予定はありますか。

(諸冨健康福祉部長)
あとはその行動歴がどういう形になっているのか、あるいは非常にその、いつの時間に、どこに行ったのかということによって、すごく時間が経っていると消毒の効果も非常に薄れてくるかと思いますので、ただ非常に、行ってまだそんなに時間が経っていないものについては消毒を実施するかと思いますので、その辺は行動歴を把握した上で、消毒の義務自体は管理、建物を管理しているものなどになってきますので、その辺の状況を把握して消毒は実施されるものと考えております。

(記 者)
もし仮に午前零時に結果が出たとして、その発表は今度はいつになるのでしょうか。明日未明、今日の夜中に出るのですか。

(諸冨健康福祉部長)
結果自体は1時間程度で、検査の不具合によって再検査などにならなければ。

(記 者)
その発表についてですね。

(諸冨健康福祉部長)
発表について。

(記 者)
はい。

(菅生広報広聴課長)
そちらについては、また後程ご報告いたしますけれども、ある程度の情報提供はいたしたいと思います。

(記 者)
あと、教育長にお伺いしますが、このALTの方々は、みんなプライベートで仙台に行ったということでよろしいですね。

(米田教育長)
そうですね、3連休を利用してのプライベートな形で、その仲間8人が一緒に出掛けたということですので、それぞれ臨時休業に入る前の2月27日に、特に県立学校の方に関しては、こちらが直接まず指導する立場にありますので、教職員の非常勤、あるいは臨時の方も含んで、教職員の方々に対する注意喚起も通知として出しております。それをきちっと実際学校の方でALTも含めて伝えているのですが、それでもやはり日本人とまた違うそのいろいろな国から来ているALTということで、何としてもそのコントロールし難いものもあってというのがまず正直なところですかね。

(記 者)
教育長として、そういった注意喚起も出されている中で、こういった事態になったことに関しては、受け止めはいかがですか。

(米田教育長)
いや、もうこれは本当に怒っています。本当に、まず、そういう気持ちです。

(知 事)
私から、いわゆる特に学校の関係者は子どもを扱っていますので、法的な権限はございませんが、県の方は、教育長から市町村の教育委員会に、原則として、やむを得ない、よほどの業務、あるいは相当な事情がない限り、県外への旅行等については、先生方については、自粛というよりも禁止に近い状況をつくってくれと強くいってます。

(米田教育長)
それを受けて、まずこれ文書等でまた市町村の方にも伝えるべきだと考えておりますので、そこはしっかりやりたいと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
知事にお伺いしたいのですけれども、改めて全国で不安が高まっている中での発症者が出たことについての受け止めと、県民もかなり不安には思っていると思うのですが、どういったことを呼びかけたいかというところお願いいたします。

(知 事)
月曜日に本部会議を開いて発表しようと思っていますが、この機会ですので、特に私から、この件とはまた別ですけども、県外に行かれるということは非常にいろいろな面で感染の可能性が増えますので、少し私から県民に対してメッセージをいたしたいと思います。
このところ、感染者は大都市を中心に継続的に増加しており、特に東京では連日、感染経路のわからない多くの感染者が確認され、この週末の外出の自粛を呼びかけているところでございます。こうした感染者が増えている地域との往来が増えることは、県内での感染拡大につながりかねず、それを発端として大規模な流行となる可能性さえあります。今後の感染拡大を防ぐためには、これまで以上に県民一人一人と企業、団体の皆様の協力が何よりも重要でございます。特に県民の皆さんには、当面、東京はじめ首都圏、また、感染者の多い大都市圏等との不要不急、極めてこの不要不急も、先程いったとおりやむを得ない仕事の関係、どうしても、あるいは例えば身内の不幸とか、本当に必要なこと以外は往来を避けていただくように強くお願いしたいと思います。
あわせて、基本的な換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する、近距離の大声での会話、こういうことを行うような、こういうことの条件が密の3条件、重なる場所を是非避けていただくようにお願いします。特に感染していても発症しないことがある若い方々については、その行動について、当面の外出を避けるなど、慎重な行動を特にとっていただきたいと思います。
また、最近、感染者が多く発生しております例えば東京とかから帰省、または昔でいう疎開ですね、そういう意味で来県された、実家の方に来られる方が多い状況です。この方々については、ご自身で2週間程度、健康観察をしていただきまして、その間、あまり外に出歩かずに人との接触を十分避けるように注意しながら、体調に変化がある場合は、すぐに帰国者・接触者相談センターにご連絡をお願いしたいと思います。
いずれ進学、就職、異動などで本当にこの時期は往来が増えますが、各々一人一人が十分に重要性を認識しながら、様々な面で節度のある行動をお願いいたします。
以上でございます。

(記 者)
改めて自粛の要請というところもあるとは思うのですけれども、関東などがやられたような、今回、仙台での旅行ですが、近隣の自治体などとの連携なども見据えてっていうことはあるのでしょうか、動きとしては。

(知 事)
今回、感染経路が仙台であれば、仙台との連絡の必要性が生じますので、感染経路が確実にわからなくても可能性があれば情報提供を隣県にもしなければならないと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、そろそろ時間ですので、あと1問でお願いしたいんですが。

(記 者)
教育長、先程、学校再開に向けた影響のところで、県の方から指示を出さなければいけない事態になるかもしれないということをおっしゃったと思うのですが、これは感染が確認されたお二人の方が勤務する学校についてっていうことですか。

(米田教育長)
学校の児童生徒、あるいは教職員から感染者が出た場合ということで、いろいろ国の方でもこういうふうなやり方があるというふうなことは示してきております。この後またさらに結果を待つことになりますが、その結果を見て、健康福祉部の方、あるいは保健所等の方とも相談して、いろいろ指導いただきながら、最終的に県として強くこうしていかなければいけないっていう形で出して、最終的に多分市町村の方でそれを受けて、その形で対応してくれることを期待しております。多分、今回の由利本荘市も相当まず、また深刻に受け止めておりますし、また、ケースとしても今までにないALT、外国語指導助手から出ているケースですので、そこはいろいろなことを想定しながら、きちっとした対応をやっぱりとっていく必要あると思いますので、そのことは強く要請したいと思います。

(記 者)
すいません、質問の趣旨としては、その感染者が出たところの学校だけなのか、それとももっと幅広くその県内全体の学校について考えていくのかっていう。

(米田教育長)
その辺もどういうふうな接触があったかというふうなことも確認した上で、1つの学校で済むのか、それとも関連しているところ全部含むのか、それとも由利本荘市全体でやるべきなのか、その他を含めてこの後検討する必要が出てくると考えております。

(知 事)
いずれ教育、学校、県内全てね、大学の方は、秋大も県立も2週間程度、新学期を遅らせますので、小・中・高も、是非全県的に十分そういう管理、職員の行動、これを気をつけるように強く、行政として教育委員会通じて市町村にもお願いします。

(記 者)
すいません、今のもう一点関連で、その知事、今おっしゃったように、実際に学校の休業の要請、指示ってなると、知事の権限というものあると思うんですが、今回、新たに秋田県内で3例目、4例目の方が確認されて、ましてやその学校に勤務するALTの方だったということを受けて、新学期の再開について知事はどういう影響が出ると考えられますか。

(知 事)
この後、学校関係の地域の濃厚接触の状況、これがどのように確認されるかということで、その状況でもって判断します。例えば、仮に、この方々の二次感染があったとすれば、さらに三次感染もあり得ますから、そこら辺をフォローしながら、場合によってはその学校について新学期を遅らせるという、そういうこともあり得るかなと、だからこれ教育委員会と相談、あるいは専門家との相談で、そういう判断が出ます。

(記 者)
わかりました。
もう1点だけ、諸冨部長にお伺いしたいのですが、今回のこのお二人の方の行動歴から見て、仙台の滞在中に感染されたと考えていいのでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
これは全くわかりません。潜伏期などを考えると、やはり19日に勤務した後に仙台に行かれて、その後の発症が24日、2人とも24日という形になるので、なかなかこの5日間程度っていうのが短いのか長いのかっていうと、なかなか、短い時はそれでも発症する場合もありますし、長ければもう少し10日、あるいは2週間程度経ってから発症することもありますので、ひょっとすると、この仙台に行く車の中でもし今後感染者が出た場合などは、その車の中でうつったっていう可能性もあろうかと思いますけれども、そもそも最初の発症自体が秋田にいた時からどちらかが発症していたという可能性もあろうかと思いますので、ここら辺は疫学調査の結果で判断進めていくと、もう少しわかってくる可能性はあるのじゃないかと考えております。

(記 者)
じゃあ現時点では、その県内で感染、発症したという可能性も否定はできないという。

(諸冨健康福祉部長)
それについては、現時点では、否定はできないと。

(記 者)
わかりました。ありがとうございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、そろそろ終わりたいと思うのですが、よろしいでしょうか。
それでは、以上で会見の方を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

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