平成31年1月15日知事記者会見

2019年01月17日 | コンテンツ番号 39031

●知事発表
  な し

●幹事社質問
 (1)平成31年度当初予算について 

●その他質問
 (1)イージス・アショアについて
 (2)新スタジアムの整備について
 (3)洋上風力発電について
 (4)マグロの産地表示に関する疑義案件について
 (5)東北新幹線の高速化について


(幹事社)
 今月幹事社です。よろしくお願いします。知事からの発表事項がないということなので、幹事社質問にいきます。
 現在、(来年度)当初予算の編成中かと思いますけれども、現在の進捗状況とこうした特徴を出したいというところがあれば教えてください。

(知 事)
 各部の個別の予算査定は明後日からです。今日の午前中から、財源の部分で、歳入の面でどのようになるのかということについて説明を受けています。今日、明日は、その全体的なスキーム、あるいは財源の調達、重点事項の絞り込み、こうした全体的な予算を財政課と協議をしながら、個別の査定は明後日からいたします。
 今の時点で、国の2次補正がかなり予定されていますので、まだ最終的な予算規模については、なかなかコンクリートできないという状況です。
 ただ、今精査をしている段階では、県税収入は、今年度よりも若干増えると。これは企業の業績等々が大分いいようですので、その分増えます。地方交付税が、やはり人口減少分について、非常に我々のところは面積(県土)が広いですけれども、算定基準が人口にかなり左右されますので、人口減少分について減収ということで、これは歳入の県税収入のプラスと交付税のマイナスを合算しますと、やはりトータルではマイナスになります。そういうことで、これが最終的にどのぐらいの財源不足になるかと。やはり昨年と同じぐらいの、百数十億の財源不足という状況かなと思います。
 そこで基金の取り崩しになりますが、地域活性化基金はほとんど取り崩しておりますので、財政調整基金と減債基金、これは300億円を割っていますので、年度末に一定の不用額や未執行の分について積み戻しをしながら、これによりある程度まで増えますけれども、それからどのぐらい活用できるかという、やはり一定の、300億円が目標ですけれども、300億円に至らなくても一定の額を常時確保しておくということが非常に必要ですので、そこら辺で、全体の予算スキームを組むということになります。
 ただ、今年度当初予算の5,800億円、これよりもやはりある程度減らさざるを得ないと思います。自動的に減る部分はありますから。人件費等は職員や教員の減で自動的に減りますし、色々な面で、まあ社会保障関係はある程度増えますけれども、今のところその人口減少になりますと特に高齢化部分がそう極端に伸びませんので、そういうことで、その中でやはりTPP11の状況で、メガ団地等の農業関係の振興、あるいはクルーズ船の誘致、また台湾チャーター便、定期チャーター、あれも結構競争の中でやってますので、こうした国際便を維持するために、さらに、将来の定期便に格上げなるように、相当県も色々な面で、施策が必要ですので、そういうものについて重点的に取り組むということです。

 また、AIやIoTなどのテクノロジー、これを、事務効率あるいは仕事の効率を高めるために多く導入するという。
 また、新しい課題で外国人材の活用、これについてどういうふうに、今は予算ははかかりませんけれども、そういったことについて全ての部局に関係がありますので、どういう体制をとるかということが大きな課題でございます。
 また、特に根本的な政策である人口減少問題については、教育の無償化は32年とかですけれども、幼児教育の問題がもう10月から出てきます。
また、特に移住関係、これは一定の伸びが必要でありますので、移住関係については、さらに深堀をし、市町村と連携しながら積極的に取り組むということで、特化というか重点的にさらに幾つかの新規事業を今、担当部局を含めて考えているという状況です。
 また、前から言っておりますが、やはり若者のチャレンジ。これ、私がその言いだしっぺですけれども、かなり部局間で相当頭を悩ましています。というのは、今までも色々な事業があったわけですが、これ担当部局はバラバラです。各部局それぞれ色々な事業あります。ただ、これを横断的にやるとすれば、色々な国庫補助の関係、あるいは部局が今までのスキームをどういうふうにトータル的に横の連携をとって、これを余りセクショナリズムに陥らないで、しかも自由度を高めるとなりますと、個別の今までやっていた事業に新規のものを加えるときに、どういうスキームを組むかということは非常に難しいということで、これは相当議論が必要だと思います。方向性はいいんです。皆さん各担当部局も理解していますが、やはり今までの仕事の進め方、これもございますので、国の場合は、各省庁のものを全部内閣府に一本化して、あそこで全部やってるという。
 ただ、内閣府に一本化したときに、なかなかその個別の各省庁の、どちらかというと現場のことについては少し疎遠になりますので、そういうときに色々な弊害が出ますので、やはりどこかにまとめたとしても、やはり現場の意見を尊重するとなると、関係部局が十分にこうリンクするというような仕組み、なかなか県庁の場合はやはり最後になれば縦割りなんです。これを横で連携しながら仕事をするということは余り慣れておりませんので、今回この試金石になりますので、これは十分に査定の段階で大いに、私一存で決めるものでございませんし、現場の意見を十分に聞きながらいい制度にしたいということで、ここら辺は非常に悩ましいところです。
そういうことでありますが、やはり政府の補正予算で大分国土強靭化、災害対策、これが約100億円程度要望してますので、これが入りますと、公共事業の方はやはり  一定の積み残し、あるいは今の人材不足もありますので、重点的に取り組むことができるのかなと思ってます。
以上です。

(幹事社)
 はい、ありがとうございました。
 この件に関して何か質問ある社はありますか。

 


(記 者)
 秋田市の方だと何かイージス・アショア関連で独自に調査をするみたいな話しもこの間ちょっと出てたのですけれども、県の方で何かイージス・アショア関連で予算に関連したものを考えておりますでしょうか。

(知 事)
 今のところございません。市の方も、今すぐそういうことをやるかどうかという、まだあのレーダーなんかできていませんから。ですから、いずれそういうものができればそれを検討するという、実地の調査の検証とか出ますけれども、まだ開発途上ですので、(秋田)市長とも打ち合わせしてますが、いずれ、すぐ今からやるということでは、仮にそういうことができれば、そういうことが必要であろうということで、まだ進捗状況は分かりませんので、それは十分に我々は注視をしながら、防衛省の動きを見ながら必要な措置をとるということです。ええ。

(幹事社)
 ほかに予算関係、何かありますか。


(記 者)
 ブラウブリッツの新スタジアムの関連ですが、3つの候補地の建設費の目安等が出されましたが、来年度以降、そのブラウブリッツ新スタジアムの関係で、例えば新たな協議会の設立のための経費など県として予算に何か盛り込む予定がございましたら教えていただけますか。

(知 事)
 いずれ今日午後2時からまた会議がありますので、その結果、どういうふうになるのか。また、幾つかのプランニング、あれをどう見るか。やはりブラウブリッツの専用ではないですけれども、あのブラウブリッツ側の意向が非常に重要ですから、ただ、今のところ、あの3つ(の候補地)が非常に課題はあるということですので、あの中で一つを選ぶということになるのかどうか。ただ、分かったのは、いずれにしてもあの100億円前後かかるということは分かりましたので、どの場所に造っても本体と一定の周辺整備で100億円程度という、その額はある程度その基本になると思うんです。ですから、これからどういう流れをとるのか。
 これはやはり(秋田)市、あるいは関係団体、そしてそこと、この協議の結果どのようにするのか。ただ、やはり(秋田)市長さんも言っているように、J2への昇格がないと例(toto助成)の資金もありませんので、それと、それ見合いのような感じになっちゃうんだな、うん。
 ただ、我々はJ2に昇格してほしいし、あの議論をここで停止するということはないと思います。いずれにしてもあの(候補地の)3つの案、それぞれ課題がありますから、あれはあれで課題を解決する方向があるのかどうか、それも見極めながら、どうしてもあの課題がクリアできないとするとまた別というそういうこともありますので、いずれ議論は続けていくという。ただ、あの、一定の議論だけではお金はかかりませんから、コンサルとかね要りませんから、そういう大きな予算になるのかどうか、それはこれからですね。

(幹事社)
 ほかにこの件では。


(記 者)
 先程のイージスの予算の関係で確認なんですけれども、知事としても専門家委員会というのは必要だというふうに考えているのでしょうか。

(知 事)
 うん。

(記 者)
 県としても専門家委員会というのは必要だというふうに考えておられるのかということと、そういう進捗段階になれば市と一緒になってやっていくという、予算を組んでいくということでしょうか。

(知 事)
 予算とか、専門家はいないですよ。あれオペレーションは関係ありますから。まだ、SSRが開発途上ですし、例のレーダーのスペックとオペレーション、これもはっきりしないことには議論の余地ないんですよ。ですから、そこら辺の情報が防衛省から出るか出ないか。一般論の電子工学で、電磁力学で論じても意味ないですよ。
 だからいずれ、実機があって、実機テストをやったそういうデータが出てくれば、これはやはりそのデータで色々な評価はできますので、今すぐそういうことはまだないかなと思います。いずれ、防衛省の動きによって我々が検証できるものがあれば、そういう対応もとるということです。

(記 者)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 はい。

(記 者)

 今の発言について、イージス・アショアですけれども、現時点で秋田市が予算を組んで専門家委員会を設置して独自に検証するというのは、時期尚早ではないかというお考えでしょうか。

(知 事)
 うん。(秋田)市長からは、今すぐやるとは聞いてません。すぐそういう委員会をつくるとか、そういう意味で言ったのではないという。必要があるという、あればその時点でというふうに私は捉えています。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(知 事)
 SSR、あれは非常に気にしているんですよ。サイドローブの方式をなぜ選んだか。SPY-6。スパイシックスでなくて、SSR。あれ、サイドローブ出ないんです、ほとんど。最もサイドローブが少ない機種です。ですから、そういう点もあるから、今までの今SPY-6とSPY-1でやっても意味ないですよ。
ですから日米共同開発、あの装置も、技術のあれでないかな。ただ、装置も非常にいいのを使いますから、いずれあのサイドローブがあるということは、非常に電波の効率も悪いんです。
 相当、正確に捕捉をするとなれば、やはりメインローブを相当、照射の、何ていうかな、タイトに。
ですからあの、今一番多分そういう地上に配備するということで、防衛省もそれは多分サイドローブの一番少ない開発するという方向になってるかなと、そういうふうにもまあ、まあ推察されますね。

(幹事社)
 はい、あとこのほか何でも各社。


(記 者)
 洋上風力発電についてお伺いします。先ほど予算のときも国の動きとの関連という話がありましたが、国の方で促進区域の指定というのが間近に迫って、秋田は有力なんていう報道もあります。予算どうのこうのというのはなかなか具体的には難しいと思うのですが、知事として洋上風力、今年はどういうふうに取り組まれるかとか方針があれば教えてください。

(知 事)
 例えば今、既にある一定程度頑張っている企業、そういうところは外さないでくれと。国が促進地域をつくって、最終的にその洋上の利用権、これは国が企業に認めるという、そのときに、今まで県とうまくやっているところ、そういうところは一生懸命やっていますから、それが突然全く別の企業に来られると困りますので、そういう点は今まで実績のあるそういう企業について、県とも地域とも非常によくやっているという企業については、新たに国が制度をつくっても十分な配慮をしてくださいということは大臣に言っています。ですから、いずれ県としては、あの洋上風力、環境の影響について十分配慮をしながら進めるという立場には変わりございません。予算的には、これ我々余り関係ないですから。

(幹事社)
 ほか、各社さん何か。


(記 者)
 ブラウブリッツの新スタジアムの関係ですけれども、率直に言って、知事、この間の調査結果の中で100億円前後の整備費用についてはどうお感じになられたかを、まず教えていただいてもよろしいでしょうか。

(知 事)
 観客席に屋根がつくという、それから、J2のスペックでは、あのくらいがちょうどかなと思います。本体で七十数億円、周辺整備で20億円程度。そこら辺が相場かなと。ただ、あれが民間活力で、色々な附属施設を造ると、これはまた上がるんです。
 それから、透明なドーム。あれはドーム費用だけでない。あれやると芝が枯れるんです。ですから、スプリンクラー、あるいは冷房設備がが必要となって、これが馬鹿高くなる。それから、機械式。これは、札幌の日ハムドーム、600億円でしょ。札幌であれが600億円ですよ。ですから、機械式の開閉式は、まず無理ですよ。だから、あの幕でも、あれ40億円、幕代だけ。メンテナンスの冷房、暖房、冷房ですね、あれは莫大ですよ。ですから、我々そこまでの営業収入、黙っても、今の100億円でも相当赤字ですからそれをどうするか。
 これはちょっと議論になります。ですから、まず、いずれやるとしても、身の丈に合ったものと。ただ、実際今度は、ちょっと先走って言うと、あの3カ所がだめだと。そうすると郊外でしょ。ただ、絶対的にブラウブリッツが市街地といっても、無いですよ、物理的に。そうしますと、郊外だと今度は用地費、それから周辺の道路、そういうことが場所によって違いますから、また相当な経費がかかります。巷では色々な話が出ていますけれども、いずれ、先ほど言ったとおり議論は3つ(の候補地)を含めて幅広く、中断することなく続けます。その中で、また色々な意見を言う人がいますから、そういう新たな意見も含めて、何とか議論を続けながら、その間にJ2に昇格してもらえれば、これはまた一気に熱意が盛り上がりますので、そうしますと解決のスピードも早くなるのかなと思います。

(記 者)
 1点だけ。私、去年の夏に来て、この話題途中から参加なので微妙なところですけれども、全ての3候補地ともやはり収益は赤字というスタジアムになるというふうに結果は出てるんですけども、それでもやはり整備するべきだと知事自身は思ってらっしゃいますか。

(知 事)
 例えば陸上競技場、球場、全部赤字ですよ。ですから、東京のように大企業が、例えば後楽園ドーム、あれ使うとすごく高いです。秋田で、あの値段では誰も使えない。ですから、公共スポーツ施設、そこです。公共のスポーツ施設、そういう考え方で造らないと、とても、多分全国で大都市以外に黒字というのはないと思うんです。ですからそこが県民の理解が、市民の理解が得られるかどうか、そこですね。
まあいずれ、ペイすれば民間がやりますよ。ただ、それを全部行政が丸抱えするかどうか。やはりチーム、あるいは経済界、こういうところの協力・努力、その中でやるとなれば県民の理解も深まってくるという、全部丸抱えで行政にとなると、なかなか県民理解、あるいは議会の方もそう簡単ではないです。そこの、チームの考え方、あるいは県民、経済界、そういうところがどのように考えるのかですね。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございました。

 


(記 者)
 1点お伺いします。先日、横手水産で産地偽造が発覚しましたが、知事のお考えと、これからの県としての対応はどのようにされるのかということを伺えればと思います。よろしくお願いします。

(知 事)
 ああいう偽装というんですか、全国ニュースでも、流れて、私も非常にイメージ、そこなんです。それと、一般のスーパーで、どこのスーパーか分かりませんけれども、私もマグロが好きで、スーパーでよく買うんですけれど、何となくがっかりしましたね。
いずれ、消費者関係の業務ですので、生活環境部の方でどのような措置をとるのか、今検討中です。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。


(記 者)
 お話外れますけど、3連休のときにニュースで全国紙とか取り上げてましたけれど、東北新幹線の盛岡~新青森間で高速化して時間を短くするという話が出ておりました。知事が、挨拶とかでおっしゃってた30分を縮めてという秋田新幹線の高速とは直接的には関係ないと思うんですが、JRとしてああいった知事の考える方針に近いような前向きな姿勢があったニュースですので、どうお感じになられたかなと思いまして。

(知 事)
 整備新幹線と秋田新幹線が違いますが、あのようにどんどん速くなれば、こっちがやはり不利、秋田の方が不利な、非常にマイナスのイメージが強くなります。ですから、こちらの方の整備、トンネルの件で整備をどうするか、これ放っておくとだんだん、秋田の方に行くより、北海道の方が速いとなると、これは非常に、秋田が遠いというイメージが出ますので、あの記事を見て、やはり秋田新幹線の方も力を入れて整備を進めなければならないという意識を強くしています。

(幹事社)
 そろそろ時間ということですけれども、あとは大丈夫ですか。
 ええ、じゃあ以上で終わります。

(知 事)
 はい。

(幹事社)
 ありがとうございました。