ハタハタ

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秋田県における特徴

民謡「秋田音頭」にもうたわれ、「ハタハタなしでは正月を迎えられない」と言われるほど、県民生活に深く根差した魚。厳しい冬を迎える11月下旬から12月にかけて産卵のため大群で押し寄せる秋田の「季節ハタハタ」は、魚体が大型なのが特徴。ハタハタの魚卵「ブリコ」を味わえる12月と、産卵に向けて栄養を蓄えている10〜11月の2つの旬がある。火がすぐに通ることから「馬の息がかかれば食べられる」と言われる。

○旬  10月~12月
○漁期 10月~翌6月
○主な漁法 定置網、底びき網、さし網

オススメの食べ方

伝統魚醤「しょっつる(塩魚汁)」を使った鍋料理「しょっつる鍋」や、頭と背骨以外は全て食べられる「塩焼き」、麹に漬け込んだものを焼いて食べる「三五八(さごはち)漬け」など。また、古くから親しまれてきた「ハタハタ寿司」(飯寿し)は、秋田の食文化を語る上で欠かせない。

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    しょっつる鍋
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    塩焼き
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    ハタハタ寿司