令和2年7月20日知事記者会見

2020年07月27日 | コンテンツ番号 51475

●知事発表
   なし

●幹事社質問
 (1)「Go To トラベル」の実施に対する考え方について

●その他質問
 (1)PCR検査体制の拡充の見通しについて
 (2)再度の緊急事態宣言の発令について
 (3)県独自の新型コロナウイルスに係る警戒レベルについて
 (4)知事の県外出張について
 (5)堀井副知事の入院による県政への影響について
 (6)新サッカースタジアム建設について
 (7)全国豊かな海づくり大会の開催見送りにより御放流台が活用されなくなったことについて


 (幹事社)
 幹事社、秋田テレビです。よろしくお願いします。
 冒頭、知事からご発言があるということなので、よろしくお願いします。

(知 事)
 はい。冒頭に、新型コロナウイルス感染症対策について、県民の皆さんに幾つかお願いがございます。
 今週の22日から、東京発着を対象外とした国のGo To トラベル事業がスタートいたします。23日から4連休が始まります。また、来月にはお盆や今月末から夏休みのシーズンです。これから通常であれば、人の往来が非常に多くなる時期であります。そういう中で、県民の皆さんには幾つかお願いがございます。
 まず、首都圏など感染が拡大している地域への観光等は、極力避けていただきたいと思います。首都圏をはじめ、その他の大阪圏、関西圏など大都市部において、感染が現在広がっております。この感染の広がっている地域に対する観光あるいはスポーツの観戦、コンサート、また急を要しない知人への訪問などについては、極力避けていただきますようお願いいたします。
 県では、10日にプレミアム宿泊券第2弾の抽選を行ったところであり、県民の皆さんにあっては、まずは県内を旅行先として選んでいただき、秋田の魅力を再発見していただければ幸いでございます。
 Go To トラベル事業を利用して県外に行かれる場合にあっては、訪問先の感染状況を十分にご注意の上、なるべく感染者数の少ない近場への旅行をご検討いただきますようお願いいたします。
 一方、旅行客を受け入れる宿泊事業者の方々にあっては、これから大勢の旅行者に接することが想定されますので、その応対には、感染防止に最大限の注意を払っていただきますようお願いいたします。
 また、これからお盆シーズン、夏休みです。学生さん等の帰省のシーズンに入りますが、まずは、ご家族から、こちらにおいでになる前に検温など健康状態を十分に確認し、体調がすぐれない場合は帰省を控える、あるいはしっかりお医者さんにその状態を確認してもらってから行動するようにお願いしたいと思います。特に若い方は症状が出ない場合が多いわけですので、帰省しても外出、あるいは様々な集まり、また特にお年寄りのいる家庭においては十分に注意を払っていただくように、ご家族の皆さんからその旨、帰省される方にいろんな情報を提供、あるいはアドバイスをお願いしたいと思います。
 次に、そうはいっても首都圏等との様々な仕事の場合、あるいは就職活動、あるいは、やむを得ずに往来をする必要がある方もいらっしゃいます。この訪問の全てを止めることはできません。そういうことで、お仕事の場合、あるいは試験、就職活動、あるいは親類の不幸、あるいは様々な事情によってやむを得ずに往来の必要がある方については、十分に注意しながら往来をしていただきたいと思います。特に、医療、福祉、教育関係の皆さんにあっては、ご本人はもとより、ご家族あるいは友人の動向にも十分注意の上、ご自分の周辺において感染の可能性を十分考えた上で、そういう行動について注意を払っていただきたいと思います。
 また、お帰りになってからは体調に十分に注意しながら、万が一、少しでも体調に異常があった場合は、帰国者・接触者相談センターに速やかにご相談していただきたいと思います。
 また、出かけた際には、マスクの着用、手洗い、また、いわゆる夜の繁華街といったような接待を伴う飲食店、3密となりますような会食の場について、十分に注意していただきますようお願いいたします。
 また、事業者の皆様に対して、全国的に感染が拡大しておりますので、各業界団体が策定いたしております感染拡大予防ガイドラインの実践について、改めて徹底するようにお願いいたします。
 県では、施設やイベント会場の利用者にクラスターが発生した場合などにLINEでお知らせする「秋田県版新型コロナ安心システム」の運用を10日から開始しております。是非これをご利用願いたいと思います。また、国の「COCOA」についても、外に出る場合には、十分に活用してほしいと思います。
 本県は高齢者が大変多いです。万が一高齢者に感染した場合は、非常に命の危険もございますので、お一人お一人の行動は、ご自身のみならず、ご家族あるいは地域社会に様々な面で影響があるということをご理解の上、慎重な行動をお願いしたいと思います。
 先般も土曜日に新聞広告を出しましたが、今後、テレビ等についてもこの注意事項について放映いたしますので、是非ご覧願いたいと思います。
 以上です。


 

(幹事社)
 では引き続き、幹事社からGo To トラベルについて伺います。
 昨日の知事会でも、機動的な見直しということで提言をまとめられたかと思うんですけれども、改めて、このGo To トラベルについてと、また、今後のあり方についての知事の考えを教えてください。

(知 事)
 昨日の段階では、Go To トラベルそのものを頭から否定するという話は余りありません。うちの方も、Go To トラベルそのものは県として、これを否定するものではありません。今回の補正予算にも、Go To トラベルの効果をより大きくするための様々な費用を盛って(計上して)おります。要するにタイミングの問題です。あとは、西村(経済再生担当)大臣から東京以外についても慎重に検討するという話が今出てます。また8月1日からの大型イベントの緩和について慎重に検討するということで、今回のGo To トラベルの一番の問題は、このGo To トラベル自身は、旅行関係、あるいは飲食業、関連する産業の救済といいますか、そういうことで意義があるものとは思いますが、様々な面でしっかり制度設計、時間が非常に少なかったということはありますが、リスクを伴う事業については、様々な面からそのリスクについて、万が一の場合、あるいは様々な状況に応じてどういう対応をするか、しっかり検討、あるいはそういう措置を準備した上で本当はやってもらいたかったと。というのは、例えば大勢の観光客が地方に来て、万が一クラスターが発生する。地方において、そのときに、全部県で責任をもってやれと言われては、地方の医療体制には限界がありますので、例えば、ある地域において、Go To トラベルに関連するような大量の感染者が出た場合については、国がその入院あるいは治療、こういうものについて、隣県の入院者が多くないところと協力するように調整するとか、様々な場合について、しっかり国がやるもんです。そういう点をしっかり確認しておくと。あるいは、今、ちょうど(Go To トラベル事業は東京を除外すると)テレビで(言っているが)分かりにくいと。様々な制約がありまして分かりにくいんですよ。で、そもそも旅行というのは、楽しみです。制約がたくさんあって分かりにくくて、また、せっかく楽しんだ後にそれはだめだということで対象にならなかったり、様々な業界についてもトラブルが起きるような、そういう基準あるいは運用の仕方が全く今決まってないわけです。で、これが明後日から、始まるという。そうしますと、これを活用する国民も、あるいは旅行業者も、あるいはその受けるホテルなど宿泊業者の方々についても、いろんな面で不安がある、あるいは、よく分からない点でそういうトラブルがあったときにどうするかと。そういうことで、しっかりそこら辺を詰めてかかればよかったと思いますが、ほとんど詰まってないと。で、今は、最初にキャンセル料は国が負担しないというけども、急にキャンセル料を負担するという方向で国が検討に入ると。ころころ変わるんですよ。ですから、まずGo To トラベルありきで、これをやった場合の影響、あるいは東京を外す場合について、どういう措置が必要かについて、何も検討してなかったという状況であろうと思います。ですから、逆に旅行する人も、何となく、積極的にこれに参加するよっていう気持ちが起きないんじゃないかと。やってみなきゃ分かりませんが。そういうことで、我々としては、たくさんGo To キャンペーンで帰省いただきたいのは山々ですが、やはり感染の拡大というのは、本県のような感染者が少ないところは、数件の感染があっても非常に地域が混乱します。そういうことで、まずは我々は今、県内(旅行)のキャンペーンをやってますんで、外からの感染を防ぐということを第一にして今考えております。国においては、なるべく早く、その基準、高齢者はだめだといって何歳からだといいかというのも旅行者は困ると思うんです。
 そんなことで、昨日も知事会でかなりいろんな話があったんですが、誰もこれを否定してるわけでないですよ。要するに、検討と、様々な状況の把握、あるいは、何があったら何をするという準備が非常に少ない状況でこうなったということについては、やっぱり我々としては非常に不安があるということです。

(幹事社)
 分かりました。すいません、もう一点。先ほど県民に向けて、感染状況の少ない近場への旅行を検討してほしいということだったんですけれども、大体、東北ですとか、どのあたりを想定されてるんでしょうか。

(知 事)
 九州の方は豪雨で(難しい)。別に東京を経由しなくても、あるいは東京の乗り継ぎで行けますから、近場だけではないです。中国地方とか四国でも、ほとんど(感染者が)出てないところがあります。そういうことで、別に隣県だけでなく、名古屋、8月から航空関係もほとんど運航が復活して、大体どこにも行けますんで、そういう点で、都道府県を選んで遠くに行ってもいいわけですから、ええ。


(幹事社)
 ありがとうございます。
 関連で各社さんありましたらお願いします。

(記 者)
 先ほど知事が、Go To キャンペーンが始まった場合、受け入れる側もかなり不安があるとおっしゃいました。それを解消するためにも、県としてPCRの検査体制を拡充する必要はあるかと思うのですけれども、今後のその拡充をするか、しないかなど見通しを教えていただければと思います。

(知 事)
 今、約100(件)ちょっとですが、大学病院もやりますんで、全部で200(件)ぐらい。で、あと秋頃になれば、県南・県北についてもそういう(検査をすることができる)状況になりますんで、300(件)程度。あるいはフルに自動のやつを活用しますと、300(件)から400(件)。そこまで行くかどうか分かりません。いずれ300(件)というを基準にしています。

(記 者)
 ありがとうございます。鹿児島県では、一つクラスターが発生して、その店で100人以上の感染者が確認されておりますけれども、秋田でもそういったクラスターが発生した場合、その300件の体制では足りない場合もあるかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

(知 事)
 山形と宮城は緊急のときに応援ということですが、これは、今すぐにやっても機械がすぐに手に入るわけでないですから。あと、クラスターの発生する施設、うちの方は遊興施設でそういうのはないんですよ。で、(クラスターが発生する可能性が)あるのは病院、あとは福祉施設。これは最大限注意しています。鹿児島は遊興施設、(秋田には)これがないですから、鹿児島のような場合にはならないと思います。で、病床、あるいはPCRの検査、あるいは重症者の受け入れ、あるいはECMOとかああいう機器については、今回の補正にもあげてますんで、最大限急ぎながら増やすようにしてます。


(記 者)
 再度の緊急事態宣言の発令について、知事の考えをお聞かせ願えますか。

(知 事)
 いろんな学者によっても、緊急事態宣言が必要ないという意見、あるいは東京だとか、感染拡大地域だけに出せばという。私自身は、もし出すとしても、休業補償の問題がありますから、そう簡単ではないと思います。だから、全国一律に出すというのは、今そういう状況ではないのかなと。東京でも一部ですから。あるいは、東京のように広いと、秋田で言えば市町村ごとのような状況ですんで、まずその一番危ない業種に、今、風俗営業法あるいは食品衛生法の関係で一定の制約をかけるという動きがありますんで、今の法律を最大限駆使して、そういうところについてしっかりチェックをするということが必要かなと。やみくもに緊急事態宣言を出すというのは、全部が委縮しますんで、例えば旅行関係以外の一般の製造業は、ウエイトも高いし、雇用効果も高いし、また地域に対する経済効果は高いです。ですから、これは何とか止めるわけにいきません。そういうことで、今のところ、もし出すとしたら、東京とか東京の一部とかという扱いがいいんじゃないかと思います。

(記 者)
 あともう一点。今月8日の対策会議の方で、今後東京の感染状況によっては、注意喚起よりも高い自粛要請への移行もあり得るというご発言がありましたけれども、現時点ではそういう状況にはないということでしょうか。

(知 事)
 自粛要請の前の強いお願いです。強い強い注意喚起です。自粛となりますと、いわゆる仕事の方も関係があります。お仕事の方は、今のところ、検査が毎日何件かありますが、東京との往復で相当企業の方も注意してます。観光よりも企業の方が非常に神経質になって注意してますんで、特に誘致企業なんかは相当厳しくチェックしてます。地元企業も含めて営業活動を止めるようなことは、非常に影響がありますんで、自粛ということは、相当な状況にならないと。今のところは想定はしてません。

(記 者)
 「相当な状況にならないと」ということですけれども、何か具体的な基準とかっていうのはありますか。

(知 事)
 今、医師会あるいは関係者と、7月中にフェーズ1からフェーズ5といった目安を作ることにしてます。ですから、それによって、県内の医療体系、あるいは検査体系、あるいは受け入れを全部勘案の上、これがオーバーフローを起こす状況になれば、そこまでいく。で、今基準を7月末までに作ることで、医師会等と協議してます。


(記 者)
 今のご発言のフェーズ1からフェーズ5までの基準を作るということで、で、これも県独自のそうした警戒の段階を設けるということになるかと思うんですが、どういったその指標とかを、この段階を引き上げていくっていうときに参考にするお考えでしょうか。

(知 事)
 市中感染と、あとは県外感染といったものの数字をある程度区分して、それによって入院者が大体どのくらいか、ベッドがどのくらいか、あとは最大の療養者数は分かりますんで、県内の市中感染と県外からの経路の分かる感染の2つを組み合わせた数字で判断すると。

(記 者)
 分かりました。で、それの作成に当たって関わられているのは、県の医師会とか、他にもそういった何か、どういった分野の方とかっていうのはいらっしゃいますか。

(知 事)
 医師会の様々な分野の先生です。

(記 者)
 そういった医学的な見地を参考にしながら作っていくと。

(知 事)
 うんうん。

(記 者)
 で、7月末までには作ると。

(知 事)
 うん。今月末を一応の目安で。治療体制がとれるかどうかですから。あと、病院のお医者さん関係や病院関係の意見が一番重要ですから。


(記 者)
 分かりました。あと、今日の冒頭のご発言の位置づけが、より強い注意喚起であるとお話があったかと思うんですが、そうした県民への呼びかけを踏まえて、知事としての首都圏等へ公務とかでの外出、県外の外出っていうことについては、今のところどうお考えになってますか。

(知 事)
 今のところ、国への要望については、行かないです。で、今ほとんど行ってません。東京事務所を通じて。東京事務所は、逆にこっちに来られない。テレワークでできますからね。で、各省庁も来ないでくれと。そういうことですから、今のところ、少なくともお盆前に出張ということはないと思います。


(記 者)
 分かりました。もう一点だけ、ちょっと話題が変わりますが、今日、堀井副知事が急性肺炎で入院されたという発表がありました。で、PCR検査は陰性だったということですけれども、ちょっとこの件について知事としての受け止めとか、あと県政への影響についてどう考えるか教えてください。

(知 事)
 突然のことで、どういうことか。私もBCPの関係であまり堀井さんと二人で同じ席に座らないようにしていますので。で、少し疲れたのかなと。で、ちょっと風邪をこじらせて、それから少し咳が出て、そういうことかなと思います。十分に精密検査をして、その結果ですから、今のところ、議会がありますが、そう大きな動きはありませんので、川原副知事と私の二人でいきます。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。


(記 者)
 私の質問もちょっと話題が変わってしまうんですが、サッカーのブラウブリッツ秋田が開幕5連勝をしていることについて、2点伺いたいと思います。
 まず1点目が、このブラウブリッツの好調振りについて、知事はどのように受け止めていらっしゃるのかというのがまず1点目で、2点目が、以前知事の方が、新型コロナで予算をたくさん使わなきゃいけない以上、ブラウブリッツの新スタジアムの優先順位が落ちるって発言されてましたけれども、今回のチームの好調振りを受けて、何かそのスタジアム建設の機運というのがこれから高まることも予想されると思うんですが、そのお考えに何かお変わりはないかということを伺いたいです。

(知 事)
 まずチームの昨年の状況が余り良くなかった。で、発奮して、このように勝って5連勝か、非常にこれはいいことです。で、チームも頑張ってますんで、これは素直に評価したいと思います。ただ、スタジアム建設は中長期なスパンのものですので、この5連勝がすぐそういうふうになるかどうか。県民の理解が勝てば勝つほど進みますから、勝って強くなると。そうしますと、県民世論が大きくなりますから。ただ、コロナの関係がありますんで、チームの経営も大変ですから、コロナの終息の前にこのスタジアムの建設の件は、まず簡単には出てこないと。やっぱり強くなることと終息、これが前に進む条件かなと。

(記 者)
 もしこのコロナがもう少し状況が続いたとして、その中でブラウブリッツがJ2昇格っていう大きな局面を果たしたとしても、なかなかそこの議論は進むのは難しいということですか。

(記 者)
 これは、ほとんどの他の県もそうです。全部止めてますから。全部延期になってます、スタジアム建設。ほぼ財源がないですから。財源がないとこに、民間も弱ってますから、県もほとんど(歳入が)集まらないんです。非常に気の毒だけども、こういうことはあり得るんです。だから、まずはめげずに頑張ってほしいと。これがいずれ将来に結びつきますから。

(記 者)
 ありがとうございます。


(幹事社)
 すいません、お時間ですので最後一問でお願いします。

(記 者)
 話が変わってしまいますが、宮城県の海づくり大会が、ちょっと今年度見送りということで、秋田県から送られた御放流台がまた出番がなくなってしまったわけでなんですが、それの受け止めを一言お願いします。

(知 事)
 私もあれを活用できるということで大変喜んでましたが、延期ということで残念です。ただ、何とかコロナが終息して、来年あれをうまく活用して盛大に開催できますように祈っております。宮城の知事さんも残念だったろうな。立派なやつですから、2年、3年で腐りませんから大丈夫です。


(幹事社)
 よろしいでしょうか。

(記 者)
 すいません、前に戻るんですが、フェーズのところのお話なんですが、様々その市中感染の数であるとか県外感染っていうお話がありましたけども、これは全て今現在秋田県では発生してなく、患者の方もいらっしゃらないわけですが、これは発生し始めたときに、どこまで行ったら県として警戒を強めるかという意味で数字を設定されるということでしょうか。

(知 事)
 はい、そうです。
 今はゼロですから。ゼロ、ゼロですから。


(幹事社)
 ではよろしいでしょうか。ありがとうございました。

(知 事)
 はい。