平成29年中は46件の遭難事故が発生し、51人の遭難者のうち、7人の方が亡くなっています。

 その特徴をまとめてみますと
 〇 山菜採りの事故が多い(山菜採り32件)
 〇 高齢者(65歳以上)が全体の67パーセントを占めている

などが挙げられます。

 「慣れているし、自分は大丈夫」と思わずに、山に入る前にもう一度注意点を確認しましょう。

 〇 山には1人で入らないようにしましょう。複数で入れば、ケガや遭   
  難した時に助け合うことができます。

 〇 出かける前に、必ず家族に「行き先」や「帰宅時間」を伝えましょ   
  う。

 〇 山に入ったら仲間同士で声を掛け合いましょう。

 〇 天候や体調に合わせて、収穫よりも安全第一。辺りが暗くなるま
  で採ったり、急な崖に近寄らないようにしましょう。

 〇 万が一のために、食料や雨具を忘れずに持ち歩きましょう。ま
  た、救急隊やヘリコプターから発見されやすいように白いタオルな 
  どを携行しましょう。

【もし遭難してしまったら】
 むやみに動き回らず、見通しの良い場所で、体力を消耗しないよう落ち着いて救助を待ちましょう。(目立つ色の服装やタオル、携帯電話・警笛・車の発煙筒などが役に立つことがあります。)

【家族が遭難したと思ったら】
 ためらわず、すぐに最寄りの警察署か消防署に相談してください。