写真:八郎太郎プロジェクトの様子

平成20年9月27日、潟上市の潟船保存会が主催した「八郎太郎プロジェクト」に参加しました。あいにくの雨模様
でしたが、地元小学生と一緒になって八郎湖再生を願いながら湖岸植生にチャレンジしました。

八郎太郎プロジェクトは、八郎湖岸を植生することにより潟の原風景を復活させ、水質浄化機能を回復させることが
目的ですが、ただ植物を植えるだけではなく、子どもたちがそこに来て勉強したり遊んだりできる場所にすることが、
その先にあるのです。

植物を植えるだけじゃない
写真:説明を聞く子供たち

H18年度に植栽した場所は、既にアサザやヒシ、ヨシやマコモが根付いています。
子どもたちはスニーカーのまま水に入って、水草を手にとりながら説明を聞きました。
(説明しているのは、環八郎湖の環境学習をすすめる会の菅原さんと秋田地域振興局の職員)

水と親しむ
写真:水に入る子供たち

寒空も関係なく、雨具を着た子どもたちは水に脚をぬらす。
消破堤を作り、植栽した場所だからこそ、こんなことができるのです。
そんな子どもたちを立派な穂を付けたヨシが見守っています。

新たな希望
写真:作業後の様子

この日は、陸の部分にヨシ、水際にマコモ、水中にはアサザを植えました。
来年には、立派なヨシの茂みと水面いっぱいのアサザが見られるでしょう。

「八郎太郎プロジェクト」は、これまでの活動が評価され、平成20年度「第10回日本水大賞審査部特別賞」を受賞しています。

補足

八郎湖湖沼水質保全計画では、H24年度までにこうした湖岸植生を2.6km整備し、自然浄化機能の回復を図ることにしています。