ヒアリに刺された場合の留意事項について
2019年10月21日 | コンテンツ番号 45470
国内でのヒアリの確認事例が相次いで報告されていますので、万が一ヒアリに刺された場合の留意事項について、お知らせします。
ヒアリに刺された場合の留意事項について
ヒアリは、極めて攻撃性が強いとされており、刺された際には、アルカロイド毒により、熱感を伴う非常に激しい痛みを覚え、水泡状に腫れ、その後、膿が出ます。
さらに、毒に含まれる成分に対してアレルギー反応を引き起こす例があり、局所的、または全身にかゆみを伴う発疹(じんましん)が出現する場合があります。欧米においては、アナフィラキシー症例も報告されています。
ヒアリの毒には、アルカロイド毒であるゾレノプシン(2-メチル-6-アルキルビペリディン)のほか、ハチ毒との共通成分であるホスホリパーゼやヒアルロニダーゼなどが含まれています。そのため、ヒアリに刺された経験がなくても、ハチ毒アレルギーを持つ方は特に注意が必要です。
ヒアリに刺された方がアナフィラキシー症状を引き起こした場合、アドレナリンを注射するなどの適切な救急処置をとる必要があります。
一般の方へ
〈対処方法〉
【刺された直後】
20~30分程度は安静にし、体調の変化がないか注意してください。
【容体が急変した場合】
体質によっては、重度の症状となる場合があります。容体が急変したときは救急車を要請するなど、すぐに医療機関を受診してください。 その際、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を伝え、すぐに治療してもらってください。
■ヒアリに刺された場合の留意事項について(一般の方へ)(厚生労働省作成) [164KB]
医療機関の方へ
■ヒアリに刺された場合の留意事項について(厚生労働省事務連絡) [74KB]
ヒアリについて
ヒアリについては、次のページや環境省の資料もご参照ください。